
Amie Streetは、かつて、はまったスタートアップだ。一目惚れ、というやつ。出会いは2006年、音楽サイトのすばらしいニューモデルだ、と書いた。アーチストが曲をアップロードすると、それは最初は無料。ダウンロードが増えるたびに、1セント、5セントと値段が上がっていく。上限は1ドルだ。
曲の値段が曲の評価になる。つまり、高い曲はたくさんの人に共有されているわけだ。
だんだんアーチストの数も増えて、ダウンロード数が1000万回を超えたころ、同社はAmazonなどからベンチャーキャピタルを調達した。
そして今日(米国時間9/8)同社は、Amie Streetの全事業がAmazonに買収されたことを発表する。
Amie Street について、私は依然から合理的な楽曲販売モデルだと考えてきた。ユーザーのダウンロード需要の量に応じて一種のオークション方式で価格を変えていくというアイディアである(最高額でも98セント)。私は2006年に最初の記事を書いた。当時、ファウンダーたちはまだBrown大学の寮に住んでいた。2007年になるとAmazonが投資を行い、会社らしくなった。
Amie Streetはインディーレーベルに対しては大きな成功を収め、150万曲を掲載するまでに成長したたが、大手レコード・レーベルには無視されてきた。しかし今日(米国時間9/22)、最初の大手レーベルがAmieStreetとの提携に踏み切った。それはSonyだ。

Amie Streetは曲の人気に応じて価格が決まるというユニークなシステムでオンライン楽曲販売をしているが、このほどサイトのデザインを一新し、新しい音楽プレイヤーや強化された推薦機能なども加えてリニューアルされた。われわれは2006年に最初にこのサイトを発見して以来のファンだ。
インディー音楽シーンを中心にAmie Streetの人気が高まってきたにもかかわらず、このサイトのデザインは長らく、アマチュア風というかしょぼいものだった。機能的ではあっても、見た目に魅力的とはいいかねた。新しいサイトはずっとプロフェッショナルなルック&フィールになっている。新譜やオススメ曲が目立つように配置されているし、タブで次々に切り替えていけるし、全体的なデザインが直感的に操作しやすくなった。

今回新しくなって音楽プレイヤーはたいへんiTunes的だ。ユーザーはAmie Streetで購入した曲は、あらゆるコンピュータからこのプレイヤーを通じて無料でストリーミングで聞くことができる。ユーザーは他のユーザーのプレイヤーの音楽ライブラリーを覗いて自分の持っていない曲を試聴することもできる。(サイト側では将来は全曲のプレビューができるようにしたとしているが、これにはまだ時間がかかりそうだ)。
Amie Streetはまたサイトの要所要所に配置された推薦機能を使って、ユーザーが新しい曲を発見するプラットフォームとしての役割を果たすことを目指している。その他の新機能としては、自分が欲しい曲を公開するウィッシュリストと友達へのギフト機能がメインの通版機能に追加された。
共同ファウンダーのJoshua Boltuchは「サイトは着実に成長を続けており、現在楽曲のリストは100万曲以上になっている。曲を購入するユーザーの数はここ3ヶ月、毎月18%増加している」と説明している。リニューアルされたデザインでさらにサイトの魅力が増すだろう。今までのいささかアングラ的デザインにためらいを感じたユーザーも、新サイトなら抵抗なく利用するようになるだろう。

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(翻訳:Namekawa, U)

Webの上には‘新し物好き’がいっぱいいて、インディー系の音楽シーンを毎日毎晩ウォッチしている。次に流行りそうなものを、自分が世界で最初に見つけたいのだ。こういうトレンドセッターたちがお互いに情報を交換し合うコミュニティはたくさんあるが、でも彼らの努力と感性は物質的には報われない(わずかな優越感だけが生き甲斐)。Y Combinatorが出資しているPopcutsというミュージックストアサイトは、あとで流行った曲を最初に買った人に商品券をあげるという方式で、彼らに物質的な報酬を与えようとしている。Popcutsは今日(米国時間8月6日)、公開ベータを開始した。
アーチストがPopcutsのショップと契約すると、そのアーチストの曲から得られた収入の一部を積み立ててファンへの還付に当てる。しかも、買った時期が早かったファンほどたくさんもらえる。たとえば、My First Earthquakeというバンドが収入の30%をファンに還元すると決めたとしよう。最初に彼らの曲を買った人たち(たとえば最初の12人)は、自分たちに続いて25人の人がその曲を買ったら、購入金額=還付金額となり、つまりちゃらになる。そのあとその曲を買う人たちも還付の対象になるが、その時期はうんと最初の人たちよりは遅くなる(サイトは曲を買う人にその推定時期を教えてくれる)。

当面Popcutsは、レコード会社と契約していないインディーのアーチストの曲だけを売るが、でもCEOのKevin Limは、この新しい消費者還元方式が軌道に乗ったらレコード会社とも契約したいと言っている。
Popcutsのアイデアは魅力的だが、成功の鍵を握るのはアーチストたちの気前の良さだ。デフォルトの分配率では、収入の60%がバンドへ行く。これはそのほかのオンラインミュージックストアと変わらない率だ。しかしファンへの還元率30%は、わーっと人だかりができるほどの魅力的な率ではないかもしれない。そしてバンドは、自分たちの収入をもっと犠牲にしないと売れないかな?と思うかもしれない。でも、いずれにしてもこれは、音楽業界がたぶん今後注目する実験的ビジネスモデルであることは確か。
新しい価格付け方式を実験しているミュージックストアは、ほかにもいろいろある。いちばん有名なのはAmie Streetだ。このサイトは、曲を最初に買う人の価格は1セント、その後徐々に値段が上がっていく、という方式だ。そして、高くなった額の一部がPopcutsと同じく消費者還元に当てられる(具体的なやり方はやや違うが)。
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(翻訳:hiwa)

歌手の人気度で価格を決めるインディーズ系のミュージックストアのAmie StreetがWalkmenのニューアルバム「You & Me」を発売予定日の3週間前に発売した。アルバムの価格は$5、売り上げは全て同サイトが行っている”Download To Make a Difference”キャンペーンの一部としてスローン・ケタリング記念癌センターに寄付される事になっている。アルバムはこちらからダウンロード可能。
今回の先行発売は、The Orchardと Amie Streetのあいだで最近結ばれた
合意にもとずくものだ。 The Orchardは数多くの有名歌手の楽曲を含む1万曲以上の楽曲を保有するデジタル音楽配信企業だ。今回の発表を強調することによって、Amie Streetのような新手のインディーズ系のミュージックストアから音楽業界がどれだけ利益を得る事が出来るかがわかるだろう。さらに同社はこういったプロモーションのプログラムを行うにも適している−慈善事業の手助けをしてバンドの露出を増やしている。
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(翻訳:E.Kato)
娼婦といえば街の悪徳、闇社会を連想するもので、通常、スタートアップ企業が進んで関係を持ちたいと思うような存在ではない。が、インディー系オンライン音楽販売のAmie Streetは、コールガールが大好きなばかりか、感謝の祈りを捧げたい気分だろう。
3月にEliot Spitzerニューヨーク州知事が高級コールガールを買っていたというスキャンダルが世界中に知れ渡った。知事のお気に入りはAshley Alexandra Dupreだった。そのDupre嬢は商売の合間に歌手になりたいと夢みており、デビューの手段として選んだのがAmie Streetだった。彼女が出したシングルを曲は、同社のこれまでの売上記録を破っただけでなく、サイトに大量のトラフィックをもたらした。QuantcastおよびCompeteによると、 3月末までにAmie Streetのトラフィック数は3倍以上となった。(CrunchBaseでの同社のトラフィックのグラフはこちら)。
一時的急増の後で、トラフィックがどれだけ残ったか、まだデータはないが、今回の騒ぎがAmie StreetのPRに大いに役立ったことは確かである。
2007年1月のMichael ArringtonのAmie Streetについての記事はこちら。
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(翻訳:Namekawa, U)
エリオット・スピッツァー(Eliot Spitzer)が売春婦(おっと、「高級コールガール」)がお好みだった件は世界的なトップニュースになってしまったが、この騒ぎの副産物としてSkypeビデオが脚光を浴びることになった。
全国ネットのテレビとしては初の試みだが、月曜日、CNNはSkypeのビデオ・チャットをライブ・インタビューに活用した。 Reutersによると、CNNは Spitzerとハーバード・ロースクールで同級生だったJeffrey Toobin氏に対するインタビューをSkype経由でマウイ島から中継した。
Reutersの記事によると、Toobin氏は家族と共に滞在していたホテルのビジネスセンターからノートパソコンとウェブカムを借り出したのだという。インタビューはCNNのゴールデンアワーの政治番組で放映された。またToobin氏は「Anderson Cooper 360」でもSkypeビデオを通じて討論に参加した。
Skypeは長らくインスタントメッセージと音声通話では使われてきたが、比較的最近追加されたビデオ機能の利用はまだそれほど普及しているとはいえない。CNNがSkypeビデオを生番組のインタビューに使ったことは、他のビデオ通話やビデオ会議システムに対するSkypeの優位性を大いに印象付け、人気を高める役にたつかもしれない。
ちなみに、スピッツァーをおもてなししたコールガールはAmie Streetで曲を売っていることがわかった。なにやら意味深なタイトルに見えてしまうが、「Unspoken Words」というアルバムの「What We Want」という曲は89セントで購入できる。
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(翻訳:Namekawa, U)
Strayformはテキサスのスタートアップで、 SellaBandや最近資金調達を行なったAmie Streetのように、まだレコード・レーベルと契約していないアーティストの楽曲のプロモーションと販売を手がける。
SellaBandと同様アーティストは、サイトに登録して楽曲のサンプルをアップロードし、最終的に作りたい作品の企画を提案する。ファンはサンプルを聞き(DRMなし)、企画が気に入ったら好きな金額を寄付することを約束する。企画提案はそれぞれに異なる。たとえば、あるアーティストは、いちばん多額の寄付を約束したファンの名前を楽曲の中で使うと提案している。
このサービスはAmie StreetよりもSellaBandに似ているかもしれない。SellaBandでもアーティストは楽曲をアップロードして寄付を集める。寄付が5万ドルに達すると(これは数人のアーティストが達成している)、アーティストはレーベルと契約を結んでCDを制作してもらうことができる。これに対してAmie Streetではアーティストは楽曲を販売することだけができる。楽曲のダウンロードはまず無料からスタートし、ダウンロードの数が増えるにしたがって料金が高くなっていく。
Strayformはメディアにほとんど注目されていない。しかし、どういうわけか、Fox Newsで3分間紹介された。そのビデオはサイトのトップページに掲載されている。私はなかなかいいサービスだと思うが、サイトのデザインは改良の余地が大いにある。
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ソーシャル音楽マーケットのAmie StreetがシリーズAの資金調達ラウンドを完了した。リードしたのはAmazon.comで、新しいパートナーが加わり、サイトデザインもリニューアルされた。Amazonの投資額や条件は明らかにされていない。
われわれはAmie Streetのビジネスモデルの大ファンだ。この投資でAmazonもそうであることがわかった。Amie Streetでは楽曲は定額で販売されるのではなく、その曲への需要によって変化する。アーティストは曲(DRMなしで)をアップロードする。ユーザーは当初、無料でダウンロードできるが、ダウンロードの数が増えてくるにしたがって、料金が高くなっていく。といっても最高額でも1曲あたり99セントだ。価格が30セントあたりを超えるようだと、人気のある曲だとわかる。最初の5ドルはAmieStreetが取るが、その後はアーティストが収入の70%を得る。 SellABandもソーシャル音楽販売モデルを試みている。
ユーザーがある曲を推薦して、その曲がヒットするとAmie Streetでさらに別の曲を買えるクレジットがプレゼントされる。ヒットの度合いによって、さらにクレジットの額が増えるシステムだ。
今回加わった新しい提携レーベルは、RoyaltyShare、INgrooves、Daptone Records、United For Opportunity(UFO)だ。これらの新しいパートナーの参加でAmie Streetの楽曲のライブラリー は1000%(!)増加した。サイトデザインのリニューアルでは、ユーザー個人の音楽ホームページが設定できるようになり、友達の楽曲推薦情報をはじめ、お気に入りのバンドの新譜、ユーザーの過去の行動から推定されたオススメの楽曲などの情報が配信される。
Amie Streetの従業員は12人になり、ロングアイランドの家からロングアイランド市のオフィスに引越した。
Amazonが最近発表した新しい料金支払いシステム は、このサイトにとって間違いなく理想的なものとなるだろう。
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われわれが気に入っている新楽曲配信サービスのひとつAmie Street(SellABandもお気に入りなので)が本日(米国時間7/3)1周年を迎えた。Amie Streetのことは昨年ローンチ2週間後にこちらで初紹介している。
Amie Streetのビジネスモデルは死ぬほどシンプルだ。- サイトでダウンロードしてもらいたい楽曲のあるアーティストはこれをアップロードし、ユーザーが楽曲をダウンロードする。スターティングプライスは無料。 人気が出て曲のダウンロードが増えると、1曲$0.99まで値が上がる。30セントぐらいまでいけば、それは人気のある証拠。アーティストは最初の売上高が$5を超えると、売上げの70%がもらえる。
楽曲配信はDRMフリーのMP3フォーマット。ユーザーは楽曲を他の人たちに薦めることで、Amie Streetのクレジットを生み出すことができる。推奨できる楽曲は数本に限られているが、自分がプロモートする楽曲が順調に伸びれば自分のアカウントにクレジットが入り、それを使って他の曲が買える。
有名アーティストも本サービスを使い始めている。Barenaked Ladies、Master P、Romeo、Meat PuppetsはどこもAmie Streetのサイトで楽曲を配信しているが、これまでユーザー相手に計50万トラックを販売したそうだ。
この1周年を記念してAmie Streetでは今サイトにサインナップした先着5千名様にクレジット$2.50分と5曲分のレコメンデーションを無料で謹呈中。プロモーション専用コード「TechCrunch」を入力するだけでOKだ。因みにこの件からわれわれは報酬は一切受け取っていない。使ってみたい方は試しに是非。
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私は昨年の7月に音楽ダウンロードサービスのAmie Streetがローンチして以来紹介を続けてきた。Amie Streetのモデルは音楽業界の仕組みを根底から覆す可能性を秘めている。このシステムでは、バンドやレコードレーベルはDRMがかかっていないMP3フォーマットの楽曲をダウンロード用にサイトにアップする。どの曲も料金は当初無料から始まり、ユーザーによるダウンロード数が増えるに従って料金が上がっていくが、最高でも98セントだ。料金が高い曲は、定義からして、人気のある曲ということになる。私の経験では50セントを超えるような料金の曲の質はみな十分に高い。売り上げの70%はバンドやレーベルに行き、残りがAmie Streetの収入になる。
Amie Streetはこのほどレコードレーベルとの関係でも大きく一歩を踏み出して、Nettwerk Music Groupと提携した。 ここ数ヶ月のうちにこのレーベルの保有する全楽曲がAmie Streetで提供されることになる予定。最初にサイトで公開されたアーティストはBarenaked Ladiesで、アルバム「Barenaked Ladies Are Me」収録の全16曲が提供された。ここからダウンロードできる。
楽曲は最初のうちだけが無料で、その後は有料になり、次第に価格が上がっていく。しかし最高〔の98セント〕でも、ユーザーは質の高い音楽をDRMなしで手に入れることができる。他のレーベルもNettwerkに早く続いてもらいたいものだ。楽曲の価格は市場で決まり、DRMはナシ、というのが音楽の楽園だろう。
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Amie Streetは私の今のお気に入りスタートアップのひとつ。(私の考える)完全な音楽モデルを具現化しているから、というのも理由のひとつ。DRMフリーのMP3をマーケット主導の価格で販売している。
この会社のビジネスモデルはこれ以上ないほどにシンプルだ。アーティストは、ダウンロード用の音楽をサイトにアップロードする。ユーザーが曲をダウンロードする価格は初めは無料。ダウンロード数が増えて人気がでると、最高$0.99まで上がっていく。曲の値段が$0.30くらいになると、これは流行っているとわかる。アーティストは、売上げが$5を越えてからの分の70%を得る。
私たちはこのサービスのベータ版からローンチ時期までフォローしていた。最近まで、同社は集めた価格と人気のデータを何に使うということもなかった。しかし昨日(米国時間1/25)から、メンバーは(Diggや最近ローンチしたiJiggのように)曲に直接投票できるようになり、サイトには人気の曲を発表するエリアがローンチした。
さらにAmie Streetはアーティストが自分の曲のプロモーションをするためのツールも公開した。どんな曲にも使える埋め込み型プレーヤー(たとえばこのMySpaceページ)や、Amie
Streetの音楽を売る店を自分のウェブサイトに作るためのツールなどがある。
同社によると、現在シリーズAラウンド資金調達のプロセス途中にあるとのこと。今のファンディングの状況を考えるとこの会社の話がまとまるのはそれほど難しいことではないだろう。3人のファウンダー、Elliott Breece、Elias Roman、Joshua Boltuch(写真はこちら)はたしかまだ、学生だ。
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1年前「これなくしては生きていけないWeb 2.0企業」という記事で、私の生活に真のインパクトを与えたサービスを作ったスタートアップ13社を選んだ。大好きで、毎日使っていたサービスだ。何百ものスタートアップを記事にした中から、本当のインパクトを私の生活に与えた一握りを選ぶのは楽しいもの。本当に楽しかったので今年もこのリストを更新することにした。残ったのは7社。6社が外れて新しいサービスに席を譲り、別途2つを加えてリストをキリ良く15社にした。
これが私が毎日使う、なくてはならないサービスをアルファベット順に並べた最新リストだ。
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最近の音楽業界では、大手レーベルがDRMフリーの音楽販売に向け順調に進んでいることを示唆するニュースが続いている。この前進/進化は避けられないものだし、その後はゼロに近いところまで価格が下がり、いずれはサービスもレベル(簡単&高速なダウンロード、ミュージックビデオやアルバムのアートワークを込みにする、など)に応じ販売するようなかたちに収まるが、それ以外は特筆すべきことは起こらない、というのが私の考えだ。その辺の詳しい話については今週中にまた改めて投稿しようと思っている。
今日はAmie Streetという名前の新規スタートアップにたまたま寄った。もしかして彼らが行き着いたのは、新人で無名のバンドが出すミュージックの発掘&価格マーケッティングの正しいサポートのあり方かもしれない。ファウンダーはElliott Breece、Elias Roman、Joshua Boltuch。3人ともロードアイランド州Providenceの大学生だ。 (写真下:名前は左から)
かなりアルファなサイトでバグも何個かあるし(flashが再生できるのはWindowsPCのFirefoxだけ。IEやMac版のFirefoxでは残念ながら無理)、インターフェイスもフローにちょっとヘルプが要るけども、コアのビジネスモデルはキラーと呼んでいい。今まで見たことのないようなモデルなのだ。
アーティストは自分の楽曲をAmie Streetにアップして宣伝と営業販売ができる。ユーザは友だち同士でソーシャルネットワークを作って音楽を聴いたり買ったり。楽曲はすべてDRMフリーのMP3ファイルで音質は192kpbsのレベルだ。もっともこれはアーティストがアップロードした曲がタマタマそうだったというだけの話かもしれないけどね。
楽曲公開は全て無料。価格は曲の需要に応じ、時間の経過とともに変動していく。今一番高い曲はDanny Rossの”Against the Wall”で36セント。これまでアップされた曲は計273曲。このような需要ベースの価格決定モデルは、楽曲販売向きの賢いアプローチと見た。ユーザは曲を無料で検索・閲覧し、(ストリーミングで)視聴することができる。私も早速ダウンロードを試してみたが動作はいい。自分名義のクレジットカードから3ドル分前払いで利用アカウントを作ったが、買った曲の値段分きっちり引き落としてくれる。
ユーザは曲を買ったら、これを他の友だちに推奨できるが、レコメンには”rec’s”という使用回数に限りのある権利を使わなくてはならない(利用アカウントに1ドル貯めるごとに1つもらえる)。一度推薦してしまうと、あとはその曲の値段が上がるたびに自分の利用アカウントにクレジットが貯まっていくので、これがいい曲を発掘し人に薦めるインセンティブになるというわけだ。
1セント以上の値段の曲をRECすると、Amie Streetは曲の値動きの差額の半分を皆さんにお支払いします。つまり、10セントの時にRECした曲が最終的に90セントまで上がったとすると、当社から皆さんへの支払い分は40セント (差額80セントの半分)になります。
まだ無料(0セント)の段階で曲をRECして98セントまで上がったら、皆さんのAmie利用アカウントには98セントがデポジットされます。Amie Streetが無料の曲をRECした方により多くのインセンティブを支払う理由は、その方たちの負うリスクの方が大きいから。Amie Streetではここに来る皆さん全てに、まだ未発掘の素晴らしい歌をRECしていただきたいと考えています。
曲の売上げが5ドルに届くと、そこから先アーティストには売上げの70%が渡る。Amie Streetだけ独占販売の窓口とする義務はなく、曲はいつでも削除できる。
極めてよく考え抜かれたモデルである。バンドの人というのは曲を盗用する人には関心がない人が圧倒的に多い。彼らが求めているのは人に曲を聴いてもらうことなので、その点でもAmie Streetは自分たちのモノをプロモートする素晴らしいアプローチになりそうだ。 音楽の宣伝にはソーシャルネットワークこそが完璧なメカニズムである、それはMySpaceが証明した。これに一捻り加えたのがAmie Streetのモデル。この一捻りが彼らの手に勝利を運んでくれるかもしれない。同社では全サービス公開に向け今準備中。当分は目が離せそうにない。
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