先週、分散データベースシステム、DynamoDBを発表したのに続いて、Amazonはまた新しいサービスを発表した。AWS Storage Gatewayはクラウドへのデータアップロード/バックアップを提供するエンタープライズ向けサービスだ。ユーザー企業はオンプレミスのサーバにGatewayのアプリをインストールするだけで、後は万事Amazonが引き受けてくれる。
p>簡単にいえば、GatewayはオンプレミスのIT環境をAmazonのクラウド・コンピューティング環境にシームレスに結合する役割を果たす。 ユーザーは社内ITシステムのデータをAWSのストレージに安全かつ経済的にバックアップすることができる。GatewayからAWSへのアップロードの際にデータは暗号化され、Amazon S3に保存される。Gatewayは企業に対してオンプレミス・データの効率的なバックアップと非常時の素早いリカバリーの手段を提供する。
今日(米国時間1/18)、Amazonは同社のクラウド・コンピューティング・サービス、AWSにDynamoDB. 〔AWS日本語ブログ記事〕と呼ばれる新しい分散型データべースを追加した。
ウェブ・アプリケーションは成長にともなって前触れなく処理量が急増することがある。これは従来のデーベースシステムにとって大きな問題だった。大規模なデータベース・クラスターを準備していても対処が困難で、しかもそうした大規模データベースはメンテナンスが難しい。特に小規模な企業には負担が大きい作業だ。

Amazon.comのクラウドコンピューティング事業であるAmazon Web Servicesが、Amazon Simple Email Service(Amazon SES)と名付けたバルクメールサービスを発表した。このクラウドサービスのねらいは、ほとんど毎日のように大量のメールを送る必要があるけどメールサーバを自社で持ちたくないというデベロッパや企業への、メール代行サービスの提供だ。
Amazon SESを利用する利点は、EC2やS3などAWSのそのほかのサービスの利用と一体的に運用できることだ。このメールサービスは無料で提供されるが、大量のメール/データ伝送は従量制で課金される(送信メール1000通につき10セント)。しかしEC2や、最近立ち上げられたAWS Elastic Beanstalkから毎日送られるメールについては、2000通まで無料だ。ただし、AWSの契約帯域–無料–を超えるデータ伝送に関しては、課金される。

今日(米国時間10/21)はKleiner PerkinsがFacebookの本社で特別なイベントを開催して、$250M(2億5000万ドル)のソーシャル向けファンドsFundの立ち上げを発表した。それは、Facebookなどの既存のソーシャルグラフを利用(有効活用)する新世代の企業を育てるためである。また、関連するパートナーたち…Facebook、Zynga、Amazonなど…からのほかのニュースもいろいろ発表された。AmazonのCEO Jeff Bezosはさきほど、AWSのFree Usage Tier(無料利用層)というものを発表した。AWSは、Amazonがデベロッパのためのアプリケーション/サービス運用インフラ(またはその一部)をクラウドから提供するもので、今では多くのデベロッパ間で圧倒的に人気が高い。
この新たな無料層の詳細はここにある。簡単に言うと、デベロッパはAmazonのEC2を各月750時間、S3のストレージを5GB使える(詳細は下の画像に)。ただし、誰でも利用できるわけではなく、利用資格はAmazonの正規の料金を12か月以上払ったユーザとなっている。ただし、SimpleDB Machine Hoursや、Simple Queue ServiceとSimple Notification Serviceのリクエストは、既存のAWSユーザなら1年後にも継続して使える。

Amazonが2009年Amazon Web Services(AWS)スタートアップ賞(Start-Up Challenge)の入賞者を発表した。選考基準は、今後長続きしそうな新しい価値を持ち、インフラとしてAWSを使っているスタートアップだ。大賞を獲得したのはGoodData、企業の経営分析をして結果をビジュアルに提供するSaaSだ。賞金は5万ドルのキャッシュ+5万ドルぶんのAWS使用無料化だ。同社はさらに、Amazonからの投資のオファーも受けている。
次位はBizo、これも企業向けサービスで、顧客企業が定義したタイプの客層に対する、広告キャンペーン等のマーケティング活動を代行する。賞金は2万5千ドルぶんのAWS無料使用だ。

AmazonはAWSの一連のサービスの一環として、関係データベースホスティングサービスAmazon RDSを立ち上げた。このサービスはMySQLのインスタンスを提供し、ユーザはこのDBの全機能を利用でき、アクセス権等も通常のローカルな使用時と同じになる。インスタンスの作成は容易で、ほとんど瞬時に可利用になる。料金は最小構成の場合で1時間11セント(下表参照)、今すぐにでもAWSのサイトで利用できる。
完全なスケーラビリティをもつDBホスティングサービスは、大規模なクラスタを共有環境へと抽象化して顧客に提供するが、Amazonのやり方は要求に応じて顧客自身が段階的にサービスの大きさを選ぶ。各段階の名前は、まるでファストフード店のハンバーガー(等)のサイズの表記そっくりだが、メニューは次のようになっている:

Amazon Web Servicesは、EC2と呼ばれる最新サービスの準備を始めている。サービスは、ユーザーにサーバーとコンピューティング能力(キャパシティ)を設定・運用することを可能としている。ユーザーはAmazonがホストしているサーバーインスタンスを設定でき、その後は他のサーバーと全く同様に利用可能。EC2利用で物理的にハードウェアを入手、設置するという必要性はもはやなく、バーチャルサーバーインスタンスは、CPU、ストレージ、バンド幅の利用に基づきユーザーに課金される。
EC2の料金はインスタンス/時間につき10セント(サーバー1つを常時利用した場合、月額72ドルになる)、バンド幅はGBごとに20セント、ストレージはGBごと15セント(ストレージはS3によるもの)。例えばev1serversのような伝統的なサーバプロバイダーに比べて価格的にははっきりと値ごろ感があるわけではないかもしれない(特にバンド幅コストがそう。たいていのホスティングプロバイダーが2000GBかそれ以上のバンド幅を提供していることを考えると...)。しかし、一部のユーザーにとっては良いソリューションとして利用してもらえることは確か。
利用方法は、ユーザーはAmazon提供のツールを使って、自分のローカルマシン上にマシンイメージを作成(ツールはJavaで書かれている)。ウェブサーバー、アプリケーション環境、メールその他なんでもイメージを設定できる。”イメージ”はFedora Coreで、プレインストールサービスに付属している (AmazonはAMIまたはAmazon Machine Instancesと呼んでいる)。
自分のサーバーとしてサーバーインスタンスを設定するには、このイメージをAmazon S3にアップロードする。いったんアップロードされたらAmazon EC2にアクセスし、イメージをサーバーインスタンスとして登録する。登録後は、サーバーインスタンスをブートし数分間でアクセスできる。サーバーは1.7Ghz Xeon CPU、1.75GBのRAM、160GBのローカルディスク、それに250Mb/秒のネットワーク帯域幅と同等のパフォーマンス。現在EC2では、最高20ものサーバーインスタンスが作成できるが、それ以上必要な場合はAmazonにコンタクトをとるとよい。
サーバーインスタンスは、大規模から中規模のデータベースや大きなウェブアプリなどそこそこのコンピューティングパワーを提供するが、リクエストに応えるためにはコンピューティングパワーをまとめる作業が必要になるだろう。各サーバーインスタンスのキャパシティは固定制限のため、スケーラビリティを達成するのにサーバーインスタンスの増大を必要とするような大きなデータをロードする際は、パフォーマンスに問題が発生しがちだ。分離されたサーバーインスタンスを利用することの問題点として、Sunやその他のベンダーが提供するような「elastic (しなやかな)」コンピューティングではないこと。ユーザーは、サーバー間のクラスタリングやロードバランスのソリューションに対し責任があるので、ここは問題点となる。
EC2は小規模ソリューションが必要なユーザー向けにはよく出来ている。ウェブやメールホスティングなどのタスクが事前に設定された“instant on”サーバーを提供するフロントエンドのプロバイダーが現れるのは、時間の問題だと言えよう。こういったプロバイダーがどのように請求を処理するのかは不明。しかし、エンドユーザーが必要とされるものを全て提供し、利用した分のみ料金を支払うので、ローエンドの共有やバーチャルホスティングの市場を開拓するものになるかもしれない。本サービスの最大のメリットは、オンライン上にサーバを素早く設定できること。それに、料金はサーバー時間の基本レートから(1時間ごと10セント)スタートし、あとは利用したサービス分のみ料金を支払えること。
このサービスがいつ一般向けに公開されるのか発表はないが、現在Amazon Web Servicesの長期ユーザーによって試験的に利用されている。サイト上で資料全文とフォーラムが公開されている。
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