BitTorrentベースのコンテンツ配信プラットフォームVuzeが、急速に成長しつつあるインターネットTV市場に参入してきた。
VuzeはBitTorrentアプリケーションのプロバイダー、Azureus がAzureusプラットフォームを利用して提供するサービスだ。200年12月、VuzeがZudeoという名前だった時代にわれわれも紹介している。以来わずか半年の間にこの分野ではJoost、Bablegum、Veohのローンチなど実にさまざまな出来事が起きた。Vuzeも大いに進化している。
重要なセールスポイントはVuzeにはHDビデオが含まれることだ。コンテンツの提供者はStarz、BBC、A&E、Showtimeなど。Vuzeはコミュニティー機能にも強く配慮している。ユーザーは好みのビデオのチャンネルを設定することができるし、番組に投票したり、コメントをつけたりすることもできる。自らビデオを制作したユーザーはオリジナルビデオをアップロードし、ダウンロードまたはレンタルについて料金を設定することもできる。
Vuzeの性格がかなり独特なため、ライバルと比較するのは難しい。Vuzeの使い勝手はきわめて良好だ。これはAzureusが開発したサービスだということを考えると驚きだ。AzureusというのはBitTorrentクライアントの中でも複雑な方である。内容のラインナップも優れている。なるほどコンテンツの多くは他所のソースからも手に入るが、ただしほとんどの場合HDビデオではない。ビデオを見るのにダウンロードしなければならないのはマイナス要因になりうる。オンデマンドで低解像度のプレビュー機能はあるものの、HDビデオのダウンロードには時間がかかる。接続環境によってはとんでもなく待たされることになるだろう。それから次に法的な面だが、このサービスはBitTorrentといって皆が連想するようなものではない。コンテンツは100%合法的なものばかりで、多くは有料だ。ただしそうなると疑問を生じてくる。オンデマンドのストリーミング配信ではなく、いちちダウンロードしなくてはならず、しかも有料だったら、一部のユーザーは他所から海賊版を無料でダウンロードしてしまうのではないか?VuseのビジネスモデルはインターネットTVよりiTunesと比べるほうがよいのかもしれない。
しかし総合的に見て、Vuzeはよくできたパッケージだ。Joostほど魅力があるとはいえないが、Bablegumよりは内容豊富だ。Veohとの比較は難しい。というのはVeohのクライアントは、テスト中、3時間に3回もクラッシュしたからだ。すくなくともVuzeの方がずっと安定しているとはいえる。

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人気のBitTorrent企業Azureusが2週間前に
スタートした新たなコンテンツ共有サイト
Zudeoは「100%合法的」がウリ。このたびBBCとの配信契約をものにした。これにより、同サービスは「理論上クールなサービス」から「オンライン動画分野でのプレーヤー」に見事に転換を果たしたことになる。今回の同意のもとBBCはRed Dwarf、Strange and Invasion Earth、Little Britain、Doctor Who、Fawlty Towers、Coupling、Keeping Up Appearances、League of Gentlemen and Idealなど多数のテレビ番組をU.S.ユーザーにライセンスする。
BBC番組の中で唯一見る価値がある
The Officeが含まれていないのは悲劇的だが、確かにこの番組はAzureusのBitTorrentクライアントで容易に入手可能だからね。
パブリシャー側から見たZudeoの利点はかなり明確で、バンド幅コストを大幅に減らすためP2Pネットワークも利用できる点だ。それにユーザーにとってはダウンロードがスピードアップできる点が大きそう。
今回の同意は、パブリシャーに競合サービスを提供する
Pandoそれに
Red Swooshにとってはトラブルを意味する。もっとも、Zudeoサイドはこれらの企業に関心はないだろうけどね。IPTVをにらんだ競争がiTunes、Venice Project、ZudeoそれにYouTubeといったライバルの間で勃発しつつある。同分野に注目だ。
Azureusは月曜日の朝、大容量ビデオファイルのインデクシングと共有のためのサービス「Zudeo」をローンチする。金曜日、同社はTechCrunchに「大手映画会社、テレビ局20社と提携して無料番組を提供していく」と述べた。ただし具体的な提携先の名前はまだ公表できないとのこと。
Azureus はP2Pアプリケーションの開発で有名。ZudeoはこのP2Pの上で作動し、ユーザー同士でコンテンツ 共有ができる。しかし企業プロバイダーがコンテンツの一部を見本とし提供したり、長時間のファイルを高精細度で配信したりするのにも利用できる。同社では DVDやHDレベルの高度なコンテンツの配信に焦点を当てているとのこと。簡単に言えば、 ZudeoはYouTube(英語版記事) (日本語版記事)のようなソーシャル共有と企業から消費者(BtoC)へのコンテンツ配信チャンネルのハイブリッドだ。
CNET Networksの会長でAzureusの取締役でもあるJarl Mohnは金曜にTechCrunchに送ってきたプレスリリースで、「メディア企業はデジタルメディアによる配信に熱心になってきた。Zudeo はコンテンツを視聴者に配信するために非常に効率的で安全なP2Pプラットフォームだ」と述べている。
Azureus では「集中化してバイラルな仕組みを作る」としている。アップロードされたそれぞれのアイテムにはユーザー投票によるランク付けがされ、“Azureus Magnet”と呼ばれるエンベッド用のコードが提供され、ユーザーが他のサイトでコンテンツを共有しやすくする予定。
Azureusは$12M(1200万ドル)をRedpoint VenturesとBV Capitalから調達した。YouTubeが当初集めた資金が約$11M(1100万ドル)だったことを考えると、ビデオ共有サイトにしてはずいぶん多額な資金といえる。AzureusのCEO、Gilles BianRosaはこの資金はマーケティングとチームづくりのために使われる予定だと述べた。
現在、Azureus には15人の従業員がいる。同社によると、現在までにクライアントのダウンロードは1億3千万回を数えている。大部分はSourceForge.net経由。週に平均50万回の新たなダウンロードがあり、1500万ユニークユーザーがあるとしている。
Azureusがコンテンツプロバイダとの提携を選択したのは、これによってもっとも利益が確保できると考えたからだとしている。
「今日からコンテンツの作成者やパブリッシャーはZudeoを利用して、容量もビデオ画質にも制限なしに、あらゆるデジタルメディアを無料で配信 し、プロモートできる。それだけでなく、わが社のソーシャルネットワークツールを利用してコンテンツを、ブログやSNSを含めたウェブ全体に広めることができる。同様に、映画、ゲーム、音楽ファンは急速に拡大中の高精細度のコンテンツのライブラリーにアクセスし、簡単に友人と共有できる」と BianRosaは述べている。
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