Bebo
by Erick Schonfeld on 2009年6月8日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

先週、Facebookは$10B(100億ドル)の会社評価額で$200M(2億ドル)の投資を受け入れた。では、Facebookが$100億ドルならば、Twitterはいくらだろう? ちなみにTwitterは昨年、Facebookからの$500M(5億ドル)の買収の提案を断った。ファウンダーのEvan Williamsは「$1B(10億ドル)でもたぶん売らない」と言っている。しかし$1.7B(17億ドル)ではどうか?

この金額は、われわれの新しいSNS評価額推定モデルで計算したTwitterの企業価値だ。このモデルでは各SNSの世界のそれぞれの国のユーザー数に、その国におけるユーザー1人当たりのオンライン消費額を掛けて企業価値を計算する。Facebookの$100億ドルをひとつの基準としてTwitterの数字を当てはめると、上記のように17億ドルとなる。これはFacebook、MySpace($6.5B)、Bebo($1.8B)に次いで世界で4位のSNSということになる。

by Michael Arrington on 2009年6月5日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

1年前に本誌はソーシャルネットワークの真の価値を評価するという記事を書いた。それは、日本やイギリスや合衆国のようなオンライン広告の広告料が高い国のユーザ数が多いほうが価値が高い、という考え方だ。当時Facebookはユーザ数で世界最大のソーシャルネットワークになったばかりだったが、本誌の計算方式ではMySpaceが圧倒的に最も価値のあるソーシャルネットワークだった。

今回はソーシャルネットワークの価値評価を、現在のユーザ数とFacebookの$10B(100億ドル)という最新評価額を基準にして計算した。そうすると、昨年とはまったく違う結果になった。

by Robin Wauters on 2009年3月17日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

AOLのPeople Networks部門が本日(米国時間3/16)ソーシャルネットワークサービスのBeboをフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、およびオランダなどの欧州主要国にてスタートすることを発表した。Beboはちょうど1年ほど前にAOLが買収したサイトだ。

Beboはこれまで英語およびなぜかポーランド語のみをサポートしていた。今後はIPアドレスによるジオターゲティングを用いて、サービスを利用者の母国語で提供していく。尚、先週には米国在住のラテン系利用者に向けたサイトをスタートさせている。

欧州に於いてソーシャルサービスの成功を収めるのは容易なことではない。またNetlogFacebookが、MySpaceと並んでそれなりの基盤を確保している。但し後者は最近、同社の拡張戦略の見直しを迫られているようでもある。Beboは地元メディアをパートナーとして(もちろんそれだけで成功が保証されるわけではない)、うまく立ち回ろうとしている。

by Robin Wauters on 2009年3月7日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ソーシャルタイムラインが流行の兆しを見せている(AOL/Beboの場合についてはこちら)。そして新たなスタートアップが、この手のサービスを次のレベルに押し上げようとしている。本日(米国時間3/6)、ネット上で自身の行動史を視覚化するためのツールを開発しているインド発のLifeblobが、タイムライン作成ツールの新版を発表した。このツールを使えば人生でもっとも思い出に残る出来事などの日付を指定して、写真やテキスト、動画などを使いつつビジュアルで残すことができるようになる。完成したタイムラインは各種ソーシャルサービスで共有したり、ブログやウェブページに貼り付けることもできる(記事下にも貼り付けてある)。

現在のところ完全招待制で運営しているが、TechCrunchの読者向けには人数無制限の招待コードを用意して貰っている。こちらで登録する際に、招待コードにtechcrunchを指定すれば登録できる。

Lifeblobには、Googleの運営するVCファンドであるSeedFundが投資を行っている。SeedFundはインドのスタートアップ界にてアーリーステージ企業への投資を活発に行っている。Lifeblobの2008年8月における第一ラウンドでは、SeedFundより$1M(100万ドル)程度の出資を受けている。現在のところ従業員は4名のみで、ビジネスモデルとしては広告モデル(一般公開後に展開される)を中心に据え、プレミアムサービス(独自デザイン版等)も準備中のようだ。

by Erick Schonfeld on 2009年2月24日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

AOLは来る数ヶ月でサービスの大改革を行う予定だが、最初の一弾が、今日発表されたライフストリーミング機能の強化によるSNSのBeboへのテコ入れだ。FacebookとMySpaceという巨大ライバルが提供しているメンバーの活動状況のストリーミングを取り入れたもの。今回のリニューアルでは、メンバーの活動を時系列で視覚的に表示するライフストーリー(Lifestory)という機能が提供された。

ここではプロフィールページのトップに、メンバーがアップロードした写真、イベント、ビデオ(近くサポートされる予定)が切手風のアイコンとして並べられ、スクロールして閲覧できる。やがて、メンバーは他のメンバーのライフストーリーを購読することができるようになる。このライフストーリーにはミュージシャンや企業が発信するものも含まれ、自分のプロフィール・ページを始めさまざまなサイトにエンベッドできる。この時系列のライフストーリーが、近く登場予定の、BeboのiPhoneアプリの目玉となる予定だ。

これらの新しい機能は、最近沈滞ぎみだったBeboの再活性化を図るのに役立つだろう。しかしBeboへの最大のテコ入れは、今週実施される予定だ。水曜日から木曜日にかけて、AOLはインスタントメッセージ・サービスのAIMの全ユーザー・プロフィールをBeboに統合する。AIMのユーザーはBeboより多いので、これによってBeboのアメリカにおけるユーザーは一挙に倍増する。comScoreによると、ここ数ヶ月、Beboのアメリカにおけるユニーク訪問者は、1月に500万へと下降線をたどっていた。逆にAIMユーザーは850万へと増加している。(下のグラフ参照)。Beboには全世界で月間2260万のユニーク訪問者がある。

by Mark Hendrickson on 2009年2月14日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

昨年12月初旬、Ning法律でOKなものはなんでもありという方針を変更して、アダルト系ソーシャルネットワークについての禁止事項を言明した。理由は、ポルノが金にならないからだ。広告主を呼び込むどころか、逃げ出させてしまうことになるのだ。法的に問題ないアダルトコンテンツが不法なコンテンツを呼び込んでしまうこともある。そのような状況になってしまっては権威筋や法律家がDMCA(デジタルミレニアム著作権法)を片手に怒鳴り込んでくることになってしまう。

Ningはアダルトコンテンツによって大半のトラフィックを稼ぎ出していると主張したCPMアドバイザーによる2008年初頭の報告が正しいとすると、アダルトコンテンツを閉め出したNingは打撃を被ることになる。しかしcomScoreで1月からの状況を見てみるとNingのトラフィックが落ち込んでいるという事実は全くない。

by Robin Wauters on 2009年2月9日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ユーザがオンラインストアを作って、複数のSNSから品物を売れるようにする、‘ソーシャルコマース’のプラットホームShopItが、最近買収したパブリッシャーネットワークTriana Globalの統合化を完了し、ShopIt Mediaとして再ロンチした。ソーシャルな広告プラットホームが、また一つ世の中に増えたことになる。

2007年の5月にFacebook Platformがロンチして以来、外部のデベロッパたちにSNSの門戸が開かれたわけだが、Triana Globalもそのころの外部デベロッパの一員として、Facebookアプリケーションの収益化に初めて注力した広告ネットワークのひとつだと主張している。その最大の競合相手はAdknowledge(最近CubicsとLookery Adsを買収)、Social MediaOfferpal Media、そして Appssavvyだ。

by Erick Schonfeld on 2009年2月5日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

本日(米国時間2/4)朝に発表されたタイム・ワーナーの収益報告によると、第4四半期における営業評価損は$24B(240億ドル)におよび、そのうちAOL分が$2.2B(22億ドル)にのぼる。これにより営業利益は昨年の$2B(20億ドル)の黒字から今四半期の$1.1B(11億ドル)の赤字へと揺れ動くこととなった。

これは買収や投資に意味がなくなった際に行う営業件の消却によるものでもある。たとえばGoogleも最近、AOLに対する$1B(10億ドル)の評価損を計上している。しかしAOLは自社に対する評価損を計上することはできないはずだ(少なくとも私はそう理解している)。つまり22億ドルの評価損は、いずれかの買収ないし投資が無駄に終わったことを認めるものとなる。その買収ないし投資というのは何のことだろうか。

報告では詳細について言及していない。しかし昨年行った最大の買収と言えば$850M(8億5000万ドル)を投じたソーシャルネットワークのBeboの買収だ。買収額が高額に過ぎたのは今や明らかなことだ。ではAOLは現在、Beboの価値をどの程度と見積もっているのだろうか。$200M(2億ドル)だろうか。電話やメールでAOLに尋ねてはみたが、予想通り回答は得られなかった。

by ゲスト ライター on 2009年1月29日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

AOLが、現在の全従業員の10%にあたる約700名を解雇する。低迷する経済と広告収入の減少によるもので、同社に確認済みだ。

AOLには全世界で7000人の従業員がいる。本件をわれわれのレイオフ追跡チャートに加えた。全社宛に配られたメモ(下に引用)でAOLのCEO Randy Falcoは、レイオフは今後何四半期かにわたって行う予定であり、米国内の削減は3月中に終えると言っている。2009年の能力給の昇給も凍結すると付け加えた。

by Michael Arrington on 2009年1月13日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Comscoreから昨年末のアメリカのトラフィック・データが発表された。われわれが真っ先に確認したのは主要SNSの状況だ。Facebookは2008年に世界最大のSNSになったが、アメリカでは依然としてMySpaceに追いついていない。comScoreによるとFacebookの月間ユニーク訪問者は5450万であるのに対してMySpaceは7600万だ。しかしFacebookのアメリカでの成長率は過去1年にわたって月3.8%を維持している。アメリカのMySpaceの月間成長率は0.8%だ。これでも決して悪い成績ではない。しかし状況に大きな変化がなければ、Facebookは2010年にもMySpaceを抜いて、アメリカ最大のSNSになるだろう。

おそらくFacebookがMySpaceに追いつくにはもっと時間がかかるだろう。Facebookの成長率は時間を追うごとに高まっていたが、昨年12月で頭打ちになった。これがさらに低下するようだと、MySpaceに追いつくのはそれだけ難しくなる。

by Erick Schonfeld on 2009年1月9日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

メディアの将来はやはりデジタル化だという新たな証拠が(そんな証拠がまだ必要だとして)現れた。今朝(米国時間1/8)、ブティック投資銀行のJordan, Edmiston Groupが発表したレポートによると、向こう数年における出版および広告業界の売り上げの増加の88%は4つの分野に集中しているという。その4分野とは、データベースと情報処理、B2Bオンライン・メディア、消費者向けオンライン・メディア、双方向マーケティング・サービスだ。つまり、成長の大分部はウェブから来るということだ。これに対して2001年から2007年にかけては、これらの分野の成長の寄与率は33%に過ぎなかった。残りの67%は雑誌や新聞といった伝統的な出版ビジネス(すなわち、印刷メディアだ。このレポートはテレビ、ラジオ、屋外広告は対象としていない)。

一方、出版ビジネスにおいてどこに成長の余地があるか予測するには、それぞれの分野におけるM&Aで企業価値がどう評価されたかを見ればよい。昨年、消費者向けオンランメディア企業は、平均して、年間売り上げの4.1倍、EBITDA〔税引前利益に、特別損益、支払利息、および減価償却費を加算した値〕の21.3倍で買収されている。

by Erick Schonfeld on 2009年1月1日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

2008年、ソーシャルメディア部門でトップにたったサイトはどこだろう。ComScoreが数日前に11月のトラフィック統計を公表した(この統計に基づいているので12月分は反映していない)。公表されたデータはソーシャルネットワークとブログプラットフォームを混在させたもの。上のグラフ中オレンジで示しているのはBloggerで、11月に世界中から集めたビジター数は2億2200万(昨年11月比44%増加)で、未だこの分野を牛耳っている。青線はFacebookで、ユニークビジター数は2億を突破して、間もなくBloggerを抜きそうな勢いだ(116%増)(但しこの数値はFacebook自身が公表する1億4000万のアクティブ利用者数より多くなっている)。ユニークビジター数1億2600万のMySpaceはやや安定傾向にあるようだ。Wordpressが僅差の4位で1億1400万を集めている(68%増)。Windows Live Spacesは22%減少して、ユニークビジター数は8700万となっている。

ComScoreの「ソーシャルネットワーク」サイトのリストでは、ブログプラットフォームやソーシャルメディアサイトも混在している。ブログ読者数は全体的にみると健全な成長率を維持していると言えるが、Facebookが他ソーシャルネットワークからのみならず、ブログやその他ソーシャルメディアサイトからもシェアを奪い取る巨人として存在感を増している。下にcomScoreのソーシャルネットワーキング部門トップ20を掲載しておく。

by Michael Arrington on 2008年12月11日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

AOLのソーシャルネットワーク、Beboに今朝(米国時間12/10)ログインしたユーザーはトップページの景色が一変しているのに気付いたはずだ。AOL.comと同様、Bebo内からAOLメールはもちろん、YahooメールやGmailのアカウントが利用できるようになり、フィード・リーダーも提供された。さらにBeboにユーザーの友達のソーシャルな活動をモニタするSocialThingサービス(AOLはSocial Thingを2008年8月に買収 )が組み込まれている。またBeboチームが一から独自に開発した推薦エンジンによって選ばれたコンテンツが表示されるようになった。

Social Thingが組み込まれたことで友達の活動をモニタするのが大変便利になった。FriendFeedが友達のリストに基づいて、人物を対象にして活動をモニタするのと異なり、ユーザーのお気に入りのサービス(Twitter、 Deliciousその他)のログイン情報をSocial Thingに登録すると、対象となるサービスのAPIを通じて、そのサービス内でユーザーがすでにフォローしている友達の活動が収集される。これで手間が一段階省ける上に、Friendfeedに比べてノイズレベルを大いに減らすことができる。

OpenSocialが3億5000万ユーザーを達成、成長中
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by Erick Schonfeld on 2008年8月21日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

6か月前、OpenSocialといえば参加表明したパートナーのリストでしかなかった。だがそれ以来、このGoogleが支えるソーシャルネットワーク・アプリケーションプラットホームは、そのパートナーらがOpenSocialアプリを稼動させ始めるとともに大きく前進してきた。まずMySpaceが、次にOrkut、Hi5が続き最近ではFriendsterだ。結局、現在OpenSocialが動いているさまざまなソーシャルネットワークを合わせると、計3億5000万ユーザーに上る。9月末までには、ソーシャルネットワークやソーシャルサービスがあと4社始動する準備をしているので、近いうちに5億ユーザーに達するだろう(上のグラフ参照)。

今日(米国時間8/20)GoogleのJoe Krausが、OpenSocialの進展について最新情報を話してくれた。次にどのパートナーが始動するのかは言わなかったが、上のグラフのピンクの棒の大きさから察するに、ひとつはOrkut並みの比較的大規模なサービスだろう。(私の予想ではBeboかSix Apartのどちらか)。またKrausによると、パートナーの中には、imeemのようにGoogleに一度もコンタクトせずに始動したところもあり(Apache Shindigのおかげ)、現時点でOpenSocial仕様の議論を重ねているエンジニアのうちGoogleから出ているのは10%にすぎないという。

では、実際に使われているOpenSocialアプリの数はどのくらいか。これまでに4500種類のアプリが作られ、1億5000万回以上インストールされている。OpenSocialパートナー全体の日毎のアクティブユーザーはわからなかったが、hi5ではメンバーの約50%が、1日1回以上OpenSocialアプリを使っている。hi5だけで1800のOpenSocialアプリがあり、6600万回インストールされているため、これがOpenSocial全般の利用傾向を表していると言ってもよいかもしれない。

一方、開発者向けに自社のプラットホームのオープンソース化を行っているFacebookには、3万7000種類近いアプリがあり、 7億1500万回インストールされている。RockYouのアプリ単独で、Facebook上に1億2400万回インストールされている。

わずかな期間に大きく前進をみせたものの、OpenSocialが追い付くためにはまだまだやることがありそうだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

ソーシャル・ネットワーク・サービスの本当の市場価値は?
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by Michael Arrington on 2008年6月24日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

MySpaceの価値は$3B(30億ドル)なのか? それとも$20B(200億ドル)なのか? これはユーザーの価値をどう評価するかにかかっている。

われわれは世界的な巨大SNSの価値をページビューとユニーク訪問者だけで計ろうとするのをそろそろ止めるべきだと信ずる。SNSのメンバーの価値は、その居住国のユーザー1人当たりのインターネット広告費で計るのが効果的だと思う。1人当たり広告費が高ければ高いほど、SNSが広告費や商品の販売などで稼げる額も大きくなるはずだ。ということは、現在のところ、見込み収入の算定にあたって、1人当たり広告費が高い、いくつかの国が非常に重要な役割を果たすことになる。

そこでわれわれは、まず国/地域別のSNSのユーザー数とその地域でのインターネット広告費の総額のデータを収集して比較することにした。これによって、リンゴとオレンジをいきなり比較するのではなく、リンゴとリンゴを比較できるようになるはずだ。

一方で、あらゆる資産の最終的な経済的価値は、結局のところ、市場がそれに対して払おうとする価格だ。しかし、この点に関してわれわれはほとんど参考になる数字が得られない。FacebookBeboLinkedInは比較的最近、それぞれ$15B(150億ドル)$850M(8億5千万ドル)$1B (10億ドル)と評価された。(ただしBeboだけは、その価格で実際に買収されたが、FacebookとLinkedInの評価額は資金調達ラウンドの基礎となった推計に過ぎない)。MySpaceの最新の評価額は2005年にNews Corp.に買収された際の$580M(5億8千万ドル) でしかない。

これらの評価額のどれがいちばん正確なのか? 今のところ得られるデータといえば、comScoreその他のサービスから得られるページビューとユニーク訪問者の数だが、そのような統計だけを元に推測するのは非常に困難だ。たとえば、全世界ベースでのユニーク訪問者数では、Facebookは最近MySpaceを抜き、世界一となった。

世界でのユーザーの実数でいえば、最大のSNSはFacebookで、以下Myspace、Hi5、Friendster、Orkut、Beboの順となる。しかしわれわれが採用したユーザーの居住国を考慮して重みづけするモデル(下に示した)では、この順位は大きく変わってくる。このデータによるとMySpaceが群を抜いて価値のあるSNSということになる。OrkutはMySpaceの4分の1近いユーザー数だが、経済的価値20分の1しかない。

適切なSNSの順位づけ

われわれのモデルは、可能なかぎりの国/地域についてComscoreのデータを利用している。 26の有名SNSについてできるだけデータを収集し、グラフ化した。次にそれぞれの国/地域でのオンライン・ユーザー1人当たりの広告費を計算した。(元データはPriceWaterhouseCoopersの最新レポートを利用)。たとえば、アメリカでは2008年のインターネット広告費の総額は$25.2B(252億ドル)と推計されている。これをcomScoreによるアメリカの全オンライン・ユーザー数(1億9100万人)で割る。するとユーザー1人当たりの平均広告費は$132となる。統計の元数字と計算処理はこちらを参照

ちなみに、1ユーザー当たり広告費では、アメリカは世界で4位にすぎない。1位はイギリス($213)、続いてオーストラリア($148)、 デンマーク($144)の順となっている。

次に個々のSNSについて、それぞれの国/地域ごとのユニーク・ユーザー数にその国/地域の平均広告費を乗じた。つまり地域別の平均オンライン広告費によって重みづけしたSNSの価値を算出したわけである。アメリカ、日本、イギリス、オーストラリア、ドイツ、その他平均広告費が高い国に多くのユーザーがいるSNSはそれだけ高い評価額を得られることになる。

われわれはこの方法がさまざまなライバルSNSの経済的価値を適切に比較する方法だと考えている。これによればOrkutやFriendsterのように平均広告費がきわめて低い地域に何千万ものユーザーがいるSNSの価値は相対的に低くなり、逆に平均広告費が高い地域にユーザーを持つSNSの価値は高められる。

このモデルによると、MySpaceが群を抜いて高価値なSNSということになった。第2位はFacebookで、(ユーザー数ではすでにMySpaceを抜いているにもかかわらず)MySpaceの75%の価値だった。以下Bebo( MySpaceの26%)、Hi5、Amebioの順。LinkedInは第11位で、MySpaceの6%の価値だった。

評価額の幅

現在発表されている大規模SNSの現実の収入の順位はわれわれの評価モデルによる順位によく合致する。収益化の成功はユーザーの居住地域に直接の関係があることがはっきり分る。MySpaceは昨年$755M(7億5500万ドル)の収入を得ている。(今や)それより大きくなったFacebookはユーザーの多くが平均広告費の低い地域にいるため、今年の収入が$265Mと推計されている。

EMarketerの推定によると、MySpaceは2008年6月30日に終わる会計年度において$755(7億5500万ドル)の収入を得る。MySpaceはこの推定についてコメントを避けている。Googleとの広告提携による収入が約3分の1を占めるものと予想されている。今年のFacebookの収入は、広告料金による$265(2億6500万ドル)と推定される。

上で述べたように、最近のSNSの評価額として3例がある(Facebookが$15B、Beboが$850M、LinkedInが$1B)ので、われわれのモデルにこの評価額を当てはめてみよう。Facebookの評価額$15B(15億ドル)をわれわれのモデルによる重み付け評価点(valuepoint)、すなわち10.2M(1020万)で割ると、評価点あたり評価額は$1,467となる。同様に計算すると、LinkedInも似たような額で、$1,325となる。これに対してBeboは広告費の高い英国マーケットに多くのユーザーいるため、相当に割安に評価されており、$241となる。

公にされた3つの評価例を元に、他のトップ25のSNSの価値を評価してみた。ここには非常に大きなバラツキがあることが見てとれる。(たとえば、MySpaceは、どの評価例を採用するかによって、$3.3B(33億ドル)から$20B(200億ドル)までの幅がある)。しかし得られたデータはたいへん興味深い。たとえば、もしFacebookとLinkedInがBeboなみに評価されたとすると、それぞれ$2.5B(25億ドル)、$182M(1億8200万ドル)となり、最近投資家が株を取得したときのベースとなった評価額にくらべてはるかに低いことがわかる。

面白いことに、最近のポーランドのSNS、Nasza-klasaが$92M(9200万ドル)で買収されたのは、実はBeboベースの評価モデルにきわめて近い。Beboの評価をベースにわれわれのモデルで評価額を計算すると、$91M(9100万ドル)となり、実質的に同額といってよいほど近い。

ただしわれわれの分析とモデルにも、現状では、まだ大きな欠陥がある。第1に、LinkedInの場合、ユーザーは全てビジネス・プロフェッショナルなので、他のSNSとはまったく異なるジャンルと考えるべきだろう(Facebook名物の「poke」などでふざけて遊ぶユーザーはいない)。その結果、ユーザーがどの国の居住者であるにせよ、ライバルのSNSにくらべてはるかに大きな購買力が想定される。しかし、そういった問題点に留意はするものの、われわれはやはりLinkedInの評価額もデータポイントの一つとして採用することにした。

このモデルにはもっとデータが必要である。ユーザー数は4月のComscoreの発表に基づいている。われわれは近くこれを5月のデータにアップデートするつもりだ。しかしおそらく絶対的な順位には変更が出ないだろう。さらに重要な点はいくつかの大きなマーケットの情報が含まれていないことだ。たとえば、中国の2008年のインターネット広告費は、$2B(20億ドル)と推定されているが、これはわれわれのモデルに含まれていない。(主な理由は中国における各SNSユーザーの数が判明しなかったからだが)。またフィリピンも信頼できるデータが不足していたためモデルに算入されていない。(ただし、フィリピンのネット広告費の総額はわずか$3M(300万ドル)なので、いくらFriendsterが当地で強いといっても実質的な順位に影響はないはず)。最後にロシアだが、現在は「その他のヨーロッパ」に一括されている。これも別途にカウントされる必要があろう。最近、オンライン広告マーケットもユーザー数も急増しているので、ロシアのデータをアップデートすると、中位のSNSの順位に変動が出る可能性はある。

われわれが用いた広告費ベースのモデルは、やはり一つのモデルであり、ベースとなる広告費のデータも単一の情報源にたよっている。もし広告費の推計が非常に正確であれば、ユーザー数のデータはモデルにそれほど大きな影響を与えないとして安心できる。しかし逆に国別広告費のデータが誤っているようだとこのモデルは崩壊してしまう。さらに正確な国/地域別の平均広告費のデータが得られ次第モデルをアップデートするつもりだ。しかし当面、PriceWaterhouseCoopersのデータは十分役立つのではないかと考えている。

最後に、このモデルは個別の企業努力を計算に入れていない。他の面でほとんどそっくりな2つのSNSが、広告戦略の違い、あるいはもっと単純に営業マンの熱意の差で、売り上げがまったく違う結果になることは十分あり得る。もちろんこのモデルではそういった点はまったく考慮に入っていない。

最後に、先週発表されたAndrew Chenの分析についても触れておきたい。この分析ではComscoreデータの代わりにGoogle Trendsのデータが用いられているが、分析の手法はわれわれのものに似ている。しかしGoogleのデータはSNSの相対的価値を決定するのに使うには肌理がが荒すぎると思われる。またChenはインターネット広告費に関する詳細な情報が利用できなかったようだ。それでも彼の方法論には基本的に賛成だ。

私がこの記事の最後で書いたように、今やSNSの相対的価値を判断するには現在のユーザーの相対的な財政価値を考慮に入れる必要がある。単にユーザー数だけを比較しても無意味だという点に注意すべきだろう。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

Facebook、5月の世界ビジター数でもMySpace下す
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by Erick Schonfeld on 2008年6月21日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

4月に世界ユニークビジター数でMySpaceに肩を並べたFacebook(実際にはMySpace1億1570万人に対し1億1640万人。僅差で追い抜いていた)。 comScoreが発表した5月の統計ではFacebookとMySpaceの格差は広がり、MySpaceが1%減って1億1460万人なのに対し、Facebookは6%増えて1億2390万人となった。

Facebookは世界全体のページビュー数でも507億対454億で勝っている。MySpaceも今週新デザインがライブになったので、これできっと失地回復になるだろう。

が、世界最大の広告市場の米国内の統計ではMySpaceはFacebookに依然大差をつけており、5月の月間ユニークビジター数はFacebookの3560万人に対し7370万人。しかも、このMySpaceの数字は4月から2%の増加だが、Facebookの成長率は0%にとどまっている。よって、Facebookが今後米国内でMySpaceに追いつけるのか、追いつけるとしてどれだけはやく実現するかは予断を許さない。

ソーシャルネットワークも第2集団となると、そのビジター数は半分以下に落ちる。5月の各サイト実績は以下の通り。:

大手ソーシャルネットワークの世界ユニークビジター数(2008年5月期)

Facebook—1億2390万人
MySpace—1億1460万人

Hi5—4960万人
Friendster—3810万人
Orkut—3220万人
Bebo—2510万人

[原文へ]

(翻訳:satomi)

Bebo創業者の次の一手は古巣の「Birthday Alarm」
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by Michael Arrington on 2008年6月12日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

先週サンフランシスコのLoic Le Meur邸で開かれたファウンダーズ・ブランチで、Bebo共同ファウンダーMichael Birchと話す機会があった。

今年$850M(8億5000万ドル)でBeboをAOLに売却した件で、直接本人に「おめでとう」と言えたのは今回が初めて。会話はBeboファウンダーたちが次に何をするのかという専ら未来の話に終始した。

最近TelegraphインタビューでBeboの歴史について語ったBirchだが、将来のプランについては言葉を濁し、こんな具合に語っている。「これから何をするのか。一生懸命考えて辿り着いた結論は、日中のテレビ番組もすぐ飽きがくるだろう、ということです。ずっとチャレンジと興味が尽きないことを何かやらなくては。外に出て金儲けすることには大して野心が湧かないんですけど、会社を立ち上げて、思い通りのかたちで始め、思い通りのかたちで経営することには今も情熱を持ってますね」

が、ブランチではもっと具体的なプランを話してくれた。 例えば、Xochi Birch夫人と兄弟のPaul Birchと3人で2001年に立ち上げたサイト「Birthday Alarm」を育てる方面にもっと時間を割きたい、という話とか。

Birthday Alarmは比較的シンプルなサービスだ。ユーザーがアカウントを作ると、友だち全員にメールを送って、自分の誕生日をサービスに教えるようお願いできる。で、友だちの誕生日が近づくとBirthday Alarmの方からユーザーにメールかSMSでその旨、お知らせが流れてくる、というもの。

メールを受信した人の多くは結局自分もサービス登録するので、勝手にバイラルで広まっていく(Birchによるとサービス利用者は一時1億人もいたそうだ)。ビジネスモデルは非常にストレートで、ユーザーには年間14ドルでeカード送信サービスを提供しているのだ。

BirchがBebo主体に取り組みだした頃を境に、当然Birthday Alarmのアテンションは衰え、アクティブユーザー数は5000万人まで減った。 ところが有料サービス利用者は大体30万人で、この数年横ばいをキープしている。その手数料だけで年間$4M(400万ドル)の収入と、あと広告収入も入っている。

Birchは、プロダクトの洗練度を高めマーケティングに注力することで、既に黒字のこのサービスを再び拡大できるんではないか、と睨んでいる。これで少なくとも、Bebo売却の際に同意した競合業種への転業禁止期間も忙しくできるだろう。この期間中、氏はソーシャルメディア関連のビジネスを一切立ち上げることができないしね。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

FacebookがMySpace、Friendster、Hi5、Orkutからの広告をブロック。・・・3Jamのも?
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by Erick Schonfeld on 2008年6月5日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

fb-ad-myspace.png

Facebookに載せる広告を買おうというなら、特定の禁句があるから気を付けるといい。卑猥な言葉を含んだ広告は自動的にブロックされる。ライバルのソーシャルネットワーク「MySpace」「Friendster」「Hi5」「Orkut」の名が付く広告についても同じ。(面白いことに、「Bebo」「OpenSocial」はひっかからない。「Microsoft」「Yahoo」「Google」「AOL」もそうだ)。

いいだろう。Facebookはいくつかのライバルの広告を出したくないのだ。でも、じゃあなぜ3Jamはブロックされるんだろう? 3JamはSMSサービスを提供するスタートアップで、それを使えば一度に複数のテキストメッセージをすることが可能だ。全く同じことができるFacebookのアプリだって用意されている。

新製品を試すためにFacebookの広告を作ろうとして、CEOのAndy Jagoeは困ってしまった。「3Jam」という言葉もブロックされたからだ。(実は、その製品はすごくクールなものだ。オンラインのときには無料でテキストメッセージを送受信できるし、オフラインのときにはケータイにメッセージを転送してくれるのだから)。Jagoeはいう。

3Jamをライバルだと考えてるなんて馬鹿げてる。おかしいじゃないか。まるで検閲だ。

確かに変だ。Facebookでは、他にどんなスタートアップの名前や製品がブロックされるんだろう?

fb-ad-3jam-detail.png
fb-ad-hi5-2.png
fb-ad-orkut.png
fb-ad-friendster.png

[原文へ]

(翻訳:Megumi H.)

ノウハウ動画のHowCastがAOL、Metacafe、Bebo、blip.tvと提携
by Jason Kincaid on 2008年5月23日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

グーグルOBの3人が立ち上げたノウハウ動画サイト「HowCast」が今日(米国時間5/22)、AOLとMetacafeBeboblip.tvの各社と配信提携が合意に達したと発表した。

Howcastが提供するのはプロが作るノウハウ動画である。カバー領域は「寿司の作り方」から「水鉄砲の目覚まし時計の作り方」まで幅広い。 作品の多くは「ディレクター・プログラム」で生まれたもの。このプログラムでは有資格メンバーに制作費を小額支払ってHowcastのテンプレ(番組構成)通りに動画ガイドを作ってもらっており、とりわけ人気の高い動画についてはディレクターに別途、収入分配システムを通して報酬を支払っている。

HowCastは、新たな配信契約によって動画のオーディエンスがぐんと拡大するだろうと話している。サイトでは前からMyspace、YouTube、Verizon FiOS TV、JoostROOとの間にも配信契約が確立している。

この業界にはライバルも多い。5minVideojugがそうだし、あとInstructablesもある程度はHowCastと競合関係にある。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

Microsoft、データポータピリーティーに取り組む―Facebook、Bebo、Hi5、LinkedIn、Taggedと提携へ
by Erick Schonfeld on 2008年3月26日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

windows-live-logo.png必然には抗しがたいと見たか、今日(米国時間3/25)、Microsoftはデータポータビリティーへの取り組みで大きな一歩を踏み出し、Windows Liveに登録されている連絡相手(contact)をSNSその他のウェブサイトに、エクスポートできるようにしたことを発表した。この「Windows Live Contacts API 」は当初、Facebook、Bebo、Hi5、Taged、LinkedInで作動する。これらのSNSのメンバーはWindows Liveの 連絡相手(つまりHotmailのアドレス帳のことだ)をインポートして、ネットワークの中で友達を検索したり招待したりするのに利用できる。MicrosoftはまたInvite2Messengerという新しいサイトをオープンした。これは逆にSNSの友達をWindows Liveの連絡相手としてインポートできるようにするものだ。現在はまだ対象としてFacebookしかサポートされていない。

Microsoft は「Data Portability Workgroup」の一員ではあるものの、「これはそれとは別個の事業だ」とスポークスマンが確認している。業界標準なんてのはやはりあまり頼りにならないものだ。それはそれとして、やはりユーザーのコンタクト・リストを、ネット上のどこにいようと、利用しているメールやSNSが何であれ、自由に利用できるにようにするためには、今回の措置は大きな一歩だ。これでスタートアップ各社はHotmailのアドレス帳をびくびくしながらスクレーピングしないでもすむようになった。今や公開されたAPIを使って合法的にそうすることができる。

ある意味、これはやはり後追いの措置ではある。Gmailのユーザーはすでに以前から連絡先をFacebookやFriendfeedのようなサービスに自由にインポートできていた。MicrosoftはGmailにいささか嫉妬したものか、取り残されるのを嫌ったものかしたのだろう。コンタクト先をウェブに自由にエクスポートできないメールサービスを使っていてはソーシャル・ライフの重大な障害になるような日がすぐそこまで来ている。

windows-live-contacts.png

[原文へ]

(翻訳:Namekawa、U)

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