オンラインのカラオケとコンテストのサイトBix はYahoo!に買収される契約に署名した。Bix のCEO 、Mike Speiser は引き続きBixを運営するが、同時にYahoo!のコミュニティー担当VPとしてYahoo! Groups、360、Photosのプロダクト管理に当たる。
Speiser は以前、Epinionsを創立している。Epinions は2003年にShopping.com (当時はDealTime.com) に買収され、Shopping.comは2005年にEbay に買収されている。Epinions の価値は買収時点で$30M(3000万ドル)と推定されている。Bix の買収条件の詳細は明らかにされていないが、おそらくEpinionsの場合よりは価格はだいぶ低いだろう。Yahoo! は先月オンラインビデオ編集のJumpcut買収に$15M(1500万ドル)支払ったと噂されている。Bix はたぶんそれより多少安かったはず。しかもYahoo! はソーシャル関係のサービスのプロダクト担当責任者としてソーシャルメディアのベテランSpeiserを迎え入れることができた。
Bix はPalo Altoに本拠を置く社員16 人 の企業だ。この会社は1月に設立されて8月にネットにデビューした。同社の発表によると、ローンチ以来100万人のユニーク訪問者を記録しているという。 Bixは現在までにSutter Hill VenturesやTrinityその他から $6.77M(677万ドル)を調達している。買収の条件は明らかにされていない。われわれの Bix に関する以前の記事はここ。
Bix は最高賞金5万ドルのカラオケコンテストを催すことでユーザーコミュニティーを作るのに成功した。[賞金5万ドルの]コンテストはBixが主催したものだが、それ以外[のコンテスト]はユーザーが作成したものだ。コンテストの内容は単にカラオケだけでなく、美人コンテスト、コメディー、ダンス、アカペラ、 写真など多様。これらのコンテンストは一般公開されているものもメンバー限定のものもある。それぞれ内容に関連ある広告が挿入され、また携帯対応にも強い。このサービスには簡単なソーシャル機能があり、MySpaceへのアップロードツールも備えている。
Speiser は「Yahoo傘下になってもBix は従来どおりの運営を続けるが、チームはSunnyvaleに引っ越す。また今後数ヶ月の間にコンテスト設定ツールをバージョンアップし、ユーザーが自分のブログやMySpace、あるいは企業のウェブサイト内でコンテストを開催したりできるようにしたい」と語った。
Fox は傘下にkSolo(英語版記事) (日本語版記事)というカラオケサイトを持っている。あと僕は、誰かシャワーで良い気持ちで歌を歌うたびに、それがGoogleの巨大カラオケデータベースに密かに収集されているのではないかという気がしてしかたない。
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オンラインカラオケサイトBixは、50000ドルの賞金をかけたビデオとオーディオによるカラオケコンテスト“Second Chance”というしゃれたアイディアをスタートすることで、昨晩ベータ版を終了した。 “Second Chance” はAmerican Idolで勝てなかった私たち大半のことを指しているが、これはコンテストに応募するための必要条件ではない。賞金つきのこの種のコンテストは、Bixが世間の注目を一気に集めるのにまさにぴったりのもの。
Bix以外のスポンサーはまだないようだから、ダイレクトマーケティングチャネルとしてはまだテストをしていないようだ。残念。でも、モデル全体に関する二つのセオリーの妥当性をテストしようとしているよう。(とは言っても結果を歪曲しかねない高額の賞金つきでテストされるのだが):
1) 才能ある応募者を集められるか?
2) 視聴者を集められるか?

両方の答えは”イエス”だろう。でも、視聴者からの参加が一体どんなものになるのかとても興味がある。American Idol放送時間は、視聴者にとっては自然フィルターの役目を果たす。視聴者はフィルターが無いBixサイトとどのように係っていくのだろうか? もし、視聴者が自分の友だちに投票するためだけの目的でサイトを訪れたなら、他の参加者をわざわざ見たりするだろうか? もし、サイト上をあちこち見るのが目的なら、”もうたくさんだ”と思う前に何人のコンテスト参加者をチェックするだろう? サイトビジターは“most popular”フィルターに魅了され、いいエントリーもリストの末尾に追いやって誰からも発見されないままになってしまうのか? まあ、結果はいずれわかるだろう。
Bixに関する記事を以前書いてから、彼らはUIを改善し、“My Space”用のとてもシンプルなアップロード機能のようなコミュニティ機能を追加した。これら全てがBixが爆発的なブームとなるきっかけとなるもの。
私が以前の記事で話したように、Bixは真の可能性を秘めたマーケティングコンセプトだと確信している。さて、意見の代わりに今ちょうどデータを入手しようとしている。近々、この結果についてレポートするのを楽しみにしている。
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”アメリカンアイドル”(アメリカのアイドルオーディション番組)というのは、単に皆がスーパースターの卵たちが舞い上がったり、落ち込んだりするのを見たいからというだけでなく、驚くほど多くの人が自分もあの場に出場したいと思うことで成り立っている。Bixは、この2つの面から近く公開する自社のサービスに勝ち目があると考えているのだが、サービスとしては公開型・非公開型のコンテスト開催が可能である。
最初にベータ版サイトを試してみたときには、ただ単にまた1つオンラインカラオケサービスを始めただけじゃないかとしか思えなかった。相当な疑念を抱きながらBixのCEO Mike Speiserと話を始めたのだが、最後には彼らのビジネスモデルを理解するにつけ、見方が変った。
Bixはビジネス上の重要な課題に応えようとしている。これは、ブランドイメージ広告の効果がどんどん減少しているという問題である。米国市場だけでも2005年の広告費は1430億ドルであったが、これらの広告費の大半は印刷メディアとテレビに向けられている。古い諺にもあるように、「広告費の半分はムダに使われた―ただムダだったのは、どっちの半分かわからない」というように言われる訳である。
Speiserによれば、Bixが提供する合法のもとで開催されるオンラインコンテスト(カラオケ、短編映画、フォトエッセイなど、Bixはすべての形態をサポートしている)に対してスポンサーとなることは企業にとって強力なブランド戦略となるはずだという。まさにこの問題を経験して者としても、私は彼の考えは正しいと思う。オンラインコンテストはブランドイメージの確立に役立つだけでなく、マーケターがユーザーに直接コンタクトできる新たなコミュニケーションチャネルとし機能し、クーポンやオファーを配布できる機会を多く作り出してくれる。
しかし、このサイトがマーケティングツールとしか見えないとすれば、果たして皆使おうと思うだろうか?もし企業スポンサーが十分な賞金を提供するならが、多くの参加者(パフォーマー)を集めることができるだろう。また、参加者(パフォーマー)が、良いパフォーマンス – あるいは、ひどいパフォーマンスをしたとしても – それが十分の数揃っていたとすれば、皆は見てくれるはずである。
このサイトは確かに一般大衆ユーザーにも簡単に使えそうにできている。私は歌を吹き込むのは遠慮しておいたが、Speiserがカラオケコンテストを構成し、動画を登録するところを見せてもらった。 コンテンストの設定はすばやく簡単にできるし、ウェブカメラを利用してビデオをアップするのも同じく簡単。またコンテストを視聴、投票、共有するのも簡単だった。
とはいえ、まだまだ課題も多い。本格的に企業から広告費を引き出すにはユーザーインタフェースの改良が必要。また、携帯ユーザー向けの最適化も必要(携帯は”アメリカンアイドル”の投票でも重要な要素だった)。他社に先を越され、外国市場のおいしいところをもっていかれないよう、国際化も急がねば ならない。
成功の兆しが見えれば競争が激化するのは必至である。YoutubeやMySpaceはすでにそこからスターを誕生させることができることを証明しているし、FoxグループはMySpaceとKsoloを同時に傘下に持っており Bixが離陸するようなら、興味をそそられるのは間違いない。
Bixサイトは、今のところまだ招待のみのベータ版、数週間のうちに一般公開されるとのこと。開始当初の数ヶ月間は参加者全員無料の予定であるが、すぐに広告主がコンテストのスポンサーになることが広告費の有効使い道であると認識してくれるだろうと考えている。そのときになって、Speiserと投資家の考えが正しかったどうか分かり、広告主はROIを見てさらに広告費を使ってくれるようになっているのだろう。
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