Brightcove
Google/YouTube合併1周年おめでとう! ささ、詰めて詰めて…
by Mark Hendrickson on 2007年10月11日

ぼちぼち「まとめ」の潮時…と思ったら今日はGoogleが$1.65B(16億5000万ドル)でYouTube買収を決めた2006年10月9日からちょうど一周年の節目ではないか。

あれ以来”YouTube”は文字通り“オンライン動画共有”と同義語となった。Comscoreの集計によると、サイトは現在月間ユニークビジター数2億559万3000人でライバルに大差を保持している。次点のYahoo Videoは4802万6000人である。しかし、YouTubeは今後もネット動画分野の不動の勝者であり続けるべきなのだろうか? なるほど動画視聴者数は最大だ。結局それさえあればリードは不動にできた。が、なんとか食い込もうと凌ぎを削る他の会社も見くびってはなるまい。

仮にYouTubeが消費者の圧倒的多数が選ぶデスティネーションとして残るにせよ、コンテンツプロデューサーは他のサービスも真剣に検討する余地があるだろう。もっと豊富なファイルタイプをサポートしているサイト、大容量アップロード、高解像度をサポートしているサイトもあれば、規制の少ないサイト、YouTubeにはない多彩な機能を提供しているサイトもある。無論YouTubeの単なるクローンで、非常にベーシックな機能の提供で2匹目のどじょうを狙うサイトも。

そんな中から今回は以下の各サイトをチェックしてみた。blip.tvBrightcove.tvClipShackCrackleDailyMotionSony eyeVioGoogle VideoMegavideoMetacafeMotionboxRevverSpike (ifilm)Stage6VeohViddlerVimeoYahoo Video、そしてYouTube

どこも8割がた同じなので1個1個長々と紹介するのはやめて注目すべき全体トレンドと差別化のツボだけ紹介したい。どう違うか、詳細は上記比較チャートでご覧あれ。若干埋まってないところもあるけど、穴埋め手伝ってもらえそうな方は是非メールください

まず最初に動画の長さ。厳しい制限を設けているサイトはYouTube、DailyMotion、Metacafeだけで、残りのサイトでは長さではなくファイルサイズという間接的な制限を設けている。YouTubeはじめ幾つかのサイトはアップロード1回につきファイルサイズの上限は100mbだが、他は250mb、500mb、2000mbとゆるめ。 Veohはファイルサイズ上限なしだが、100mbを超えるファイルには同社のデスクトッププレーヤーを使うよう推奨している。有料会員に多少お金を払ってかまわないなら、Brightcove.tvとMotionboxもアップロードはファイルサイズいくらでもいける。

YouTubeでは.WMV、.AVI、.MOV、.MPGにフォーマットした動画ファイルのアップロードしかできないが、他のサービスではもう少し許容範囲が広い。とは言っても人生気楽にいきたいなら.MOV(Quicktime)に変換する癖をつけておいた方がよいだろう。.MOVなら、まずどのサイトでも歓迎してもらえる。

動画クオリティーと解像度となると違いはちょっと不明だ。動画のビット転送レートやトランスコーディング処理の詳細は明示していないサイトがほとんどだから。しかしながら、YouTubeもぶっ飛びなサービスも幾つかある。 Stage6というDivX-ベースのサービスと、ソニーのeyeVio(日本語版のみ)は最もすばらしい動画クオリティーを実現したサイトだ。VeohとCrackleも動画はかなりシャープ。

オルタナティブなサービス群でもプロフェッショナルな動画共有ソリューションとして出色はblip.tv。ここのサイトとプレーヤーはデザインがきれいだし、対応するファイルフォーマットの種類はおそらく最大ではないかと。ここはユーザーの動画を他のサイト多数に自動的にシンジケートしてくれる。また、アップロードした動画にはミッドロール、ポストロール、隣接(adjacent)、オーバーレイから好きなスタイルを選んで広告も挿入可能。しかもショーの統計もかなり詳しく把握できるほか、ユーザーに動画ダウンロードを許可することもできるなど、このblip.tvについてなら役立つ機能はいくらでも書けそうだ。blip.tv唯一最大の弱点はFlashプレーヤーを使って動画で先送りのポイントを見れないことだろう。

Rocketboomのような番組がblip.tvに移転を決めたのも驚くには当たらない。当編集部もTechCrunch40カンファレンスではblip.tvを使ったぐらいだ。PC Worldも全サービスの中でblip.tvが一番というこちらの意見に同調している。

blip.tvをだいぶ贔屓にしているのは確かだが、他のサービスもそれぞれ特長があるので、みなさん好みのサービスはむしろそちらかも。ClipShackはほとんどYouTubeのクローンそのまんまだが、ここにはウェブカムから直接、動画や書籍、ビデオゲーム、TV番組のレビューをサイトに追加できるコーナーがある。 Crackleはいわばタレント発掘システムで、アマチュアのプロデューサーを対象に、ソニーはじめメディア企業の幹部にアイディアを売り込むチャンス獲得の場を提供している。

Dailymotion、Metacafe、Megavideoは対応言語の種類が豊富。ソニーのeyeVioは残念ながら英語版展開の予定はないようだが、PSP、ウォークマン、iPod、ケータイに動画を直接ダウンロードできるサイトだ。MetacafeとMegavideoはどちらも、コンテンツのクリエーターに動画ビュー数に応じ報酬を支払うプログラムを設けている。Motionboxはこの中では最もプライベートなサービスだが、その動画プレーヤーにはユニークなフィルムストリップ機能(filmstrip:場面別サムネイルのような?)がついており、これを使うと動画内のセグメント位置がひと目で分かる。(ここではシンプルなオンライン動画エディターも提供している)

RevverではWordPress対応プラグインを提供しており、ビデオブロガーもコンテンツをより効率的にアップロードして管理できる。Veohは動画を他の共有サイトにアップロードすることもできるし、そのダウンロードクライアント内にウェブ上どこからでも動画を引っぱってきて視聴できる。Vimeoはベストデザインなサイト、コミュニティの一体感が魅力。Viddlerのプレイヤーは機能満載で、例えば動画の途中にコメントを残すこともできる。

エンベッドできる動画プレーヤーはこれらサービスの顔。以下にスクリーンショットを貼っておこう(クリックで拡大する)。編集部ではまだ各サイトにサンプルの動画をアップロードして動画のクオリティーを比べてる作業の途中だが、各動画リンクは比較チャートでご覧になれる。

blip.tv
Brightcove.tv
Crackle
Dailymotion
Sony eyeVio
Google Video
Megavideo
Metacafe
Motionbox
Revver
Spike (ifilm)
Stage6
Veoh
Viddler
Vimeo
Yahoo Video
YouTube

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BitTorrent DNA、もはや後ろめたいものではない
by Nick Gonzalez on 2007年10月10日

BitTorrentのイメージはこれまで、なんとなく思わしくないものだった。BitTorrent自体は、P2Pファイル共有プロトコルに沿って著作権付きのコンテンツを販売してきた。しかし、「The Pirate Bay」のような合法とは言いにくいようなサイトからのダウンロードのほうが良く知られるようになってしまったからだ。海賊版にとって特に人気があるのは、ファイルをダウンロードしているユーザー間でファイル転送コストを分散できるためだ。

そこでBitTorrentでは、合法的なトレント実現に向けて、無料ファイルやストリーミング動画など、同サイトのパートナーが共有希望するファイルについてP2Pパワーを導入しようと試みている。「BitTorrent DNA(Delivery Network Accelerator)」と呼ばれるこの新サービスは、ユーザー間でのファイル共有をアシストするためにトレントを活用し、視聴者のコンピュータ間でのバーチャルネットワークを形成。人気ファイルのダウンロードスピードアップ化を図るために各ユーザーサーバを利用するというもの。

このアレンジメントは、サイズの大きなファイルをユーザー間で共有する点で、BitTorrentの現行サービスと良く似ているように聞こえる。しかしながら、DNAでの大きなちがいは、より透明度の高いサービスだという点だ。視聴者はファイルのトラッキングについて検索したり、トレントのダウンロードマネジャーと関わる必要が無くなる。その代わり、DNAサービス利用可能なサイトに関しては全て対応してくれる新BitTorrentクライアントアプリ(約330 K)をインストールするだけでよい。例えば、ユーザーがあるサイトで映画を半分鑑賞した、あるいは、あるファイルの半分までをダウンロードしたとしよう。そのような場合、DNAは、該当コンテンツのダウンロードを希望するその他のユーザーと、ユーザーが気付かないような方法で共有する。もし、ファイル共有によって自分の回線にかかる負担が大きすぎるとユーザーが思う場合には、コントロールパネルから「download acceleration」をオフにするとよい。

BitTorrentの主なセールスポイントは、バンド幅コスト削減だ。つまり、パブリシャーたちは、より多くの広告収入を得られることになる。同サービスのカスタマーたちは、コンテンツ配信の最大80%までをP2Pネットワークにシフト可能だ、とBitTorrentでは話していることから、節減できるコストはかなりのものになると予想されている。サービス開始にあたっての提携先の一つBrightcoveは、新サービス「Brightcove Show」で提供するサイズの大きな動画コンテンツ配信のためにP2P技術を利用予定だ。

BrightcoveではBitTorrentとチームを組むことで、自ネットワークにおけるウェブ動画パブリシャーたちが、放送番組レベルの品質を備え、閉ざされたシステムにつながりかねない特定のアプリケーションを必要とせずにフルスクリーン動画(できれば、HDレベルの品質に至るまで)をストリームできるようにしたい、また、そのことでJoostに対抗したいと考えているようだ。動画はウェブから直接ストリームされ、BitTorrent DNAクライアントアプリをインストールし、該当動画を鑑賞したあるユーザーのコンピュータから、その他のユーザーへと少しずつダウンロードされる。BitTorrentだけでは不十分な場合、コンテンツ配信ネットワークのLimelightからもサポートが受けられるようになっている。

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オーケー、OK。動画オーバーレイ広告を「最初に」発明したのは(YouTubeも含む)君たち全員、だ
by Michael Arrington on 2007年8月24日

今日(実際は、米国時間8/22の昨日)早くに、「オンライン動画の広告にFlashオーバーレイを利用したのはYouTubeが初めてではないのでは」と書いた時には、誰がこの広告フォーマットを発明したかについて、これほど多数のメールとコメントが寄せられるとは思わなかった。

VideoEggが1年間程にわたってオーバーレイ広告を採用しているのは確かだ。しかし、その記事のコメント欄で、YouTubeに以前勤務していたという(未確認)ある人物は、「その広告形式は、YouTube内部でずっと以前から検討されてきた」と述べ、続けて以下のように書いている。

YouTubeが登場したころ、その他の動画共有サイトはまだQuicktimeあるいはWindows Mediaを利用していた。それなら、YouTubeだってFlashビデオプレイヤー利用のアイディアを盗んだとしてVideoEggを非難することだってできるだろう。

さて、次はAdbriteファウンダーのPhilip Kaplanだ。彼は私に宛てたメール中で「Adbriteは独自のオーバーレイ広告をほぼ一年に渡り提供している」と述べた。また、 私がそのことを以前にエントリとして取り上げた事実もメール内で指摘している。広告自体の洗練度ではやや劣るが、確かにFlashビデオオーバーレイからなる広告だ。

そして、最後にBrightcoveのCEOであるJeremy Allaire。長文からなるメールには「同社のオーバーレイ利用の動画広告提供は、2005年10月にまで遡る」とある。また、「同形式の広告が、広告主の間で特に人気があるというわけでは無い」とも述べている。

YouTubeの最新の広告サービス紹介に対して、VideoEggが動画オーバーレイ広告を開発したというTechCrunchサイトのエントリを拝見した。

まず、はっきりさせておきたいのだが、われわれが(オーバーレイ広告を)「発明」したと言うつもりは無い。しかし、われわれが市場に先駆けてビデオオーバーレイを提供し始めたのは2005年10月にまで遡る。YouTubeが海賊版の「The Sopranos」放映分を最初に提供し始めたころだ。同年秋のWeb 2.0コンファレンスで、Brightcoveはベータサービスデビューを果たした。そして、その中で、ユーザーにとって押し付けがましく無く、かつユーザーの関心を引くような新広告フォーマットを使って、動画界とテレビ界の広告にどう改革をもたらすことができるかデモとディスカッションを行った。また、同時にマーケター達の関心をかき立てるオプトイン形式の「スポンサーシップ獲得型」の広告ユニットにしたいと思っていた。その際、ちょうどスタートしたばかりの、MTV Networksチャンネルに流していたCoca Colaのオーバーレイ広告のデモを行った。The New York Timesがその模様を掲載している。

その後、この広告フォーマットを同年秋にNew Yorkで開催されたAdTechでも改めて紹介している。もし、このイベントの主要コンテンツオーナー、ブランドパートナーたちと話をすれば、それ以来この形式の広告ユニットは動画広告フォーマット、ポリシー、そしてターゲティング・メカニズムなどと併せて、われわれのプラットフォームの一部だというだろう。

興味深いことに、この発表は18ヶ月以上も「市場に先駆けた」ものであったにも関わらず、残念ながら広告業界からの理解は限られたものであった。その原因の背景には次のような理由が含まれる。

- オンライン動画分野での、動画広告買い付けにあたり、広告業界は既存のクリエイティブ/購買パターンの利用を非常に重視
- コンテンツパブリシャーとメディアオーナーの大半は、提供サービス内容の「ベーシック」部分の立ち上げと運営に重点を置いていた。また、ほぼ100%ベーシックな短い動画コマーシャルのみを視野に入れたマーケターと広告主からのRFPに応えることに集中していた。
- 主要なブランドとコンテンツにとっては、ベーシックなプレロールとバナー広告共用というスタイルの広告で大変魅力的なCPMを得ていた。15秒間の広告は、エンドユーザーの視聴行動にネガティブな影響を与えるという証拠は僅かしか存在しなかった。事実、われわれ独自のデータでも、広告無しのサイトと15秒間のプレロール広告それにバナー広告を共用したサイトにおける(ユーザーによる)コンテンツ利用状況とパフォーマンス(例:広告を理由にユーザーを失うなど)に、殆ど差異は見られなかった。

それにもかかわらず、ユニークであると同時に、ユーザーが煩わしく思うこと無く、かつ訴求力に富み、より深みのあるマーケティング体験を実現する「合成的」な動画広告フォーマットに関して、われわれは強気な姿勢を維持。数年間にわたる取り組みを経て、いま、取引先であるパブリシャーとメディアオーナー達は、同フォーマットに興味を示し始めている。私がこのように考えるのは、コンテンツ企業が自社のコンテンツから利益と収益を最大化する方法を模索している段階に入ったからだ。また、コンテンツ企業各社は(コンテンツの長さとして)中ぐらいのものから長時間のものを視聴者に提供し始めている。経済的な必要性として、良いユーザーエクスペリエンスを提供するために異なる広告フォーマットが必要になる。

というわけで、結論としてはどうだろう?おそらく、これらのスタートアップ企業はいずれもオーバーレイ広告の発明はしておらず、全ては昔ながらのテレビによるものだ、とOmは言う。VideoEggの特許申請が独自のものであると認められるかどうかは、これから分かることになるだろう。しかし、VideoEggはすでに、他社による類似サービスを積極的に阻止するために特許を利用することは無いと言っている。市場がすべてをふるいにかけるだろう。

イラストは素晴らしいHugh MacLeodによるもの。

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Fox、オンライン動画にBrightCoveを採用
by Duncan Riley on 2007年6月19日

Fox Entertainment GroupはFoxネットワークでのテレビ番組に関するオンライン動画プロバイダーとして、Brightcoveの独占採用を発表。

これを以て、Fox Broadcast NetとFX and SpeedがBrightcoveのテクノロジーを用い、広告掲載された形式でインターネット動画として直ちに提供される。また、今後、コンテンツも順次追加される予定。

Brightcoveは次の各社とすでに契約合意に至っている。CBS、Discovery、MTV Networks、National Geographic、Showtime、Rainbow Media、Buena Vista TV、Dow Jones、BSkyBそれにNew York Timesなど。しかし、これらの既存契約中、今回の新契約のように独占的な契約というものは無かった。

Beet.tvが述べているように、今回の契約により、Foxのコンテンツを外部サイトに埋め込むことが可能になる。

Brightcoveは、General Catalyst Partners、Accel Partners、AOL、Hearst CorpそれにIACから$59M(5900万ドル)以上にも上る金額を調達している。

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Brightcove、小規模ビデオパブリッシャーのためのネットワークをスタート
by Marshall Kirkpatrick on 2006年10月31日

注目のビデオスタートアップ Brightcove が Brightcove Network をスタートさせた。これは小規模なビデオパブリッシャーのためのビデオ配信と収益化のためのネットワークだ。Brightcove は現在までにWarner Music Group、Wall Street Journal、New York Times、MTV web video servicesのような大手メディアのためにウェブでのビデオ配信サービスの契約を結んだことで注目されている。新しい Brightcove Network は2004年の設立以来の目標としていた方面に多くのコンテンツを振り向けようとしているように思える。

Brightcoveのユーザーがサービスが提供されるのを待っている間にYouTubeがこの分野を盛り上げ、ニーズを満たし、買収されてしまったの で、新サービスのベールが外されてみるといささかアンチクライマックスの感じがする。それでも、僕の考えでは、長期的にみると、小規模なビデオ製作者の配 信チャンネルとして現実性のある道を開いたのではないかと思う。ローンチの夜にまだトップページが空っぽだったからといってこのサービスを見捨てるのは早 過ぎる。カテゴリーのタイトルをクリックして内容を見て Brightcove の概要をつかんでもらいたい。

もし100万ものビデオのチャンネルが実現したとしても Brightcove はその新しいインフラの中心に場所を見つけるだろう。この会社はそうするための手立てとなるコネを十分に持っている。同社のファウンダー Jeremy Allaire は Flashを開発したMacromedia社の元CTOで、ColdFusionの開発元Allaire Corporationの共同ファウンダーでもある。 Brightcove は2005年3月、$5.5M(550万ドル)に上るシリーズA の資金をGeneral Catalyst Partners と Accel Partners から調達している。また去年の11月には$16.2M(1620万ドル)を AOL、Hearst Corp、IACから調達しているが、このラウンドをリードしたIACの会長 Barry Diller は Brightcove の取締役でもある。この会社はどこかのガレージから現れたスタートアップなどではなく、すでに多数の大手メディアをクライアントにしてビデオ配信サービスを提供している。われわれBrightcoveについての記事はここに。この会社は今度はロングテールに照準を定めたようだ。

Brightcove Network に加わると、ビデオ製作者は自分のサイトにアップロードされたビデオに関して、Brightcove のウェブサイトを購読者を募るショーケースのチャンネルとして利用することができる。またビデオを誰が閲覧した場合でも広告収入の50%、有料ダウンロードの場合(AOL Videoのような提携サイトで購入された場合を含む)、料金の70%がビデオ製作者の取り分となる。Brightcove のサイトは今日の時点で相当変化している。従来の業界向け(business to business)ランディングページというよりむしろエンターテインメントサイトに近づいていた。ランディングページはひどいものというのが僕の第一印象だったが、小規模ビデオサイトの製作者が投稿してくる作品の内容がどんなものになるか今後に期待したい。

Brightcove からオンラインでフルバージョンの広告入り無料ビデオが手に入る。パブリッシャーがそう望んだ場合は、DVD 画質でWindows Media DRM に汚染されたファイルがダウンロード購入できる。Brightcoveではディレクトリやコミュニティー内にあらゆる長さのビデオがあると主張しているが、他の有名どころのどのサイトに比べて20分から60分の長さの作品が多いのではないだろうか。

同 社では著作権のあるビデオの投稿の問題に関しては、DMCA(デジタルミレニアム法)の免責条項に全面的に頼る方針だ。つまり正当な著作権者からの要求が あればそのビデオを削除するが、YouTubeやGUBAのように著作権を侵害して違法に投稿されたビデオを積極的に検索、発見する手段は講じないという ものだ。

広告はいろいろな形式で表示される。ビデオの冒頭、最後、オーバーレイ、同期バナーとしてビデオプレイヤーの横に表示される場合もある。無料のBrightcove Network のアカウントではあらかじめ定めらたフォーマットで広告が表示される。製作者のプレミアム・アカウントの場合、希望の広告フォーマットを指定することができる。

もし Brightcove の言うことを信ずるならば、YouTubeの話のなかでよく言われるほど著作権[を侵害するビデオの投稿]は大きな問題ではなく、メインはあくまで消費者 発信型ビデオであり、しかもまだそれは始まったばかりだという。Brightcove は増大しつつあるセミプロ、上級アマチュアのビデオ製作者のマーケットを対象しているが、それと同時に小企業もネットワークに傘下することに意義を見出す だろうと考えている。同社では主要なライバルはローエンドではGoogleビデオ、ハイエンドのビデオ製作者向けでは NBBC (われわれの記事)だという。僕は最近資金調達に成功した Podshow もライバルのリストに加えるべきだろうと思う。Blip.tv、VSocial、VideoEggも加えるべきかもしれない。ユーザー投稿の動画の最後に静止画像で広告を入れているサイトRevverについて良いことを言いたいところだが、Brightcove はハイクラス版のRevverというところだ。機能も豊富、有料ダウンロードもあり、AOLとも提携しており、なんといっても資金が潤沢だ。

BrightcoveのファウンダーAllaireは、彼がTelcom TVと呼ぶIPTVと別のオープンな手段、彼がビデオのインターネットと 呼ぶものの違いを強調する。Allaireによれば「Telcom TV は従来のテレビ番組の延長上でケーブルテレビ、衛星放送の必然的な発展に過ぎない。これに対して多様なプラットフォーム上で小規模なビデオ製作者によるビ デオが無数のオンラインビデオチャンネル上に登場しつつあり、こちらがはるかにエキサイティングなモデルだ」という。Brightcove Network の開始は、Allair のビデオのインターネットというビジョン実現のための宣言とも言えよう。

優れた管理ツールとインフラがあったら、高品質で収益を上げることが期待できるきるほど質の高いビデオを作ろうとするユーザーに対するマーケットは大きい だろうか? ぼくは大きいと思う。あるユーザーはコンテンツに広告を載せるだろうし、別の誰かはビデオを1本あたりいくらの有料で販売するだろう。またある者はさらに 自分たちの独自のブランドのビデオプレイヤーにメッセージを載せるテクノロジーをライセンスするだろう。僕はBrightcove はこうしたいろいろなグループのユーザーすべてに対して比較的容易に対応できると思う。ビデオ製作者のコミュニティーがBrightcove を中心として形成されるかどうか、今後に注目だ。

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ダウンロード型テレビ 現在のオプション
by Neil Kjeldsen on 2006年5月22日

Tivo とその競合により初めて人気に火がついたダウンロード型テレビは、今日では強力なサービス。コンシューマーが見たいときにテレビ番組を見、意のままに一旦停止をし、コマーシャルをスキップすることが実現するのである。そのため、番組を決まった放映時間にみるという行為は時代遅れになってしまいそうだ。今日、米国の家庭の7%がデジタルビデオレコーダーか DVR を持っており、ほとんどのケーブル会社はDVRをオプションとして提供している。

Bittorent のようなファイル交換ネットワークもまた、「放映時間が変更されたテレビ番組」へのアクセスを望むコンシューマーにとって、非常に人気 (時折、不法)である。 DVR はすばらしいのだが、コンテンツ提供者や配給者はスキップされたコマーシャルからうける収益の損出には決してスリルを感じていない。またDVRの番組は携帯端末に簡単に転送でき、家庭のテレビから離れた状態でも見ることできる。コンシューマーの中には、もっと柔軟性とオプションが欲しいという声もある。

iTunesにより業界を率いられているダウンロード型テレビへ参入:

2005年の10月12日、Apple は iTunes Music Store からのビデオコンテンツの閲覧・購入に対応した iTunes 6.0 の発表をした。はじめは、数千本の音楽ビデオや5つのテレビ番組を提供していた。知名度が高いものとしては ABC の “Lost and Desperate Housewives” に、他過去シーズンを集めたもの。新しい番組もはじめに配信を始めてから24時間閲覧可能である。それ以来、ライブラリーは NBC Universal, USA Network, Sci-Fi チャンネルショー、Viacom それに Disney が所有しているネットワークの番組までに拡張した。iTunes では、また多数の映画のプレビューも見ることが出来るようになった。ビデオ購入のフォーマットは128kbit/s にMPEG-4ビデオ。

2006年1月に、 iTunesは、最新もの Nickelodeon, Comedy Central や MTVに、DailyShow, Spongebob, Squarepants, South Park や Punk’d Showtime のような番組エピソードが2月に追加され、2006年1月までには約40以上ものダウンロード型テレビ番組を配信していた。けれども、ネットワーク会社たちは、 iTunes がコンピューターでテレビを見れる唯一の方法ではないと願っている。CBS, Fox や ABC など独自で実験的に直接ダウンロード・ストリーミング配信サービスを行っている。

ABC

ABC は国内で ヒットした多数の番組をストリーミング無償で放送している。例えば、Lost, Desperate Housewives, Alias, そしてCommander in Chiefなど。番組は400X700のフラッシュ形式で閲覧できる。プラスな面は、ABC のサービスはブラウザーやプラットフォームにとらわれず、無償であること。マイナス面は、これらは大きなファイルなので、番組を見るためには必ずオンライン状態である必要があること。ラップトップや他の端末にダウンロード したり、飛行中やオフライン状態のときには見ることができない。また、スキップできない短いコマーシャルがある。だから結局のところ、ABC は PC と接続できる私個人のリビングルームのテレビで、放映時間だけがずれた番組を提供してくれている。が、それ以外は特に変わったことはない。これに関しての詳細は Mike Davidson氏のブログにて。

CBS

CBS は CBS オンデマンドプロジェクトをとおして、ダウンロードを提供している。現在は番組一本のみ(Survivor) 提供しており、このサービスを利用するには US国内に所在する必要がある。クオリティは640X480ピクセル。番組の値段は99セントで、ダウンロード後は24時間以内に閲覧しなければならない(旅行者にはいいオプションではない)。番組を見るには、WindowsPC でなければならないし、DVD に焼くことはできない。正直なところ、これだけの制限を設定しておきながら、番組提供をしていることが驚きだ。以上。失敗させてくれと頼んでいるようなものだ。そうなると「私たちはがんばったのだけど、人々は望んでいないっていうんだよね」なんていえるから。追加で、CBS はまたGoogle Video でも番組を実験的に提供している。

NBC

NBC は iTunes から多数の番組を放映しているが、直接ユーザーには提供していない。ITunes では13本の番組をながしている。番組は、多数の昔の番組と Tonight Shows, Late Night with Conan O’Brien, Saturday Night Live, The Apprentice, Law and Order, Scrubs and The Officeなどが含まれる。

FOX

Fox は4月に、インターネット上でアフィリエイトとインターネット上に過去の番組を列挙させる許可を与える6年間の契約を発表した。また、Myspace内で「24」の番組をダウンロードさせるサービスも開始している。しかし、この件に関しての追加情報はまだ探せないでいる。

まとめ

サービスモデルが大衆を大規模なテレビ離れにさせるほど十分なサービスモデルができるまで、まだしばらく時間がかかりそうだ。しかし、コンテンツプロデュー サー(ネットワーク)と配信者(ケーブル)を揺さぶる崩壊の始まりにいることは確かである。TVダウンロードを独占するもののなかで、iTunesに近づくものはまだいない(bittorent と DVR をのぞいて)、それにこの分野をひとつのネットワークだけで征服するとは考えにくい。人々は、一箇所でダウンロードを行いたい。

ITunes はそ れをうまく可能とさせている。シンプルで、端末に移動できたり、番組閲覧に「期限」がないなど柔軟性がある。ITunes の本当の競合は、まだ現れていない。Yahoo, Microsofot, Google 、Amazon、そして他のものは、この業界に遅かれ早かれサービスを提供し始めるであろう(メモ:AOL はすでに多数の古い番組をユーザーにストリーミ ング提供している)。

ビジネスモデルを変更する必要がある。コンテンツプロデューサーは収益化するために、ネットワークとの契約、30秒の広告そして今後DVDの売上に頼ることができない。番組そのものが独立していなければならない。そしていずれは支払いを厭わないユーザーを寄せておくために、始めの2-3本のエピソードは無償で提供する必要がある。正直なところ、ネットワークを無視し、番組が始めは iTunes でローンチし消費者に直に提供でき日がくるのが楽しみである。これ周りのプレスは圧倒されるだろう。始めに取り掛かるものが、大きなメリットを享受できるだろう。

第三者のサービスプロバイダーの市場もある。Meevee のようなサービスはオンラインTVのリスト情報とコンピューター上でコンテンツを実際に見れるギャップを埋めようとしている。Cozmo.tvBrightcove はブラウザーをとおしてTivoを管理できるようにする。そして、現在テレビを携帯端末にストリーム配信している MobiTV が、契約上ベクトルの角度を変えて、直にPCにストリーミングテレビを提供するのはいつになるだろうか?この方角にすでに一歩を踏み出している。そして、Orbは似たような無償のサービスを提供している

メモ: この記事は私の友人 Neil Kjeldsen氏により執筆された。 新米ブロガーであるが 、長期間ライターとしてやっている。テレビ、フィルム業界をよく知る。