Fring
by Robin Wauters on 2009年2月18日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Skypeが(やっと)携帯電話機のメーカーと組んで同社のVoIPおよびIMソフトをNokiaの電話機の一部にプリインストールすることになった。この件はMobile World Congressで発表され、MobileCrunchがすでに記事にした。この、eBayが保有する企業は、全登録ユーザ数が昨年末で4億500万、そしてNokiaは少なくとも今のところ世界最大の携帯電話機メーカーだから、相当ビッグな提携と言っていい。

もちろん、オペレータ企業各社(Verizon, AT&T, Sprint, T-Mobile, etc.,etc.)は、このニュースを聞いて飛び上がって喜んではいないだろう。

by Robin Wauters on 2009年1月28日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

モバイルでVoIPおよびIMを提供するfringは、携帯通信分野で非常に有名なサービスになっている。そのfringが種々のサードパーティーアプリケーションをfringのクライアントとして移植中で、年内に順次その成果を発表していくことにしている。本日(米国時間1/27)fringはモバイルに最適化したLast.fmのアドオンを発表した。これによりLast.fmのレコメンデーションがfringで利用できるようになるだけでなく、Last.fmの提供しているソーシャルコミュニケーション機能をも統合することとなる。

fringの利用者(fringstersと呼ばれる)はストリーミングされる音楽番組を聞くことができ、自身のライブラリやタグ情報をいつでも利用でき、好みでない曲をスキップすることもでき、アルバムアートワークを閲覧するなどしてLast.fmの機能をモバイルにそのままもってくることができるようになった。これら機能をfringクライアントとして実装するのと同時にフレンドリストを埋め込んで、知り合いが聞いている曲をリアルタイムで表示するようにもした。

by Michael Arrington on 2008年11月27日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

イスラエルに本拠を置く携帯向けVoIPサービスのスタートアップ、Fringレイオフの行列に加わった。同社では10人、およそ20%に当る人員を解雇した。CEOのAvi Shechterは「現在、わが社の運営は順調だ。レイオフを実施したのは2009年以降も資金不足を来さないようにするための予防策だ」と述べた。

by Robin Wauters on 2008年11月18日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Fringが今やろうとしているのは、商売をしたければとっくにやっていなければならなかったこと ― 広告。

Fringといえば、iPhoneや、Windows Mobile、Symbianなどで動作するモバイルVoIPとチャットのプロバイダー。ユーザーがFring自身またはSkype、Live Messenger、Google Talkなと他の通信サービスを使って無料通話できるテクノロジーを提供している。

Fringはこれまでチャット機能には一切広告を入れていなかったが、一部少数のユーザーを手始めに、バナー広告を展開し始めるようだ。

ついにiPhoneでのSkype電話がFringで可能になった!(ジェイルブレイク不要)
by Greg Kumparak on 2008年10月5日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

6ヵ月の間、ジェイルブレイクしたiPhoneでのみ可能だった無料VoIPサービスのFringが、App Storeに登場した。Fringが公式に認められることなんてないだろうと言っていた人もいたが、ついにやってきたのだ。今やiPhoneでSkype電話をかけることができる。ジェイルブレイクは必要ない。

Skypeの機能の他にも(もちろんみんなが使うのはSkypeの機能に違いないと思っているが)、FringではMSN、GoogleTalk、AIM、Yahoo、Twitter、ICQ、それからもちろんFring自身のサービスを利用してチャットを行うこともできる。

MobileCrunch で続きを読む>>

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

iPhoneでVoIPアプリを試す
by Michael Arrington on 2008年7月14日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

iPhoneのユーザーのほとんどがAppleのサーバの混雑でアクティベーションで立ち往生するという事態に見舞われる中、われわれ賢いユーザーは公式リリースの24時間前に某非公式ルートを使ってアップデートをすませて、目下App Storeの新しいアプリを楽しんでいるところだ。私はTruphoneのiPhone アプリTruphoneの会社プロフィール)をインストールしてiPhoneでVoIP通話を試している。

iPhone 2.0の制限の一つは、残念ながら通話/データ通信のチャンネルを使ってVoIPアプリケーションを作動させることができないことだ。せっかくの3Gの帯域幅がもったいない。しかし幸い、Wifi接続でならVoIPアプリの利用が許されている。

一見すると、3G接続が利用できないのは非常に大きな制限に思える。しかし実際には、たとえWifi接続であってもVoIPは非常に役立つ。 たとえば、私の自宅兼オフィスではAT&Tの携帯接続の状態は非常に悪い。そこで私は家ではめったにiPhoneで通話しない。その代りに固定回線(VonageのVoIP電話)を使っている。VoIPがWifiで使えれば、家にいてもiPhoneを使った通話ができる。

私はTruphoneのアプリを今朝(米国時間7/11)インストールして、オンラインで登録した。1分あたり6セントで世界中どこの固定電話へも通話ができる。また登録時に4ドル分の無料通話時間がプレゼントされる。Truphoneは通常の通話と同様、ユーザーの連絡相手リストを利用して1クリックで発信ができる。通常の通話との違いはこうだ。まずWifi接続が必要。通話を受けることはできない。もし通常の通話が着信するとTruphoneの通話はいきなり切断されてしまう(これがいちばん腹立たしい)。スピーカーフォンを使うことができない。頻繁に使う「お気に入り」番号をインポートすることができない。

一つ、ありがたい機能としては、Truephoneで電話をかけたとき、着信側に通常の通話と同じ発信者IDが表示されることだ。

下のビデオでは私が発信のプロセスをデモしている。このアプリを通じてあらかじめ録音しておいたボイスメールを再生させてみた。音質は優秀だと思う。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

格安通話!のTruphoneがシリーズBで£16.5M調達
by Michael Arrington on 2008年4月18日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

truphonelogo.pngWiFi/データ通信対応端末にVoIPサービスを提供する英国のTruphoneが第2ラウンドで£16.5M($32.7M=3270万ドル)の調達完了を本日(米国時間4/17)発表した。1年ちょっと前の第1ラウンドでは£12.5M($24.5M=2450万ドル)調達済み。

$50M(5000万ドル)以上も何に遣うかって? …格安通話だよ! Fringとか他にもたくさんの会社がやってるように、TruphoneもWiFi/データ通信対応端末間あるいはパソコンとの間で無料&格安の「どこでもVoIP」を実現する。

Truphoneにはベターな音質、長いバッテリー寿命を叶える技術力がある。が、その分、Fringより電話会社にブロックされ易い難点も。しかし法廷で通信キャリアに勝訴したことで、通話ブロック問題はさほど痛手ではなくなった。

今回の投資発表で目立ったのは共同ファウンダーAlexander StraubのStraub Ventures(前の投資主)が消えていることだろう(このベンチャーファンドのサイトではまだTruphoneの名前を投資先リストに載せているが)。きっとこの背後には何か面白い話があると思う(Update: Straub本人から「話なんてないぞ」とコメントがついた。プレスリリースに彼個人の名前も彼のファンドの名前も断り書きがないのは、やっぱり変だと思うけどね)。

Update2: Truphoneが通信キャリア攻略で採用した価格構造の詳しい話はTechCrunch UKが報じた。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

更新情報:FringのジェイルブレイクしたiPhone対応アプリただいま開始(動画)
by Erick Schonfeld on 2008年4月16日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

fring-iphone-small.pngMikeが先ほど書いたように、Fringは会話のために何分か接続しっぱなしにするのではなく、データ接続を使ってSkypeや他のVoIP接続サービスが使えるアプリのダウンロードを開始した。FringはSkype、MSN Messanger、Google Talk、ICQ、SIP、Twitter、Yahoo およびAIMをサポートする。

これは今現在利用することができる(警告:利用にはジェイルブレイクを使う必要がある)。Fringのブログにより詳細な情報があり、またダウンロードはFringcubatorで行うことができる。電話をかける前に時間がかかるのことが多いので、近距離電話に利用する人はほとんどいないだろう。しかし国際電話をかけたり、IMを繋ぎっぱなしにするのに便利だ。IMを繋いでおきたい人にとって、本当のキラーアプリたり得る。

Fringのデモ動画を置いておく:

原文へ

(翻訳:Maeda, H)

FringのiPhone Chat/Voip アプリケーション、本日ローンチ
2 コメント
by Michael Arrington on 2008年4月16日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

イスラエルのスタートアップ、Fringは優れた携帯版VOIP/チャット・サービスを提供している(われわれの2月の記事参照)が、このサービスのiPhone版が24時間以内にローンチされるという情報を得た

これはFlickIMMunduのようなブラウザーを通じたチャット・アプリではない。ダウンロードしてインストールするタイプのフルに機能を備えたアプリケーションのはずで、ユーザーはfringだけでなく、Skype、MSNMessenger、Google Talk、ICQ、SIP、Twitter、Yahoo、AIMのサービスにアクセスできる。

ということは、fringはジェイルブレイクをインストールしているのだろう。ジェイルブレイクを使わねばならないことで、実際にダウンロードしてインストールするiPhoneユーザーの数は相当に制限されたものになりそうだ。

しかし逆にFringは、アーリーアダプター層以外の一般ユーザーがジェイルブレイクを使おうとする最初のキラーアプリになるかもしれない。通常の携帯電話のデータ通信契約でVOIP通話ができるというのは十分その手間に見合うものになるはず。(ただし通話はWifiだけで、Edgeネットワークは利用できない)。

ただし、今回のリリースはこの夏に予定されているiPhoneアプリケーション・ストアの公式スタートに備えての準備だろう。 しかし、リスクをはらんだ戦略ではある―あるデベロッパーは私に「ジェイルブレイクは使いたくない。Appleを怒らせて、先行き公式アプリケーションとして認められなくなると困る」と漏らしていた。

しかしFringはiPhone版なしでも十分にうまくやっている。現在、サービス開始から約1年だが、毎月10万の新ユーザーを獲得している。Fringがサービスをローンチしたらアップデートする。アップデート: ローンチされた。ここを参照。ダウンロードはここ

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

モバイルVoIPアプリ「Fring」でファイル交換が可能に
by Erick Schonfeld on 2008年2月6日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

fring-logo.pngケータイIMやVoIPのソフトがPC対応版と違わなくてはならない理由はない。本日(米国時間2/5)、モバイルのVoIP通話の新会社「Fring」がファイル交換など各種新機能をモバイルアプリに新導入した。

Fringは、携帯電話のデータプランとかWiFi接続で無料ネット通話が楽しめるアプリ(日本の使用例デモ動画)。スカイプ同様、固定電話やFringクライアント未搭載のケータイにかける際には小額の通話料がかかる。Fring搭載機の間だけでなくスカイプ、MSN、ICG、Twitter、Google Talk、Yahoo、AIM、SIPネットワークの人にもIM&電話ができる(この辺はGizmoっぽい)。

機能追加でFringでIM中はチャット相手にも「入力中」と表示が出るように。もっと大きな機能改善はファイル・スワッピング(交換)で、ケータイから他のFringユーザーに楽曲、動画、文書を送ったり、3G GSMやEdgeモバイル情報ネットワーク、WiFi経由でMSN Messengerの人にファイルを送ることも可能となった。

アプリは7ヶ国語(英、独、伊、西、露、仏、中)揃っており、対応機種はNokia series 60、Windows Mobile、Sony Ericssonのスマートフォンなら基本的にどれでもOK。 同社CEOのAvi Schecterによると新規登録は月間10万人という。

Fringは本社・イスラエル。昨年8月にBラウンドでNorth Bridge Venture Partners、VenFin、Pitango、Veritas、ヨシ・ヴァルディから$12M(1200万ドル)調達している。

CrunchBase: Fring

[原文へ]

(翻訳:satomi)

スタートアップがVOIPを提供する3つの方法
1 コメント
by Nick Gonzalez on 2007年8月17日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

voiplogo.png地上固定回線の代替としてのVOIP電話を巡っての競争は激しい(ケーブルTV企業が70% のシェアを抑え、Vonageも依然として戦っている)が、一方でフットワークのいいスタートアップがソフトウェアオンリーの独自VOIPサービスを展開している。

これらのサービスでは、通常より大幅に低い料金で普通の非VOIP電話へも通話が可能だ。つまり相手先がVOIP電話でない場合でも、通話はどこかの地点でPSTN〔公衆交換電話網〕からVOIPへ、あるいはその逆へスイッチされるため、料金の節約ができる。たとえば、携帯から遠くの相手にかける場合、まずPSTN回線に入り、すぐにVOIPに切り替わって長距離利用金を節約し、相手の近所でまたPSTNに入って相手の電話につながる。

こういったスタートアップが消費者に非常に安い料金でサービスを提供するためには、VOIPをいかに利用するかがカギとなっている。しかし公衆網を利用した通話は無料というわけにはいかない。たとえ一部でも通常の公衆回線を利用した場合、特に相手の電話への最後1マイルに利用することが多いわけだが、電話会社に対して必ず料金を払わねばならない。

VOIPスタートアップの全容を使い方で分類してリストアップするのは骨の折れる大事業だ。以下に紹介した以外の多数の会社やその機能、料金などについてはこちらの表を参照

デスクトップから安くかける

なんといってもデスクトップのクライアントから通話するのがいちばん安い。デスクトップのクライアントとVOIPネットワークを利用すればコンピュータ同士で〔無料で〕通話ができる。料金を支払えば、ユーザーのコンピュータから通常のPSTN回線の電話に発着信が可能である。読者の多くはこの機能をSkype-inとSkype-outとしてご存知だろう。

デスクトップクライアントでもっとも有名なのはSkypeで、すでに1億人のユーザーがいるYahooMicrosoftGoogleといった大所もデスクトップのVoIPクライアントを提供している。つまりIMクライアントの中にVoIP機能が組み込まれている。これらを合計すると潜在的なVOIPユーザーのマーケット3億4千万以上となる

もっと最近のスタートアップで、昨年7月にローンチしたGizmo Projectは、デスクトップ・クライアントがすでに200万回ダウンロードされたとしている。このサービスの機能はSkypeに似ておりIMとVoIP通話がサポートされている。Gizmo Projectのユニークな特長は、単にIMとVoIP通話ができるだけでなく、ユーザーがこのサービスを友人に宣伝し、 自分でも使い続けていれば通常の公衆網との通話が無料になるという点だ。

HulloNimbuzzもわれわれが紹介したデスクトップ・ベースのVOIPだ。

WiFiを利用して節約する

友達と会話するのにいちいちラップトップをかついで歩かねばならないというのではあまり魅力的ではない。その場合、NokiaのWiFi電話はすばらしい選択肢だ。Nokia N800は携帯電話とデスクトップ無料VIOPのいいところを取った優れたアプリケーションだ。 FringはSkype的な機能を3G/GPRS携帯とWiFiを利用して提供する。もともとNokiaの携帯と相性がよかったが、最近はWindows Mobileで作動するようになった。しかし、ユーザーは公衆網からの着信を受けるために、やはり通常の電話番号を必要とするし、この部分は有料となる。Fingは最近また$12M(1200万ドル)の資金を調達している。われわれは今までの記事で高く評価している。

WiFi以外のオプション

ユーザーがMountain View市内のようなWiFi天国にいるわけではなくて、ホットスポットに縁がない生活を送っているような場合でも、長距離通話に関しては、部分的にVoIPを利用したサービスで料金節約を図ることができる。携帯のVoIPサービス会社は公衆回線を無料で提供できるわけではないが、その代わりに通話者間の両端で公衆網を使い、中間の長距離部分をVIOPを利用する手法を取っている。ただし、この方法が有効なのは、両端の市内通話をVOIPで中抜きすることで全体の料金が安くなるケースに限られるし、ユーザーの携帯契約プランにもよって違ってくる。この方法の主たるメリットはかっこいい最新の携帯の機種でも利用できることだ。詳しいことはCrunchGearのレビューを参照。

この分野への参入者は数多い。VOIP client まずSkype自身のVOIPクライントのiSkootがある。これは携帯版のSkypeで、Skypeに登録された連絡相手にSkypeサーバー経由で発信することができる。Shape Servicesは最近iPhone版のSkypeを発表したが、これはAT&Tの回線速度の遅さに苦しめられていると報じられた。もうひとつのスタートアップEQOは当初この分野で競争していたが、その後われわれが紹介したように、独自のVOIP、IM、メッセージ用携帯アプリケーションの提供に転じている。

新規参入者の中で大物は$28M(2800万ドル)を調達したJajahと$24.5M(2450万ドル)を調達したTruphoneだ。どちらも普通の携帯から簡単に通話できる。ただし、Jajahは両端の通常回線の中央をVOIP通話でつないでいるのに対し、Truphoneの場合は、ユーザーの利用する携帯電話のデータ通信速度が十分に速い場合は、本当に通話が無料になる。両者の関係はT-Mobile問題でいっそうややこしくなっている。T-MobileはJajahの株主なので、Truphoneを自社のネットワークから締め出した。T-MobileはWiFi通話に関して独自のベンチャー“Hot Spot at Home“を立ち上げている。これは月$9.95の追加料金でユーザーのWiFiネットワークから無制限に通話できるというもの。

誰が競争に勝ち残りそうか?

Skypeが明らかにeBayのために利益を稼ぎ出しているが、それ以外のスタートアップはわれわれの知るかぎり、どこもまだ儲かっていない。しかし電話業界自体はすでに損害を受けている。特に携帯キャリヤの場合、音声通話の月額売り上げは2000年の$51から2006年の $43まで落ち込んでいる。アメリカの携帯市場は$118B(1180億ドル)あるが、携帯キャリアはこれ以外の独自のマーケットを模索している。パケット通信が ユーザー当たりの収入(ARPU)で急増しており、将来の収益の柱になっていくものと広く期待されている。

しかしVOIPにとってこの先は容易な道ではない。携帯でのVOIPはいくつもの困難な課題に直面している。いちばん基本的な問題のひとつは、無数に存在する携帯の種類ごとにアプリケーションを製作して配布しなければならないことだ。携帯のキャリヤは依然、音声・コンテンツサービスに固執しているからVOIPサービスには当然協力的ではない。Verizonの多様な有料契約(VCastや地図など)がよい例だ。

同時にVOIPサービス自体の使い勝手の悪さについてもわれわれはたびたび不満を表明してきた。VOIPサービスをインストールしても、その料金体系がさまざまなバリエーションがあって、また分かりにくい。通常料金に比べて長距離通話しか得にならないケースもある。しかも米国内通話は距離に関わらず定額制のプランで契約しているユーザーも多いので、その場合は全然メリットがない。とはいえ、そういう事情もあって多くのVOIPキャリアは料金の値下げ競争をしている。(表を参照

もうひとつの問題はインターネットの帯域幅だ。携帯電話のパケット通信ネットワークは高品質のVOIP通話を提供するには遅すぎるケースが多い。VOIP通話に最良の方法はWiFiだが、Googleがいくら努力しているといっても、あらゆる場所に広まるまでに至っていない。3G携帯は通話範囲でも帯域でもVIOPに十分なものを持っているはずだが、携帯キャリアの支配下にあることには変わりがない。携帯キャリヤはVOIPの品質を決定づける上り方向の回線速度を絞ることができる。Verizonは3G携帯でVOIPの提供を計画していると2005年以来伝えられているのに、一向に実現していない。

そういう次第でVOIPは固定回線、デスクトップ、携帯という3つのプラットフォームに分断されたままだ。

全体として流れを見ると、この戦いで勝ち残るためにはキャリヤと仲良くしていく必要があると思う。データ通信とデスクトップだけを利用するスタートアップにしても携帯のインフラを利用するにはキャリヤとの協力が不可欠になる。この点、Jajahがキャリヤと関係ではベストのポジションにいる。低価格の長距離通話を提供する際にも、キャリヤの主要な収益源である時間あたりで課金される通話を利用している。FringやGizmoProjectのように次第に高速化するデータ通信網だけを利用したサービスは、キャリヤの音声通話をバイパスすることで、消費者に対してより安い料金を設定できるものの、キャリアの利害と真っ向からぶつかることになる。キャリアの収益を削ることになるこういったサービスは、TruPhoneがT-Mobileから締め出しを食ったように、結局キャリアと直接に衝突することにならざるを得ない。一部のキャリアはN95のVOIP機能を無効にしている。VOIPサービスはさまざまに「これこそ革命的」というキャッチフレーズを唱えているものの、今後もさらに苦闘が続きそうだ。

[原文へ]

VOIPスタートアップがシリーズBで$12M調達
2 コメント
by Nick Gonzalez on 2007年8月11日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

FringイスラエルのVOIPスタートアップFringが、推定$12M(1200万ドル)の第2ラウンド資金調達を完了。リードしたのは米国ベンチャーキャピタルファンドのNorth Bridge Venture Partners。他に、VenFinと以前から出資しているPitango、Veritas、Yossi Vardiも参加した。出資額の推測が正しければ、VOIP企業としてはかなり大きなラウンドだ。

FringはWindowsとSymbian電話機用のモバイルアプリケーションで、VOIPを利用して安価または無料で通話やインスタントメッセージを使える。Jajahとは異なり、Truphoneと同じくFringはWi-Fiインターネットアクセスまたは3GやGPRSのインターネットデータプラン上に通話やチャットを流す。Skypeと同じく、一般電話にかけると、わずかながら料金がかかる。ただし、他のインターネット電話への通話は無料。Fringは、一般電話や他のSIPベースのVIOPクライアントの他、チャットアプリケーション(Skype、MSN Messenger、ICQ、Google Talk、Twitterも)とも繋がる。

FringはCrunchgearTechCrunchで大いに賞賛され、主に多種チャットの統合と無料通話が評価されている。しかし、通話品質が課題であり、Fringの使える3G電話機は高価だ。他のVOIPキャリアについての以前の記事も是非読んでほしい。

[原文へ]

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