Grouperは従来のサイトを廃止し、Crackleとして生まれ変わった。新サイトは、ビデオプロデューサー達に名声と富をもたらし、オンライン動画において才能ある人材を親会社のSonyのために見つけ出すことを目指している。Grouperのアカウントは、Crackleでもそのまま使える。
新サイトは、コメディ、ミュージックニュース、それにアニメなど各々異なる番組コンセプトからなる12のブランド化されたチャンネル数を持つ動画のデスティネーションサイト。同サイトは、チャンネルガイド、それに16 x 9の埋め込み可能の動画プレイヤーを備えている。広告主は、5秒から15秒間の広告を動画コンテンツの合間に、また、サイト上でのバナー広告掲載が可能。
Crackleのブランド化チャンネル
Crackleでは、同チャンネルにプロがプロデュースした動画を1000程度用意する予定にしている。そして、チャンネルの番組コンセプト(コメディ、音楽など)ごとに、コミュニティとエディターチームによって選ばれたユーザー生成のトップコンテンツを追加していく。
それと引き換えに、Crackleは投稿者に対してさまざまなレベルの報酬を用意している。その中には、レベニューシェアから7ケタ台の金額に及ぶプロダクション契約まで、が含まれている。「勝者」に選ばれたコンテンツはSonyハードウェアのネットワーク、それに映画資産関係での配信を認められるようだ。Sonyの配信ネットワークと広告チームのメンバー60人により、このオープンスタジオモデルを現時点ではどの動画スタートアップ企業も提供できていないレベルのものへと押し進めた。
同サイトは、サービス開始と同時にユーザーによってサポートされる12チャンネルのうち4チャンネルをスタート。「Judgment Day」は、司会者が他人を評価、判定し、その後、その評価が正しいものかどうかを知る、というチャンネル。「Scrambler」はインディー系ロックの動画ミュージックマガジン。「High Wire」はお笑いコメディアンのバーチャルステージ。それにアニメーションチャンネルの「Wet Paint」。また、同サイトの「Firehouse」コンテンツは、Sonyの「Rescue Me」シリーズと組み合わせられる予定。そして、バライエティの寸劇からなるチャンネル「Moving Targets」も近日公開予定。
プロデューサーへの見返りは
Crackleでは、右図の「名声ビラミッド」となるチャートにあるように、ユーザーが昇進できるシステムがある。チャンネルには誰でも動画投稿でき、これらはまず動画一般を集めたライブラリに収められる。視聴者は、特別な契約を決定するコンテスト期間中に、ベスト動画に投票する。選ばれた2作品がエディターの審査対象となり、この中からプロダクション契約が決定されるというわけだ。
プロデューサーに対する報酬はチャンネルによってかなり異なる。選ばれたコンテンツはすべて埋め込み動画プレイヤーなどと共にSony PSP、BraviaそれにSony Vaioなどでも配信される。Crackleでは、月間ユニークビジター数を2500万としている。
「Shorts and Moving Targets」チャンネルの四半期における勝者は、さらに多数の動画プロデュースが実現できるようColumbia Picturesとのセールス・ミーティングの機会を獲得。コメディチャンネルの勝者は、LA、NY、シカゴのIMPROVコメディクラブのステージでショーを上演、また、自作の寸劇をIMPROV Comedy Labに持ちかけることもできる。アニメーションでの勝者には賞金、劇場公開を検討してもらうようにスタジオと交渉するチャンス、そして、「Siggraph 2008」へのチケットを手にすることになる。
同サービス最初の例である「Mr. Deity」はBrian Daltonプロデュースによるもの。Brian Daltonは、より大規模な配信を約束することでGrouperがYouTubeから誘い出した人物。3月以来、同コンテンツの10話は570万のビューを数えた。Sonyは、さらに10話分のコンテンツを「Moving Targets」チャンネルで初公開するためにピックアップ済みだ。
他と比較してみると
Crackleは、Grouperが$10M(1000万ドル)の資金調達のセカンドラウンドを断り、Sonyに買収された昨年8月時点発表の計画とは大きな変化がある。われわれは、当時「SonyはGrouperのテクノロジーを、Sonyのオンライン動画の中でクオリティの低いコンテンツの共有、DVDクオリティの動画P2P配信、そして、Sonyメディアの一部作品を利用したマッシュアップ制作などに利用するのでは」とレポートした。両方のアイディアとも、VeohとEyespotがすでに実現しているものにとても良く似たものだった。
依然として、Youtubeに投稿するほうがトラフィックは稼げるし、(この動画へのトラフィック は1日で100万を超えた)有名になる可能性だって高い。しかし、Crackleはその他の動画ネットワークには無い存在である「Sony」がついている。つまり、Crackleはトッププロデューサーへのアクセス、ハリウッドスタイルの名声と共に、より大きな予算なども提供できる。
そして、その他のサイトも努力しだいでは、まねできるモデルだ。例えば、iFilmは、親会社のViacomと協力して、トッププロデューサーへのアクセス、同社のネットワーク利用によるコンテンツの配信契約などを同様に実現することもできるだろう。Veohのようなソーシャル動画サイト、P2PプレイヤーのJoostとBabelgumなどは、Sonyのような勢力は持たないものの、同様の土俵に上がることも可能かもしれない。これらのトップコンテンツサイト間での競争の激化は、急成長中のインターネット動画業界にとって良いニュースだ。そして、Sonyと対抗できない既存の動画コンテンツネットワークにとっては悪いニュースかもしれない。
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今朝(米国時間3/15)、Grouperはソーシャル検索エンジンのSearchlesに対し、書面で差し止め要求(Cease and Desist)を送った。内容はもちろんGrouperのサイトでウェブに公開された。これに対するSearchlesの回答。GrouperはGrouperのビデオがSearchles の新しいTVサービス中でストリーミングされるのが気に食わないという。Grouper側の主要な不満はSearchlesが独自のプレイヤーで再配信している点。これによってGrouperのブランドやユーザーフィードバック機能が消えてしまうのを問題としている。
こういった差し止め要求が実効を持つようだと、コンテンツのリミックスを主要なフィーチャーにしているビデオのマルチメディアプレイヤー、たとえばSplashcastやビデオエディターのCutsなどに悪影響があるだろう。独自でホスティングすることなく広告だけを掲載しているAdBriteのビデオプレイヤーは、特に打撃を受けるのではないだろううか。
差し止め要求の内容は以下に。

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Google/YouTube買収騒動のその日、YouTubeはUniversal Musicとのライセンス契約を発表した。どうやらGrouperとBolt.comは聞かされてはいなかったようだ。Universal Musicは、自分よりも知名度の低いビデオ共有サイト2社、Bolt.comと最近Sonyに買われたGrouperを相手どり、同社として初のオンラインビデオ訴訟に強く出た。訴訟の標的は、ウェブサイト上でユーザーが不法コピーしたアーティストのビデオを交換しあう機能で、著作権侵害1件につき最高$150,000(15万ドル)の賠償を求めている。
Bolt.comのやり方はYouTubeとほぼ同じく、ユーザーはブラウザーでFlash版のビデオを見られるだけで、ビデオをパソコンにコピーすることはできない。Bolt.comを閉鎖するか、ウェブサイトから映像データを消してしまえば誰も見ることはできなくなる。一方、GrouperではユーザーがビデオをパソコンやiPod, PSP(プレイステーション・ポータブル)などにダウンロードできる。かつてNapsterが音楽でやっていた時と同じように、Grouperのビデオを一旦パソコンにダウンロードしてファイルにしてしまえば、Grouperが閉鎖しようが、ビデオがGouper.comからなくなろうが、ユーザーは永久にそのビデオを見ることがで きる。
この訴訟が他のウェブサイトには言及していないのは意外だ。Metacafeは、Grouper、Bolt.comのどちらよりも規模が大きい(Alexa dataによる)し、Universal MusicのアーティストMariah Careyを検索すると結果はミュー ジックビデオが何本か見つかって、CareerBuilder.comのプレロールビデオ広告がついていた。訴状に名前のなかったもう1社がGubaで、こちらではUsenetの不法コピービデオをインデックス化した結果露骨な著作権侵害が起きている。MPAA(全米映画協会)と協力したり、 “Johnnyというソフトで不法コピーを撲滅していることになっているが、ユーザーは山ほどのミュージックビデオをGubaのウェブサイトで見たり、パソコン、iPod、PSPにダウンロードできている。GubaでUniversal MusicのアーティストMary J. Bligeを検索すると、ミュージックビデオが何本か見つかった。
comScoreによると、Bolt.comの8月のユニークビジター数は810万人でGrouperは180万人。一方、YouTubeは7210万人だった。
Sonyが$65 M(6500万ドル)で8月に買収したビデオ共有サイトのGrouperは、大衆市場向けのビデオカメラ会社Pure Digitalとのパートナーシップ提携を発表。11月から、Pure DigitalのビデオカメラはGrouperへビデオを自動的にアップロード、あるいは二段階のプロセスを経てGoogle Videoにアップロードを可能にするソフトウェアと共に出荷される。
今回のパートナーシップは、“P2P流通システム”や“ビデオ編集機能ソフトウェア”などに加えて、Grouperの価値を高める重要な部分を占める数あるディストリビューション契約のうちの一つ。
Pure Digitalは薬局や大型小売店において200ドル以下でカメラを販売している。ユーザーは写真やビデオを撮影後、カメラを販売店に持ち帰り、撮影した内容をDVDに移してもらうことが可能。今回のGrouperの流通契約については、Sonyによる買収以前から進行中だったし、ウェブカメラ製造業者の Logitechとしばらく提携しているものと似ている。Sonyによる買収1週間後、Grouperはユーザーによる製品レビューを活発なものにすることを目的に、ショッピングサイトBuy.comとのパートナーシップも発表した。
オンラインビデオのように競争が激しい分野では、優れた技術を持っているだけでは、充分ではない。自サービスを多数のユーザーの前に露出できるような明確な方法が不可欠だ。もしYouTubeが著作権付きコンテンツを利用することで初期ユーザー獲得を狙ったのであれば、ビデオキャプチャ・プラグインのVideoEggは、現在、重要なネットワークとなっているソーシャルネットワークパートナーの広告提供を対象にするといった具合。この種のパートナーシップでは、Grouperは明かにパワフルな独自流通経路を持っているといえよう。
8月のSonyによるGrouper買収の際、僕たちは買収金額とサイトのトラフィック数を比較し、それにYouTube とのナンバーも比較してみた。Grouperが買収されたのはP2Pとビデオ編集に関するテクノロジーであってユーザー数によるものでないと認めた上で、1ユーザーに対する金額としてみると YouTubeのバリュエーション(企業価値)はおよそ$2 B(20億ドル)と示唆。その当時は、この金額に強い抵抗感がある人もいた。結局、GoogleはSonyがGrouperに支払った25倍の金額を合計支払ったことになる。
Grouperは今日、デスクトップやPSPデバイスへのSonyビデオのP2P配信をサポートとするだけでなく、Logitech、 Buy.comそれに今回のPure Digitalといった企業とパートナーを結び、大量市場ビデオパブリシャー(mass market video publisher)をもSony/Grouperのチャンネルへと取り込むようになった。大量市場ビデオパブリシャーというのは比較的新しいフレーズだ。ウェブカメラによって録画され、サイト上にアップロードされたビデオは今までのところわずか10000本に過ぎない、とGrouperは言う。 YouTubeが他サイトとくらべて明かにはるかに多数のユーザーを獲得する一方、ハードウェア市場と直接連携をもたらすGrouperの契約は賢明なものだ。
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Sony Picturesは今夜(米国時間8/22)、火曜日、東部時間の真夜中12時にオンラインビデオサービスのスタートアップGrouper の買収を発表する。Grouperが公式に認めた買収価格はキャッシュで6500万ドル。以前のGrouperに関する記事はここに(英語記事) (日本語記事)。
カリフォルニア州Sausalitoに本拠を置くGrouperは3つのキーテクノロジーの開発に成功している。オンラインビデオ共有サイトの構築、デスクトップのビデオ編集ソフト、そしてこれがいちばん重要だが、独自の(bittorent利用ではない)P2Pネットワークによる配信技術だ。Michael Arringtonは昨年12月にGrouper Version 2がリリースされたとき「ほとんど完璧なサービスだ」と評した。同社によるとユニークユーザー数は先月で8百万とされる。 (あまり驚きはしないが、下で述べるようにComscoreの統計とは全く矛盾する)。 今までGrouperは主としてDeutche TelecomのT-Onlineからの525万ドルの資金によって支えられてきた。
Sonyによると、 GrouperのテクノロジーをSonyのビデオコンテンツを比較的低画質でオンライン共有させる試みに利用するとのこと。DVDクオリティーのビデオをP2Pネットで配信、ユーザーはSonyのさまざまなメディア規格の中でマッシュアップできることになる。GrouperによればこのP2Pネットの構築には2年かかっているとのこと。Sonyの強みはコンテンツとハードウェアの双方にあるため、Grouperのネットワーク配信技術はライバルのビデオ サービスのスタートアップに比べて魅力あるものになったよう。もっとも同社のPresident、Josh Felserが私に話したところでは、いくつかのハリウッドの大手スタジオが買収に興味を示していたということだ。Felserは GrouperのCEOに就任する以前、Spinner.comのPresidentを務めていた。Spinner.comは1999年にAOLによって3億2千万ドルで買収された。オンラインビデオが今ホットな分野になっているのは明らか。大手企業がさまざまな配信提携の契約を結んだり、独自のダウンロードサービスを開始したりしている。
とはいえ、Grouperの買収価格は他のビデオサービスの例と比べると法外だ。 US Comscoreのデータによると、2006年7月のGrouperのユニークビジター数は約542,000、これに対してYouTubeは1600万。Viacomが最近買収したiFilm(2005/12、米国ユニークユーザー数330万人)の価格が5000万ドル、 Atom/Shockwave (2005/8, 同130万人) が2億ドルという事実から計算すると、ユニークユーザー1人当たりの買収評価額は15ドルから20ドルとなる。これに対してGrouperの場合は6月の数字を取るか7月の数字をとるかによるが、それぞれ70 ドルから120ドル相当になる。
Comscoreのデータでは、アップロードされた動画数、視聴された数、別サイトに埋め込まれた動画へのリンク数のトータルが必ずしも反映されていないので、この数字だけで意味のある分析をすることは難しい。それに米国国内のデータしか入手できなかった。しかしそういった点を考慮するにしても、Grouperが6500万ドルならYouTubeの評価額は20億ドル前後にならなければいけないはずだ。
もちろんSonyは、まだ運用開始されていないとはいえ、GrouperのP2Pテクノロジーを最終的には映画の配信に利用したいと考えているのかもしれないので、(買収価格の評価に関して)YouTubeと比較するのは不適当かも。それにしても6500万ドルというのは大金だし、bittorentやRed Swoosh (記事はここ)のようなサービスはネット上で大量のデータを配信する手段として効果的だという実績がすでにあるのだが。
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以前からなんども取り上げているビデオ共有サイトのGrouperが、クールな機能をリリースした。これは、競争の激しいオンラインビデオ共有市場にとっては、ディスラプティブ(disruptive)なものとなるかも。ビューワーは独自のビデオコメントをGrouperビデオにで追加でき、同じ組み込み(embedded)プレーヤー内でコメントを見ることが出来る。数週間以内には、組み込みプレーヤーそのものからビデオコメントを録画できるようになる予定 - コメントを録画するには、今のところGrouperサイトでクリックスルーする必要がある。
こちらのWordpressブログ記事では新機能の一例を見れる。といっても、この例のように全てのビデオが自動再生されるわけではないが。ビデオコメントするにはアカウント登録が必要だが、登録は驚くほど簡単。コメントは許可なく表示されるが、オリジナルビデオの制作者によって個別に削除できる。
Gouperではテキストによるコメントも可能だが、彼らが言うように - ビデオへのテキストコメントはたいていつまらない。
GrouperはこれまでWindowsデスクトップクライアントに限って対応してきた。が、10月にウェブベースでの共有を可能にしてからというもの、ユーザー数が100万人から800万人へと伸びたと私に話した。もともとは、ファウンダーたち(彼らは数年前にSpinner.comを売却した)、多数のエンジェル投資家、それに世界第三位のブロードバンドISPであるDeutche TelecomのT-Onlineからの150万ドルの出資により設立された。
ビジネスモデルは基本的に企業とのパートナーシップ。例えばMTVであれば、Gouperを利用してビデオをフィーチャーしている。その他には、Logitech製デジタルカメラ用のソフトウェアにGrouperが組み込まれており、これは興味深いパートナーシップ。たいしたものなんじゃない!(注釈:この契約の詳細内容に関してはこちらの関連記事を)
Grouperからの朗報ははこれだけではない。AOLで元DirectorとStreaming Network Operationsを、Salesforceでservice deliveryのVPを歴任したChris Amen-Kroegerを採用したことだって聞いた。Amen-KrogerのGrouperでのスタートは月曜日から。
強力な機能セット、すばらしいユーザーエクスペリエンス、大手企業とのパートナーシップ、それに経験豊かなチーム。Grouperは注目の企業であり、あなたにもこのサービス楽しんでもらえるのでは!
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