Guba
YouTube、ライバルにノックアウトパンチを浴びせる
by Steve Poland on 2007年1月30日

YouTubeの共同ファウンダーChad Hurleyは、ここ数ヶ月のうちに収益を投稿者に分配する計画があることを示唆した。BBCは、これを(動画開始前に挿入される)3秒間のプレロール広告になるのではと推測しているが、Chad Hurley自身はコメント中で具体的には触れていない。

YouTubeの数百万にも上るビデオクリップは巨大な資産だ。広告主にとっては〔YouTubeに出稿できるとなれば〕ビデオ広告を制作して、 Google AdSense Video利用し始める理由ができたことになる。

おそらく3種類の関係者が収入の分配にあずかろうとするものと思われる。

  • ビデオコンテンツの所有者:オリジナルの所有者(ビデオの所有者を特定し、オーディオ/ビデオコンテンツの利用料金を請求できるよう、オーディオトラックから「指紋」を抽出して著作権者を特定するシステムがしばらく前から稼動中)
  • ビデオコンテンツの制作者:コンテンツをマッシュアップしてカスタマイズされたビデオクリップを制作した投稿者
  • パブリッシャー —:ビデオコンテンツをウェブサイト上で公開していたユーザーまたは企業

ここでいろいろ疑問が涌いてくるが、その一つはYouTubeのビデオクリップに広告が挿入された場合、YouTubeの外のサイトでビデオを〔エンベッドして〕再生した場合にも広告が表示されるのかどうかという点だ。もし私がそのビデオのパブリッシャー(エンベッドしたビデオを表示しているサイトの運営者)なら、自分のサイトで表示された広告の収益の分配を求めるだろう。しかし、もし私がMySpaceのユーザーだったら、最終的なパブリッシャーはMySpaceということになる。MySpaceにはYouTubeのビデオが満載だが、MySpaceは外部の広告をサイト内で表示することを許していない。またMySpaceは何の理由も説明せずサードパーティーのウィジェットを時折ブロックすることがある。YouTubeは多分、MySpace内に〔無断で〕ビデオ広告を表示するような危険は冒さないだろう。GoogleはすでにMySpaceと親密な関係に入っており、MySpace内にストリームされるビデオ広告の収入の分配に関する話し合いが始まるものと思われる。 またYouTubeはMySpaceから理由なく締め出されるという仕打ちを受けたことは一度もない。

YouTubeのライバルはみな広告収入の分配でYouTubeに対する特色を出そうと努力してきた。しかしダントツ首位のYouTubeが広告掲載というゲームに参入してくるとなれば、投稿者がRevver、Guba、Metacafeなどのマイナーなサイトを利用する動機はどんどん低くなってしまうだろう。Revverは2人のファウンダーを失い、GubaはCEOと2人の幹部を失うなど、ライバルたちの苦闘はすでに始まっている。


編集部注: この記事はゲスト寄稿者Steve Polandによるもの。Steveは、自身のブログTechquila Shotsでウェブのスタートアップのアイディアについてのブレーンストーミングを展開している。

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映画ダウンロードサービス比較: iTunes 対 その他大勢
by Nick Gonzalez on 2006年10月17日

この夏、Apple が新しい映画のダウンロード販売ストアをリリースするという噂が賑やかになってきたときからTechcrunchでは各種の映画ダウンロードをサービスのテストを始めた。今やわれわれはこのうちの3つのサービスの常連になっている。Michael Arrington は iTunes にハマっているが、これは彼が映画や音楽を iPod に落としたいからだ。Nik Cubrilovic はMovielink のファンで、私は Guba が大変安いので気に入っている。NetflixでDVDを通販レンタルしたり、Blockbuster[DVD レンタルの大手チェーン]に毎週通ったりするのは面倒だ、ダウンロードを試してみたいと感じているユーザーは、下記の中からお気に入りのサービスが見つかるかもしれない。

Mac ユーザーの場合選択は簡単だ。MacをサポートしているのはiTunes だけだ。PCユーザーの場合、CinemaNowMovielinkGubaAmazon UnboxiTunes.のどれでも利用できる。 ただし、 iTunes と Amazon Unbox 以外のサービスではInternet Explorer の使用が必須となる。

DRM [デジタル著作権管理] はどのサービスを利用する場合でも厄介な問題だ。同意ボタンを押す前に「使用の条件」を注意深く読むこと。特に Amazon Unbox の場合、使用条件は極端に厳しい。DRM がかかっていると映画をDVDに焼いたり他のコンピュータに移したりできないので、これが多くのユーザーを遠ざける原因となっている。こういうユーザーはDVDを購入して(DRMを外して)リップするか、bittorentからゲットしてしまう。

それぞれのサービスについての詳細は以下に。

Guba

Usenet のサービスだったが6月に Waner Bros. と、7月にSonyと映画販売契約を結んだのを機に独立した。GUBA は価格の安さと他のユーザーをこのサイトに誘導した際の紹介料で競争している。GUBAは有料の買取やレンタルの他に、ユーザー制作のビデオ、Usenet ビデオなどの無料ビデオも扱っている。Usenet ビデオは iPod と PSPフォーマットでもダウンロードできる。

CinemaNow

CinemaNow は最近 “Too Fast Too Furious” をDVDと同時にオンラインでリリースしたことで話題になった。これは業界の初の試みだった。またこのサービスでは一部のタイトルについては、ほとんどあらゆるDVDプレイヤーで再生可能な“Burn-to-DVD”(DVDに映画をコピーできる)機能を提供している。CinemaNow が契約している映画会社は、Disney、Fox、Lionsgate、NBC Universal、Sony、Warner Bros. の各社。他の大部分のサービスと同様 CinemaNow もWindows PC プラス Internet Explorer が必要。

MovieLink

ハリウッドの大手映画会社のジョイントベンチャーだけに、Movielink はライバルと比べてダントツに新作のラインナップも速く、ライブラリの総タイトル数も多い。主なパートナーはMGM、Paramount、Sony、Universal、Warner Brothers、Disney、Sundance Channel、BBC、National Geographicの各社。GUBA のように全てが一様に安いというわけにはいかないが、詳しく見ていくと、軍人向け、学生向け、特別企画などいろいろなディスカウントのプロモーションがある。ここのカタログがいちばん充実しているので、われわれはまずMovielink を最初に訪問してタイトルを探す。

Amazon Unbox

Amazon Unboxについては ローンチ前ローンチ後の2度にわたって記事にしている。最初にローンチしてからUboxは各方面からの批判にさらされた。特にBoinBoing からはユーザーに友好的でないライセンス条項を強く批判された。Unbox はメタデータ[映画、番組に関する情報]では群を抜いて充実している。あらすじ、リリース日時などの情報、スチル写真、ユーザーによる評価などが付加されている。Unboxが販売するのは20th Century Fox、Fox Searchlight、Lionsgate、Paramount、Sony、Universal、Warner Brosの各社の作品。

Apple iTunes

予測どおり、iTunesは映画のダウンロードサービスをこの9月に開始した。まず Disney 映画をフィーチャーし、最初の1週間だけで 100万ドル の売り上げを記録した。iTunes 7 は7.0バージョンがバグだらけと批判されたが、7.0.1で修正された。いずれにしても iTunes の破竹の進撃は止まらない。おそらく近いうちに Apple は契約映画会社を増やすことに成功するだろう。

要約

映画会社はさまざまサービスと複数の契約を結ぼうとしており、中期的に見れば、サービス間で内容・価格に大きな違いはなくなっている。Walmartその他の小売り店も独自のサービスを展開中で、おそらく店内に設置したキオスクで DVD を焼くサービスも含まれることになるだろう。ダウンロードサービスが次第にポピュラーになるにつれて、DVDの大規模小売り業者、特にWalmart と Target はDVDの卸値をさらに値引きするよう今後も強く映画会社に働きかけるだろう。こういった多様なサービス間の競争が最終的に消費者に対する価格を引き下げるように働くことを期待したい。

サービス間の詳細な比較については以下の表を参考に。

われわれのオススメ: Mac ユーザーには iTunes 以外選択肢がない。Windows ユーザーに対しては、Movielink がタイトルの豊富さでは優る。Guba は価格がいちばん安い (実のところ販売自体では赤字になっている)。 CinemaNow はDVDにコピーできる burn-to-DVD サービスを法外な価格で提供している。一部のユーザーには魅力があるのかもしれないが、普通にDVDを買ってしまったほうが得ではないだろうか。

さらに追加コメント: iTunes 以外のサービスのレンタル契約の条項によると、レンタルの有効期限は最初の再生から24時間以内またはレンタル開始から30日以内のいずれか先に到来した時期、と定められている。映画の総数はカタログ登載の数または実際にサイトでアクセス可能な映画の数の場合とがある(この場合、数は時間とともに変動する)。レンタル数のトップ10は、IMDBのデータベースによると、“The Sentinel”、 “Take the Lead”、“Poseidon”、“Friends with Money”、“RV”、“Inside Man”、“Akeelah and the Bee”、“Scary Movie 4”、“Silent Hill”、“Just My Luck”となっている。

実際にこれらのサービスを利用してみて、レンタル価格$0.99 のGUBAがいちばんお得だと私は思う。これだけ安ければダウンロードに時間がかかるのも、レンタルが終わってからファイルを削除しなければならないのも我慢できる。他のレンタルサービスの$2.99や$3.99などというのは正当な価格とは思えない。それなら近所のBlockbuster や通販レンタルの Netflix を利用するだろう。(※ BlockbusterとNetflixの料金体系は下記参照)。こういうサービスの運営者は、ハードディスクを占領し、レンタル条項は制限だらけ、ダウンロードに1-2時間もかかってその間通信の帯域を食われる、というような不便なダウンロードサービスにユーザーがこんな料金を支払うと本気で思っているのだろうか? 信じられない話だ。しかし長期的に見れば、なんといっても注目すべきサービスはiTunes だろうと思う。現在のところカタログに載っている映画の数は他に比べてずっと少ないが、簡単にiPodに移せることなど、ライセンス的にデジタル版映画としていちばんメリットがある。今のところ、私はお気に入りの映画のコレクションには依然としてDVDを使うつもりだ。しかし一度だけ見れば十分な映画の場合はデジタルでレンタルする。この分野のサービスで私が本当にあればいいと思うのは通販レンタルのNetflixのデジタル版だ。つまり月額の定額契約で自動的にレンタル、ダウンロードできて、その後は自動的にハードディスクからファイルが削除されるようなサービスである。

参照:
Netflixの料金体系は、一度に一本のDVDをレンタルで(月々のレンタル本数に制限無し)月々$9.99、一度に二本まで(制限無し)$14.99、、一度に三本まで(制限無し)$17.99。BlockbusterもNetflixのビジネスモデルを採用してBlockbuster Onlineを展開。料金体系はNetflixと一緒。

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Guba、無料アカウントのアフィリエートで賭けに出る
by Marshall Kirkpatrick on 2006年8月31日

オンラインビデオの分野でもっとも注目されるサイトの一つGubaが新しい アフィリエートプログラムをリリース。あなたのサイトに埋め込んだビデオを(サイトビジターが)クリックし、無料アカウントの新規登録(アメリカ国内)をすることで、一件につき25セントの報酬を(サイトオーナーに)支払うというもの。貼り付けるビデオは自分のものでなくてもよい。自分のウェブサイトかブログに貼るだけでいいのだ。アカウント登録により、ユーザーはビデオのアップロード、コメント書き込み、それにタグによるビデオ購読が可能になる。 Gubaにとってアカウントサインアップ自体による収入は皆無なだけに、これは興味深い動き。無料ビデオのページに広告はないが、低価格ながら有料のビデオのレンタル、または購入ダウンロードへとビジターを誘導するのが狙い。

Gubaは以前に、ライバルに比べてはるかに低価格のサービスを提供し、著作権保護されているオンラインビデオを探し出すサービスを開発し、大手映画スタジオと最初に配信契約を結んだ会社のひとつとして話題になった。

オンラインビデオの分野でユーザーに報酬を支払っているスタートアップにはRevvr Flixyaがある。もっとも、両社はビデオページ上に掲載されているAdSense広告の収入を50%ずつユーザーと折半するというものだが。モデル自体に魅力があるし、YouTubeのビッグスター的なユーザーたちなどにとってはうまくいくかもしれない。だが、大半のユーザーにとってはそれほど魅力的に映らないだろう。それにFlixyaの場合には、AdSenseの利益目当てに、自分のものでないビデオのアップロードを奨励しかねない。

だが、Gubaの動きは本当にギャンブル。
ビデオページに広告を挿入しないかぎり、無料アカウントへの登録は直接的にはなんの収入も生み出さないことになる。サイトのビジネスモデルは、有料ダウンロードのセクションにビジターを誘導することに基づいているよう。一日レンタルの料金は49セントから99セント。購入価格は5ドルから10ドル。レンタルと販売による収益だけで、無料アカウントへのアフィリエートの支払いの採算がとれるだろうか。YouTubeが市場の注目を一身に集めている中、Gubaの知名度を上げる話題作りのための必死の選択だろうか。

僕はこれはうまく行くかも知れないと思っている。人びとはGubaのビデオを(サイトやブログに)表示させるだろうし、サイトビジターたちは無料アカウントにサインアップするだろう。人びとはビデオ・オンデマンドを求めているし、その中から実に多くの人が“親しみやすいフリービデオサイト”を大いに利用して、有料コンテンツにアクセスするだろう。これはスタートアップの資金を有益に使う良い方法だし、世にある最も賢明なオンラインビデオのストラテジーの一つではないかと思う。今、Macにさえ対応されていたら・・・。

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Guba、動画ダウンロードの価格競争参入
by Neil Kjeldsen on 2006年8月22日

ユーザ参加型ラインナップに最近WarnerとSonyの有料コンテンツを加えたGubaが今日レンタル&買取りレートのプライスダウンを発表した。

オンデマンド視聴(View-On-Demand : VOD)の24時間レンタルは旧レート$1.79~$2.99からカタログタイトル$.49、新作$.99に改定。ダウンロード購入(Download-To-Own : DTO)は旧レート$9.99~$19.99からカタログタイトル$4.99、新作$9.99に一気に下がる。

Guba社CEO、Tom McInerneyによると、Gubaは需要インパクトとブランド確立のテストケースとして今回の決定に踏み切ったという。「デジタル・ダウンロードがどれぐらいの価格帯なら消費者に納得がいくのか、その落としどころを実地で把握する試みです。その結果はとても興味深いものになると思います。これをきちんとテストした人はこれまで誰もいないのです。赤字覚悟ですが、データはスタジオに持ち帰れば価値あるものとして活用していただけるでしょう。私自身、今から結果が見たくてしょうがないんですよ」

McInerneyはさらに購入がレンタルより需要が高い点にも言及している。これは前回の消費動向調査の結果とは逆であることから、料金体系がレンタル需要に傾くかどうかが注目される。$.49~$.99というのは激安といっていい価格帯だ。

DRMはまだ再生端末台数とコピー回数を制限しており、コンテンツは640 * 480型スクリーンのWindows Media Playerで再生できる。料金体系が下がったといっても、全体的に見て提供できるサービスに何ら変わりはない。ただ、オンラインにいくコンテンツが増えることから、MCInerneyは今後3ヶ月以内に1,000タイトルに達する可能性も示唆している。要するにここの初回プレビューよりはもっとセレクションが充実するというわけ。

これは窮余の策なのか?「売れ行きは上々だよ」とMcInerneyは語る。「上々」がどれだけのものかは分からないが、だいぶ売れているんだろう。普通に考えてバーチャルの売り場から製品が飛ぶように売れるのでなければプライスダウンなんてしないだろう。一度下げたら逆戻りは難しいからね。Gubaにとっては、これでスタジオ各社が小売価格切り下げにドッと雪崩れ込むほど堅牢な需要が喚起できるかどうかの大きな賭けになるだろう。 少なくとも今回の動きで分かるのはGubaがスタジオからの信頼の厚い企業だということだ。この信頼さえあればいずれ出口戦略のチャンスもあるだろう。

当ブログで最初の価格オファーを初紹介した時にはTechCrunch読者の反応は今ひとつだった。 今回はさて?飛びつきたくなる感じだろうか?

【日本語版ひとこと】
Gubaに関する過去記事はこちら
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オンラインの著作権侵害動画探しはGubaのJohnnyにお任せ
by Marshall Kirkpatrick on 2006年7月23日

大手映画スタジオ数社と最近配信契約を結んだネット動画サービス企業Gubaが、著作権のある動画クリップを自動的に検出し警告フラッグをつける新技術をラウンチした。サーチ対象には修正後の動画も含まれる。ニックネーム”Johnny”(映画”Johnny Mnemonic“にちなんで)のこの技術は同社が全米映画協会(MPAA)と共同開発した。同社では他の動画共有サイトにライセンス提供を進めていく意向。

これが本当に動くなら、オンラインの動画産業の展望に大きな影響を及ぼしそう。例えばこれまで見放題だったYouTubeのAnimal Planetも、これでオサラバとなる。

フィルターには既にTV番組と映画合わせて計100万本以上の作品が登録されている(同社)。映画スタジオと最近契約が成立したのも、このフィルターの登場に負うところが大きい。技術自体は4年の歳月をかけ実現した人工知能を独自に応用したもの。 ウェブのクロールはじめ、どんなコンテクストにも応用がきくと、同社共同創業者Tom McInerneyは語る。Jonnyの役割は著作権のある動画コンテンツを探して警告フラッグをつけるところまでで、そこから先どういう商慣行で対処するかは著作権者本人の判断に委ねられる。

Johnny導入については他の動画共有サイトと既に話し合いに入っている(同社)。この技術が出たおかげで買収も今まで以上にやり易くなるだろうと、McInerneyは語る。特にこの8年間、外部からの投資が途絶えている同社にとっては成長に弾みがつくことが期待される。

著作権を効果的かつ自動的に監視できる技術を提供するのはいいが、これに他のネット動画サービスがわざわざ好んで飛びつくだろうか?  結局こうしたサイトの大多数は、著作権のある素材を見せるからこそサイトとして成り立っているのではないか? という疑問は残る。これについてGubaのMcInerneyは、世の中が完璧ならGubaはSouth Parkの動画クリップで溢れ返るはずだけども、これからは訴訟が山のように押し寄せてくることが自分には分かっているから、同社としてはJohnnyの裏方の技術に徹する方が賢いと考えた、と語っている。

家庭用ムービーや動画ブログも、そろそろ改善の時期に差し掛かったということか。Gubaが実用に耐える技術なら、これまで仮説を元に出てきた種々の著作権問題にも技術の領域から今後は解決策が示されていくことになろう。

取材協力:Neil Kjeldsen

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GubaにSonyのビデオ加わる
by Neil Kjeldsen on 2006年7月11日

オンラインビデオサイトGubaは最近明らかにハリウッドの受けが良いようだ。先週のWarnerとの提携の記憶も新しいうちにGubaは今夕(米国時間7/10)、第2のインターネット映画配信の契約をSonyと結んだ。 スパイダーマン2(Spider Man 2)のような人気作品がコンテンツのリストを飾っている。短期的に見るとWarnerとの提携を鏡に映したようにほとんど同一であり、前の記事のアップ以来TechCrunchの読者によって多数指摘された限界や問題点はそのまま残っている。それでもこの契約はGubaにとって価値がある。競争の激しいビデオの世界ではどんなフィーチャーでもプラスだ。

この提携についてより興味深い点のひとつは、相手がSonyだということだ。つま先を水にそっと入れて試す程度の劇的ではない動きではあるが、ひとつの動きには違いない。ハードウェア、ゲーム、インターネットで限定的な成功しか収めていない現状で、これはSonyのデジタルおよびインターネット戦略の方向転換を示す多くの信号のひとつとなるのだろうか?

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Warner Bros社、Gubaでビデオオンデマンドを開始
by Neil Kjeldsen on 2006年6月27日

動画共有サイトのパイオニアであるGuba社が、Warner Bros社の映画やテレビコンテンツを本日米国西海岸時間(6/26)午後2時、Guba.comで販売を開始し、この分野においてもパイオニアとなった。Warnerとのこの提携を通じ、Gubaは、『Good Night and GoodLuck』のような新しい作品から、『The Jetsons』のようなクラシックのテレビまで、ほぼ200の映画やテレビ(その後も、急速に増える)を、最初に、販売する。(注:メジャー作品については残念ながら地域毎の権利処理制限で日本からの視聴は不可)

Gubaは、二つのサービスを提供する。View-On-Demand(VOD)は、$1.79から$2.99の価格で、ユーザーは、24時間レンタルすることが可能になる。Download-To-Own(DTO)では、最新の映画、テレビが、$9.99から$19.99の価格で提供され、バックアップとして、1枚のDVDへのコピーができると同時に、2つのコンピュータ、1つのポータブルデバイスから、無制限に閲覧することができる。また、Windows Media Playerから、640x480の画面で再生される。ダウンロードは、最高、1.3MB/秒でダウンロードすることができる。

提携自体は、WarnerとBitTorrentのケースと似てるように見えるが、Gubaは、ユーザーを最優先としている。正直なところ、Pixar/Disneyの合併以降、私は、Appleにお金を費やしている。しかし、Appleの力は、ここでは、おそらく反対の方向に作用しているようだ。より幅広いオンラインの販売ネットワークができたことで、(Appleとの)交渉時にスタジオが、より大きい影響力をもてることになるからである。

Guba社が、選ばれた数社のうちの1つということについて、CEOであるTom McInerneyは、次のように述べている。「私たちは、丁寧にスタジオと接している。私たちは、彼らのニーズを聞き、応えている。また、独自の技術により、私たちが、著作権のある作品を守り、また、ユーザーが作ったコンテンツとプレミアムコンテンツと一緒に並んでも大丈夫という信頼を、スタジオとの間に築いている」

この提携で、Guba社の否定的な事実は私には何一思い浮かばない。どれくらい持続するかは分からないが、リードは、リードであり、この市場においていかなる差別化もプラスなことは確かである。良き評判、トラフィックの増加、少なくともひとつのハリウッドのメジャーススタジオの好意(これでさらに、別のスタジオのコンテンツも追加されやすくなるだろう)などは、効果的な刺激策となるであろう。

スタジオの動きについて言えば、ウェブとDVDからの同時リリースは、好ましいことだと思う。これはWarnerがだんだん現実がわかってきているということを示している。しかしながら、この提携において気に入らない点は、価格である。VODの価格は、他のビデオレンタルと比較すると、妥当のように見えるが、DTOは高すぎる。2つの流通チャネルで同等の価格では、ウェブでの普及に悪影響を及ぼすだろう。抜け目ない消費者はいるものである。ウェブでの販売コストは比較的低はずであり、視聴体験レベルが(私もまだ十分に試せてはいながい)、DVD場合と同等であるというのは疑わしい。もちろん、ウェブでの低価格化が、Warnerの通常小売流通業者の憤怒を起こす可能性もある。ただ、まだオンライン化の動きがテストであると言える、今こそが、オンラインへのウェブチャネルでの低価格化の効果を理解すべき時であるとも言える。もちろん、低価格化は、スタジオの最大の懸念-海賊行為への、最善の対抗策でもある。

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