Virgin Mobileが本日(米国時間6/27)、Helioの株式を$39M(3900万ドル)で買い取った。Helioは小規模のMVNOで、ハイテク愛好家向けおよび韓国SK Telecomの出資もあって、韓国系アメリカ人向けに高機能携帯電話を売り出して有名になった。買収に伴って$60M(6000万ドル)の信用枠に加え$50M(5000万ドル)の借金(SKテレコムと親会社のヴァージングループからのものが半分ずつ)の肩代わりも行う。昨年9月にはSK Telecomが$270M(2億7千万ドル)の追加出資を行ったがHelioを救うにはいたらなかった。
HelioのブランドはVirgin Mobileに包含されることになる。ニューヨークにあるフラッグシップ店以外の店舗は閉じられることになり、リストラが進行中とのこと。種々の奮闘努力はあったもののHelioはデッドプール入り。
Helioには17万のユーザがいて、Virgin Mobileには現在500万のユーザがいる。買収によってVirginは顧客管理や携帯電話ドックのアプリケーション等、Helioの保有していた数々の技術資産が使えるようになる。
HelioはEarthlinkからも出資を受けていた。しかし昨年Earthlinkが撤退し、カリスマCEOのSky Daytonも辞任し、何かが起こっていることは明らかだった。
Peter HaがCrunchGearで合併に関する詳細記事を書いている。
Helioをメジャーに押し上げたハードウェアおよびその機能のことが大好きになってきていたHelioユーザにとって、この合併はどういう意味を持つんだろう。とりあえずVirgin Mobile(VM)はHelio関連全製品を市場に提供し続けるだろう。見たことのある人はわかるけれど、VM製品はまったくダメだ。VMはやや退屈な会社だがHelioを有名にした技術を吸収することによってMVNOの地位を引き上げ、より広い層に訴えかけるようになるかもしれない。つまりVMから将来発表される機器にはGPS付Google Map、YouTube、およびMySpace等数々のアプリケーションが付属することになる… これらはみな他のキャリアに先駆けてHelioが実現してきたものだ。
ところでOcean 2はどうなるんだろう。何のことかわからない人のために書いておくと、Ocean 2は、合併騒ぎの中でここ数ヶ月発表が先送りにされていた。いったいいつ出てくるか正確にはわからないけれど、なくなってしまったわけじゃない。
Helioが消え去るのはとても嫌なことだが、結局両者にとって良い話だということかもしれない。VMは商売の仕方を知っており、Helioは便利で訴求力のある技術を開発する術を知っている。
Helioの退場によって、米国内において実働しているMVNO専業会社はBoost Mobileだけになった。
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(翻訳:Maeda, H)

モバイルバーチャルネットワーク事業社(MVNOs)の1年間は、本当にひどいものだった。その最たるものと言えばAmp’d Mobileだったろう。同社は、顧客の収入が見込めないことを発見する前に$360M(3億6千万ドル)もの損失を出していた。
Helioはしばらくのあいだ好調 だったけれど、Earthlink からの出資を失い、CEOのSky Daytonは会社を去り 、$560M(5億6千万ドル)の赤字を計上した。
さらに今度は、独自ブランドでのモバイルサービス(mini-MVNO)構築を売りにしていたSonopiaが、市場の牽引力を失い撤退を表明した。
Sonopia の前ビジネス開発コンサルタントによれば、Sonopiaの手法は「関与しすぎで、あまりに野心的だった。セグメント化したグループにターゲットを絞ったサービスやキャンペーンを提供するのに、モバイルサービス自体は言うまでもなく、しばしばマーケティング面でのスキル不足を伴った」。もちろん、パートナー・キャリアだったVerizonが柔軟な対応をしてくれなかったことや、設立者のJuha Christensenの思いこみの激しい楽観主義もSonopiaを崩壊に導いた一因だ。
Sonopiaは、TechCrunchデッドプール入りとなった。
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(翻訳:Maeda, H)
米国のMVNO「Helio」*が、主に携帯端末に娯楽情報を提供するアグリゲータ「Buzzd」と業務提携し、リアルタイムで地元のバー、クラブ、レストラン情報の提供に乗り出す。
この提携でHelioの顧客は全員Buzzdサービスが利用可能に。イベント&集会情報はもちろん、友だちやBuzzdコミュニティ会員の書き込む分刻みのレビュー、評価レーティングが閲覧できるようになる。
Buzzdでは現在、米国内全“主要”都市でサービスを提供している。そのイベント関連フィードは常時更新で、価格・会場・イベント詳細なんかも盛り込まれている。このイベント&集会情報アグリゲーションでBuzzdはFlavorpill、TimeOut New York、CitySearchの各社と提携している。Buzzdのサービスでは新しい人に出会ったり、友だちとSMSやメッセージで連絡を取り合うことも可能だ。
Buzzdは2007年、モバイルメディア業界のベテラン2人が設立した。一人はNihal Mehtaで米国初のモバイルマーケティング会社「ipsh!」を始めた人(ipsh!社は2005年、Omnicom Groupに買収された)。もうひとりはDeepen ShahでeZtextファウンダー(こちらはipsh!に2003年買収されている。食物連鎖か?)。会社は、立ち上げ段階のラウンドで調達した個人のエンジェル投資(額非公開)で運営している。
*関連記事:「米国携帯電話各社の行く末は?」-wisdom(1月21日掲載)。Helioの話は3ページ目から。最後の『次の10年の次の10億人』という言葉は「グーグル、アフリカで事業拡張」の話とも符号し、示唆に富んでます。
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(翻訳:satomi)
仮想移動体キャリアHelioはEarthlinkにパートナー関係を解消され困難な1年を経験したが、今度はCEOのSky Daytonが辞任という事態に陥った。(DaytonはEarthlinkの創設者でもあった)。Daytonが会長に就任するとはいえ、残ったパートナー企業である韓国のSK TelecomはHelioに対するコントロールを強化しようとしているように見える(おそらく損失を遅らせるためだろう)。元SK Telecom重役で現在のHelioの社長兼COOのWonhee SullがDaytonの後任になるだろう。
海外のネットワーク上でのモバイルサービスの運営は、財政的な成功が難しい。なぜなら、MVNO(仮想移動体ネットワーク事業者)がレンタルしているネットワーク(この場合はSprint)を所有するモバイルキャリアの大企業にとって、その事業は常にコスト面で不利だからだ。20万人の加入者が月平均$85を支払っているとHelioはいっており、同社はデータサービス利用者獲得において業界をリードする企業のひとつとなっている。(Helioのユーザーは、月平均550のテキストメッセージを送信する。また、携帯電話からウェブにアクセスするユーザーは、業界の平均13%に対し、Helioのユーザーは95%。さらに、60%のユーザーがMySpaceにアクセスするのに携帯電話を使う)。しかし、それでも収益が上がっていないのだ。同社によると、毎月の収益は約$20M(2000万ドル)だという[ランレート(年間売り上げ予測)で$240M(2億4000万ドル)]。ネットワークを構築するために何十億ドルを使う必要がないとしても、モバイル業界では、収益が出る数字をたたき出すにはそれよりずっと多くの加入者が必要なのだ。
MVNOの短い歴史には、すでに事業に失敗した企業が散らばっている。そのうちで最も不名誉な企業は、$360M(3億6000万ドル)の資産を使い切ったあとに破産したAmp’dだった。その資金の一部はMTVの広告の購入と宣伝用コンドームの配布に充てられた。Helioが同じ運命を辿らないことを願うばかりだ。
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(翻訳:Megumi H.)
EarthlinkがHelio撤退を決め、今後Helioには一切投資を行わない方針を明らかにした。
一方EarthlinkとHelioを共同で進めているSK Telecomが$270M(2億7000万ドル)の追加投資を行った。これでおそらくHelio株式の過半数を押さえることになりそうだ。Infoworldの報道によると、Helioは今年$340M~360M(3億4000万~3億6000万ドル)の赤字が見越される。
Earthlinkの発表によると、8月末時点のHelioサービス購読者数は13万人。年末までには計20~25万人で$140~170M(1億4000万~1億7千万ドル)程度の収入となる見込み。
EarthLinkでは「SK Telecomからの追加投資と今後のHelio支配を見越して」Helioの提携合意は見直す方針。SK Telecomも、Helioは提携相手からの投資抜きに市場から資金を募るかもしれない、と話している。
バーチャルモバイル業者(MVNO)の世界ではAmp’d Mobileも7月に大型閉鎖となり、ESPNなどの小型MVNOも軒並み失敗している。Helioはそんな中、生き残っている数少ないMVNOのひとつだ。
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今どきバーチャルモバイル業者(MVNO)がニュースになるのは廃業した時くらいのようだ。野心あふれるモバイル業者Amp’dが7月24日に停止する。いや、もっと正確には、「米国内事業を7月24日に閉鎖する可能性がある」だ。TechCrunchだって7月24日に米国内事業を停止する可能性はあるが、そんなことはよほど確証がなければ発表しないものだ。この会社は破綻していたが、閉鎖に追い込まれるかどうかはこれまでわかっていなかった。
一方、ライバルのHelioはAmp’dと同じ頃に市場に参入したのだが、こちらは急上昇を続けている。先週の発表によると、顧客数は10万に達し、ARPU(ユーザー当たり平均収入)は$100を超えているという。これは、モバイルのスタートアップの平均を大きく上回るものだ。
Helioの成功を主として支えているのは、キラーといわれるデュアルスライダー電話(*1)Oceanだ。実際私もiPhoneのかわりにOceanを使おうかと思ったほどだ。キーボードもインスタントメッセージもすばらしいのだが、Macとシンクロしてくれない。
(*1) テンキーとフルキーを2方向に引き出せる電話機
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今週はじめ、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体サービス事業者)(*1)のAmp’dが会社更生手続きを申し立てた際、多くの人たちが次は同社のライバルHelioではないか、と指摘した。
両社間にはたしかに疑いを招く類似点がある。Amp’dはU.S.国内で2005年12月にローンチ。Helioが市場に参入したのは、それからほんの数ヶ月後の2006年5月。Amp’dは$360M(3.6億ドル)を調達、Helioは親会社であるEarthlinkとSK Telecomから$440M(4.4億ドル)を調達している。
Amp’dは「同サービス利用者数は20万人を数え、その急速な増加にバックエンドのインフラ整備が需要に追いつけず、更生手続き申請に至った」、としている。しかし、Amp’dはMVNOでVerizonのネットワークを利用している。そのことから、より深刻な、あるいは少なくともこれ以外にも他の問題があったのではないかと思われる。業界内部者は財政管理がまずかった点、それに支払い条件が甘く、Amp’d利用者の中で料金を支払わなかった人の数はかなりのものだと指摘する。
私は「Helioの調子はどうか」とHelio社のスポークスパーソンに今日(米国時間6/5)話を聞いた。同社は、新デバイスOcean(上記写真も見てもらいたい)をローンチしたばかりで意気軒昂。Oceanはハイエンド、デュアルスライド端末。縦にスライドすると数字キーが、横にスライドするとQWERTY キーボードが現れる。同社によるとユーザーは10万人近く、そしてこの先12ヶ月で$130M(1.3億ドル)の収入を生み出すペースだという。
Helioのサービスはかなりクール(私は同社のテスト機をいくつか試してみたことがある)。IMネットワークそれにMySpaceとの統合はシームレスだ。デバイスのデザインは実際Helioによるもので、同社の仕様に沿ったもの。一方、Amp’d端末は、他の通信事業者からでも入手可能な市販のタイプ。
Helioはまた、U.S.国内の携帯電話企業として初めて、GPS機能搭載の端末を提供。同機能により、ユーザーは現在地、目的地への経路、それにHelioを利用している友だちの現在位置などがわかる。最後に挙げた機能はバイラルな要素を持つことが証明された、と同社は話す。ある友だちひとりが同社の携帯電話端末を入手すると、その後すぐにそのユーザーの友人たち数人が同じ端末を入手する、といった具合。
Helioの収入の多くはミュージックビデオなどダウンロード利用料金によるもの。また、ユーザーはダウンロードを友だちにプレゼントしたり、逆に友だちに(自分の希望するダウンロードコンテンツなどを)プレゼントしてもらうようにお願いすることもできる。そして、これら全てがHelioにとって、ダウンロード利用の促進と収入増加という結果につながる。
HelioはAmp’dと同じ運命をたどるかもしれないが、少なくとも、同社のこれからはより明るいものだろうという証拠がある。
といっても、それもiPhoneがローンチし、同業他社全てに打撃を与えるまでの話だが。
MVNOについては、他にもSonopia記事 (自分のMVNOを構築)、それにGoogleがMVNOをUK国内でローンチするといううわさについてもチェックしてもらいたい。
さらに詳しい情報はHelioデータを参照。
(*1)MVNO:自らが通信設備や通信事業者としての免許を持たずに,携帯電話事業者の基地局やアンテナなどの設備を借り受けてユーザーに携帯電話サービスを提供する事業者のこと
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