
経済危機に突入して以来、テック系企業のレイオフ数が300,000人に達したようだ。しかし情報技術系企業には395,629人を対象とする募集があり、職を失った全員を賄うことができる。仕事検索エンジンを運営するIndeedは本日(米国時間2/17)朝、新たにIndustry Trendsというページを開設し、米国内有名企業を中心とした募集情報を掲載し始めた。IT界にはヘルスケア産業界を除く他のどの業種よりも多くの募集案件があるのだ(ヘルスケア業界は581,625の募集案件がある)。
ただし、そうは言ってもIT関連の募集案件も1年前に比較すると43%少なくなっている。ちなみに再度ヘルスケア業界を見ておくと、全業界中で最も少ない8%の減少という状況になっている。銀行・金融関連は48%低下(現在144,569件)しており、メディア・新聞業界は47%低下(現在24,104件しかない)している。
IndeedのCEOであるPaul Forsterが、これら統計情報を明らかにした理由(求職中の人をより多く集めたい、という理由以外に)を述べている。

給料は仕事を探すうえで最も重要な要素の1つだ。しかしながら、無数のネット求人情報の中から給与情報を探し出すのは骨の折れる作業だし、これを楽にするために何かしてくれる求人サイトはほとんどない。
この問題を解決すべく、求人情報アグリゲーター最大手のIndeedが、求人検索の結果を給与で絞り込むことのできる新機能を公開した。ユーザーは、給与が一定以下の仕事を排除したり、給与範囲でグループ化して仕事を見ることができる。

ほとんどの会社は求人情報の中に明確には給与情報を書いていないため、Indeedでは掲載記事の多くについてはアルゴリズムによって給与を推定している。システムが給与情報の書かれている求人情報の20%からデータを収集し、いくつかの詳細情報を元にして他の職の給与を推測する。
実際問題このシステム、特定の給与の仕事を探すのにはあまり役に立ちそうにない、なにしろその求人情報が正しく分類されているのかどうかを確認する手だてがないのだから。このために求職者が誤った先入観で志望してしまうという悩みの種になりそうだ。とはいえこのフィルターも、明らかに範囲の外にある職を排除するのには便利そうでかなり時間の節約になる。少々の常識を働かせて使えば、この新検索システムは求職者の役に立ちそうだ。
IndeedのCEO Paul Forsterによると、サイトには毎週100万件を超える求人情報が送られてきて、月間ユニークビジター数は700万人だという。トラフィックこの水準にあれば、ウェブ上のトップ総合求人検索ツールと言ってもいいだろう。競合にはSimplyHired、HotJobs、Monsterなどがいる。
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(翻訳:Nob Takahashi)
こういうことに注意を払っているわれわれのような人間にとって、最近の SimplyHiredのトラフィックがCompeteやAlexaの統計で急上昇しているのは注目に値する。 4月から、どちらの統計も劇的なトラフィックの上昇を記録している。右の表を参照。(クリックすると拡大する)。それにさらに重要なことに、SimplyHiredは従来ユーザーでもトラフィックでも後塵を拝して来たライバルのIndeedを抜いたとされる。
しかし、これには問題がある。Comscoreのデータにはそんな伸びが少しも見られないのだ。Indeedが依然としてSimply Hiredをユニーク訪問者ではるかに引き離している。Comscoreのデータは記事の下に載せておいた。
この食い違いの原因としてこういったことが想像できる―Simply Hiredが最近大量の「ポップアンダー」広告をWhenUから購入しはじめたというのだ。 Comscoreはこの「プッシュ」トラフィックを除外しているとしているが、AlexaとCompeteは対策していないのではないか?
WhenUは一般に完全なマルウェア と認識されている。WhenUに感染してしまったユーザーは除去のために苦労している。ウェブ上にはWhenUの除去方法を教えるための掲示板のスレッドがたくさん開設されている。
そこで、Simply HiredはWhenUと何か関係を持っているのか、持っているとしたら、なぜ? という疑問が湧いてくる。単にある種の統計サービスのランキングをいくらか上げるためだけの目的だったのだろうか? 私はメールで質問を送ってあり、回答を待っているところだ。

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NY市に本社のある「Indeed.com」はニッチな検索エンジン。提携でさらに“Mamma Careers”をパワーアップする。こんなの報道するタイミングでないことぐらい言われなくても分かっている。でもこれで一番のライバル「SimplyHired」と並んで同社も提携の浮かれ騒ぎに入ってしまったことになる。
SimplyHiredはMySpace JobsやLinkedIn Jobs(ほかにも沢山あるが)を動かす技術。IndeedもSimplyHiredもジョブ検索機能を導入するようウェブと提携獲得に躍起だ。雇用主は自社URLを求人一覧に登録できるが、個別の求人情報はIndeedもSimplyHiredも直接登録できない。この部分はまだYahoo! HotJobs、Monster.com、CareerBuilder の持ち場ということか。
求人広告といえば新聞と長年相場が決まっていた。そこに現れたのが求人転職サイトやCraigslist。オンラインでも電子サービスで同じことが可能になった。今ではバーティカルジョブサーチ(Google Baseなど)を使えばネットの求人情報も瞬時にアグリゲートして投稿ごとにインデックスすることができる。
さらに今度はソーシャルネットワーキングである。オンラインのジョブ検索の進化の次段階はきっと、ともだちに仕事を紹介したりできるソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の中で起こるような気がする。今はまだFacebookも Friendsterもジョブサーチの機能はないけども、将来は提携の可能性も出てきそうだ。
Jobsterは大きな資金の後ろ盾がついたスタートアップ。求職活動のプロセスにソーシャルネットワーキングの側面を取り入れることに注力している。ネットのジョブ検索に“革命”をもたらすことを目指す企業はもう一つ。あまり名前は知られてないがitzBigという会社だ。聞いたところによれば投資銀行が資金を提供しており、経営陣はCEOのHank Stringer (Hire.comファウンダー)と会長のJim Hammock (Hire.com元会長兼CEO)という。
オンラインの就職求人サイトは誕生から今年で10周年を迎えたが、 職を探す人の求職活動と人材を探すリクルーターの就職求人活動を改善するという部分では始まった当初と大して変わらない。リクルーターはいまだに山ほどあるレジュメに目を通さなくてはならないし(書式もまちまち)、就職活動する方はする方でマルチレベルマーケティングの詐欺とゴミの海から情報を探し出さな くてはならない。
正直言ってオンラインの仕事探しほど頭にくるものはない。IndeedとSimplyHiredは全就職情報をひとつの検索にアグリゲートしたことで就職サービスを新たな段階に引き上げた。でも、こちらとしてはもっと企業が前面に出てきてeHarmonyのようなジョブ市場を実現してくれた方がうれしい。就職希望者が15分から30分の面接試験を受け、自己申告の技能をテストしてもらったり、リクルーターも就職に求める技能をリスト出しして、その中でも特に重要な職能のはどれなのか、分かるかたちでランク付けできたら良いと思う。
LinkedInのようなラインでソーシャルネットワーキング的側面を導入していけば、一般の人も友だちに仕事を紹介できるので大いに助かる。 Yahoo!ならHotJobsを自社の360サービスに 統合できるはずだし、Monster.comならFacebook APIと統合すればソーシャルネットワーキングにも対応できる。 IACは買収を終わりにしたようだけど、同社の巨大な消費者ポートフォリオに加えるとするなら就職求人サイトだろう。傘下のAsk.comではまだバーティカルジョブサーチの機能を提供していないし、買うとするならIndeedかSimplyHired辺りだろうか?
編集者より: 本稿はゲストのSteve Polandが執筆した。SteveはVested Venturesファウンダー兼ウェブ戦略コンサルタント。同社はウェブコンサルティングとネットマーケティング、ハイエンドのカスタムウェブ開発が専門の会社。
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