Jajah
by Jason Kincaid on 2009年7月16日

VoIPのJajahがデートサービスの大手eHarmonyおよびMatch.comと結んだ大型契約により、これからは、これらのサイトの上で“キーボードからタイプするテキストを使って”いちゃついている二人が、音声によるチャットを併用できるようになる。この、’Platform for Dating’と称するJajahの新機能は、ほかにもいくつかのデートサイトでテスト中だ(サイト名は未公開)。

この機能は、従来のデートサイトの定番であるテキストによる対話と、実際にオフラインでデートすることとの中間に位置すると言える。ユーザは、画面上のJajahのウィジェットから相手を呼び出すだけで、本名など個人情報はいっさい入力しないから、その点でも安心だ。

Jajah―中国語/英語のインスタント音声翻訳サービス
by Jason Kincaid on 2008年8月7日

VoIPのプロバイダとして人気のあるJajahが、JAJAH.Babelと名付けた英語/中国語翻訳サービスを、このまさにオリンピックの時期に開始した。IBMと共同開発したこのサービスは、ユーザが無料の番号を呼び出してほとんどインスタントに音声の文章を翻訳してもらえる。海外からの音声通話を翻訳してくれるわけではない。むしろこれは、一種の小型/携帯翻訳機だ。メッセージを送話器に喋る。電話機をほかの人に渡す。するとその人は翻訳されたメッセージを受話器から聞く。

使い方はかなり簡単だし、どんな電話回線からでも使える:

JAJAH.Babelはどうやって英語→中国語または中国語→英語の翻訳をするのか:
どの電話機からでもよいから、JAJAH.Babelに電話をする。合衆国内番号:+1.718.513.2969
英語→中国語または中国語→英語のどちらかを指定する。
メッセージを喋って#を押す。
システムがメッセージを正しく理解したか確認できる。
メッセージは自動的に中国語で再生される(英語→中国語の場合)。
お望みなら、電話機をほかの人に渡したり、拡声器につないでもよい。
上記の方法で、ほかの人が中国語でメッセージを録音して(=電話口で喋って)あなたがそのメッセージを英語で聞くこともできる(中国語→英語の場合)。

サービスをテストするために、TechCrunchの夏期アルバイトMatthew Schulzに手伝ってもらった。彼は中国語ができる。彼の結論は、「意外なほどよくできてる!」。英語→中国語の翻訳はややぎこちないが、意味はよく分かる。このサービスの音声認識機能は、彼がふつうの調子で中国語を喋ると多少間違えた。でも、いつもよりはっきりとした発音で喋ると結果はほとんど完璧だった。

このサービスは現在は英語と標準中国語の間の翻訳のみだ。でも今後は、言語を増やす予定。サービスの詳細と、そのほかのアクセス電話番号は、ここで分かる。

[原文へ]

(翻訳:hiwa)

Live UniverseがJungleの骨を拾った
by Mark Hendrickson on 2008年5月17日

適当な身売り先を見つからなかった事を受けて、1週間前にVoIP(IP電話)企業Janglの創業者達と、5人の技術者がJajahへと去っていった。このため、Jangleの資産や、残された社員の今後の身の振り方がはっきりとしていなかった。この交渉に関わっている複数の情報源からの話によると、現在はLive Universeが同社の買収に合意したようだと伝えられている。

どうやらこれが、昨年の秋の終わりに始まった「Jangle物語」の結末となりそうだ。物語が始まったころ、Jangleの取締役会は更なる資金調達の変わりに、創業者達に対して買収戦略(身売り)を進めるように言い始めた。取締役会による決定は、同社が「Plentyoffish」 や「Tagged」などの提携企業との契約(収益性の高いものも含まれていた)を締結した後にもかかわら決定されたのだ。

聞くところによると、企業のバックグラウンドを持つベンチャーキャピタル側と、消費者志向のブランドを目指すJangle幹部側の間で食い違いがあったようだ。創業者達、特にMichael Cerda氏は取締役会の(身売り先探しへの)進軍命令を熱心に進めてきた。しかし、多くの企業がJangleに対して興味を示していながら、同社は身売り先の選定に苦労することになった。

買収交渉は締結目前まで行ったが、買収条件の変更により買収企業側(どうやらWhitePages.comだったらしい)にとって受け入れられないものとなり、白紙に戻ってしまったのだ。明確な選択肢が無くなった後で、恐らく新しい仕事を探す必要が有る事を、多くの社員は告げられた。さらに、実はJungleの創業者達が既に、沈みかけの船から逃げ出した後だったということも知らされたのだ。

Live Universeが、Jungleの残していったものを使って何をしようとしていうるのかは、まだ見えてきていない。Jungleの提携企業たちは、今後の展開について知らされていないのなら、彼等の契約の(今後の)運命に関する知らせに興味があるのは間違いないだろう。

[原文へ]

(翻訳:E.Kato)

JAJAH、Yahooユーザー 9700万人を獲得
by Duncan Riley on 2008年4月30日

jajahlogo.pngVOIP電話を提供するJAJAHは Yahooとの提携により、JAJAHの「power premium voice」がYahoo Messengerで用いられることにより、願ってもない形でユーザーの増加を見ることになった。

この提携に従い、JAJAHは独自の電話インフラ、支払処理、および顧客ケアを、Yahoo Messengerのユーザーに提供する。これは一般電話回線からの電話を受信し、あるいは固定回線や携帯電話との通話のプラットフォームとして使用される。

この発表は、JAJAHが、消費者に直接販売するモデルに加えて間接的なバルク販売サービスの提供という新分野に参入するのと同時に行われた。JAJAHのManagedServicesにとって、Yahooは同社技術の顧客/提携相手として初めての大手米国企業であり、JAJAはTechCrunchに、同社は今後の数週間に固定電話会社やケーブル会社、携帯電話業者などの新提携相手を発表できるものと期待していると語った。

JJAJAHの既存のVOIPサービスのユーザーは、最近1千万人の大台に乗った。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

Google Talk、ブログやサイトでチャットが楽しめるChatbackウィジェット公開
by Erick Schonfeld on 2008年2月27日

gtalk_logo.gif「誰でもいいからIMしてきてくれないかなー」なんて人いるんだろうか? グーグルは「いる」と思っているようで、昨日(米国時間2/25)Google Talkのチャット機能を貼り付けて楽しめるChatbackウィジェットを新導入した。

これは自分のGoogle Talk専用アカウントにリンクする小さなバッジをウェブやブログに貼っておくと、自分がチャットできるステータスの時、サイトに来た人がこちらの状態を見てIM送信できる、というもの。

Jajah、Jaxtr、Tringme、(今は現在はグーグルの一部門の)GrandCentralなどなど沢山のスタートアップがやってる「call-me」ボタンと似た発想だけど、テキストチャットだけにしたところが賢い。VoIP専用回線リンリン鳴るよりはテキストIMの方が無視しやすいもんね。

gtalk-chatback.pngでも、こんなのオンにしたら本当に気が散ってしまうんじゃ? それかガッカリするかのどちらかだろう。 だってサイトにバッジつけて誰からもチャットの引き合いがなかったら…ねえ。 (日本語関連記事

[原文へ]

(翻訳:satomi)

Janglが人気の出会い系「PlentyOfFish」に匿名テレホンセックスのサービス提供
by Nick Gonzalez on 2008年2月1日

新しい出会いを安全かつプライベートに行いたいならJanglだ。 ここの「Social Communications Widget(ソーシャルなコミュニケーションのためのウィジェット)」 は簡単なウィジェットを使って、こちらの電話番号を隠したままSMSを送受信したり、ボイスメールを残したりできる。

ライバルのJaxtrと違って、Janglでは直接SNS(Match.com、Tagged、AdultFriendFinder、Fubar)やFacebook/Beboアプリ(推定8000万プロフィールに導入済み)と契約を結ぶことで普及を図ってきた。Jaxtrは逆にメールリンクと個人サイト主体に広まってきたサービス(Jaxtrは登場5ヶ月未満で500万ユーザーを確保した)。

pof_janglsmapp.pngその提携続きのJanglが今度は、孤高の出会い系サイト「PlentyOfFish」とサイト導入で契約を結んだ。

PlentyOfFishはその辺のデートサイトとなんら変わらないサイトだが、利用は完全無料。 ファウンダーのMarkus Frindはバンクーバーのアパートからこのサイトを運営しているのだが、無料にしても広告収入がまだ年間$10M(1000万ドル)も入るので十分ペイする。

Comscoreがまとめた2007年12月期の人気出会い系サイトの堂々トップにランクイン。その月間ページビューは平均13億件で、1時間当たり2万セッション、300万PVを確保している。

サイトでデートしたい人たちは、Janglのウィジェットを使ってリアルの電話番号を伏せたまま、デート相手と電話、SMS、ボイスメールで連絡が取り合えるようになる。この機能のお陰でプライバシーを犠牲にしなくても交際を次のステップに進めたり、ただ賢くテレホンセックスが楽しめるというわけだ。通話は業務提携先のJajahサーバーがターミナル。PlentyOfFish同様、Janglでもテキスト広告でサービスの収益化を図るが、これはJanglにとっては初めての試みで、他サイトでは広告抜きか、会費の一部からサービス料を回収している(match.com)。

こう見てくると、ソーシャル通話専用ウィジェット(特にJaxtrとJangl)は今VOIP市場で最も旨みのある分野のような気がしてくる。既存の通話ラインと料金切り下げを競うのでなく既存のラインにない本当に価値のある用途(ユーティリティ)を加えているからだ。ここに名前の挙がってない他の音声専用ウィジェットにはCcubeTringme, and Snapvineもある。

収益化の方はまだ何ともいえない。2社とも今はビジネスモデルの試運転中(Jaxtrは通話ミニッツ課金モデル、Janglはレベニューシェア)なので、どちらがうまくいくモデルで、どちらがダメか、結果はいずれ時間が教えてくれるだろう。この両社なら今後も引き続き、グーグルのGrandCentralのような更に高度な機能の採用を進めていくに違いない。

CrunchBase: Jaxtr Jangl Jajah GrandCentral

[原文へ]

(翻訳:satomi)

ソーシャル電話サービスのJaxtr、5ヶ月でなんと500万ユーザーを集める
by Nick Gonzalez on 2007年12月11日

jaxtr_logo.jpgソーシャル電話サービスのスタートアップ、Jaxtrは目覚しい成長ぶりだ。この5ヶ月弱(正確には140日)でなんと500万ユーザーを集めることに成功している。7月のユーザー数が50万だったからちょうど10倍だ。Jaxtrではこの成功を、サービス自体の機能が優れていることと、メール中に通話のリンクが貼れることによるバイラルなプロモーションの成功によるものとしている。

8月にJaxtrは100万人のユーザーを獲得したことと、$10M(1000万ドル)の資金調達を行ったことを発表した。この成長に合わせて、同社はMySQLの前CTO、Taneli Otalaをエンジニアリング担当副社長にスカウトした。

Jaxtrの数字を、その主要ならライバルで、最近提携したJanglとJajahの数字とを比べるのは難しい。Janglはサイトとの提携によってユーザーになってくれる可能性のある潜在的な顧客の数しか発表していない。有力な提携サイトとしてはMatch.comとかTagged(こちらは4千万人分のプロフィールにアクセスできる)などがある。Jajahは最近ユーザーが200万を超えた。

Jaxtrは非常に広汎な通話サービスを提供している。ユーザーはウィジェットを利用して匿名で通話することができる。あるいはJaxtrの電話番号で電話を受け、それをユーザーの実際の電話番号に転送させることもできる。Janglと同様、Jaxtrも受信する通話のフィルタリングとかボイスメールのような高度な機能を提供している。これらのサービスはすべてユーザーの実際の電話番号を相手に知られることなして利用できる。また複数のデバイスへの電話を一括管理できるGrandCentralのような機能も開発した。ユーザーは多数の電話番号をJaxtrのアカウントに登録しておき、特定の番号については直接ボイスメールに転送するよう設定できる。

JaxtrのCEO、Konstantin Guerickeは「約85%のユーザーはアメリカ以外の国の居住者で、アメリカ居住者は15%」と述べた。JaxtrのようなVOIP通話システムの直接かつ最大のメリットは国際通話(220の国・地域から利用可能)が安くなることだから、これは当然だろう。JaxtrのようなVOIPによる長距離通話は、両端の市内通話の中間を安価なインターネットを利用した通信に置き換えることによってコストダウンを可能にしている。

Jaxtrのユーザーは毎月100分間の無料通話ができる。ただしJaxtrユーザー同士の通話は100分の制限にはカウントされず、何分かけても無料だ。Jaxtrの将来のビジネスプランは、ユーザーに〔100分を超す〕有料通話を販売することと、無料アカウント用のウェブページへの広告掲載だ。

Crunchbase Jajah

Crunchbase Jangl

Crunchbase Jaxtr

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

VOIPのJajahとJanglが提携
by Nick Gonzalez on 2007年11月16日

jajah_jangl.pngVOIP事業者JajahとソーシャルなVOIPの新会社Janglが提携、共通認識の互換性を備えた新製品を出すことで合意した。

この提携は合理的判断だろう。Jajahは一般通話にVOIPを持ち込んで大躍進を遂げたVOIPの新会社だ(登録ユーザー200万人)が、最近サービス開始したクリック・トゥ・コール専用ウィジェットはウェブでまだあまり認知されていない。Janglの通話専用ウィジェットならTaggedなどSNSとの提携を通して4000万人分のユーザープロフィールに配信網を広げている。

これからはJanglがJajahの(紛らわしいですね)バックエンドのVOIP専用エンジンを使って通話サービスを提供することに。Jajahは世界122ヶ国超をカバーしている。このJahahのエンジンを使えばJanglは広いリーチが確保できる、というわけだ。

そのお返しとしてJanglはJajahが最近始めたプレコール広告配信エンジンを使い、これまたJajahと最近提携を結んだOridianという別会社の地域限定広告を流してサービス収益を上げる。両社は将来「戦略開発と新サービス」を進める可能性にも言及したが、あまり詳しい話はしていない。

この2社なら合併することになっても(そんな証拠があるわけではないが)、どっちか1社が社名の最後3文字を変えるだけ(たぶんJajah?少なくとも英語圏ではJanglの方がベターな名前だと思うね) 変化に気づかない客もいそうだ。

CrunchBase: JajahJangl

[原文へ]

(翻訳:satomi)

Jajahで広告を聞いて、無料通話時間を手に入れよう
by Nick Gonzalez on 2007年11月7日

jajahlogo.png広告収入による電話通信技術というのは最近、ちょっとしたホットな話題となっている。Jangleネットワークスは広告収入による無料番号案内「Free 411」を提供。Virginは、広告収入による電話サービスを昨年スタート。最近では、BlykThePuddingといったスタートアップ企業2社が各々独自に電話サービス用に広告ソリューションをスタートした。さて、VOIPプロバイダー「Jajah」も、広告収入によって無料で電話利用ができるというサービスを提供している。そして、AdSenseのようなソリューションとして電話サービス提供各社によっても、今後、採用されるようなモデルにしたいと考えている。

Jajahは広告ネットワーク「Oridian」と協力、ターゲットを絞り込んだ広告をユーザーが聞く事で支払いに充てられるようしている。これは、オプトイン方式で、ターゲットを非常に絞り込んだ広告コンテンツを視聴することにより、各メッセージごとに相当するクレジットをJAJAHアカウントで受け取るというかたちになっている。広告は電話の位置に基づいてターゲットを絞り込む。例えば「ある家具店のオーナーが、自分の店を地元コミュニティに紹介したいというような場合、近隣の人々を対象にした広告提供が可能だ」とCEOのRoman Scharfが説明してくれたようにだ。広告は通話開始直前に呼び出し音とあわせて再生される。良く似たサンプルを以下に置いておこう。

Oridianは、国際的なトラフィックからUS国内サイトが利益化実現のための手助けをする国際的な広告ネットワークなので、市内通話に注目しているとは思えない。むしろ、国際長距離通話などVOIPプロバイダーが市内通話料金レートなみの価格で効率的に提供しているサービスを重視しているはずだ(契約している電話会社サービス利用分には料金支払いが必要となるだろう)。ユーザーがこれらの広告を受け入れることによって請求全額を相殺することも可能になるだろうとJajahでは話している。それどころか、収入を得ることさえできるという。

収入を得るためには、Jajahの通話料金請求額以上に相当する広告を聞かなければならないだろう。Virginの広告収入オプション「Sugar Mama」では、ユーザーは広告を聴いた時間分を通話時間として利用できる。JajahのVOIPネットワークは、大幅に低いコストに基づいており、長距離通話1分あたり最高でも3セントから4セント程度。現金収入にはつながらないが、効果的なリベートとして提供される無料通話時間を手に入れようという価格志向型のユーザー対象にしたVirginのキャンペーンよりは、より実現される可能性がありそうな広告収入モデルと言えるだろう。

サンプルを今すぐ聞く:

CrunchBase:Jajah

[原文へ]

(翻訳:Nobuko Fujieda)

TringMe―電話機のいらない「Click To Call」
by Nick Gonzalez on 2007年10月3日

殆どのVOIP関連のスタートアップには専用の「click-to-call」ウィジェットがある。JajahJanglJaxtr、さらにはGrandCentralにさえある。このウィジェットを使うと、簡単に、時には匿名でウェブ経由で友人に電話することがができる。非常に便利で、ボイスメールやテキストメッセージの機能も付いている。ただし、どのサービスも電話と電話をつなぐので、仕事の電話でも、MySpace仲間と話す時でも携帯料金がかかる。

TringMeはもう少し融通がきく。かける側は電話を使わずに、Flashウィジェットから直接、携帯や一般電話やGTalk(近くYahooとSkypeも)にかけることができる。マイクさえあればクリックするだけだ。まだプライベートベータ中だが、右にあるデモウィジェットを使えば、雰囲気は味わえるだろう。

他のサービスと同じように、ユーザーの電話番号は公開されず、通話は無料だ(国際電話をかけるなら今)。ウィジェットの設定によってはボイスメールだけを受け付けることもでき、そのデータはメールで送られてくるので、通常のメールボックスに保存するか、GTalkで再生できる。ただし、大きな弱点がひとつある。バーチャル電話番号を使っていないので、かける側はパソコンの前にいなければならず、出先からかけることはできないのだ。

当然のことながら、この手の簡単で匿名の電話サービスは悪用されやすく、イタズラ電話や勧誘電話を防ぐ手立ては用意されていないようだ。他のサービスでは、確認済みの番号や、ホワイトリストとブラックリストを使って悪用を最小限に抑えている。TringMeも同じような管理方法をとって、ユーザーが安心してウィジェットを使えるようにするべきだろう。

[原文へ]

Jajahが、誰でも使える「Click To Call」を提供
by Nick Gonzalez on 2007年9月28日

jajahlogo.pngJajahは月曜(米国時間10/1)に「click-to-call」ボタンを正式発表する。このボタンは、ユーザーが無料、匿名でオーナーと話すことができるもので、昨年秘かにプライベートベータテストが行われていた。同社はこれで、国際電話カードサービスや、JaxtrJanglなど、すでにソーシャルネットワークや出会い系サイトに「click-to-call」を提供しているサービスとも戦うことになる。

button_services_02.gifこのコールボタンを使えるのはJajahの登録ユーザーで、埋め込み用の短かいプログラムを自分のウェブページやメールの末尾に貼り付けて使う。カスタマイズが可能で、CSSでスタイルを調整したり、かける番号の設定、発信元の国の制限などができる。

ユーザーはボタンをクリックして、自分の電話番号を入力すると、JajahがVOIP経由で両者をつなぐ。呼ばれる側には発信元が通知されるので、そのままつなぐか、話中にするか、その番号をブラックリストに載せるかを選べる。つないで話した場合は料金がJajahアカウントに課金される、これは「フリーダイアル」と同じ。料金は2~3セント/分なので、低価格の市外通話として使うこともできる。ただし、価格が気になるなら、JaxtrとJanglは今も無料だ。

[原文へ]

スタートアップがVOIPを提供する3つの方法
by Nick Gonzalez on 2007年8月17日

voiplogo.png地上固定回線の代替としてのVOIP電話を巡っての競争は激しい(ケーブルTV企業が70% のシェアを抑え、Vonageも依然として戦っている)が、一方でフットワークのいいスタートアップがソフトウェアオンリーの独自VOIPサービスを展開している。

これらのサービスでは、通常より大幅に低い料金で普通の非VOIP電話へも通話が可能だ。つまり相手先がVOIP電話でない場合でも、通話はどこかの地点でPSTN〔公衆交換電話網〕からVOIPへ、あるいはその逆へスイッチされるため、料金の節約ができる。たとえば、携帯から遠くの相手にかける場合、まずPSTN回線に入り、すぐにVOIPに切り替わって長距離利用金を節約し、相手の近所でまたPSTNに入って相手の電話につながる。

こういったスタートアップが消費者に非常に安い料金でサービスを提供するためには、VOIPをいかに利用するかがカギとなっている。しかし公衆網を利用した通話は無料というわけにはいかない。たとえ一部でも通常の公衆回線を利用した場合、特に相手の電話への最後1マイルに利用することが多いわけだが、電話会社に対して必ず料金を払わねばならない。

VOIPスタートアップの全容を使い方で分類してリストアップするのは骨の折れる大事業だ。以下に紹介した以外の多数の会社やその機能、料金などについてはこちらの表を参照

デスクトップから安くかける

なんといってもデスクトップのクライアントから通話するのがいちばん安い。デスクトップのクライアントとVOIPネットワークを利用すればコンピュータ同士で〔無料で〕通話ができる。料金を支払えば、ユーザーのコンピュータから通常のPSTN回線の電話に発着信が可能である。読者の多くはこの機能をSkype-inとSkype-outとしてご存知だろう。

デスクトップクライアントでもっとも有名なのはSkypeで、すでに1億人のユーザーがいるYahooMicrosoftGoogleといった大所もデスクトップのVoIPクライアントを提供している。つまりIMクライアントの中にVoIP機能が組み込まれている。これらを合計すると潜在的なVOIPユーザーのマーケット3億4千万以上となる

もっと最近のスタートアップで、昨年7月にローンチしたGizmo Projectは、デスクトップ・クライアントがすでに200万回ダウンロードされたとしている。このサービスの機能はSkypeに似ておりIMとVoIP通話がサポートされている。Gizmo Projectのユニークな特長は、単にIMとVoIP通話ができるだけでなく、ユーザーがこのサービスを友人に宣伝し、 自分でも使い続けていれば通常の公衆網との通話が無料になるという点だ。

HulloNimbuzzもわれわれが紹介したデスクトップ・ベースのVOIPだ。

WiFiを利用して節約する

友達と会話するのにいちいちラップトップをかついで歩かねばならないというのではあまり魅力的ではない。その場合、NokiaのWiFi電話はすばらしい選択肢だ。Nokia N800は携帯電話とデスクトップ無料VIOPのいいところを取った優れたアプリケーションだ。 FringはSkype的な機能を3G/GPRS携帯とWiFiを利用して提供する。もともとNokiaの携帯と相性がよかったが、最近はWindows Mobileで作動するようになった。しかし、ユーザーは公衆網からの着信を受けるために、やはり通常の電話番号を必要とするし、この部分は有料となる。Fingは最近また$12M(1200万ドル)の資金を調達している。われわれは今までの記事で高く評価している。

WiFi以外のオプション

ユーザーがMountain View市内のようなWiFi天国にいるわけではなくて、ホットスポットに縁がない生活を送っているような場合でも、長距離通話に関しては、部分的にVoIPを利用したサービスで料金節約を図ることができる。携帯のVoIPサービス会社は公衆回線を無料で提供できるわけではないが、その代わりに通話者間の両端で公衆網を使い、中間の長距離部分をVIOPを利用する手法を取っている。ただし、この方法が有効なのは、両端の市内通話をVOIPで中抜きすることで全体の料金が安くなるケースに限られるし、ユーザーの携帯契約プランにもよって違ってくる。この方法の主たるメリットはかっこいい最新の携帯の機種でも利用できることだ。詳しいことはCrunchGearのレビューを参照。

この分野への参入者は数多い。VOIP client まずSkype自身のVOIPクライントのiSkootがある。これは携帯版のSkypeで、Skypeに登録された連絡相手にSkypeサーバー経由で発信することができる。Shape Servicesは最近iPhone版のSkypeを発表したが、これはAT&Tの回線速度の遅さに苦しめられていると報じられた。もうひとつのスタートアップEQOは当初この分野で競争していたが、その後われわれが紹介したように、独自のVOIP、IM、メッセージ用携帯アプリケーションの提供に転じている。

新規参入者の中で大物は$28M(2800万ドル)を調達したJajahと$24.5M(2450万ドル)を調達したTruphoneだ。どちらも普通の携帯から簡単に通話できる。ただし、Jajahは両端の通常回線の中央をVOIP通話でつないでいるのに対し、Truphoneの場合は、ユーザーの利用する携帯電話のデータ通信速度が十分に速い場合は、本当に通話が無料になる。両者の関係はT-Mobile問題でいっそうややこしくなっている。T-MobileはJajahの株主なので、Truphoneを自社のネットワークから締め出した。T-MobileはWiFi通話に関して独自のベンチャー“Hot Spot at Home“を立ち上げている。これは月$9.95の追加料金でユーザーのWiFiネットワークから無制限に通話できるというもの。

誰が競争に勝ち残りそうか?

Skypeが明らかにeBayのために利益を稼ぎ出しているが、それ以外のスタートアップはわれわれの知るかぎり、どこもまだ儲かっていない。しかし電話業界自体はすでに損害を受けている。特に携帯キャリヤの場合、音声通話の月額売り上げは2000年の$51から2006年の $43まで落ち込んでいる。アメリカの携帯市場は$118B(1180億ドル)あるが、携帯キャリアはこれ以外の独自のマーケットを模索している。パケット通信が ユーザー当たりの収入(ARPU)で急増しており、将来の収益の柱になっていくものと広く期待されている。

しかしVOIPにとってこの先は容易な道ではない。携帯でのVOIPはいくつもの困難な課題に直面している。いちばん基本的な問題のひとつは、無数に存在する携帯の種類ごとにアプリケーションを製作して配布しなければならないことだ。携帯のキャリヤは依然、音声・コンテンツサービスに固執しているからVOIPサービスには当然協力的ではない。Verizonの多様な有料契約(VCastや地図など)がよい例だ。

同時にVOIPサービス自体の使い勝手の悪さについてもわれわれはたびたび不満を表明してきた。VOIPサービスをインストールしても、その料金体系がさまざまなバリエーションがあって、また分かりにくい。通常料金に比べて長距離通話しか得にならないケースもある。しかも米国内通話は距離に関わらず定額制のプランで契約しているユーザーも多いので、その場合は全然メリットがない。とはいえ、そういう事情もあって多くのVOIPキャリアは料金の値下げ競争をしている。(表を参照

もうひとつの問題はインターネットの帯域幅だ。携帯電話のパケット通信ネットワークは高品質のVOIP通話を提供するには遅すぎるケースが多い。VOIP通話に最良の方法はWiFiだが、Googleがいくら努力しているといっても、あらゆる場所に広まるまでに至っていない。3G携帯は通話範囲でも帯域でもVIOPに十分なものを持っているはずだが、携帯キャリアの支配下にあることには変わりがない。携帯キャリヤはVOIPの品質を決定づける上り方向の回線速度を絞ることができる。Verizonは3G携帯でVOIPの提供を計画していると2005年以来伝えられているのに、一向に実現していない。

そういう次第でVOIPは固定回線、デスクトップ、携帯という3つのプラットフォームに分断されたままだ。

全体として流れを見ると、この戦いで勝ち残るためにはキャリヤと仲良くしていく必要があると思う。データ通信とデスクトップだけを利用するスタートアップにしても携帯のインフラを利用するにはキャリヤとの協力が不可欠になる。この点、Jajahがキャリヤと関係ではベストのポジションにいる。低価格の長距離通話を提供する際にも、キャリヤの主要な収益源である時間あたりで課金される通話を利用している。FringやGizmoProjectのように次第に高速化するデータ通信網だけを利用したサービスは、キャリヤの音声通話をバイパスすることで、消費者に対してより安い料金を設定できるものの、キャリアの利害と真っ向からぶつかることになる。キャリアの収益を削ることになるこういったサービスは、TruPhoneがT-Mobileから締め出しを食ったように、結局キャリアと直接に衝突することにならざるを得ない。一部のキャリアはN95のVOIP機能を無効にしている。VOIPサービスはさまざまに「これこそ革命的」というキャッチフレーズを唱えているものの、今後もさらに苦闘が続きそうだ。

[原文へ]

Jajah、iPhoneユーザー向け低価格通話プランをローンチ
by Nick Gonzalez on 2007年7月3日

jajahlogo.pngiPhoneのSafariブラウザー向けにアプリケーションを移植しようという企業のリストは増える一方だ。Jajah はVOIPクラアントのiPhoneへの移植に成功した初めてのサービスとなる。

jajaiphonesmall.pngiPhoneの標準契約は安くない(月間$60 – $100)。国際通話をかけるとなると、さらに毎月$3.99余分に払わねばならず、英国に電話するのに毎分23セントくらいかかる。JajahはiPhoneユーザー専用のサービスを提供する最初のVOIPキャリアとなった。同じ英国への通話がJajahを使えば毎分3セントになる。Jajahは長距離通話を両端の市内通話の中間の部分をVOIPでブリッジすることによって安く提供するサービスだから、iPhoneの契約パッケージの料金の一部分を市内通話に充てる必要がある。iPhoneユーザーはこのサービスをfreeyouriphoneから利用できる。

iZoho始め、iPhoneのブラウザ向けにアプリケーションをローンチしようとしてる会社はたくさんある。ただし、iPhoneのポップアップしてくるキーパッドはウェブフォーム専用なので、iZohoの文書を編集するためには使えない。

[原文へ]

Jajah、シリーズCの投資家にDeutsche Telekomが参加と発表
by Nick Gonzalez on 2007年5月30日

jajahlogo.png今月、われわれはVOIPのスタートアップJajahが$20M(2千万ドル)をIntel CapitalからシリーズCの投資ラウンドで調達したと伝えた。今夜(米国時間5/28)、Jajahは今回のラウンドに共同リーダーとしてDeutsche Telekom (T-mobile)の追加を発表した。

最初の資金調達はIntelがすぐに発表したのに対して、Deutsche Telekomは今回の投資に加わったことについて、今日まで発表を控えていた。DeutscheTelekomのJajahに対する投資は、VOIPスタートアップに対する大手電話事業者の投資としては初めてのものだ。Jajahは今回調達した資金を近く予定しているマーケティングキャンペーンとその他事業の展開に用いる予定。

資金面での援助に続いて、今回の発表は、両社にいろいろと重要な関係が生まれていることの現れだ。JajahとDeutsche Telekomの提携には、さまざまなメリットが考えられるが、そのひとつはDTが(特にドイツから)アジア、ラテンアメリカへの通話に対して、より競争力のある価格体系を提供できるところにある。今回のDTとの提携の発表に先立って、JajahはIntelとの提携について「Intelの製品ディーラー、OEMの顧客や開発者へのアクセスに加えて、Intelの保有するVOIPテクノロジーの特許に対するライセンス取得の面でも有利になる」と説明していた。

CEOのTrevor Healyは 、「JajahはDTにとって魅力的な投資先だと思う。彼らのVOIPサービスは、利用に当たって、電話会社が運営してきた既存の固定電話回線を放棄する必要がない。Jajahは200万のユーザーがいると3月に発表を出しているが、Healyは、今年末までには500万に拡大しているものと期待している。現在40%のJajah通話はアメリカから発信されており、外国からの発信は60%となっている。

[原文へ]

JAJAH、シリーズCでIntelより$20M調達
by Duncan Riley on 2007年5月10日

jajahlogo.pngVOIPプロバイダのJAJAHが今日(米国時間5/9)、シリーズCで$20M(2千万ドル)の資金調達を完了した。投資はIntelのベンチャーキャピタル部門Intel Capitalがリードした。同社の過去エンントリはこちら

調達交渉では、Intelが自社の製品ディーラー、OEM顧客・ディベロッパー、ならびにIntelが抱える幅広い範囲のVOIP特許へのアクセスをJAJAHに提供することも盛り込まれた。

本日の発表に先駆けてJAJAHのCEO、Trevor Healyに取材した折には、JAJAHがどうIntelの特許を使うのか、その用途に関する具体的な話は取れなかったものの、同社が望んでいる方向への1歩前進であることは明らかだった。

Healyは特許のことには一切触れなかったが、新たな契約がどう同社にプラスになるか、$20M(2千万ドル)が口座に入る以外にどういったメリットがあるかについて語ってくれた。Intelのインサイダーにアクセスできることにより、JAJAHは自社が手掛けるIntel Chipsの現モデルと、将来発売が予定されるモデルについても最適化が今以上に可能になる。

今契約ではJAJAHのモバイル技術への注力も支援する方向で固まっている。既存のプラットフォームからコンピューター、モバイル、WiFi技術が合体した「ウルトラモバイルPC」まで、JAJAHは顧客が選ぶVOIPのトッププロバイダになりたいと考えている。きっとIntelとの契約はこの目標達成の支えになるに違いない。

Skypeについては、リンゴとリンゴを比べるのは良くない、とコメントを極力控えているようだ。 ここで前にも書いたように、JAJAHのVOIPサービスはポイント・トゥ・ポイントのサービスであり、電話のかけ手と受け手を各自の地上電話回線か携帯電話回線で結ぶので他社のVOIPプロバイダのようにソフトの電話回線は通さなくていい。JAJAHは自分たちのことを“Skypeの2.0バージョン”、“Voice 2.0”と呼んでいる。

実際、Healyへの取材でもJAJAHの通話を使ったけど、オーストラリア-米国間の通話状態はスカイプアウトより格段に良かった。あまりに素晴らしいのでMike Arringtonも“キラーVOIPプロダクト”と呼んで憚らない。僕も彼らさえ“Voice 2.0”という呼び方をやめると約束してくれるのなら、おそらく使うことになると思うのだが。

[原文へ]

祝・1周年~Jajahが利用者200万人を突破
by Nick Gonzalez on 2007年3月28日


VOIP電話サービスのJajahが、サービス開始1周年を迎え、登録200万人突破を宣言(1月は120万人だった)、新CEOにTrevor Healyを正式に任命した。
Jajahとライバル数社の概況はコンシューマー向けVOIP徹底比較のエントリが詳しい。

Jajahは一般通話と安いVOIPを繋げることで格安の長距離電話を実現したVOIPサービス。 かけたい相手のサイト(デスクトップ&モバイル)、Symbian クライアント、各種ブラウザ専用プラグイン、Google Gadgetで連絡先をクリックして電話をかける。1回限りの通話ならJajahのサイトで自分と相手の連絡先を入力してもいい。連絡先をクリックして電話をかけると、Jajahが自分と相手の電話番号に折り返し電話をくれる。そこからユーザーの電話専用ネットワーク(地上回線とケータイ回線)から Jajahのサービスにルートされて連絡先に繋がる、という流れになる。

Jaxtr やJanglと同じで電話番号は非公開に設定が可能だ。通話料金は抑え目で1分2.8~3.2セントの価格帯。Jajahユーザー同士ならタダで電話がかけられる。

ファウンダー兼元CEOのRoman Scharfは質の高いサービスへのこだわりを再三強調してきた。同社の遠距離通話用エンジンは世界45ヶ国以上に計250台以上あり、通話にはその中からべストな情報キャリアをリアルタイムで選んで使っている。それやこれやも同社はライバルより控え目な$8M(800万ドル)という低予算で立ちあげた。

最近では大企業との契約に戦略の重点を置いており、現在同社のサービスを利用する企業はDell、Logitech、Symbianなど。このほどJoyentとも一体化が実現、今は大手デーティングサイトから匿名電話サービスの契約がとれるよう交渉中という(大手出会い系Match.comはライバルのJanglに契約をもってかれている)。

[原文へ]

Talkster、大企業向けプレゼンスベースサービスをローンチ
by Nick Gonzalez on 2006年12月11日

Talkster」は今晩(米国時間12/10)、VoIP市場向けのプレゼンスベースのコミュニケーションプラットホームのベータ版をローンチした。これは大企業にフォーカスしたもので、発信者をエイリアス(別名)で識別することによって使用する通信機器を問わずに接続できる。
TalksterはJajahRebtelHulloConnectMeAnywhereFringなどと同じくVOIPを使って安価(今は無料)の市外通話サービスを提供している。ただし、他のサービスがはっきりとコンシューマーをターゲットにしている のに対して、Talksterは異なっている。CEOのJames Wanlessはコンシューマー向けVoIP市場を指して「最低価格に向かうレース」と言っている。Talksterはこのゲームはやりたくない。よって、大企業に目を向けている。

Talksterでは、専用のソフトウェアブリッジを使って電話とパソコンの間での通話も可能だ。JajahやHulloと違い、Talksterではダ ウンロードは不要で、携帯電話やパソコンのブラウザーを通じて使用できる。JajahがSymbianベースのクライアントを使っているのと比べて、広く携帯電話で使われるだろう。TalksterのJavaクライアントは2007年に完成する予定。現在接続可能なのは、携帯電話、VoIM(Voice over IM: IM上での音声通話)、VOIP電話で、これに加えてSIPに対応したサービスであれば接続できる可能性がある。携帯電話からTalkster経由でMSN、Google TalkGizmoのユーザーのほぼ全てに無料でかけることもできる。

オンラインで登録した後、電話帳にエイリアス、メールアドレス(VoIM用)、電話番号を入れなくてはならないという面倒な作業が待っている。VoIMの連絡先をTalksterに入れるためには相手がこちらからの招待を受理する必要がある。

携帯電話からm.talkster.comにログインすると、連絡先にあるVoIMのオンライン/オフライン状態が表示され、VoIMで接続するか、設定してある電話番号に転送することができる。市外通話の場合はTalksterが話者間のVOIPブリッジの役目を果たす。市内通話では、Talkster は何もせずに直接繋がる。

使用中のパソコンから電話をかけたくない場合は、Talksterの call-in と call-backオプションを使えば電話機からパソコンを通して発信できる。携帯電話の料金プランにもよるが、コスト削減になるオプションだ。

Talksterのデバイス無依存モデルは、テキストベースのJumpChatSwarmteamsを 思い起こさせるが、電話を取り込んだことではるかに強力なものになっている。ウェブインターフェースは捨てているが、Talksterが最大限のユーザーの前に出るだけのことはできるだろう。誰にでも使いやすいクライアントがあればサービスは活気づくし、JajahやRebtelよりもテストするのが楽しくなるはず。ただし、このTalksterがみんなが待ちこがれていたキラーVOIPサービスなのかどうかは、まだわからない。

Talksterは大企業向けであることを大きな差別化要因であるとしている。コンシューマーよりも大企業に適している理由を正すことはできなかったが、2007年には企業向けの機能が追加されることは確認した。一方、ベータ版ではコアサービスの耐久テストが行わる予定。Alec SaundersはTalksterの早くからのベータテスターで、彼の体験はここで読める。

[原文へ]

Jajah、すごいVOIPサービス、ただいま開始
by Michael Arrington on 2006年9月27日

VOIPサービスのJajahは特別に優れた新しい一般向けサービスを発表したところだ。これによって多くの携帯ユーザーが(データサービスを使うことなしに)携帯から通話料のたいへん安いJajah サービスにアクセスすることができるようになった。

OK、これは本当の話だ。先週VOIP分野における嘆かわしい状態について書いたとき、私はJajahが今晩新しい強力なサービスをスタートさせる予定だとちゃんと知っていた。 (Shel Israelはこの記事を批判していたが)。

あの記事はVOIPサービスの現在の問題点と Jajah がリリースしたばかりのこのサービスについて理解を深めるための良い背景資料となったと思う。昨日まで普通の携帯のユーザーにとってVOIPサービスを直接利用して安い通話をするのは困難だった。通話を始める際に、コンピュータの前にいなければならなかったり、複雑な手続きが必要で、いったん切ってかけ直したりしなければならなかったりするのが普通だった。

Jajahの新しい携帯電話用サービス

Jajahの新しい携帯電話用サービスは、私が先週の記事で「興ざめなディテール」と呼んだ欠陥がひとつもない。以下にこのサービスの詳細を紹介していくが、要約すれば、ユーザーは自分の携帯電話から、ある種の通話(たとえば国際通話)を、通常のキャリアの代わりにJajah経由で行うように設定することができる。発信者、受信者側から見てJajahへのスイッチは継ぎ目なしに行われれる。通話は普通に発信され、受信される。必要なのは事前の設定だけだ。

このサービスを使うにはまずJajahにユーザー登録する必要がある。またJajahがサポートする種類の携帯でなければならない。(自分の携帯がサポートされているかどうか、このページ のリストで確認すること) ― Jajah は現在symbian オペレーティングシステムを使用する携帯をサポートしている。他のシステム、Blackberry、Windows Mobile、Treo などは今年中にサポートされる予定。Jajah はMMS メッセージをユーザーの携帯に送る。いったんユーザーがこのメッセージを受信確認すると、Java アプリケーションがダウンロードされ、ユーザーはこのアプリケーションで設定を行う。設定がすめば、Jajah アプリケーションがその携帯から行われる指定の種類の通話に関してキャリアを完全にバイパスさせる。ユーザーが通話を開始すると、Jajah はそれを独自の市内通話番号につなぎ、そこからVOIPネットに入れる。受信側では逆にVOIPから市内通話で相手を呼び出す。

Jajah のファウンダー、Roman Scharf によると、携帯キャリヤはJajahの通話をブロックできない、なぜなら最近の携帯の多くにインストールされている(インターネットアクセスのための)データサービスを利用していないからだという。その代わりに、Jajahは通常の電話回線を利用して途中の経路をスイッチする。難しい点は、もちろん、まず最初にソフトウェアが携帯に正しくインストールできるかどうかだ。(今現在、この点についてはテストできていない。私は台湾にいる上に、使っているのが嫌われもののMotorola Qで、なおいっそう嫌われているWindows Mobile OSを使っているからだ)。

[原文へ]

VOIP―ディテールで興ざめ
by Michael Arrington on 2006年9月24日

普通の電話から安く通話ができるVOIPサービスがいろいろ出ている。 ただどれもマスマーケットにアピールできるようなサービスではない。

VOIPはVOIP電話機ないしソフトウェア(Skype、Vonage,etc.)から利用すればすばらしいサービだ。これらのVOIPネットワークは他のVOIP電話への通話はもちろん、通常の電話網にも接続し普通の電話とも比較的安い料金で通話できる。ずいぶん昔から私は普通の電話を止めてVonageを使っているし、最近では多くの人が普通の電話からVOIPに乗り換えている。

しかし一群の新しい会社が普通のPOTS (plain old telephone service) 電話(多くは携帯電話)から、別のPOTS電話に対して無料または安価にVOIP通話を提供するサービスを開始している。これはうまくやれば巨大なマーケットを狙える分野だ。問題は、ただ、誰もまだうまくやっていないという点。マスマーケットでは、使い勝手がとっても簡単シンブルなるまでは、こういうサービスを誰も使ってくれない。

これらの会社ではVOIPの導入にあたって次の2つのアプローチのいずれかを取っている。ひとつは、発信元の電話番号と通話先の電話番号の両方をユーザーに尋ね、サービス側で両者を呼び出し、それから両者を接続するというもの。2番目の方法は通話先に通常の電話網の番号に代わる独自の番号を割り振るもの。この番号はVOIPが管理し、いちばん料金がかさむ部分で通常の電話網をバイパスさせる。

どちらの方法もその場ですばやく電話をかけることができない。どちらの方法でも発信にはいくつもの手順を踏まなければならず、しかもたいていの場合ウェブサイトを経由する。(つまりユーザーはコンピュータの前にいるか、携帯のブラウザからサイトにアクセスしなければならない)。

ここにわれわれが調査した例をいくつか紹介する。

Jajah:まずウェブサイトに行って自分の番号と相手の番号を告げると、双方の電話が呼び出されて通話が始まる。電話料金 は非常に安く、無料の場合もある。しかし使うためにはコンピュータの前にいなければならい。また無料ではない通話をする際にはあらかじめJajahと料金支払いに関して契約しなくてはならない。ただ、今週、なにか重大発表があるということなので、要注目。

Rebtel: Rebtelについての最初の記事はここに。Rebtelは最近なんと$20M(2000万ドル)ものベンチャー資金調達を発表したばかり。Rebtelはおそろしく込み入った通話方法をとっている。基本料金は毎週$1(1ドル)。サービス側でユーザーの希望する通話先(友達)ごとに特別の市内通話番号を割り当てる。発信者は通常の電話番号の代わりにこの割振られた番号にまずかける。受信者は電話を一旦受けるがすぐに切り、このときにかかってきていた番号(発信者番号)に電話をかけなおす。この場合は通話は無料になる。この説明でよくわからないという方は、こちらの手順を参照。 発信者は受信者に電話をかけおすよう頼まず、そのまま通話することもできる。この場合は料金が発生する(料率は通常の通話に比べれば安い)。

Hullo: 記事はここ。Jajahにたいへんよく似たサービスだが、機能は少し優れている。

ConnectMeAnywhere:これについてはSam SethiがTechCrunch UKに記事を書いている。Rebtel同様、ConnectMeAnywhereは希望通話先に市内通話番号を割り当てる。通常の電話番号の代わりにこの番号を用いて通話する。Rebtelと異なり、相手がかけ直してきた場合の無料サービスはない。その代わりCMAが請求する料金は電話会社より安い。料金表はここ

こういった種類のサービスではマスマーケットのユーザーの行動を変えるまでの魅力はない。コンピュータの前になければならないとか、別の番号にかけなければならないということでは、普通の人にとっては面倒すぎる。その上、電話の受け手に電話を切ってかけ直させることを強制するような方法はまったく魅力的ではない。さらに通常の電話網の料金は急速に下がりつづけている。つまり使いにくいVOIPに乗り換えるモチベーションも下がっているということだ。

われわれはもちろん新しいサービスが開始されたら報告していく。たぶん誰かがもっとうまい解決法を提案してくるだろう。それまでは、私は現在出てきているのどのサービスにも賭ける気にはなれない。

[原文へ]

Hullo、VOIPに無料サービスで参戦
by Michael Arrington on 2006年8月23日

すでにVOIP戦線にはライバルが多すぎて、健全なビジネスがなかなか成立しそうにないありさまだ。 十分な資金を得ているVonageやSkypeがちっぽけなGizmo (日本語記事)やJajahと細かい点で激しく競争している。「インターネットで無料ないし非常に安い通話を」というコンセプトをめぐってそれぞれが特徴を出そうと苦闘している。Hulloはこの分野の最新の参入者だが、十分注目に値する。

HulloはJajahによく似ているが、いくつか重要な点で違いがある。Jajahはウェブベースで簡単に電話から電話への通話ができる。料金体系は 多少複雑だが、重要なポイントは 米国やヨーロッパからかけるかぎり通話は無料かほとんど無料に近いということだ。通話するには、まず自局番号を入力、続いて相手先番号を入力する。一呼吸 置いて、自分の電話が鳴り始める。受話器を取ると相手を呼び出している音が聞こえるはず。ここから先は通常の電話と何ら変わらない。Jajahでは通常こ のようにJajahウェブサイト経由で通話をスタートさせることになるが、手続きをよりシンプルにするためにOutlookプラグイン、 Firefoxのエクステンション、Mac のアドレスブックもサポートしている。簡単で役に立ち、安い。

Hulloは、多少違っている。通話を開始する手順はJajahと同じ。まず自分の電話が鳴り、受話器を上げると相手が呼ばれる。しかしAlec Saundersが評価記事で書いているように、それ以外にもたくさんの機能がある。

第1に、少なくとも今は、Hulloで金を使うことは不可能だ。つまりすべて無料である。もっともこれはあまり大きな違いにはならない。Hullo は今のところ通話区域は北米のみだ、Jahahの料金をよく調べてみればわかるが、北米はこちらも無料なのだ。しかし複雑な料金体系がないから、通話を始 める前にいくらになるだろうと頭を悩ませないですむ。

Hulloはクライアントベースのアプリで、インスタントメッセージボックスのように見え、ブラウザとは独立に作動する。(残念ながら現在はWindows版のみ)。

しかしHulloが本当に強みを見せるのは付加機能の面だ。通話には普通の電話も、マイクとヘッドセットをつけたパソコンも利用できる。相手を「通 話」ウィンドウにドラグしてくるか、番号を追加するかすればグループでの会議通話も可能。通話中に使う電話を変えたい場合は、別の番号を入力するだけでよ い。

Hulloは転送サービスとして利用しても便利だ。ユーザーには「内線番号」が与えられて、そこに通常の電話番号を登録しておくことができる。ユーザーに電話がかかってくると、ユーザーが電話を取るまでHulloは登録してある電話番号を登録の順に次々に呼び出していく。

われわれのかぎられたテストでもHulloの音質はよいし、「内線番号」などコンピュータから離れていても便利なサービスである。 Mac版のクライアント(あるいはFirefoxプラグイン)が欲しいし、サイトのインタフェースは大いに改善の余地がある。無料のコンサートチケットが 当たるプロモーションも止めるべきだ。Hulloにはユーザーを集めるためにそんなセコイ仕掛けは必要ない。サービス自体、非常に優秀だ。Jajahと同様、このサービスの加入者ではない相手に電話をかける際にも役立つ。

Alecが言うように、IMとプレゼンス機能を加えたら便利だろうし、また簡単な通話記録機能を備えるべきだと強く勧める。そうすれば多くのPodcastersを集めることができるだろう。

[原文へ]