昨年8月、音声テキスト化サービスのJottはベータテストを終了して本番運用を開始し、同時に月額$4のプレミアム版を追加した。その後、Jottのユーザーの30%が広告なしの有料版を契約したという。
ユーザーはこのサービスで音声をテキスト化してメールやSMS、Twitterなどでメッセージを送ったり、カレンダーに日程を追加したりするのに利用している。ボイス・メッセージは、まず音声認識ソフトウェアでテキスト化された上で、人手でチェックされる。Jottの無料版は2月2日をもって終了となる。
シアトルの音声テキスト化サービスのJottが最初に稼働し始めたのは2006年12月った。私は次のように書いた。 「アイディアは簡単だ。ユーザーがある番号に電話して、ボイス・メッセージと宛先を録音する。(Jottのユーザーは自分自身のために簡単なメモを残そうとする場合が多い)。録音されたメッセージは音声認識によってテキストに変換され、メールかSMSで受け手の元に送られる。受け手はテキストを読むか、オリジナルのボイス・メッセージを聞くか選択することができる。
その後2年経ったが、Jottのサービスはたいして変わっていない。Jottは現在の基準からいえば、調達した資金の額もたいしたことはない。ライバルのSpinvoxが$200M(2億ドル)も調達したのに、Jottが集めたのはわずか$5.4M(540万ドル)のベンチャー資金に過ぎない。しかしJottには42万人もの(おそらくは)満足している顧客がおり、主に3つの用途にこのサービスを利用している―携帯の生産性ツール、ハンズフリーのテキスト・メッセージ送信、ウェブサービス(ユーザーから音声でインプットを受け付ける)だ。Jottの音声テキスト化はメールやSMSメッセージの送信だけでなく、現在はTwitterメッセージやカレンダーの予定その他さまざまな目的で利用されている。
現在Jottの経営は元MicrosoftのJohn Pollardが行っているが、彼はマーケティングにはビタ一文も使っていない。昨日(米国時間8/20)、Jottはベータテストを終了して、Jott Basicと呼ばれる無料サービスを正式にローンチした。(ベータユーザーは自動的にこのプランに移行された。またiPhoneアプリも依然、無料)。有料プレミアム・サービスは月額$4から各種。たいていのユーザーは無料プランで満足できるだろう。
同社はまたJott For Outlook (クールな製品だ)とAdobe AIRを利用したデスクトップ・アプリケーションのJott Expressも提供している。
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(翻訳:Namekawa, U)
ボイスメールは死んだ。読者諸氏も知り合いにそう教えてやって欲しい。ボイスメールは迷惑だからそろそろ使うのを止めてもらいたいものだ。
90年代の中頃、私が実社会に出て間もない頃には、ボイスメールはまだ重要なオフィス・ツールだった。エンタープライズ向けのボイスメール・システムのどれが良いとか悪いとか、さまざまに品評されていたのが思い出される。転送、グループ送信、アーカイブなどの機能、保存できるメッセージ数、保存期間などがさまざまに比較されていた。その頃すでに電子メールは存在していたが、一般のユーザーはまだこれをどう使ったらいいのか戸惑っていた。手紙というのはレターヘッドが印刷された用箋に書かれる正式な文書だという常識が邪魔をしていた。そこへいくとボイスメールは手軽な通信手段として重宝されていた。電子メールはWordやExcel、Powerpointなどのファイルを添付して送信したり―気に入ったジョークをたくさんの友達に広めたり―するためには使われて始めていたが、メールの使い方のエチケットはまだ確立されていなかった。年長の世代が仕事場から引退するか、それともメールに慣れるかするまでにはその後しばらく時間がかかった。
しかし今はますます多くの人々がボイスメールの利用を避けるようになっている。(即興的かつ非科学的で決定的にアンチ・ボイスメールな私のアンケートも参照)。ボイスメールを再生するのはメールを読むよりずっと時間がかかる。ボイスメールは転送するのも返事を出すのにも余計な手間がかかり、仕事の流れが乱される。
最近、ボイスメールの応答メッセージには 「ボイスメールを残さないでください。私はめったにボイスメールを再生しません。ご用の方は次のアドレスにメールしてください。 xxxx@xxxx.com」といったものが増えている。そもそもボイスメール・アカウントを設定しない人も多い。私のお気に入りのボイスメール対処法はこうだ。メッセージボックスがいっぱいになるまで放っておき、そのままいっぱいにしておく。それでも引き続きボイスメールを残した相手の電話番号は記録され続けるので、私はその番号にかけ直すようにしている。
そういうわけでこの頃は相手に電話をかけ直してはこう言うのが広く口癖になっているようだ。「電話もらったようだけど、まだボイスメールを聞いてないんだ。何か急用かい?」
ボイスメールの送り手の方もボイスメールを送ったことで気がとがめるようになっている。ボイスメールを送った後で、それがちゃんと聞いてもらえるようにテキスト・メッセージでフォローすることも多い。「ボイスメール送ったからね。重要なことなんだ」 などと書いて注意を喚起するわけだ。
Pinger、GrandCentral、YouMailなど、ボイスメールの使い勝手を改善しようとするスタートアップもいくつか存在している。 iPhoneのボイスメールのビジュアルなインタフェースもある程度整理に役立つ。しかし、結局のところ、最後にはボイスメールを再生して聞かねばならないという点に変りはない。これは時間のかかる面倒くさい仕事なので、どうしてももっと能率よくできる業務の後回しにされがちだ。
それに引き替え、ボイスメールを音声認識テクノロジーによってテキスト化し、メールないしSMSで送ってくれるサービスならボイスメールの非能率性を根本的に改善してくれる。(Spinvox、PhoneTag、Yap、Jottなどのサービスがある)。
携帯キャリヤも月極あるいは1通いくらの料金ベースでボイスメールのテキスト化サービスを提供するようになった。これはますます一般化していくだろうと思う。音声というのはデータ入力方式としては手軽だから残っていくだろう。しかしメッセージを再生して聞くというのは能率の上がらないことおびただしい。音声を再生する手間をかけるのは、愛する人からの声の便りを聞く場合やテキスト化できない(あるいは感情や意図を知るために声を聞きたい)メッセージの場合に限られるようになっていくだろう。
現在、ボイスメールのテキスト化サービスに加入しているユーザーはまだわずかだ。だからボイスメールを残す前によく考えてもらいたい。最近はボイスメールをいやがる相手がどんどん増えているのだ。
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(翻訳:Namekawa, U)
Twitterは携帯のSMSからでももちろん使えるが、電話でメッセージを打つのは面倒だ。音声をテキストに変換してTwitterに書き込んでくれるサービスがあれば隙間ヒットになるかもしれない。
メッセージを録音してTwitterから録音ファイルにリンクできるようにするサービスはいくつかでている(TwitsayやTwittergram参照)。また、JottやSpinvoxなどのサービスは、TwitterやFacebook、Pownceなどのソーシャルネットワーク用に音声テキスト変換を提供している。しかし、TwitterFoneほど簡単に使えるものは見たことがない。アイルランドの起業家Pat Phelanの新サービスだ。
このサービスはついさきほどプライベートに入った。使用するためには自分の電話番号とTwitterアカウントの認証を行う必要があり、するとTwitterFoneが録音用の市内電話番号をくれる(現在米国、英国、アイルランドに対応、他も追加中)。その後電話をかけて録音されたメッセージは文字起こしされ、録音データへのリンクとともにTwitterに送られる(私のテストメッセージ)。メッセージが[半角]140文字を超えるときは、はじめの部分だけが文字起こしされるが、録音は全体が残る。15秒の時間制限がある。
サービスは音声認識ソフトウェアによって部分的に自動化されていて、マークの付けられた単語は人間が変換する。現在は英語のみのサービスだが8週間ほどのうちに日本語対応も約束している。
一つ、このサービスの問題、というかちょっと笑えるのは、いったん録音が始まると後戻りできないことだ。テストメッセージを作ったとき、咳込んでしまいすぐに電話を切った。その咳は律儀に文字起こしされて書き込まれていた。録音の終りにメッセージを削除するオプションくらいは必要だろう。
現在このサービスは無料で、将来プレミアム機能を追加する可能性がある。プレゼント用のベータアカウントが少しだけある。自分にはこれが必要だという理由をコメント欄に書いてほしい。一番迫力のあった人にアカウントを差し上げる。
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(翻訳:Nob Takahashi)
私が2005年6月、最初にGotVoiceを紹介したとき、まだ荒削りだが、いいアプリケーションだと思った。Gotvoiceの目的はユーザーのボイスメールのインボックスをクリーンアップすることで、これには十分成功している。今夜(米国時間3/18)、GotVoiceはよりクールになったインタフェースと一連の新しい機能を備えてリニューアルされた。
従来のGotVoiceはパスワードなどユーザーのボイスメール管理情報を得て、着信したボイスメールを自動的にMP3ファイルに変換してくれるという単純なサービスだった。GotVoiceは変換したボイスメールをユーザーごとの受信箱に保存し、MP3ファイルへのリンクをユーザーにメールで送る。これによってユーザーはボイスメールの管理を電話からパソコン上に移すことができた。
今回リリースされた新しい機能はこの基本サービスをさらに数歩先に進めたものだ。第一に、ひとつのGotVoiceアカウントに2つの電話番号が登録できるようになった。次にユーザーはボイスメールをGotVoice上のFlashを利用したレコーダーを使って(または電話から)録音できる。録音されたメールはユーザーの連絡先リストに載っている相手に送ることができる。これでメッセージに返事をするにも、新しいメッセージを1人、あるいは何人かのグループに対して送信するのにもたいへん便利になった。
もうひとつの便利な機能は、そもそもGotvoiceはユーザーから電話サービスにアクセスできる管理権限を与えられているわけだから、ボイスメールの挨拶音声を変更するのに使えるようになった。今回GotVoiceが提供するのはユーザーがアップロードするMP3ファイルとユーザーの音声をミックスするツールだ。ユーザーが新しい挨拶を編集すると、GotVoiceはそれを所定のボイスメールの挨拶音声として登録する。
最後に、いちばんクールな機能を紹介する。GotVoiceでは、携帯電話のブラウザからアクセスできるボイスメールの受信箱のページをWAP (Wireless Application Protocol)の骨格の上に作成、提供するという。 その結果ビジュアルなボイスメールサービスが可能になった。iPnoneがローンチされて独自のボイスメールをはじめるようになれば人気爆発すること疑いなしのサービスだ。このページはブラウザからアクセス可能で、GotVoiceは米国の携帯通信事業者と直接に提携できないか探っている。
GotVoiceがまだ手がけていないのは、ボイスメールをテキストに自動変換するサービスだ。これは外部と提携しながら開発中ということだが、JottとSpinvox はすでに提供している。
GotVoiceサービスには無料版とプレミアム (9.95ドル/月)版がある。同社は2005年10月に、$3M(300万ドル)を Ignition Partners、 Second Avenue Partners、Cedar Grove Investmentsから調達している。

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シアトルを拠点とする「Jott」が、 今週中(12/11~)に新しい音声認識サービスをローンチする。非常にシンプルな仕組みで、決められた番号に電話をかけて、メッセージと、受信者(複数可)の名前を入れるだけ(Jottの使用法のひとつとして、すぐに思いつくのが自分自身の覚え書きに使うこと)。音声メッセージはテキストに変換されて、メールまたはSMSで配信される。受信した人は、テキストを読むか、元の音声を聞くかを選べる。
シアトルの他のベンチャーの時とと同じく、Seattle PIのレポーターJohn Cookが先行レポートして、実際に使ってみている。音声認識は完璧ではないものの、十分使えるようだ。Cookが、“Jott Networks is a new startup that converts your voice into text and delivers it via e-mail”としゃべったものが、変換されて“Jott now works as a new startup that converts your voice and ___ delivers it via E-mail.”になっている。
Jottは現在4人のチームで、うち2人はMicrosoftの社員、John PollardとShreedhar Madhavapeddi。同社がAckerley Partners、Draper RichardsとSkypeのファウンダーのひとりNiklas Zennstromらから調達した資本は$1M(100万ドル)に満たない。
Jottは、絶好調のスタートアップPingerにとって好適手となりそうだか、あちらはKleiner PerkinsとDAG Venturesから、$8M(800万ドル)のラウンドを終えたところ。Pinger側では、利用は大きく伸びているが、音声からテキストへの変換は考えれおらず、ユーザーは元の音声メッセージを聞くべきだと考えている。Pingerのデモはこちら。
テキストへの変換はJottがPingerに勝る大きなポイントだ。実はPingerはこの機能を追加しようと必死になっている、ということもあり得る。当面私はJottを使って、自分宛などのメッセージに使うことになりそうだ。特に出先では。
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