
オンラインビデオ編集サービスのJumpcutがYahoo!に買収されたのは2006年9月だったが、どうやらこのサービスは閉鎖に向かっているようだ。
Jumpcutのウェブサイトから。
残念ながらJumpcutでは新規のアップロードの受付を中止することになりました。
当面われわれはJumpcutサイトの運営を続けます。既存のユーザーの皆さんは引き続きビデオの再生、リミックス、共有を行うことができます。 ただし新規のビデオのアップロードはできません。
ビデオをアップロードして共有する場所を探している場合は、 Flickrをお勧めしています。http://flickr.com/explore/video
ソーシャルビデオの市場が2006年に急成長して以来、ビデオサービスでは差別化のためにオンラインエディターを付けるところがでてきた。JumpcutとMotionboxは昨年4月にビデオエディターをスタートし、その5ヶ月後にJumpcutはYahoo!に買収された。EyespotはJumpcutのひと月前の3月にエディターをローンチしている。GotuitはSceneMakerというビデオマッシュアップのアプリケーションを12月にローンチ。Photobucketは最近自前のビデオ/オーディオ/フォトエディターをプレミアムメンバーに期待されてローンチした(一般リリースは来月)。今日(米国時間2/21)は、Cutsがエディターが公開ベータをローンチする。
ウェブでビデオを扱ったことがあるなら、オンラインエディターは速くて簡単、しかも無料。理屈の上では、これがあればそれまでビデオ編集にはおよそ縁のなかった人でもできるようになるだろう。元々ビデオ編集をしていた人たちにとっては、ソフトの自動更新やオンラインコミュニティでの共有などの恩恵に預かれる。
それぞれのサービスの解説と機能比較表を書いてみた。
Cuts
「シンプルで簡単、今、編集したい人に」
Cutsはこの分野の新参で、ひたすらバイラルビデオのリミックスに特化している。コンテンツは置かず、他のサイト(YouTube、Google、Myspace)から取ってくる。Cutsではトリミング、ループ、用意されたサウンドエフェクトやキャプションを付けることによってオリジナルのビデオの価値を高めていく。編集は、ビデオのサウンドやキャプション、ナビゲーションレベルを変えるなど簡単。編集結果はリカットしたり、埋め込んだり、メールで送ることができる。Cutsでは将来デジタル映画やTV番組も簡単に編集できるものに拡張したいと考えている。数週間前のCutsの早耳レビューも見てほしい。
Gotuit
「シーンの切り出しに」
Gotuit Scenemakerは他のネットワークのビデオからシーンを切り出すものだ。URLを指定してビデオをプログラムにインポートした後、ビデオの中のシーンの始まりと終りをいくつか選んで、タイトルとタグを付けて友だちにメールできる。Gotuitのコンテンツを切り出そうとしたが、残念ながらできなかった。
Eyespot
「エフェクトやトランジション、タイトルをマッシュアップ」
Eyespotは安定したエディターで、Motionboxにあるユーザーのコンテンツか、プロモーション用のメディアパックのシーンをミックスできる。ドラッグ&ドロップの簡単なインターフェースで、さまざまなエフェクトやトランジション(画面の切り替え)をオーディオ、ビデオどちらにも加えられる。自分のオーディオや写真をミックスすることもできる。他のネットワークのビデオを取り込むことはできないが、ホワイトレーベルのエディターとして多くのサイトで使えるようになる予定だ。最近ではNBAで使えるようになった。
JumpCut
「デスクトップソフトは高すぎると思う人に」
Jumpcutはこの中でいちばん作り込まれたエディターで、多くの種類のエフェクトやトランジションやキャプションをビデオに加えることができる。さらに、トリミングやオーディオのレベルの微調整もサポートされている。インターフェースが複雑なので、凝った編集やマッシュアップにはぴったりだが、ネット用のアプリケーションとしては重すぎるかもしれない。
Photobucket
「最先端ツール」
Photobucketはつい最近、最新のAdobe Flashのツールを活用するビデオ編集サービスを新しくリリースしたところ。他のサービスと違うのは、ビデオクリップにオーディオファイルや写真をマッシュアップしたものに、エフェクトやトランジションを付けられるところだ。
Motionbox
「カット編集に」
Motionboxはビデオのディープタギングでいちばんよく知られているが、Motionboxの自分のコンテンツのカット編集するのにぴったりのエディターも提供している。

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リッチメディアサービス(ポッドキャスティング、ビデオキャスティング、YouTube現象、その他)の人気が高まるにつれて検索エンジンと検索エンジンを利用してコンテンツを探そうとするユーザーは次第に問題を抱えることになった。問題というのは、従来の検索エンジンのやり方でマルチメディアコンテンツをインデクシングしようとする場合であり―要するにこういうコンテンツはインデクシングが難しいのだ。
いくつかのスタートアップ(たとえばPodzingerなど)はポッドキャストやビデオ動画から音声内容を文字に起こして検索エンジンがインデクシング可能とする手法に特化したサービスを提供している。
多くのユーザーは音声、写真、ビデオのコンテンツにタグづけしている。YouTube、Flickrその他ではユーザーはタグをつけることができる。(Googleの人力で写真にタグをつけようとする試みも参照)。タグづけがされていれば検索エンジンだけでなくもちろん人間にとってもコンテンツの内容を把握するのに役に立つ。しかしコンテンツの最上位[コンテンツ全体]に付与されたタグは、たとえそれが存在しても、コンテンツの細かい内容を全体をすべて表現することができない。それでたくさんの内容が索引づけから漏れることになる。
リッチコンテンツのメタデータ (タグその他、内容を表すデータ)を検索する方法は今やビッグビジネスになりつつある。Truveoは2005年に設立されたビデオ検索のスタートアップだが、その後AOLに少なくとも $50M (5000万ドル)で買収された。問題解決への一歩ではあったが、依然として完璧というにはほど遠い。 まだサービス開始には至っていないが、CastTVというスタートアップの場合、リッチメディア検索をもう少し先まで進めたものとして興味深い (このサービスについてはおって詳しく紹介する予定)。しかしこれらの新しい検索技術の企業のサービスをもってしても音声やビデオファイルの中身をすべてインデクシングすることはできないし、ましてファイル中で特定の内容が表現されている位置へ直接飛ぶことは不可能だ。
そういった理由で私はディープタグという手法が気に入っている。これは人手を要する作業だが、多くのパブリッシャーにとってそれだけの価値がある作業だ。ファイル全体にタグをつけるのではなく、デープタグはファイルの各部分にそれぞれタグをつける。ディープタグをクリックすると、ユーザーは直接その部分に飛ぶことができる。
われわれはこの分野でMotionBox、JumpCut (先週Yahooに買収された)、Click.tvなどいくつかのサービスを紹介してきた。
Veotagもやはりこの分野のサービスだ。 (まだTechcrunchでは記事として紹介してこなかったが、読者のコメントでは何度か言及されている)。今日、私はVeotagのマーケティング担当VP、Howard Seibel からメールをもらった。彼はこのページを紹介してくれた。これはOm Malik と Robert Scoble と私が先週行った座談会のポッドキャストにディープタグを追加した版で、オリジナルよりずっと良い。 リスナーはタグを利用して番組の特定の部分に直接飛ぶことができる。
特に私が気に入ったのは、このVeotagを利用したプレイヤーをTalkcrunchサイトの中にエンベッドすることができる点だ。ポッドキャストのリスナーは(現在は簡単なFlashプレイヤーを置いてあるが)ディープタグを使うことができる。われわれの信頼すべきアナリストNick Gonzalez にVeotagをTalkCrunchに組み込むよう頼んであるから、近いうちに実現するはずだ。なお、これ以外にもディープタグに取り組んでいるスタートアップの情報をご存知だったらぜひ知らせていただきたい。
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今日(米国時間9/27)、オンラインビデオ編集サービス企業Jumpcutの買収により、Yahoo!ファミリーがまた大きくなった。Jumpcutによる発表記事はここ、それにYahoo! Searchによる記事はここ。サンフランシスコに拠点を置く同サービスはわずか6ヶ月前にローンチ。すでにオンライン上にあるビデオをユーザーによりリミックス、あるいは同サービスのインターフェース上でユーザー自身のビデオを編集可能にするサービスを提供。ローンチにあたり、Mike Arringtonは「Motionboxよりも、優れている」と好意的なレビューを書いた。Motionboxというのは、彼が、Jumpcutローンチのほんの数日前に、「オンラインビデオ共有サービスとして今までのサービス中でベスト」と述べたサービスだ。
Yahoo! Videoはすでに、オンライン上最大のビデオ検索インデックスの一つ。オンライン上にすでに投稿されているコンテンツをリミックスする、オリジナルビデオをオンライン編集するという今回の機能追加により、更にいっそう魅力的なものになるだろう。
契約合意内容は明かにされていないが、僕たちの推測では、Yahooが今回の買収に支払った金額は、SonyがGrouper買収に最近現金で支払った価格$65M(6500万ドル)には、程遠いものだろうと思う。GrouperはP2Pに注目したビデオ共有サイト。Jumpcut買収は規模の大小に関係なくとてもクール。リミックス・カルチャーとオンラインビデオの重要性の高まりを示すさらなる一例だ。
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Michael Arringtonが数ヶ月前にレビューしたJumpCutは、FoxAtomicとのブラウザーベースのビデオ編集ソフトウェアのライセンス契約を今日(米国時間7/24)発表した。FoxAtomicはクラシックコメディ “Revenge of the Nerds”のリメーク版のオンラインオーディションをJumpcutを利用して実現するという。“A Scanner Darkly” (ところで、これはすばらしい映画だ)のプレビューをユーザーにリミックスさせるコンテストに続き、このような契約はJumpCutにとってこれで2回目。
今では世の中にデスクトップベースのビデオ制作・編集ソフトウェアが溢れている中、ビデオ編集の分野においてユーザーを囲い込みたいと考えるマーケティング担当者には、Jumpcutのツールは確かに優位性がある。ユーザーがこれを好むかどうか私は知らない。しかし、先週のBixの記事で議論されたように、もしブラウザーベースのテクノロジーが充分に機能し、賞金が魅力的なら、ユーザーからの参加はあとから自然とついてくるもの。そして、参加型のアプローチは企業にとって好循環を生みだす。ユーザーが利用する、それがさらにユーザーを引きつける、それがさらに利用を促進するといったように...。
ニ件の事例だけではJumpCutが成功したとはいえないが、オンラインビデオ領域で利益を生み出すサイトを発見することだけでも記事に取り上げるべきスクープだ。JumpCutの捻りのきいた独自のアプローチは、この激しい競争分野での生き残り作戦において頭ひとつリードというところか。
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