Justin.tv
BlogTVがモバイルに
by Duncan Riley on 2008年2月7日

ライブ動画ストリーミング配信サービス「BlogTV」のライブ番組が携帯対応になった。

新モバイル対応サイトは「m.blogtv.com」。プラグインを入れなくても大体の携帯電話でBlogTVのライブ番組が視聴できる(僕のiPhoneでは動かないのでflashベースだろうか)。

ケータイでこのようなストリーミング配信を実現したのは今回が初めて、とBlogTVでは話している。モバイル版にはホスト配信、共同ホスト、チャット専用フィードの機能も備わっており、PCで楽しむ一般のBlogTVと全く同じ視聴体験を再現した。

こうしたモバイル対応サービスの利用には大容量のデータプラン加入が必要だから利用エリアは限定されてしまうが、ライブ配信の覇権争いが続く中、BlogTVにとっては1月30日(米国時間)のICQとの業務提携)に続く良い知らせ。

CrunchBase: Ustream JustinTV blogTV Mogulus

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(翻訳:satomi)

BlogTV、ICQと戦略的合意へ
by Duncan Riley on 2008年1月31日

blogtvicq.jpgライブ動画ストリーミングサービスのBlogTVは、AOL傘下のICQと戦略的提携で合意に至った。これは、ICQが同サービスユーザー向けにBlogTVのプロモーションを行うというもの。

今回の合意のスタート段階として、ICQサイトを通じ同サイトユーザーを対象にBlogTVのプロモーションが行われる。その見返りとして、ICQはBlogTVにおけるインスタントメッセージの推奨プラットフォームとなる。第二段階として、ICQユーザーはICQログイン情報利用によりBlogTVへのアクセスと利用が可能になる。ICQユーザーのBlogTV利用による利益は両社間で分配される。

同合意内容が最初に展開されるのはICQのアクティブユーザー数800万というロシア市場。BlogTVでは、ロシア語のサイトなどローカル市場の状況に(サービスを)カスタマイズして運営する予定。

先週、BlogTVはユーザー数10万を達成し、サービス開始以来これまでの(ユーザーによる)閲覧時間は5000万分間に及ぶ。

ライブストリーミング市場を制するリーダーになろうというレースはまだまだ続く。昨日(米国時間1/29)、Ustream.tvはライバル達を打ち負かして共和党大会のインターネットストリーミング独占プロバイダーとなった。また、他にはMogulus(Crunchiesでのオフィシャル・ストリーミング・パートナー)やJustin.tvなども、露出を最大限化する機会をことごとく狙って行くだろう。国ごとに合わせたサービスをICQと共に提供していくというのは、Blog.TVにとって前向きな動きだ。また、今後これからその他の主要各サービスから、国ごとに最適化したサイトを提供するという同様のディールが発表されるだろうとも思っている。

CrunchBase:Ustream Justin.TV blogTV Mogulus

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(翻訳:Nobuko Fujieda)

ライフ・ストリーミングに超えてはならないプライバシーの一線はあるか?
by Duncan Riley on 2008年1月21日

blindfaith.jpg私は今週PopSnapのSarah Meyersと話すチャンスがあった。SarahはCrunchiesのためにビデオを作るためにサンフランシスコに来ており、私は金曜日にセレモニー会場まで彼女を車で送っていった。いくつもの点で私はSarahに感心させられた。あの若さでビデオ・ブログで生計を立てており、しかもニューヨークで立派に生活できているというのは驚きだ。

われわれの会話はたまたまライフ・ストリーミングに及んだ。私はRobert Scobleが自分の赤ん坊の出産をTwitterでライブ中継したことを取り上げて「あれはやりすぎだと思う―結局のところ、ある種のものごとはプライベートにとどめておくべきだと思う」と言った。Sarahの反応を言葉で描写するのは難しい。しかし私がそう言ったときの彼女の恐怖に打たれたような表情はこれから先も長い間印象に残りそうだ。彼女はライフストリーミングには何もかも含まれるべきだ、だからScobleは正しいことをしたのだと反論した。

この話題に関連して、私はアメリカに来る飛行機の中でBen Eltonの最新の小説を読んでいた。この小説のテーマがまさにライフストリーミングなのだ。(アメリカでは6月にならないと発売されない)。Amazonの内容紹介を引用すると―

「全員が全員について全てを知っている世界」を想像してみよう。その世界では「そう感じた」と「そう信じている」が法律によって保護されて、合理性や蓋然性に基づく考えは異端として迫害され、無知と不寛容に疑問を呈することは「信頼」への反逆として断罪される。

それが、この小説で描かれる「大洪水後」の世界なのだ!

大洪水紀元56年のある暑い夏の朝、Trafford Sewellがいつものようにほとんど全裸の群集の間を苦労して職場に向かって進んでいいると、教区告白官が現れて彼を尋問し始めた。なぜTraffordは他の皆と同じようにウェブサイトに自分のセックスの詳細をライフストリーミングしないのか? 彼は自分が他人と違っていると思っているのか? コミュニティーの仲間の男女よりも優れているつもりなのか? なにを隠そうとしているのか?

Ben Eltonは黙示録後の世界―宗教的不寛容とセックス露出狂が結びついた自己中心的カルトの世界、裸が謙遜を表し、無知が知恵を、プライバシーが危険な倒錯意味するような世界を描く。来るべき未来の恐るべきビジョンなのか?われわれが現実と呼ぶものはすでにこれに近づいているのか?

これは挑戦的な内容の本だ。〔インターネット文化の批判者の〕Andrew Keenの考え方に近いところがあるかもしれない。しかし知的にみて、プライバシー問題、オンラインで共有する内容にどこで歯止めをかけるべきか、について非常に重要な疑問を提出している。こういった問題に興味のあるなら、ぜひ一読をお勧める。

私は依然としてある種のものごとにはプライバシーがあると信じている。私はTwitterのファンで常時利用しているが、家族との生活についての話題の大部分はプライベートなものとしてここには公開していない。ブログはTwitterほどパーソナルなコミュニケーション手段ではないから、より一層プライバシーについては慎重になる。特にJustin.tv のようなサイトを訪れるとユーザーが1週7日、24時間ぶっとおしで生活をライブで公開している。なるほどこういうショーにはそれなりの面白さがあるものの、自分の一挙手一投足が常時誰かに見られていると考えただけで私などは気分が悪くなる。

WordPressのアンケート用プラグインでは多段階の設問が設定できないので、下のアンケートで私は回答を年齢層で分けた。私の勘では、若い世代(ゼネレーションYやゼネレーションZ)はライフストリーミングで何もかも公開することに好意的なのではないかと思う。若い世代には「ライブで一切編集の手を加えていない」ものだけが唯一の真実で、高度に加工されたメインストリーム・メディアは偏向しているから信用できないというシニシズムがかなり蔓延しているような気がする。

下に投票とコメントをお願いする。読者がこの問題をどう考えているか興味があるところだ。私の意見に反対ならそれはそれでけっこうだ。一部の人々は「プライバシーの一線などない」と信じていることは、Sarah Meyersの例で知ることができた。

ライフストリーミングの時代でも、ある種のものごとにはプライバシーがある
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(翻訳:Namekawa, U)

驚き。経費削減とパフォーマンス向上のためJustin.TVが自社CDNを構築
by Nick Gonzalez on 2008年1月17日

justintvlogo.pngJustin.TVのライブビデオサイトがそれ相応のスキャンダルと戦略を伴って初めて登場したとき、既製のウェブカメラからのビデオを放送するためにウェブサイトをプログラムしているに過ぎないということを理解した人は少なかった。しかし実は、Justin.TVは実際の技術もいくつか開発してきていたのだ。スタート当初から、Justin.TVはサイトの全視聴者にビデオをストリーミングするための自社のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を構築している。また、同社によれば、期せずしてそれがお金の節約になっているのだという。

初めて立ち上げたとき、Justin.TVはネットワークの実行に既存のCDNを利用することを考えた。大規模なCDNの利用料は、ビデオの実行1時間あたり最高$0.36(36セント)。Justin.TVはそれを0.75セントでできるシステムを開発した。最も最近のネットワークのイテレーションはそれを0.25セントで行う。特に24時間放送のスタートアップにとっては、これらが積み重なり、かなりの節約となるのだ。

しかし、全ての企業が自社ネットワーク構築でお金を節約できるわけではない。Justin.TVの現在のシステムは製作期間が1年以上で、非常に手の込んだものとなっている。そのシステムは、自社サーバーのネットワーク上でコンテンツのストリーミングを開始することができる負荷分散システムからなり、ピーク時のトラフィックをAmazonのS3とEC2サービスに送る。Adobeのソフトを使わずにこれを可能にするためには、どうしても徹底的にフラッシュサーバーをバラバラにし再構築しなければならず、そのためにこれほど時間がかかっているのだ。

Justin.TVはこの努力の全てが報われると期待している。パイプライン全体をコントロールするということは、より簡単に録画したビデオをアーカイブしたり、他のフォーマットにトランスコーディングしたりするなどの新しい機能を追加することが可能であるということを意味する。しかし、近いうちにCDNを第三者に貸し出すかどうかについての発表はない。

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(翻訳:Megumi H.)

裸で酔っ払ってライブブログする2007年の男
by Duncan Riley on 2007年12月30日

2006年にはなくて2007年にはあるもの。そんな今年を決定付けるブレークスルーがあるとするなら、それはライブブログだ。Justin.tvからクローンまでライブ動画は他を圧倒するほどの力はないにせよ、そのプレゼンスを世に轟かせた。

僕のお気に入りは今もUstream.tvである。Kyteのようにクールな技術はないし、Justin.tvほど幅広いプレゼンスもないけど、リライアブルでこちらが欲しいものをちゃんと流してくれる。いつも見るのはChris Pirilloライブという情報番組。勉強になる。

今日(僕のいるオーストラリアの標準時で)は「The Drill Down」をちょっと聴いてたら、Diggガールにレコード契約の話があるという特ダネがキャッチできた。これなんかはポッドキャストがライブTVと出会う良い例で、ライブコンテンツ新潮流の実にポジティブな面である。

他方、Jim Chomaのような男もいる。

いや、僕も彼のライブはたまたま「Drill Down」のポッド聴いた後、Ustreamで見てしまっただけなんだけど、そこから面白いことになってしまった。JimはZipperfish.comなどサイト運営の傍ら、Ustreamで「The Walrus(セイウチ)」というハンドルでライブ番組もやっている。

Jimは無類の酒好きだ。無論それ自体は別におかしくない。だが僕ら一般人は自分の酔っ払った状況をライブで流そうとは普通思わない。酔っ払って同性愛者を気持ち悪がったり、罵詈雑言を撒き散らしたり、ヌードを晒そうとは、もっと思わない。

試しにTwitterでリンク送ったら、Jimの酔っ払い放送視聴者は30人から100人に跳ね上がって坂道を転げ落ちるように絶好調に(ひー訂正!)。僕も電話入れてJimに「どんだけ飲んだら気が済むのだ」と聞いてみたよ(番組では視聴者からかかってくるライブの電話がメイン)。

上と下に短いクリップを載せておくけども、まさにタガの外れた暴走列車型番組ここに極めりで最悪(最高?)なんだけど、誰も目が離せない。仕事持ちだとすれば、キャリアは間違いなく今ごろデットプールにどっぷり沈んでいるはずだ。いや、大丈夫か…少なくとも僕と他の視聴者100人は今晩、酔っ払い番組にもそれなりの価値を認めたわけだしね。いずれにせよUstreamの全クリップ公開の暁には、きっと2007年の締め括りを飾る最高のバイラル動画になるに違いない。



↑ 「ヌード!」「自由!」と騒ぐジム

CrunchBase: UstreamJustinTVKyte

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(翻訳:satomi)

Justin.TV、On2と提携、ネットワークを作る
by Nick Gonzalez on 2007年10月4日

justintvlogo.pngわれわれはライブでストリーミング配信を行なうサービスをしばらく前から紹介してきた。録画されたビデオのソーシャル共有サービス(つまりYouTube)の成功(つまり買収)に刺激されて数多くのビデオを扱うスタートアップが始められた。その中には録画でなく、ライブのコンテンツを扱おうとするビデオサイトが混じっている。現在活動中のもおのでは、たとえば、Ustream.tvStickamBlogtv.comOperator11MogulusVeodiaJustin.tvなどだ。

Justin.tvは携帯電話へ「ライフキャスティング」を行なった最初のサイトだが、最近2ヶ月ほど実験の準備のため閉鎖されていた。今日(米国時間10/2)、より優れたビデオの圧縮テクノロジーを求めて「On2」と提携して、ついにサイトが一般向けにオープンされた。新しいコーデックは今までより優れた動画圧縮を達成し低速な接続環境でも高いパフォーマンスを発揮するものと期待されている。ベンチマークテストによると、On2は従来のSorensonビデオ・コーデック(FlashとQuicktimeで普通に使われている)に比べて30%のパフォーマンス向上が見られるとされている。Justin.tvのストリーミング品質の改善が効果があったようだ。

それではどうしてこれまで時間がかかったのかというと、Justin.tvはスタート当初、かなり凝った「ライフキャスト」のモデルを用意していた。つまり、ノートパソコンとウェブカムをバックパックに入れて持ち歩ければ、ユーザー全員が誰でも自分の生活の「ライフキャスト」中継をできるとしていた。悪質なイタズラに悩ませられたりしたが、この試みは評判となり、メディアでも大きく紹介された。しかし結局一般ユーザーにとってハードウェアへの要求水準がいささか高すぎることが判明した。

これ以降、Justyn.tvはビデオキャスターのためのMySpaceといった方向に向けてモデルを変更した。サイトにはAppleの「カバーフロー(coverflow)」スタイルで全てのビデオキャスターのディレクトリが設けられ、アップロードされているビデオクリップのリストが表示される。それぞれのビデオキャスターは、カスタマイズできるチャンネル・ページを割り当てられ、ライブのビデオキャスト、チャット・ルーム、プロフィール、twitter、その日のハイライト、などが掲載できる。Justyn.tvでは「OneTree Hill」のメーキング・ビデオのようなプロフェッショナルによるコンテンツの配信も始めた。視聴者は番組を再生して、そのビデオを評価して格付け投票ができる。投票の結果、人気のあるコンテンツは〔Diggのように〕トップページに表示される。ビデオキャスターはこのモデルを気に入っているようだ。

私が前にも言ったように、ビデオのライブ・ストリーミング・サービスはまだまだ発展途上にあり、成功を収めるまでには大いに改善の余地がある。広くマスに利用されるメディアになるためにはいくつか超えなければならないハードルがある。まずユーザー生成タイプのコンテンツはビデオとしてあまりレベルが高くない。またライブコンテンツというのは本質的にこれから何が起きるかわからないわけだから、YouTubeがあれほど成功を収めた「人気コンテンツをさまざまなサイトにエンベットする」という戦術が利用できない。(その後、結局、ほとんどのサイトは録画されたビデオクリップを配信するようになった)。ライブ・ストリーミングが真価を発揮するのはユーザーとの対話が可能という点だ。多くのスタートアップがトレードショーやイベントの中継でこの利点を生かそうと務めている。Ustreamはテクノロジー系コミュニティー向けに多数のショーやイベントのビデオキャストを提供している。またライブ・ビデオではないが、Kyte.tvの「最近ライブで配信されたビデオ」を中心とするコミュニティーづくり、という戦略も面白い。しかし、2005年にローンチしたStickamはMySpaceに似たいささか退屈なルック&フィールだが、CompeteとAlexaによるとこの種のビデオサイトのトップを走っているという。オープンなJustin.tvモデルがこのモデルで成功収めることができるかどうかは、今後に注目だ。

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この男に注目!
by Michael Arrington on 2007年8月27日

BitGravityのエンジニアの一人、Bill Snitzerはロサンゼルスからシリコンバレーに帰ってくるドライブをライブでインターネットに公開することにした。ウェブカムの映像とGPSのデータをGoogle Mapにマッシュアップしてドライブの進行を表示している。

Bitgravityはカリフォルニア州Burlingame〔サンフランシスコの南〕のスタートアップで、まだ正式に発足してはいない。しかしコンテンツ配信ネットワーク(CDN)としてすでにRevision3その他のビデオサイトにサービスを提供している。Justin.tvUstreamなどのライブ映像サイトに比べてこのサイトのビデオ画質がはるかに優れている。彼らが使っているストリーミングやGoogle MapsとGPSのマッシュアップの技術についてもっと詳しく知りたいものだ。(ここここにGPSマッシュアップに関する情報がある)。

David、情報提供、サンクス。


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Justin.TV、自分を撮るところを自分で撮る
by Michael Arrington on 2007年7月26日

なんか今日は退屈で心の底から麻痺するほどに飽き飽きしているなと感じたら、Justin.tvをアクセスして、ショウのクリエーターのJustinが、別のスターNaked Cowboyとともにメディアの注目を集めたい一心でさらけだしているところを見るといい。Naked Cowboyと同じく、Justinも下着と靴と帽子しか身につけていない。そして、みんなでTimes Squareに繰り出すと、そこではNaked Cowboyが毎日ギターを弾いている

ストリームはどちらのチャンネルもライブで、両チャンネルを行ったり来たりすれば両雄の栄光のすべてを見ることができる(Naked CowboyはJustinを、JustinはCowboyを見ている)。

近々Justin.tvは個人用の年中無休のビデオチャンネルを開放するという発表を予定。UStreamはすでにこれを実現しているライバルはたくさんいるが、今朝のような目ざましい広報活動のおかげで、Justin.tvがいちばん注目を引くことになるだろう。

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ライブ動画のYouTubeになるのはどこ?
by Nick Gonzalez on 2007年6月23日

youtubelivelogo.pngYouTubeの急成長と$1.65B(16億5千万ドル)の買収では沢山の競合サイトが取り残された。 あれ以来、ライバル各社はもっと長い動画、高品位(ビット速度)動画やプロコンテンツに力を入れたり、ユーザーにお金を払うなど、あの手この手で差別化に躍起だ。が、もうちょっとユニークな差別化のアプローチのひとつにライブ動画のネットストリーミング配信がある。ソーシャル機能を備えたライブ動画が大きな分野に育つとすれば牽引するリーダーはどこなのか? 有望なスタートアップを紹介してみよう。

    stickammini.pngこの中では最古の2006年2月ローンチ。Stickamでは自分のライブショーのストリーム配信をホストして、サイトでチャットしたり、自分のサイトに動画を埋め込んだりできる。ライブ中継の時以外はショーの写真や音声、録画をMySpace風のプロフィールページで公開。サイトのフロントページでは新着ショーとライブ視聴者数を紹介している。現ライブ視聴者数は大体3千人前後で推移。

    blogtvmini.png 5月ローンチのBlogTv でもやはり自分のライブショーとチャットが始められる。録画した動画はライブ放送後、アーカイブに保存。ユーザーは自分のアカウントから好きなショーを購読したり埋め込んだり、レート付けやおすすめができる。ライブショーはフロントページに表示されるほか、ライブラリに保存の動画フッテージ(解説)でレビューも可能。

    mogulusmini1.pngまだプライベートベータのMogulusはライブ動画制作ツールがメイン。そのツールを使えばユーザーは自分の放送を待っている視聴者が何人かを把握し、 Mugulusの自分のURLで配信予定のショーのストーリーボードが組める。ストーリーボードでは録画したビデオを自分のフィードにドロップしたり、ロゴやタイトルなどのグラフィックスの上書きも可能。ほかのプロデューサーとコラボしたり、一緒にストーリーボードを組み上げていくこともできる。

    justintvmini.pngこの中では最も異色。Justin.tvはローンチの時も大変な騒ぎだったが、その後も警察がチームのアパートを家宅捜査するなどお騒がせ続きだ。サイトで目立つのはコファウンダーJustin Kanの実況ストリーミングで、彼はヘッドカムから週7日1日24時間休まず自分の日常を垂れ流している。Justin.tvはまだ一般利用にネットワークは開放していないが、その代わり熱心な“ライフキャスター(lifecaster)”を少しずつ追加する道を選んでいる。各キャスターはライブフィード、動画アーカイブ、チャットチャンネルの利用が可能。ライブ放送中の動画をフロントページで紹介するだけでなく、Justin.tvでは見逃せない瞬間を見たらユーザーがそれを報告できる“tips(ヒント)”というサービスも開発している。

    ustreamtvmini.png 3月にローンチしたUstreamも、やはりライフキャスティングのネットワークだ。電源プラグさえ入れたら誰でもストリームが始められる辺りはStickamに似ている。テクノロジー系ユーザーに支持が厚く、Robert ScobleやCris Pirilloもオフィスや出先のコンベンション会場と繋ぎ自分のショーをストリーミングで流している。各キャスターにはプロフィールページが与えられ、 そこで動画・写真・随筆を発表する。プレイヤーはライブのチャット機能つき。フッテージをアーカイブに保存したり、自分のサイトに埋め込むのも自由。

ライブのflash動画は、みんながYouTubeで見るような録画ビデオとは全く違う生き物と考えていい。ここに紹介したサイトでは録画以上にもっと正確で狂いのない配信ネットワークが求められている。FedEx同様、彼らのパッケージは常に時間通りキッカリ到着しなくてはならないのだ。この3月 YouTubeはユニークユーザー5350万人に11億件を超える動画をストリーミングしたという。これはネットのライブ動画としては前代未聞の数字である。上記サイトとのトラフィック比較はここのAlexaが詳しいが、ひとつ気をつけなくてはならないのはストリーミング配信ではサイトの更新ボタンを押さなくてもコンテンツは中継する端から消化できてしまう点。非ストリーミング配信の動画サイトに比べページビューは取れにくい構造になっているので、注意が必要だ。

ライブ動画はまた、タイムシフト(いつでも好きな時間に好きなコンテンツが楽しめること)に向かう今の動画のトレンドには馴染まない。ライブ動画は何が飛び出すか分からないので動画に釘付けになってしまうのだが、同時に面白いコンテンツが上位に浮上しにくい側面も。この問題に対処するため動画をアーカイブし、評価レーティングを採用したサイトもあるし、もっと面白いのは各クリップに投票機能をつける試みだ。

最後に問題なのが、ライブ動画の制作がコンシューマーの手に届く範囲にきてしまうところ。カメラを持ってる人は機種に関わらず誰でもソーシャル動画サイトに自分の動画をアップロードできるのはいいのだが、ライブ動画で質の高いコンテンツを作ろうと思ったら制作サイドにはより大きな責任意識が求められる。 ウェブカムには退屈がつきもの。退屈なライブにならないためにはユーザーにもそれなりの才能が求められるし、自分独自の携帯用カメラも組み立てたりできなくてはならない。モバイル電話が進化すれば、それに応じてこうした問題も状況が変わるかもしれないが、今はまだこれが大きな限界として立ちはだかっている。

ライブ動画には一つだけ見逃せない強みがある。相手が友だちであれ信奉者であれ視聴者と直に繋がっていられる、この一体感の部分だ。なのでこの先ライブ動画キャスティングが大きな成功を収めるとすれば、それはきっと見る人の心を捉えサイトに巨大なトラフィックを呼び込めるニューメディアのスター数人を取り巻くコミュニティ構築に力を入れたサイトから生まれるのではないだろうか。

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Justin.TVネットワークローンチ。より多数の番組放映予定
by Nick Gonzalez on 2007年5月23日

justintvlogo.png24時間無休で放映されるオンライン・リアリティTV番組「Justin.tv」が、ほんの2ヶ月前のローンチ以来、ちょっとしたミニ社会現象になっている。彼らのアパートは警察に踏み込まれ、その後家主から立ち退きを求められた。「Today Show」にも登場。Justinは有名なラッパーと一緒に時間を過ごしたりした。視聴者からの法外な挑戦に応え、いつもJustinとユビキタスなカメラの周りには、たくさんの聴衆が取り囲んでいる。何百というティーンが、Justinが(ある意味)セックスしているのを観た。もっとも、ユーザーたちはJustin.tvチームがポルノっぽい音楽を流し始めるまで、真っ暗なスクリーンとしーんと静まり返った無音状態の中に残されたのだが。同サイトはファウンダーたちの予想を遥かに越える成功を収めている。

サイトの大成功を受けて、事実、多数の人たちが「自分のリアルライフTV番組」をスタートしたいと言っているほど。スタートアップ企業のUstreamのローンチは、この好機をうまく捉えたもので、時機的にみてまさにぴったりだ。同サービスは、ユーザーにJustin.tvと同じようなエクスペリエンスを再現するためのツールを提供する。

今日(米国時間5/22)、Justin.tvはユーザー向けに自作の番組を制作、公開するためのネットワーク提供を開始。

justin2small.pngこれを機に、同サイトはユーザービリティの向上とライブ動画ストリーム対応のためネットワーク拡張を実施、リニューアルした。Ustream.tvは現時点で、プロフィールページなどを備えたライフキャスターネットワークを完全に公開。しかし、Justin.tvではよりゆっくりとしたテンポでサービスを拡張する。

これから、毎週月曜日ごとに新ライブ動画キャスターにネットワークをオープン。ファンによるライブビデオの異なる利用方法の例として紹介。あるキャスターたちはより安価な市販のハードウェアを用いモバイル帽を利用したJustin Kanに良く似たものかもしれない。他のキャスターたちは自分のコンピュータあるいは公共の場所に固定されたカメラからの映像をストリームするかもしれない。同サイトはすでに、公開予定のキャスターたちのリストを持っているが、今の時点では名前は伏せておきたいようだ。

各キャスターたちはJustin.tv上に、好きなようにスキンを選べるページと共に、(虚栄心をくすぐるような)独自のURL(http://justin.tv/name)を持つ。また、Justinのページでリリースされた新機能の全て(例えば、より安定度の高いチャットルーム、カレンダー、新プレイヤー、それにビデオクリップへの投票システムなど)にアクセス可能だ。これら比較的ボリュームの大きなチャットルームに参加者たちが同時に入室する(150-600)ことから、Justin.tvはIRCバックエンドにシステムを切り替えた。視聴者たちにアップデートを知らせるため、キャスターは自分の番組スケジュールをカレンダーモジュール(kiko?)に掲載し、最新のTwitter投稿を表示したりもできる。

同サイトの新プレイヤー利用により、視聴者はライブフィードを入手、同プレイヤーでのシンプルなカレンダーインターフェースで動画クリップのアーカイブをナビゲート可能になる。全クリップはパーマリンクで呼び出せ、埋め込み可能。また、ユーザー生成広告についてある意味ユニークな取り組みを行っている。スクリーンの左下コーナーに小さなフィルムが表示され、Justin Kanのカスタム制作による何となく奇妙で、時に無関係な広告へとリンクしている。

全てのテープがエンターテイメントの黄金ではないことを認識しているJustin.tvサイトでは、Redditでのリアルタイム投票システムと良く似た「Tips」という名のシステムを採用。「Tips」により、チャットアカウントにログインしているユーザーなら誰でも、現在ストリーム中の動画をスコアボードに提案可能。このスコアボードにはログイン済みの他ユーザーたちが、好きな動画クリップに投票できるようなっている。ユーザーの一票の重みは「ユーザーカルマ」に影響される。「ユーザーカルマ」は、これまで該当ユーザーが提案した「Tips」の成功度、それに、番組をどのくらいの期間にわたって視聴していたかに影響される、というもの。

ネットワークはまだ完全には公開されていないものの、一般に公開する前にJustin.tvがサービスを試しているところ、というのは明らかだろう。

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Ustreamで誰でもJustin.tvみたいな番組が作れる
by Michael Arrington on 2007年3月27日

1週間前にローンチしたJustin.tv着実に人気を高めている。アイディアは単純だ。サンフランシスコに住むJustinと仲間たちの生活と、Justinが地元のスタートアップの関係者その他の人々に会うところをライブ映像で流し続けるというもの。24時間いつも数百人のユーザーがリアルタイムで映像を見たりチャッチしたりしている。ただ今現在、太平洋時間で午前2:46、126人がJustinが眠っているところを眺めている

Ustream.tvは24時間365日、ウェブカムを使ったライブ映像を配信するサイトを誰でも作ることができるサービスだが、Justin.tvがメディアで大いに話題になったことを利用しようとして、予定よりずっと早くローンチすることになった。これはいいことばかりではない―私が試してみたところではまだたくさんバグがあって全体の印象を非常に損ねている。あとUstreamは基本的なものでよいから、新しいユーザー向けに番組配信を始めるのに必要な機器のリストや手順をわかりやすく解説したハウツーガイドを用意する必要がある。

Ustreamのベーシックサービスは無料だ。誰でもコンピュータとウェブカムをインターネットに接続できる環境さえあれば独自のチャンネルを立ち上げてライブ番組をストリーム配信できる。視聴者はウェブサイト上で見ることもできるし、エンベッドコードを貼り付けて他のウェブサイトに表示することもできる。


いまのところ、UstreamはStickamに比べるとグレードが落ちる。Stickamは独自のライブウェブ番組(と、それを中心としたSNS)を作ろうとするユーザーにとってたいへん優れたツールだ。Ustreamは24時間いつもカメラを身に付け、Justin.tvみたいに、これから何をするかカレンダーに予定を公表するような番組を作りたいユーザーをターゲットにしている。

ただしこの間、Justin.tvがすでに大量のトラフィックを安定して処理できる強力なプラットフォームを作り上げてしまっている。だからJustin.tvが他のユーザーが独自の番組をホストするためのプラットフォームをローンチするのはあまり難しくあるまい。彼らはまだそうする意向を公表していないが、私の勘では、Justin.tvもUstreamに注目して、こういったサービスが成功しそうかどうか様子を見ていると思う。他の多くの物事と同様、ここにも「目新しい」という要素がある。将来の番組が視聴者を確保するには、非常に才能のあるホストが必要になるだろう。

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Justin.tvに警察突入―原因は視聴者の悪ふざけと判明
by Michael Arrington on 2007年3月25日


大勢のギークが自分たちの生活をライブで公開するとなれば、そういう生活をびっくりさせて自分のコンピュータの安全地帯から眺めようという誘惑にかられるイタズラものが出て来るのは避けられない。だからローンチまだ4日目のJustin.tvにすでにけっこう可笑しいイタズラがいくつかしかけられているのは驚くにあたるまい。

いちばん傑作だったのは―水曜日の午前1:40、誰かがJustin.tvの公式な携帯のidをどうにかして手に入れて(番号はサイトで公開されている) 、サンフランシスコ市警に「ノースビーチのアパートで人が刺された」と通報、Justin.tvの住所を告げた。

上にエンベッドされたビデオに録画されているが、警察は直ちに反応し、ピストルを構えてドアから突入してきた―が、そこで見たものはラップトップとウェブカムを持ったギークの一群が床のそこここで、びっくり仰天、震えあがっているところだった。この一部始終はライブで何百人ものユーザーが見たようだ。

翌日には消防署に同じようなイタズラ電話をかけたヤツがいる。6台のでかい消防車が駆けつけた。残念ながらこれはビデオに取られていない。

当然ながら警察と消防は愉快に思っていない。justin.tvからの緊急通報は以後、警察・消防が出動する前に折り返し確認の電話を必要とすることになってしまった。

幸い、サンフランシスコの警察・消防はその後このくだらないイタズラに付き合わされずにすんでいるようだ。

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KikoメンバーがリアリティTVスターとして復活
by Nick Gonzalez on 2007年3月20日

justintvlogo.png2年前、Y CombinatorはJustin KanとEmmett Shearのカレンダーサービス企業Kikoに出資。もっとも、2006年にGoogle Calendarがローンチした後、kikoはビジネスを売却している。

eBay上でのビジネス売却以来、Kikoのメンバーが今回、新たにスタートアップ企業を立ち上げる。新パートナー2名を加え、新しくて風変わりなライブブログをサポートするサービスJustin.TV。今回もY Combinatorから資金調達している。Justin.TVは、同社ファウンダーの一人、Justin Kanの朝から晩まで毎日の暮らしをウェブカメラを通じて記録することがその全てとなっている。1996年のJenniCamや不運に終わったDotComGuyあるいはマーケティングの一策だった OurPrisonerなどとよく似ているように聞こえるかもしれない。しかし、最先端を行くモバイルテクノロジーが利用されていることで、他のものとは一線を隔てている。その他のショーとは異なり、Justinは自宅に缶づめ状態になることもない。その代わり、ヘッドカメラ、電池、それにEVDOカード4枚で「武装」し、自由気ままに外出、動画をモバイルネットワークと自身のライブflashコンテンツ配信プラットフォームにストリーミングする。

サイト上では、Justinが見聞きすることをチェックできるライブフィードが見られ、チャット、コール、テキストメッセージなどの方法で彼とコミュニケーションを取ることもできる。また、この先数日間のJustinのプランを表示、TVガイドとしての役割を果たすカレンダーもある。撮影内容にはある程度制限がある。バスルーム内は撮影対象外だし、「撮影されたくない」という他の人たちの意思はできるだけ尊重する。今日の午後の予定は、新しい服のショッピング、そしてサンフランシスコを拠点にするその他のスタートアップ企業のファウンダーたちとのインタビュー。インタビュー予定企業はShoutFit, PairWiseそれにLicketyShip

Justin.TVは、コンテンツが面白いかどうかに成否がかかっている。モバイルであるということで内容が少しは刺激のあるものになるかもしれないが、Web業界でのアントレプレナーの暮らしというのは「24」のように波瀾万丈というにはほど遠い。このような課題の解消策の一つとしてJustinは毎日のスケジュールをなるべく興味深いものにし、米国東海岸時間帯に生活のリズムを合わせるなどしている。しかし、これに加えてコンテンツの中から最も面白いものをアーカイプ、特集することも予定している。アーカイブは個人ブログの形式を採用。その中には、Justinの選んだ動画、それに毎日の暮らしの様子をそのままに記録した編集前のアーカイブが含まれユーザーはその一部を選択、マッシュアップに利用可能だ。

プロジェクトの長期における目標は、その他のライブ・ブロガー達をリクルートするため、経済的なライブモバイル動画プラットフォームを制作すること。Iowa州の地方党員集会の様子を追っているグループにテクノロジーを貸し出すプランをすでに持っており、あるミュージシャンたちを追跡報道することも計画している。


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