Linux foundation
by Scott Merrill on 2012年4月4日

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Linux Foundation(英語)(日本語記事)は、Linuxのカーネルをめぐる長期的なコラボレーションのための、企業のひも付きではない本拠地だ。Linuxの作者Linus Torvaldsや彼の右腕Greg Kroah-Hartmanらが、フルタイムでLinuxに取り組むための作業基地でもある。同団体はほぼ毎年、Linuxカーネルの現状に関する報告書を出していて、それは史上もっとも成功した協力的ソフトウェア開発を考察した文書として、魅力的な読み物でもある。報告書の全文もとてもおもしろくて、Linuxの開発に関するさまざまな観測を述べているが、ここでは、とくに注目すべき二つのことを取り上げよう。

これまで8000名近くの個人デベロッパがLinuxカーネルに貢献しており、そのうちの1000名は昨年以降参加した新人だ。報告書は、“各開発サイクルで参加デベロッパの約1/3が一つのパッチを寄与している”、と述べている。最近の5年間では上位10名の貢献者がカーネル開発の全作業の9%を担当し、全作業の20%は上位20名のカーネルデベロッパに帰因している。皮肉にも、今回の報告書ではLinus Torvaldsは上位10名に入っていない。報告書は、“Linusは今なお、開発プロセスの活発で重要な役を担っている。彼の寄与貢献は行った変更の数で計られるものではない”、と述べている。LinusやGreg KHらカーネルのメンテナたちは、“ほかの人たちからのパッチの精査と管理に多くの時間を割くため、自らが書くパッチはより少なくなっている”。

by Scott Merrill on 2012年2月15日

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Linux Foundationが今日(米国時間2/14)、同団体としては初めてのLinux雇用動向調査報告書を、テク系求人求職サイトDice.comとの連名で発表した。この記事は現在のLinux方面の人材〔以下‘Linux人材’と略記〕の需要動向を検証し、いくつかの興味深い傾向を指摘している。

アンケート調査に応じた2300名の回答者の10人中8人は、Linux人材の雇用が2012年の自社の上位優先事項に含まれていると答え、また回答企業の50%以上が、求めるさまざまなスキルの中でもLinuxはとくに、その雇用が増加傾向にある、と答えている。

by Scott Merrill on 2011年10月29日

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最近、Secure Bootというものが話題になっている。それは、ハードウェアがオペレーティングシステムの立ち上げ過程を検証することによって、マルウェアを防ぎコンピュータのセキュリティを向上させる、という仕組みだ。UEFIの規格(日本語記事)の一部であるSecure Bootは、多くのユーザにとっておなじみの老いたるBIOSに置き換わることにより、無署名のオペレーティングシステムのロードと実行を禁ずる。Microsoftは、OEMが”Designed for Windows 8″のロゴを使いたい場合にはSecure Bootのアクチベーションを必須の要件としている。この技術の本質、およびMicrosoftの推奨実装は、システム全体のコントロールをエンドユーザから取り上げ、とくに、この(Microsoftの)構成によるSecure Bootは、フリーソフトのオペレーティングシステムをロードさせないかもしれない。

例によって、こういうことで真っ先に騒ぐのはSlashdotだが、騒ぎが収まってみんな冷静になると、UEFI Secure Bootの規格を詳しく勉強するようになった。それは、従来のBIOSからの相当抜本的な変化だ。公開鍵暗号を使うので、複雑な仕組みでもある。しかし、Secure Bootそのものに、フリーソフトウェアを排除する機構があるわけではない。

by Scott Merrill on 2011年10月26日

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今週チェコの首都プラハでカンファレンスを開いたLinux Foundation(英語)(日本語記事)が、いくつかのおもしろいニュースを共有した。ヨーロッパの会員が新たに5つ増えたことと、同団体のYocto Projectが一周年を迎えたことに加えて、消費者向け電子製品(consumer electronics, CE)に適した安定版カーネルのリリースを促進するための”長期的支援事業(Long Term Support Initiative, LTSI)”が発表された。そのねらいは、”消費者電子製品の製品寿命を支えるに適した年に一度のLinuxカーネルのリリースと、それらのリリースに対する2年間のアップデート”を実現することだ。このLTSIに参加する企業は、消費者家電ではすでにおなじみの、Hitachi、LG Electronics、NEC、Panasonic、Samsung Electronics、Sony、Toshibaといった面々だ。

プレスリリースから引用しよう:

by Scott Merrill on 2011年10月11日

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Linux Foundationが今日(米国時間10/10)、初めてのAutomotive Linux Summit(自動車のためのLinuxサミット)を開催する、と発表した。2011年11月28日に日本で行われるこのカンファレンスは、デバイスとしての自動車の未来を、自動車メーカーとLinuxデベロッパが協力して作っていくための、もろもろのニーズや課題が議題になる。NissanやToyotaはもちろん参加するし、さらにIntel、NECなどなど、モバイル〜移動体通信方面のデベロッパ企業も多数参加する。

かんじんなのは、”デバイスとしての自動車”という点だ。人のインターネットに加えて物のインターネットの時代が、もうすぐやってくる。今の自動車は車載のコンピュータシステムがますます複雑化するとともに、それが車と一体化している。今後は、車上のインターネット接続を望むドライバーの声が、この傾向に拍車をかける。しかし自動車に必要とされる、あるいは望まれる、多様なコンピューティングシステムのすべてを、どこかの一社が開発しメンテしていくことは、ありえない。だからこそ、特定のベンダに依存しないLinuxを共通語とすることが、今の自動車メーカーにとって重要な意味を持つ。

by Scott Merrill on 2011年8月18日

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昨日(米国時間8/16)報じたLinuxの20年(未訳)に続き、Linux Foundationは、この20年間にLinuxとコンピュータ業界全体に生じた重要な変化を図解するインフォグラフィックを発表した。Linuxカーネルのコードは、1995年に25万行だったが、2010年には1400万行ある。Linuxユーザは今日、Linuxを、家庭でのパーソナルコンピューティングだけでなく、家庭と仕事の両方で使うようになっている*。

LinuxConカンファレンスが、今日から始まる。Linuxエコシステムの著名人たちの多くに、取材したいと思う。Red HatのCEO Jim Whitehurst、CanonicalのAllison Randal、Wind River LinuxのNithya Ruffなどなど。誰かに聞きたい質問があれば、この記事のコメントで教えてほしい。がんばって、聞くからね。

by Scott Merrill on 2010年4月15日

Linux Foundationがこのところ毎年行っているLinux Foundation Collaboration Summitの第四回が、今日(米国時間4/14)から始まる。この“サミット”は完全招待制の大会で、カーネルの中核デベロッパたちやディストリビューションのメンテナ、ISVたち、エンドユーザ、システムベンダ、そのほかのコミュニティリーダーたちが集まり、複数の全体セッションとワークグループ集会を通じてみんなが顔と顔をつきあわせ、Linuxが今日直面する重要な課題の解決に取り組む。IBM、Google、Hewlett Packardなど、Linuxのイベントの常連たちのほかに、NokiaやIntelなどMeeGoの推進派も今回は目立つ。議題には興味深い項目が並んでいるが、個人的にはこのサミットそのものがいくつかの疑問を呼び起こす。そこでLinux Foundationの常務理事Jim Zemlinに、サミットとLinuxの現状についてメールでインタビューした。

by Robin Wauters on 2009年7月28日

非営利のLinux普及促進団体The Linux Foundationが今日(米国時間7/28)、同団体のアフィニティ事業として特製のVisa Platinumクレジットカードの発行を発表する。同団体の趣旨に賛同し、団体の事業やイベントへの参加/協力を通じてLinuxの将来に貢献したい人の、使用が期待されている。プレスリリースを読んだかぎりでは、どうもぴんとこなかったが、でもよく考えるとそんなに悪いアイデアではない。

The Linux Foundationの事務局長Jim Zemlinの発表文によると、Linuxに貢献するやり方はいろいろある(コードを書く、マーケティング活動をする、などなど)が、これからはポケットにTux(Linuxのマスコットキャラクターであるペンギン)を入れて歩くことによって、自分がコミュニティのサポーターであることを世の中に対して示せる。しかも、ちょっとした経済的貢献もできる。