Myspace-music
お姉さんのHuluと同じくMySpace Musicも供用は合衆国のみ
by Michael Arrington on 2008年9月25日

MySpace Musicが今夜(米国時間9/24) ロンチする(一般公開で)。でも、News Corp.(MySpaceの親会社)配下のもう一つのジョイントベンチャーHuluと同じく、利用できるのは合衆国に住んでる人だけ。Huluは発足1年になるのに、今でもビデオを見られるのは国内だけだ。

MySpaceの国外ユーザはすでに数千万人に達する。その人たちは、メジャーなレコード会社のすべてから提供される膨大な数の新曲のカタログを聞くことができない。プレイリストのアクセス、作成、共有化などもできない。合衆国のユーザがプロフィールに音楽を加えた場合、国外の人はそれを聞くことができない(既存のとても小さなカタログに載ってる曲だけOK)。

MySpaceは(そしてHuluも)、ほかの国を軽視しているわけではない。各国の業界とのややこしいライセンス問題がクリアされるまでは、その国でビデオや音楽を提供できないのだ。MySpaceのスポークスマンは、“この国際的な交渉はものすごく複雑だ”と言っている。合衆国国内だけでも、権利交渉のために10人を動員したそうだ。MySpaceは今すでに国際的な交渉を開始しており、各国で音楽を聞けるようになるのももうすぐだ、と申している。

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(翻訳:hiwa)

MySpace Musicが今夜スタート。画面はこれだ(課題も)
by Michael Arrington on 2008年9月25日

野望に燃える新ジョイントベンチャー、MySpace Music が今晩(米国時間9/24)9時にmusic.myspace.comで開始される。Universal、Warner、Sony、EMIの主要全4レーベルが参加している(EMIはドタン場での参加)。他にも、独立音楽配給会社のThe Orchardや、主要音楽出版社4社が同ベンチャーに加わる。要するに、音楽の権利を制御する者全員がこの新ベンチャーの一部になっている。

MySpace Musicでは、事実上これまでに発行された全楽曲を無料でストリームすることができる。ユーザーが最大100曲のプレイリストを作って他のユーザーと共有することもできる。さらにどの曲もDRM無しMP3形式で、Amazonの音楽ダウンロードサービスから無料でダウンロードできる。しかもその曲を着メロに使いたければJamsterで入手できる。

曲のストリーミングは、サイトの広告収入で賄われ、主要広告主にはマクドナルド、Sony Pictures、State Farm、Toyotaらがすでに契約済みだ。

同サイトはまだ公開されていないが、MySpaceから提供された画面イメージをいくつか貼っておいた(どうやらリークされた画面イメージは本物だったようだ)。

音楽の発見

これは単なる音楽のストリーミング・オン・デマンドではない。ユーザーは、プレイリストや共有機能によって、MySpace Musicに集う500万組のアーティスト(メジャー、無名、インディーズいずれも)による新しい楽曲を発見することができる。

MySpaceはユーザーの作った人気のプレイリストを広めるほか、全ユーザーまたは、友人、同僚等の間だけのトップ100リストを作ってくれる。こうしてどのユーサーも、友人たちによるパーソナルなお薦め曲を持つことになる。

MySpace Music:すごすぎ。違法では?

MySpace Musicは、録音されたあらゆる楽曲が無料になる、という音楽の避けられない未来へ向けて大きな役割を果たす。iMeemなどのサービスとともに、ユーザーにとって無料のオン・デマンド・ストリーミング音楽を提供することになるが、これは、ほんの数年前には考えられなかったことだ。

だが、このジョイントベンチャーには法的な課題もある。レーベル各社が補償される仕組みが不明瞭なのだ。新会社の株式を保有していることははっきりしており、すでにその価値は$2B(20億ドル)に上る。しかし、果してMySpaceが各レーベルと特別な契約を交わし、他のサービスが払っているようなストリーム毎の料金を免除されているのかどうかはわかっていない。RhapsodyやiMeemなどの会社は音楽ストリーム1曲につき$0.005から$0.01支払っていると言われている。もしMySpaceがそれ以下しか払っていないなら、反トラスト、価格差別の問題が持ち上がる。MySpaceはレーベルとの契約については、楽曲使用料を払っている、ということ以外にはコメントを控えている。その契約が一般的にみて市場にとって健全なものであるかどうかを知るためには、透明性を高めることが重要だ。その情報がない限り、レコード会社がこのベンチャーに参加しているのが、新会社の株価のためであり、またインターネット上のライバルたちを潰すために競争上有利な施しをしていると決めつけられても仕方がない。

下にも画面イメージがあるた。




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(翻訳:Nob Takahashi)

MySpace Musicのスクリーンショットをこっそり入手
by Michael Arrington on 2008年9月23日

MySpaceと大手レコード会社との合弁事業MySpace Musicは、今月立ち上げの予定、そしてそれはほぼ確実に今週中だ。MySpaceは最後の数週間、その立ち上げのために広告主とレコード会社への説明や指示を行ってきた。

この新サービスはmusic.myspace.comでロンチするが、既存のサイトとは完全に違う外見になる。ユーザは音楽を無料でストリーミングでき、プレイリストを作る、Amazonから音楽をダウンロードする、商品やイベントのチケットを買う、着メロを買う、などのことができる。

ある筋に、新サービスのスクリーンショットをしつこくねだっていたが、だめだった。でも本日(米国時間9/22)、これら3つのスクリーンショットを匿名筋からやっと手に入れた。これらは古い合成写真かもしれないし、Photoshopで作ったものかもしれない。でもとにかく、お見せしよう。本物かどうかは、すぐに分かる。

最初のはたぶん、MySpace Musicのホームページで、プレイリストとビデオがある。2つ目は音楽用のユーザ管理画面のようだ。3つ目は新しいプレーヤーを紹介するアーチストページで、Jonas Brothersが出ている。

以下が、そのスクリーンショット:

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(翻訳:hiwa)

MySpace Musicの流出画面イメージ
by Michael Arrington on 2008年9月23日

MySpaceと主要レコード会社とのジョイントベンチャー、MySpace Musicは、今月始動予定だが、ほぼ確実に今週中になりそうだ。MySpaceはこの数週間、広告主とレコード会社に対して開業に関する説明を行ってきた。

新サービスはmusic.myspace.comで開始予定だが、既存のサイトとは全く外観が異なる。音楽のストリーミングは無料で、プレイリスト作成、Amazonからの音楽ダウンロード、商品やイベントチケットの購入、着メロの購入などが可能。

われわれは、新サービスの画面イメージを入手するよう、何週間も前から情報源をつついていたがダメだった。しかし今日(米国時間9/23)、ある匿名ソースからようやく以下の3枚を入手することができた。古いモックアップかもしれないし、Photoshopで作った偽物かもしれないが、とにかく貼っておいた。すぐにわかることだし。

1枚目はおそらくMySpace Musicのトップページで特集のプレイリストとビデオが表示されている。2枚目はユーザーの音楽管理画面で、3枚目がJonas Brothersのアーティスト用ページで新しいプレーヤーが見える。

画面イメージは以下のとおり。

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(翻訳:Nob Takahashi)

MySpace Musicは反トラスト法訴訟のかっこうの標的となるか?
by Erick Schonfeld on 2008年9月22日

屋外看板も出来たしCEO探しも続いている。MySpace Musicは今週中にもローンチするものとみられる。実は先週ローンチするはずだったのだが、他の3大レーベルと並んでEMIを仲間に引き入れる交渉が難航して延期されたらしい。MySpace MusicがEMIを含めて出発することができれば、一夜にしてウェブ上の音楽配信の地図が塗り替えられることになる。すべてのメジャー・レーベルを集めて完全な楽曲を無料でストリーミングする初めてのサービスとなる。合法的な広告ベースの無料音楽モデルはiTunesの1曲ごとに有料課金するモデルを脅かしていくことになるだろう。Rhapsodyの定額料金モデルに近いが、ただし料金は無料なのだ。

MySpaceは全メジャー・レーベルが参加した無料の楽曲配信サービスとして初めてというわけではない。(imeemがすでに試みているし、Rhapsody自身もMP3ストア、定額、無料ストリーミングの3つのモデルのハイブリッドになっている)。しかしMySpace Musicがスタートすれば、反トラスト法に関して深刻な問題を生じる初めてのサービスになるかもしれない。

インディー系レーベルは、自分たちが閉め出されているのは不公正だとしてすでに抗議の声を上げている。しかし、インディー・レーベルもいずれ参加を許されるだろう。反トラスト法の見地からのもっと深刻な問題は、MySpaceとレーベル間の料金決定プロセスに関連している。MySpaceはこの点レーベルとの交渉で慎重の上にも慎重を期する必要がある。MySpaceMusicは4大レーベル中の3社とのジョイントベンチャーであり、現在会社の価値を$2B(20億ドル)と評価した上でさらに資金を募っている。もしEMIが参加すれば、当然彼らも株式の所有を求めるだろう。

MySpace Musicがレーベルに報酬をどのように支払うのか、まだ明らかになっていない。しかしレーベルに資本参加させることで、MySpace Musicは現在のデジタル音楽ビジネスのガンとなっている問題を解決できる可能性がある。つまり問題は、現在、インターネット上の広告ベースの音楽ストリーミング・サービスは、1曲の再生1回ごとに1セントを支払っている。これは広告単価でいえばCPM〔表示1000回〕あたり$10に相当するが、これでは採算が合わない。

現在まだ明らかになっていない重要な点は、果たしてMySpace Musicがすでに機能しないことがわかっている既存のルールに従って支払いを行うのか、あるいはレーベルに単価を下げることを(それともMySpaceMusicの収入から一定の割合を受け取ることを)承知させたかどうかだ。音楽産業はデジタル音楽の新しいビジネスモデルを必死に模索している。この点については疑問の余地がない。しかし、もしレーベルがMySpace Musicへのストリーミング使用料金の価格を下げ、あるいは無料化し、しかも自身がMySpace Musicのジョイント・パートナーだとなると、たちまち不公正な価格決定、競争妨害、差別価格などの罪状で反トラスト法に違反する危険を犯すことになる。(音楽産業が密かに準備しているといわれるTotalMusicプロジェクトも同じような危険に遭遇する可能性がある)。

MySpace Musicと音楽レーベルとしてはここにジレンマがある。しかし、実は、MySpace Musicが反トラスト法訴訟を避けることができるだけでなく、音楽産業全体を活性化するような解決策があるのだ。

まったくシンプルなことだ。音楽レーベルはウェブ上のすべての音楽サイトに、新たに同一の料金を適用すればよいのだ。MySpace Musicが払う料金がいくらであろうと、全員にその料金が適用されるのなら一切問題はない。(CPMあたり$1というなら大いに合理的だろう)。もちろんこれではMySpace Musicの競争上の優位性はそがれるが、反トラスト法訴訟に巻き込まれる方が大打撃だ。さらに、言い古された例えだが、パイが大きくなれば取り分も増えるのだ。

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(翻訳:Namekawa, U)

Total Music―レコード業界主導のデジタル音楽配信プロジェクト、ゾンビのごとくよみがえる
by Erick Schonfeld on 2008年8月11日

音楽業界が自分自身のデジタル音楽配信網を構築しようという試みはできの悪いホラーストーリーのような工合になっている。どんなにむちゃくちゃに叩かれても、ゾンビのように生き返ってくるのだ。最初は2001年にNapsterへの対抗策として、大手音楽レーベルの2社がそれぞれ競合する音楽ダウンロード・サイトをローンチした。PressPlayとMusicNetという。(ちなみに、後者はホワイト・レーベルのMediaNetという音楽サービスになった。一方、PressplayはRoxioに買収され、現在のバージョンのNapsterの原型となった)。どちらも完全な失敗だった。

次に2007年にiTunesに対抗して、Universal MusicのDoug Morrisが良い考えを思いついた。音楽の定額購読料をデジタル音楽プレイヤーの料金に上乗せするというアイディアだ。さっそくTotalMusicと名付けられ、大手レコードレーベルがこぞって参加することになった。ところがアメリカ司法省が反トラスト法に基づく調査を開始したため、計画はボツになった。あるいは、少なくとも、当時は皆そう思った。

ウェブ音楽業界の複数の情報源(CEO2人に幹部1人を含む)によると、音楽レーベルは、またもや独自の、あるいは少なくとも自分たちのコントロールが及ぶようなデジタル音楽配信ビジネスを作ることを思案中だという。詳細はまだ固まっていないらしいが、「広告ベースの無料ストリーミング・サービスで他のウェブサイトにライセンスされるか、ホワイトレーベルで提供される」という噂が広まっている。それぞれのストリーミングは有料のデジタル楽曲ダウンロードにリンクされる。一部では生き返ったTotalMusicは、まさにこのプロジェクトと同一だと考えている。

TotalMusicは死んでないらしい

実際、TotalMusicは姿をすっかり変えたものの全然死んでいないらしい。LinkedInで「“TotalMusic”」を検索すると、社員として4人がヒットする。 Ted FergusonTroy DenkingerRobert BroomeDerek Reeve)。4人ともシカゴ在住で、4人とも以前は別の音楽サービス、MusicNowで働いていた。MusicNowは、Circuit City、AOLと持ち主を変えた後、最後には新しいNapsterになった。(あまりぱっとしない兆候だ)。7月15日には、バージニア州Herndon所在のTotalMusicを雇い主とする幹部ソフトウェア技術者の募集広告がいくつか出ていた。たとえば、

TotalMusic, LLC は新しいデジタル音楽のプラットフォームです。好みの音楽の検索、ストリーミング、ダウンロードを統合したサービスを広範囲なオンライン環境で提供していきます。われわれは堅実な財政的基盤を有しており、スタッフはオンライン音楽業界で数十年に及ぶ経験があります。

報酬は業界のトップクラス。多くのスタッフはオンラインで業務をこなしています。どこに居住していてもホームオフィスから仕事ができます。ただし、われわれの本社はバージニア州北部にあり、シカゴとボストンにも拠点があります。もしオフィスで仕事をしたい場合は、勤務地は北バージニアとなります。

無料音楽への道は遠い

広告ベースの無料ストリーミング音楽と有料ダウンロードを合体させるというアイディアは、近く(来月ローンチ予定)登場するMySpace Musicと同じだ。ただしTotalMusicは他のサイトからも利用可能という点が異なる。Yahoo Music、iLike、MTV.comにストリーミング・サービスを提供し、自サイトから定額購読や有料ダウンロードを行っているRhapsodyのモデルに近い

オンデマンドで全曲を広告ベースで配信する(これに対してインターネット・ラジオはランダムな選曲で再生)というビジネスモデルは、次第に有望視されるようになってきた。大手音楽レーベルは自社の全曲カタログを無制限にimeemとMySpaceMusicにライセンスした。Lalaや Last.fm始め、さらに多くのサイトがもう少し限定的なライセンス契約を結んでいる。それでも利用可能な楽曲はかなり幅広い。たとえば、Rhapsodyは毎月最高25曲までという限定版の無料音楽ストリーミングを提供している。

音楽業界がなすべきことは楽曲のストリーミング再生を無料にすることだ。ストリーミング配信はデジタル・ダウンロードやコンサート・チケット、各種グッズ販売の広告手段と考えるべきだろう。 しかし当面そういった動きにはなりそうもない。しかし、起こりうる、かつウェブ音楽業界のスタートアップが望んでいるのは、音楽レーベルがストリーミングのライセンス料金を今よりも下げることだ。

少なくともライセンス料の画期的な値下げを―$1 CPM

現在のストリーミング音楽の一般的なレートは、1曲あたり1セントだ。広告のCPM(クリック1000回あたり単価)に換算すると$10になる。つまり音楽のストリーミング配信を行うウェブサイトは1曲あたり$10のCPMで広告を取らないとライセンス料金を回収できない計算だ。$10のCPMというのはとうてい安いとはいえない。$1 CPMなら常識に合致する

ある音楽スタートアップのCEOは「レーベルと価格の交渉ができるのは、訴えられた連中だけだ」と言った。なるほど、これはimeemとMySpaceに当てはまる。他の弱小スタートアップの場合、訴えるぞというレーベルの脅しだけで言うなりの条件を飲まされることになる。もっとも、最近の興味深い動きとしては、imeemとの提携の後、おそらくその一環として、Warner Musicがimeemに$15M(1500万ドル)を投資している。この事実は今日(米国時間8/7)発表されたWarnerのSECに提出された四半期報告で明らかになった。(WarnerはLalaにも$20M(2千万ドル)を投資している)。

しかし、comScoreによれば月間2600万のユニーク訪問者があり、ウェブ全体に散らばったウィジェットを通じたトラフィックも勘定に入れれば7千万から1億のユニーク訪問者があるとされるimeemでさえ、ストリーミング音楽に直接付随する広告だけで利益を上げようとはしていない。imeemはビデオや写真を含めた総合的なコンテンツを提供し、それに伴ってバナー広告を含めた多様な広告を販売しようとしている。MySpace Musicも似たような手段で規模の経済を追求する。

しかしこれらの巨大サイト以外では、ライセンス費用が劇的に低下しないかぎり、オンデマンド・ストリーミングはビジネスとして成立しそうにない。TotalMusicが関係者を満足させる回答になるのかどうか、今後に注目だ。しかしあまり期待し過ぎない方がいいだろう。既成業界というものは、めったに自己革新ができたためしがない。

ホラーストーリーの結末はだいたい後味が悪い

TotalMusicが取り得る、もっとタチの悪い戦略は、従来通り他のストリーミング・サービスの営業をできる限り邪魔し、自らは〔中間マージンを省いたことによる〕価格的優位で勝負するというものだ。この場合はiTunesと真っ向から対決することになる。

噂ではここ3月から半年でオープンを目指して開発が進んでいるというものの、TotalMusicはまたもある種のリスク・ヘッジ・プロジェクトのままで終わる可能性もある。ある情報源によると、TotalMusicはまだ音楽 レーベルのトップからのゴーサインを受け取っていないという。

もし仮に、TotalMusicが画期的に安いライセンス料金で発足したとしても、反トラスト法というやっかいな問題をクリアする必要がある。なにしろこの業界には有力企業グループが4つしかないので、価格協定や競争の抑制に類する行為はたちまちアメリカ司法省によって断罪されてしまう。音楽レーベルはこの点、非常に慎重に行動する必要がある。(以前私が聞いた話だが、音楽レーベルが共同でMusicNetを作ったとき、関係者はホテルの1フロアを借り切って、レーベルごとに別の部屋に陣取ったという。そして弁護士が各部屋を走り回って交渉をまとめた。音楽レーベルの社員が同じ部屋に集まることは反トラスト法違反になるおそれがあるからだという)。

TotalMusicは反トラスト法違反となる談合の疑いをなんとか交わしながら、なおかつ楽曲の網羅的なリストを提供しなければならない。音楽業界は物理的媒体の販売からデジタル・ファイルの販売へとビジネスモデルをシフトさせる方法を求めて必死になっている。こういう方向の努力はいくらやってみても最終的には無駄に終わるのではないかと思うが―しつこく続編が作られるのが人気ホラー映画の常ではある。

(写真:darkpatator).

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(翻訳:Namekawa, U)

AmazonがMySpaceの新しい音楽ダウンロード・サービスを運営か?
by Michael Arrington on 2008年7月26日

複数の情報源によると、近くローンチ予定のMySpace Musicは、どうやらAmazonと提携して音楽のオンライン通販に関する処理をすべて委託することになるらしい。しかしAppleとRhapsodyも提携に立候補したということで、情報源の1人は「最終決定はまだ行われていない」と述べている。

このプロジェクトは4大音楽レーベルのうち3社(Sony BMG、Universal Music Group、Warner Music Group)の音楽に対し、MySpaceと既存のMySpace関連サイトがキャッシュ$120M(1億2千万ドル)を投じて音楽サービスを始めるもので、9月のローンチを目指している。

このサービスでは楽曲のダウンロード販売以外にもさまざまなビジネス展開を準備している。DRMなしの音楽(シングル、アルバム、プレイリスト)に加えて、MySpaceMusicは着メロ、コンサートのチケット、関連グッズ(Tシャツ、その他)、 ブランド広告などを事業を行うものとみられる。

しかし、やはりダウンロードが収入の大きな柱になることは間違いいだろう。音楽販売のマージンは低いはずだが、MySpaceの膨大なトラフィックがこのサイトに向けられることを考えれば、販売のボリュームは巨大なものになるはずだ。ビッグ3レーベルはおそらくこういった大規模なトラフィックを処理できる唯一のパートナーだろう。一方でAmazonやRhapsodyはトップを走るApple/iTunesに対抗するためには、さらなる市場シェアを必要としている。.

一方、この提携のパートナーにはレーベルと契約したアーティストの他にレーベルと契約していない多数のインディーのアーティストを容易に処理できる能力が必要とされる。MySpaceに登録しているバンドは500万にも上る。つまり高度なロングテール対応能力が求められるのだ。

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(翻訳:Namekawa, U)