
「FacebookとGoogleはネットのOS覇権争いをしている」とは、今やみんな言葉の綾で言ってることだけど、それをはっきりと裏付けるサインがついに現れてきた。
ありかは、さっきdeveloper sandboxに公開されたFacebook新デザイン(現物はhttp://www.new.facebook.comでご覧いただける。これでアプリをテストするには若干ライブラリのDLが必要だけどね)。
Facebookはデスクトップの各種エレメントをWebエクスペリエンスに融合する“ウェブトップ(ウェブ+デスクトップ)”のアプリに近いものになりつつある。

タカのように眼光鋭いTechCrunch読者Ryan Merket(写真上)が、目ざとくこの新デザインに「なんかどっかで見た何か」があることに気づいた。彼のプロフィールの上にあるメニューバー、まあ、見てごらん? もっと近づいて良く見て。 左手にプロフィール、友だち、アプリ、受信箱に連れてってくれる便利なメニューがあるよね。
ほんで、メニューバー右手には検索窓。これはデスクトップOSのメニューバーでお馴染みのビジュアルメタファー(視覚表現技法)と一緒だよね。
と言っても、Webのアプリとかリソースにジャンプするものだから、デスクトップとはメニューの選択は異なる。でも、ナビゲーションはそっくり同じだ。
左手にはメニューでしょ。

右手には検索。

そして忘れちゃいけないのがチャットバー。これはもちろん一番下の下、ステータスバーみたいなとこにあって、友達がいま何人オンラインか表示し、相手とチャットできるようになっている。

これはもしかして、Facebookが昨年7月に行ったParakey買収がついに実を結んだ現れだろうか? ParakeyはFirefox共同ファウンダーのBlake RossとJoe Hewittが創業した未公開のスタートアップで、 買収当時は“ウェブOS”の開発を進めていた。なんでも噂ではFacebookはGoogleに競り勝って買収を手にしたそうな。
Facebookは、それでなくてもウェブでは順調にOS的なもののひとつに化ける途上にある(今のところ2つ以上OSが共存する余地はある)。アプリケーション専用プラットフォームとしてFacebookを選ぶWebデベロッパーは多い(明日はちょうどプラットフォーム公開から1周年の節目だ)。 でも、みんなメニューバーの使い方はマスターしてしまってるんなら、なんで今さらUIをわざわざ一からやり直す? みんながこのメニューをクリックして、まったく想像もしなかったような新しい世界が目の前に拓けた時こそが、「おおー、なるほどー!」の瞬間なのだ。

[原文へ]
(翻訳:satomi)
7月にFacebookがParakeyを買収した際、設立間ないスタートアップ企業(である)Parakeyの株主たちは、シャンパンのボトルをポンポン開けてお祝いムードに浸っているものと誰もが思った。買収額がどのようなものであれ(金額は明らかにされていない)、売り主がParakey株の代わりにFacebook株を取得したのであれば、この先莫大な財産になる可能性が高いからだ。
だが、今回のケースはそうでは無いようだ。今回のディールに詳しい二つの情報筋によると、今回の買収は、「$4M(400万ドル)以下」が現金で支払われ、投資家たちは投資額のほんの2倍にあたる金額を手にしたことになる。一方、ParakeyのファウンダーであるBlake RossとJoe Hewittの二人は、Facebook社員としてFacebookに参加することで、現金報酬の代わりにかなりのFacebookストックオプションを受け取ったとされる。
Parakeyの主要投資家はSequoia Capital。しかし、2006年12月に完了した$2M(200万ドル)台の投資ラウンドには多数のエンジェル投資家も参加した。投資家たちは、資金調達完了直前の2007年半ばに買収について知らされた。RossとHewittが受け取った株数も含めディール内容は全て投資家たちに明らかにされた。
ファウンダー達が投資家達とは異なるはるかに実入りのよい報酬を手にしたことについて、一部投資家達は自分たちへの報酬は投資額の2倍に相当する現金であったことと比較し不満を抱いたのは明らかだ。彼らが欲しかったのは、Facebook株の取得、あるいはParakeyを独立の事業体として維持し、今後予想されるより大きな金額へ換金できるチャンスだったであろう。しかし、「評判・世間体」というのがシリコンバレーではものを言う。「気難しい投資家」というレッテルを貼られるのを避けるために、投資家たちは同ディールを妨げないという決断を下した。もっとも、今回の件で後味の悪い思いが残ったのは確かだ。
Facebookの新アプリに出資したいという投資家たちが列を作っているとは言えども、人気のソーシャルネットワーク/プラットフォームのみを視野に入れているスタートアップ企業にはおそらく投資しないだろうと一部の投資家たちは話している。Facebookがこれら一部のアプリケーション・ディベロッパーたちに「fbFund」を通じて直接関与していることを、投資家たちはより警戒している。Facebookは最も才能のあるディベロッパーたちを(スタートアップ企業から)引き抜いて、これら企業各社と投資家達を後に残すかもしれない。
シリコンバレーやその他の場所で、続々誕生するスタートアップ企業に投資を行うベンチャーキャピタリストに同情するというのはなかなか難しい。しかし、ベンチャーキャピタリストの資金があってこそ、システムはスムーズに機能する。もし、投資家達が抱えたリスク(大半のスタートアップ企業はすぐに失敗し、投資に対する報酬というのは回収できない)に対して公正なリターンが見られないようあれば、念入りに調整されているマシンでもゆっくりときしみ音を立てながら停止するということになりかねない。
今回のケースで、投資家に対する扱いが不公平だったかどうかは不明だ。結局のところ、投資家達は、6ヶ月間の投資で、2倍の金額を取り戻したのだから。しかし、Parakey買収は、他者が今後を検討する上で重要なデータとなるイベントだった。Facebookがドアをノックしたからといって、関係者全員が大金を手にする給料日を迎えるようになる、というわけでは無い。
[原文へ]
初めての買収: FacebookがParakey―Mozillaの共同設立者Blake RossとJoe Hewittが作った未公開の「ウェブオペレーティングシステム」―を買収した。価格は明らかにされていないが、Facebookは今日(米国時間7/19)の午後、プレスリリースを出すはずだ。
Parakeyは2005年に設立され、Sequoia Capital(ただし、未確認)によるシードラウンドで資金調達している。Parakeyには、豊富なバックグラウンドがあり、ブラウザー、クライアントソフトウェアどちらも実績がある。詳細はここ。
[Blakeによると]ユーザーの視点でみると、Parakeyは「OSにできることは何でもできるオペレーティングシステム」だという。これを訳せば「自分のデータを簡単に保存して世界中で共有できる」ということ。Parakeyのほとんど全部はオープンソースで、ライセンス方式はFirefoxに似ている。Parakeyは、ハードディスクにあるものすべて―メール、写真、ビデオ、レシピ、カレンダー―を扱うツールのためのプラットホームを目指している。実際、見た目はふつうのウェブサイトで、ただしそれを編集することができる。ネットに繋いで、ファイルを次々クリックして、コンテンツを見たり、手を加えることさえできる。さらに、世界中のみんなに見てもらいたいものにマークを付けることもできる。ふつうのウェブをサーフィンするのと同じように、誰にでも自分のParakeyサイトを見てもらえる。特に嬉しいのは、オンライン上のParakeyが、自宅のPC上のParakeyと連絡して、Parakeyページのコンテンツを自宅PCの最新バージョンとシンクロしてくれることだ。つまり、オフラインでもサイトを更新できる。
アップデート:GoogleもParakey買収に名乗りを上げていたっけ?ある筋によると、名乗りは上げたがFacebookの「IPO前株」には勝てなかったらしい。Facebookは、この取引が株式か現金かも公表していないが、買収価格の少なくとも一部が株式だと考えることに無理はない。IPOすれば、株価が急騰することは間違いないので、Parakey株主にとっては嬉しい投資利益だ。
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