今われわれは、話題のPayPal Innovate X 2009 に来ている。このオンライン支払い会社にとって初の開発者向け専門カンファレンスだ。PayPalは最近の収支決算も好調で 、デベロッパーたちに同社の新API 上に積極的にアプリケーションを構築するよう関わってもらうのが狙いである。[親会社である]eBayのCEO John Donahoeは今日の午前、PayPalは近い将来eBayより大きくなる だろうと語り、同社が成長を続け、業界を席巻することを予言した。このオープンプラットホームについては、われわれも何度か部分的に報じてきた。PayPalはすでに、Payvment 、 FundRazr 、Lottay 、TwitPay らのスタートアップと共に新プラットホームのテストを行っている。同社は、このPayPal X プラットホームを、開発者向けに正式に公開し、将来の支払い方法 に関するPayPalのロードマップを提示していく。
以下に、PayPalが今日公開するAdaptive Payments APIの概要を示す。Adaptive Paymentsは、オープンプラットホームPayPal Xの、第一弾API群だ。最終的にPayPal Xで利用できるようになるAPIの全リストも最後に貼り付けておいた。
Amazonが、ユーザのアカウントの確認を迅速にできる”PayPhrase “という仕組みを導入した。オンラインショッピングをする人がどっと増えるクリスマスシーズンに向けて、準備万端というわけだ。
仕組みは簡単で、ユーザは自分が使うフレーズを決める…”Axe Murderer”(殺人犯をやっつけろ)、”Car Lover”(車好き)、”Honey I shrunk the kids”(たいへんだ子どもたちを縮めちゃった)など、なんでもいい。そしてそれを4桁の個人識別番号と組み合わせる。これが、ユーザのAmazonアカウントに結びつけられ、そこにはもちろんクレジットカードの情報や送り先住所などがすでにある。
7月に、あるイベントでPayPalが新しく、応用範囲の広い支払いAPI を発表したのを見た。その時、「PayPal支払いのある未来」に対する同社のビジョンを表す、かなりいいビデオが披露された。つまりこのビデオは、もう何週間かたっているのだが、今日(米国時間9/3)改めて何度もTwitterに流れたこともあり、かなりイイものなので、ここで紹介することにした。
基本的にこれは、PayPalバージョンの、未来の支払い方法である。Mastercardの「プライスレス」CMを思い起こさせるところもあるが、視点はクールなハイテクだ。
昨日(米国時間7/22)公表されたebayの第2四半期の財務報告によると、オークション・ビジネスにはあまり大きな動きがなかったものの、同社の売上は引き続き増加中 だ。これはPayPalとBillMeLaterのオンライン支払サービスの成長が続いていることによる。両事業とも第2四半期に11%の売上の伸びを記録している。登録ユーザー数は、7540万と対前年比で20%の増加だ。この明るいニュースに引き続いて、PayPalは今日、サードパーティーがアプリケーションに組み込んで利用できる支払システム、AdaptivePayments API(われわれは数週間前にもこの記事 で紹介している)を正式に告知した。この新プラットフォームは11月にデベロッパーに対して一般公開されるが、それ以前にベータテスターを受け入れることになるものとみられる。
新しいAPIは簡単にいえば、デベロッパーにPayPalの全機能へのアクセスを提供するものだ。これにより、デベロッパーにとって、送金を受け取り、分配する機能をアプリケーションに組み込む自由度が格段にアップする。PayPalの社長、Scott Thompson は「デベロッパーは事実上PayPalプラットフォームに存在する機能をすべて自由に利用できるようになる」と述べ、またPayPalが世界的ネットワーク(19の通貨をサポート)であることの重要性を強調した。
PayPalが、Adaptive Paymentsという柔軟性を高めた支払いAPIを出してくる らしい。われわれが入手した機密文書を下に貼ってあるが、新システムの詳細はそこに記されている。このAPIは、デベロッパーにPayPalの全機能を公開するべく作られており、支払いの受領や分配などアプリケーション構築の自由度をさらに高めるものだ。
Adaptive Payments APIは、AmazonのFlexible Payments Service (FPS) に非常によく似ていて、支払人と複数の受取人との間の支払いに対応している。Adaptive Paymentsには、FPSと同じ機能がほぼすべて揃っている。新APIを使えば、デベロッパーが支払い集約をすることも可能になるが、これは現行のPayPalサービス利用規約では禁止されているものだという。AmazonのFPSでもデベロッパーによる支払いの集約 が可能だ。またPayPalのAdaptive Paymentsでは、少額支払いもサポートしているが、これもFPSの機能の一つだ。
Yahoo が、自社の展開する無料ウェブメールサービスを補完するために、種々の連携するアプリケーションの追加 を発表した。Yahooは既に、昨年12月以来、Xoopit、Flickr、およびFlixsterなどの各種サードパーティー製アプリケーション をYahoo Mailに統合しつつある。これによって友人・知人、同僚などとコミュニケーションする際に行き来しなければならなかったウェブサイトの数を減らすことができるようになってきた。
本日(米国時間6/5)新たに追加されたのは、オンラインでの支払いをするためのPayPal や、MyPhotoと連動して使う簡単な写真編集アプリケーションのPicnik やXoopit 、ファイル共有のためのZumo Drive などだ。
Facebookやその他のソーシャルネットワークにて、アプリケーションが得ることのできる広告収入はほぼ期待はずれなものとなり果てている。状況を受けてアプリケーション開発者は仮想グッズや追加機能の提供にマイクロペイメントサービスを利用し始めている。Facebook およびMySpace はともに独自の支払いサービスを準備中だとしており、iPhoneアプリケーション用の支払いシステムを持つAppleも一定の役割を果たしている(但しAppleには不備な点 もあるようだ)。
大手サービスが支払いサービスの導入の計画で時間を空費 しているうちに、小回りの利く小規模スタートアップが動きを見せ始めている。たとえばSpare Change Payments もマイクロペイメントのPaypalを目指して活動中だ。サービス提供開始後1年を経て、Facebook、MySpace、およびBebo内で700を超えるアプリケーションがマイクロペイメントの決済手段としてSpare Changeを利用している。Spare Changeは月間250万ドルを処理しており、年間に直せば3,000万ドルを取り扱うことになる。マイクロペイメントと親和性が高いのはゲームおよび仮想グッズを扱うアプリケーションだ。
またSpare Changeでは新しいウィジェットを用意して、簡単に支払いが行えるよう工夫もしている。従来は支払い用ページにジャンプしなければいけなかったが、新ウィジェットではアプリケーション画面でポップアップ表示を行うようになった。
今日(米国時間10/15)eBayは、下方修正された収益 を上回りはしたものの、同社の収支報告は投資家を憂うつにさせる話題で一杯だった。(収支報告スライド資料の全編は下に貼ってある)。横ばいが3期続いた後、収益は第2四半期から3.6%減の$2.2B(22億ドル)へと下降した。フリーキャッシュフローは期毎に減少し、オークションおよびEコマースサイトの商品総額も同じく減少した。最近のeBayは、一般利用者同士のオークションよりも、商用利用が主となる自動車などの分野に寄ってきている。
PayPalでさえ四半期収益は$597M(5億9700万ドル)で横ばいだった。 $945M(9億4500万ドル)で買収した Bill Me Laterが再起を呼ぶきっかけになるかもしれない。同社の三行広告事業(Kijiji)がもたらした$250M(2億5000万ドル)という収益はかなりの数字だ。
eBayの他の事業で持ちこたえているのが、なんとSkype。第3期の収益は$143M(1億4300万ドル)だった。成長率は減速気味だが、前年比(46%)、前期比(5%)とも少なくとも伸びてはいる。総登録ユーザー数は51%増の3億7000万人に増え、全通話時間は計160億分だった。
この通話時間の年間成長率(63%)は、実は前四半期よりも伸びている。そして肝心なのは、有償の利用時間(Skypeアウト分数22億分)も急速に伸びている(54%)ことだ。
残念なが、eBayの総収益のわずか10%を占めるだけのSkypeでは、全体の下降を止めるには小さすぎる。同社を売りに出す ことも考えられる。
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)
アマゾンが、またまたWebスケールのソフトウェアをアウトソースする。昨日(米国時間7/29)手をつけたのは決済サービス で、アマゾン以外のサイトからアマゾン決済が使える「Checkout by Amazon」と「Amazon Simple Pay」という2つの新サービスを立ち上げた。
「Checkout by Amazon」で他のeコマースサイトもアマゾンの決済専用カート(Amazon Checkoutカート)を自サイトに挿入が可能に。Amazonにアカウントを持っている利用客から入るワンクリック発注はアマゾンのソフトウェアで処理できるほか、発注管理・出荷・消費税算定など各種機能も使える。 また、買い物客は「Amazon Simple Pay」を使ってリモートから自分のアマゾン利用アカウントにサインインし、決済処理それ自体はアマゾン任せにできる。
両サービスともアマゾンが徴収する決済手数料は発注額の2.9%からで、発注1件ごとに30セントが加算となる。売上高10万ドルを上回るサイトについては1.9%まで手数料は下がり、10ドルに満たない小額決済でアマゾンが徴収する手数料は5%+5セント。
アマゾンではこれまでにもコンシューマーと企業の両方に向け様々な決済サービスを展開してきた。例えばデベロッパーが自分のために独自の決済エクスペリエンスを開発できる「Flexible Payments Web service」もそのひとつ。今回の最新サービスの話はこの6月から前評判が出回った 。 CheckoutとSimple Payが厳密に狙いを定めているサービス対象は、アマゾンのFlexible Payment Services APIで独自の決済サービスを開発するリソース(予算と人材)も時間もないような企業だ。 独自の決済専用ソフトウェア(+自社システムで繋ぎ止めている何百万もの既存アカウント)をレバレッジし、利用を他社に開放することでアマゾンはPayPalとGoogle Checkoutに追い上げをかける。
クラウドコンピューティングのサービス構築目指してアマゾンは、決済からストレージ、コンピュートサイクルに至るまで、大またぎで前進している。こうしたサービスからそれなりレベルの収入を生むことに成功できれば、書籍・CD発送よりはハイ・マージンな事業になるだろう(これ繋がりの動きとして今日アマゾンは人力アウトソースのWebサービス「Mechanical Turk 」も簡略化を断行。事業課長みたいなコード作成に不慣れな人でも世界中のデジタルワーカーに自動発注したい作業を自力でセットアップできるよう改善した)。
[原文へ ]
(翻訳:satomi)
前回私がPayoneer について記事を書いた とき、同社は$3M(300万ドル)を追加調達し、クライアントにiStockPhoto が加わったところだった。今日(米国時間7/9)Payoneerは「Payoneer Virtual US Account」(バーチャル米国銀行口座)を初公開する。米国外の支払い先への現金支払いを容易にするサービスだ。
この新サービスを使うと、米国外在住のPayoneerカード保有者は、米国銀行口座を持っていなくても、Automated Clearing House(ACH 、自動決済機関)による入出金が可能になる。
しくみはこうだ。Payoneerが米国銀行に主口座を作り、その下に大量の子口座を用意する。ACHによる資金移動の際には、この子口座がそれぞれ専用の支店コードと口座番号で参照される。子口座に対して入金があれると、対応するカードにPayoneerが資金を入金する。
名称とは裏腹に、この口座は全くバーチャルではない。Payoneerがこれをバーチャル口座と呼んでいる理由は、この口座がPayoneerのカードに資金を送るためだけに使われるからだ。バーチャル口座を振替え等に使うことはできないし、利息も付かない。細かいことを言うようだが、もうちょっといいネーミングができなかったのか。
このPayoneer Virtual US Account、いったい何が魅力なのかと思う人もいるだろうが、米国外在住で支払いを受け取る人にとっては、非常に重要であることは間違いない。典型例として次の筋書きをみてほしい。
あなたがロシアに住むアフィリエート販売員で、PayPalアカウントにその月の手数料が振り込まれたところだとしよう。Payoneerを使えばこうなる。自分のPayPalアカウントから自分のPayoneer Virtual US Accountに直接ACH送金することができる。その資金は直ちにPayoneerのデビットMasterCardアカウントで利用可能になり、モスクワのATMでいつでも現金を引き出せるようになり、またMasterCardのPOS端末のある店(デパート、スーパー等)でカード支払いも出来る。
PayoneerのVirtual US Accountプログラムは未だにパイロットテスト段階であり、Payoneerが資金の入金元と送金先を確認できる一部のカード保有者だけが利用できる。
このサービスが海外での支払い受取りに有効であることは間違いないが、PayPals、LinkShares 、iStockPhotosなどの「恩恵」なしには成功が望めない、という厄介なところがある。最大の懸念はマネーロンダリング規制に関わる問題だ。できればこの問題には自分では手を染めずに済ましたいところ。PayPalらによる「恩恵」が必要なのは、同社らが、一部の国からのACH送金を禁じることを規定するように利用規約を改訂済み(あるいは将来容易に改訂可能)だからだ。
Payoneerのシステムと方法論が、国際協定問題に正面から取り組むように作られているという事実は、この件の役に立つはずだ。Payoneerがこの仕組みにVurtual US Accountを含めるよう拡張することにゴーサインを出していれば、当初から特に注意して監視してきた同社の取引銀行が満足行くように、規定遵守問題に対処することができたはずだ。
多くのインターネットスタートアップが米国市場と米国ユーザーに焦点を合わせている。その結果米国ユーザーにとって当たり前の製品やサービスを、海外のユーザーが利用できないということが頻繁に起きている。だからPayoneerのような会社が、海外の受取人のための支払いや換金を楽にするのは良いことだ。簡単ではないだろうが、見返りは十分に大きいはずだ。
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)
Amazonが支払いシステムの分野に土俵を広げるということでBarronsが興奮してしまっているように見える。Eric Savitsの記事 。
Cantor FitzgeraldのアナリストDerek Brownは、Amazonが「まもなくPayPal風の支払いサービスをウェブ上に展開し、消費者およびマーチャントの双方に提供する。eBayの稼ぎ頭の成長に陰りが生じたり、あるいは利益が減じてしまうようなことがあるかもしれない」。BrownによればAmazonは本サービスを本年晩夏ないし初秋にもスタートできる見込みとのことだ。
いや、ちょっとまって欲しい。AmazonはもうeBayのPayPalとの対抗路線は進めている。Amazon Payments というサービスで、以下のことを行うことができる。
-不特定の人の電子メールアドレスないし携帯電話に送金すること
-アマゾン以外の参加企業サイトからの購入
-携帯電話経由 でのアマゾン商品の購入
Amazon Paymentがスタートしたのは昨年の話だ。同じく昨年、Amazonは限定的ベータ版としてではあるがウェブサービスとしてFlexible Payment Service をスタートし、開発者はAmazonの支払いシステムを自分のサイトに組み込むことができるようになっている(購入側はAmazonにログインを行い、ウェブサイトに対する支払いは手数料を引いた後にAmazonから行われる)。
Barronsの記事にも双方のサービスについての言及はあるが、Amazonがこれらのサービスに何を付加するのか書かれていない。だからアマゾンが何を行い、現行のAmazon Payments ServiceをPayPalに対する本格的な競争相手としてどこを改良するつもりなのかが全くわからない。機能の面で見れば既に両者は近しいものになっている。あるいはほとんどPayPalと同じに見える(上のスクリーンショットをクリックしてみて欲しい)。
まあもしサービスにさらに力を入れていくとしても、AmazonがPayPalに取って代わるというのは難しいだろう。PayPalはウェブ上でもっとも人気のある支払いシステムとして十分に浸透している。もちろん競争が参加者全員を誠実にするという側面はある。だからAmazonに声援を送ることにはやぶさかではない。
[原文へ ]
(翻訳:Maeda, H)
隠謀論好きな人向けの話題。Googleのサードパーティー向けウェブアプリケーション開発 プラットホームであるGoogle App Engine は、アプリケーションがPayPal支払いサービスを統合するのをブロックしているという。
PayPalを使って支払い処理を行うアプリを作ろうとする開発者は通常、アプリケーションからPayPalサービスに対してリクエストを送信する必要がある。このリクエストに含まれるURLはすべてpaypal.comドメイン上にあり、テスト環境はwww.sandbox.paypal.comというURLに用意されている。Google App Engineアプリでは、このどちらのURLへのリクエストに対しても、「download」エラーが返され詳細は示されない。
多くの開発者たちが、この問題の議論の行われているGoogle App Engineフォーラム に(Hacker News にも)苦情を書いており、フォーラムにはこの制限を回避するためのサードパーティープロキシー(TinyURL等)を使う方法も紹介されている。そんな中、今日(米国時間6/10)午前、Marzia NiccolaiというGoogle社員が、このエラーはフィッシング対策が原因で起きているというコメントを書いた。
報告ありがとうございます。これはバグであり、原因は突き止めています。われわれのフィッシング対策にエラーがあり、特定のURLのドメインをURLFetchサービスが取得できないようにブロックしていました。これはわれわれによる見落としで、こうした特定ドメインの制限は数日間のうちに解消される予定です。
ふつうこの手の話で眉に唾をつける人はあまりいない。しかし、GoogleとeBayの間にはあまりにも ひどい敵意 が満ち満ちており、疑いを持たずにはいられない。もちろん、Googleのブラックリスト のフィッシングサイト欄にpaypal.comは載っていない。
この件に関してコメントした開発者のほとんどは、Googleが故意にブロックしたと固く信じている。今のところわれわれは、Googleの言うことを額面どおり受け取って、Paypalがブロックされたのは、フィッシング対策ルールのエラーによって偶然起きたことだと思うしかない。しかし、あれだけ多くのフィッシングサイトがPaypal絡みであることを考えると、Googleがルールを組み込む際、本物のPaypalサイトがちゃんと使えるかどうかは最低限確認するはずだ。しかも、 Google.comのフィッシング テストでは、Paypalが安全なサイトとして認められている 。
どうしてApp Engineでは違うのか。さらに疑惑を呼ぶのは、Googleのフィッシングテストツールが先月公開された ということ。
われわれはGoogleに対してメールでコメントを求めているので、情報が入り次第この記事にアップデートを追加する予定だ。
アップデート :記事中、一部の開発者がサードパーティーのサーバーやドメインを使い、プロキシー経由でPayPalへリクエストしていると書いた。現在はこうしたプロキシーのリクエストも動作しないとのこと(ある時点では使えていた)。このことから、この話題のスレッドで開発者のひとりは「GoogleがゲートウェイでPayPalをブロックしているのだろう」と決めつけている。
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)
PayPal支払いサービスのページに5月16日ごろから、ユーザーが居住国と異なる国の相手方への支払を行うことができなくなるバグが発生した。 当初の苦情と関連する議論はここに 。さらにこちら で議論が続いた。
数日前からわれわれもこの話は聞いていた。しかしバグというのは、あまりにありふれていて、何か特別の事情がないかぎり普通はニュースとしてわれわれのところで取り上げるほどの価値がない。
で、特別の事情というのはこうだ。このバグは発見されてからもう10日もたっている。このバグはドロップダウンメニューの不具合という非常に単純なものだ(上のビデオ参照)。しかも数日前からPayPalはこのバグについて認識して いる。にもかかわらず直されていない。ユーザーはさすがに怒り出している 。
要するにこのバグはドロップダウン・メニューから国を新たに選ぶ際、その値が保存されないというだけの問題だ。バグ修正にさして手間がかかるとは思えない。というか、このバグについての告知をブログに書いている暇にはソースコードが修正できてしまっただろう。なぜこれほどバカバカしく長い間放置されているのか? 社内的にバグの修正待ちの行列のどこかに放り込まれたままになっているというのがありそうな理由だ。その間にもPayPalで集金している業者は金を取りはぐれるという被害に遭い続けている。
ある業者のコメントがすべてを物語っている。
PayPalがこんな初歩的な支払いトラブルを即座に解決できないとは驚きいった話だ。わが社の顧客から5日前に〔支払いができないと〕最初の苦情があったので即座にPayPalのサポートにこれを伝えた。PayPalのサポートデスクはそういうわけでこのバグの存在を当然知っている。にも関わらず、いつバグが修正されるかおおよそスケジュールさえ教えてくれようとしない。PayPalは安定した資金の振り込みが不可能なシステムということらしい。
[原文へ ]
(翻訳:Namekawa, U)
eBayは、不正検出サービスのFraud Sciences Ltd を、Paypalを通じて$169M(1億6900万ドル)で買収した。
イスラエルとPalo Altoに拠点を置くFaud Sciencesは、自動不正対策システムのSpotLight VFXやSpotLight T2Tを提供している。取引を検証して不正を防止するオンラインショップ用ソリューションだ。Israelplugは 2007年10月に、Fraud Science製品をこう紹介している、「オンライン小売店が買い手を本人確認して、以前であれば疑ってかかっていたような注文を受けるのに役立ち、売上を増加させるサービス」。
eBayは、この買収によってeBayは2008年中にeBayサイトの信用と安全を大きく向上させることができると語っている。Fraud Sciencesのリスクツールは、PayPalの不正管理システムに統合される。
Fraud Scienceの、COO Yossi Barakと、2人のファウンダーShvat ShakedおよびSaar Wilfが、PayPalのテクノロジー&不正管理チームに加わる。
この買収契約は30日以内に完了する見込みだ。.
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)
Paypalは、[共和党大統領候補]Ron Paul支援グループのアカウントを停止し、この結果同グループはニューハンプシャー州での再集計に必要な支払いが不可能になった。
昨日(米国時間1/15)、The Granny Warriorsは、ニューハンプシャー州総務長官に提出するために必要な$55,600の基金を集めたが、ドタン場でPaypalのアカウントが停止されてしまった。基金にアクセスできなくなった結果、締切に間に合わず、ニューハンプシャー州での共和党の投票再集計は行われないことになった。
Ron Paulの支援グループは、この決定に対してPaypalに直接抗議するよう、支持者たちに呼びかけている。
なぜアカウントの停止にいたったかについてPaypalからの表明はない。しかし、理由はどうあれ、Paul支持を追求する人たちの前代未聞の熱狂的行動によって、Paypalのメールサーバーがパンクした今となっては、この決断を後悔することは間違いない。
Ron Paulのテクノロジー問題へのスタンスについては、こちらの TechCrunch Tech President Primariesと、2007年7月のRon Paulオンラインキャンペーン(こちら )を読んでほしい。
(via Ron Paul War Room )
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)
スティーブ・ケースがFacebookで新しい友だちを欲しがっている。本日(米国時間12/14)、氏のスタートアップRevolution Money がFacebookで友達同士がお金をやり取りできる会計アプリ「MoneyExchange 」のサービスを始めた(執筆段階ではまだFacebookアプリ専用ディレクトリ追加待ちだが、Facebook会員の方は上のリンク先でどうぞ)。
既にFacebookアプリを出しているPayPal同様、MoneyExchangeでも友だちから送金を受けたり、友だちに入金できる。お金が欲しい人は当然アプリにサインナップして自分の銀行口座にリンクをはるのだ。ちょうどこれと同じ手法でPayPalはバイラルに広まったが、このRevolution Moneyも決済サービスをソーシャルネットワーク内に出せばバイラルも今の数倍の威力を発揮すると踏んでいる。
Money Exchangeの送金・入金サービスは無料で使える(PayPalもPayPalメンバー同士の送金は無料)。 Revolution Money社オンライン事業担当シニアVPのDave Cautinは「友人・仲間から簡単に集金できる場。家賃を分担する同居人同士が使ったり、小額出し合って何かグループでギフトを買う時なんかに使えますね」と説明する。
もちろん、Facebookでこれと同じことができるアプリは他にもたくさんある。ChipIn、CashFly、PayFriendsなどがそれ。どれもPayPalがベースだ。OboPayは友だちに携帯電話からテキストメッセージで送金できるサービスだが、ここもFacebookアプリは出している。
でもどこも人気は今ひとつだ。 FacebookでPayPalを使うアクティブ利用者は日に65人、ChipInは81人、CashFlyとOboPayは各3人とある。
だからこそここに参入の余地があるとRevolution Money社では見ている。「非常の多くのオンラインコミュニティが通貨を備えるようになるでしょう」Cautinは予測し、その通貨をRevolution Moneyにしたいと考えている。「とにかく当社はソーシャルネットワーキングだけに鋭く的を絞っているんです」。同社では決済サービスをAIMに統合し、それを自社サイト で提供する準備も行っているそうだ。
Revolution Moneyの本業はVisaやMastercardに安さで対抗するRevolutionCard というクレジットカードなので、実言うとMoneyExchangeなんてのは赤字の筆頭であって、ここから決済処理料を徴収して儲けようなんて気は毛頭ない。つまりここがオンライン決済サービスに目をつけたのはクレジットカードの見込み客の貴重なネットワーク構築のために他ならない。MoneyExchangeのメンバーは全員間違いなくRevolutionCardの引き合いが来ると考えていい。スティーブ・ケースは市場にせっせと種を撒いているだけなのだ。
CrunchBase: RevolutionMoney 、obopay 、PayPal
[原文へ ]
(翻訳:satomi)
もうクリスマスだということか。Google Checkoutが昨年と同じく、オンライン支払いサービスのシェア獲得に向けて金を注ぎ込もうとしている。「取引手数料無料」キャンペーンを2008年1月まで延長したのだ。どういうことかといえば、Google Checkoutを使っているオンラインショップは、「PayPalとは違って」、Googleの支払いサービス経由で販売した商品について手数料を払わなくてもいい。GoogleはVisaとMastercardの手数料は払わなければならないわけだから、明らかに赤字覚悟のシェア獲得戦略だ。
これはGoogleのいつものやり方で、これまでにも競争の激しい分野でシェアを取るために、例えばラジオ広告でもこんなことを やっている。Google Checkoutでは、AdWordsの人気の高さもテコにしている。無料期間終了後は、ショップがAdWords広告で1ドル使うごとに、Google Checkoutで10ドル分の手数料が無料になる。Googleは検索と検索広告での圧倒的に優位な立場を使って、他の市場へのテコ入れや切り込みに生かしている。Googleの検索でのシェアが伸び続いている限り、こうしたやり方はもっと簡単になる(comScoreの10月の数字は58.5 % 、Hitwiseの11月が65 % )。誰か独禁法の弁護士を呼んでくれ。
これがきのう(米国時間12/11)Google Checkoutのメンバーに送られたメールだ。
From: “Google Checkout Team” Date: December 11, 2007 12:47:57 PM PS
題名:Google Checkout取引処理手数料の改訂について
お客様へ、
このたびGoogle Checkoutでは、取引手数料キャンペーンを2008年2月1日まで延長させていただくことになりました。なお、当日以降は通常料金体系に戻させていただきます。
ただし、その後もGoogle AdWordsをお使いいただくことで、手数料を無料にすることができます。AdWordsで1ドルお使いいただくごとに、Google Checkoutでの販売10ドルの手数料が無料になります。それを越える販売については、わずか2.0%+取引当たり0.20ドルの手数料を請求させていただきます。手数料はどの支払いタイプ(Visa、MasterCard、American Express、Discover)でも変わりません。また、月額使用料や初期費用、ゲートウェイ使用料等は一切いただいておりません。Google Checkoutの料金体系のの詳細については、http://checkout.google.com/seller/fees.htmlをご覧ください。
AdWordsをお使いいただいているお客様は、取引手数料無料の特典をご利用いただくために、必ずAdWordsのアカウントをCheckoutにリンクしていただくようお願いいたします。2008年2月までにリンクしていただければ、1月以降のAdWords使用料は、2月の無料特典に反映させていただきます。
アカウントをリンクする方法については、http://checkout.google.com/support/sell/bin/answer.py?answer=80154&topic=13456をご覧ください。すでにリンクされているお客様は、リンクしているAdWordsアカウントを確認していただくことをお薦めいたします。http://checkout.google.com/sell/にアクセスして、[Settings]タブをクリックし、画面左の[AdWords]リンクをクリックしてください。なお、リンクするCheckoutとAdWordsのアカウントは、同じ通貨を使用している必要がありますの。
まだGoogle AdWordsの広告をご利用いただいていないお客様は、http://www.google.com/ads/adwords_checkout/で詳細をご覧いただき、アカウントの開設もしていただけます。Google AdWordsは、ショッパーがお客様のお店の商品をオンライン検索する流れの中で、ショッパーとお客様を繋ぐことによって、お客様のビジネス拡大をお手伝いします。AdWordsでは、予算はいつでもお客様の管理下にあります。料金をいただくのはお客様の広告がクリックされた時だけです。
ご質問がございましたら、以下のURLで弊社のヘルプセンターをお訪ねください。 http://checkout.google.com/support/sell/?hlrm
今後ともGoogle Checkoutをよろしくお願いいたします。
Google Checkoutチーム
Google Inc. 1600 Amphitheatre Parkway Mountain View, CA 94043
[原文へ ]
(翻訳:Nob Takahashi)
PaypalはPaypal Storefront Widget をリリースした。このウィジェットをエンベッドするだけで誰でも自分のウェブサイトにオンラインストアを設置することができる。
この「Storefront」ウィジェットは、TシャツであろうとCDであろうと、自分のサイトでどんなアイテムでも手軽に販売を始めることができるeコマースのプラットフォームだ。
このウィジェットには(右の画像参照)次のような機能が含まれる。
ウィジェットで販売されるアイテムの一覧のサムネール画像を掲載したインデックス・ページ 大きな画像入りで販売する個々のアイテムを紹介する製品ページ ウィジェット内に設置されたショッピング・カート ウィジェットでの販売の条件や注意事項のページ ユーザーはコントロール・パネルから「売り切れ」や「閉店しました」などの告知を一括して管理できる。また共有機能も標準で提供される。つまり訪問者は、ウィジェットのソースのhtmlコードをコピー&ペーストするだけで、自分のサイトにもそのウィジェットを表示することができる。
私はローンチ前にPaypalと話してみたが、「このウィジェットは主としてブログやSNSサイトをターゲットに考えている」とのことだった。 PaypalはSixApartと提携して、ソースコードをコピー&ペーストしないでウィジェットを直接TypePadを利用したブログにエンベッドできるようにしている。もっとも他のブログ・プラットフォームを使っているユーザーにしてもhtmlソースのどの部分がウィジェットのソースなのか、それをどこにペーストすればいいのかを知っていれば簡単にエンベッドできるのは他のウィジェットの場合と同様だ。
当初このサービスには若干の制限が加わる。たとえば、現在ウィジェットのサイズは一つしかなく、支払い通貨はアメリカ・ドルのみ。しかしPaypalはプロジェクトがスタートした後、ユーザーの要望に耳を傾けて、将来いろいろなオプションを付加していく予定という。
Paypalではこのウィジェットにさまざまな可能性を期待している。たとえば、 MySpaceにページを持つバンドが自分たちの楽曲をページ内からシームレスに販売するなどの利用法だ。これはときおりブログで見かける「寄付してください」ボタンの代わりにも利用できる。Paypalでは過去に提供したいくつかのエンベッド可能なショッピン・オプションはユーザーの使い勝手の点で理想的というには遠いものだったことを認めている。その点、今回のStorefrontウィジェットは誰でも簡単に使えるというシンプルさに重点を置いて開発された。
私は、このウィジェットをを自分でセットアップしてテストしてみたが、使い勝手のよさという点ではPaypalは間違いなく成功していると感じた。サンプルに入っているアイテムのドロップダウン・メニューによるナビゲーションなど、ユーザーが利用を始めるガイドとして確かに役に立つ。
このウィジェットはどちらもウィジェット内で取引を済ませるという点でTailgate に似ている。ただしPaypalウィジェットの場合、他のPaypal利用の取引と同様、実際の支払いはPaypalサービス自体で行われるため、高い安全性が確保されていることだ。ウィジェットは最後の支払いの直前まですべての取引項目をカバーする。これは通常、高価なオンライン・ストア・ホスティング・サービスで提供されていたような機能だが、Paypalのウィジェットは利用にあたって一切が無料だ。もちろん、Paypalは取引自体については通常と同じ手数料を徴収する。
私が最初にPaypalのStorefrontウィジェットのことを聞いたときの印象は「なんだ、この手のウィジェットがまた出たか」というものだったが、実際に目の当たりにしてみると、今のウィジェット・マーケットでユニークな存在であり、かつ仕上がりも上出来だ。これは何かを販売したいユーザーに間違いなく歓迎されるだろうが、それにとどまらず、従来はコストの高さや技術面がネックになって販売を考えていなかったウェブサイトやSNSのユーザーにも広く利用されるようになりそうだ。
Crunchbase PayPal
[原文へ ]
(翻訳:Namekawa, U)
Paypalは火曜日に新しいバーチャル・クレジットカード・サービスを開始する予定。
新しいPayPalの「Secure Card」サービスは、PayPalによる支払いを受け付けないサイトに対する支払い用に1回限りで使い捨てのMastercard番号を発行する。Reuterの記事によると 、PayPal Secure Cardのソフトウェアは各種eコマースの支払いページを認識し、各種の欄にユーザーに代わって情報を書き込んでくれる。
PayPalの新しいサービスは、Googleが各種のユーザー情報を支払い先に渡さず安全なオンライン支払いができるGoogle Checkoutサービスを開始(2006年6月 )したことが原因とも言われる。
これはなかなか素晴らしいアイディアだ。単にPaypalを受け付けないサイトでPaypalでショッピングができるようになるだけでなく、クレジットカード(ないし類似のデビット・カードなど)をなんらかの理由で持てない―あるいは持ちたくないユーザーに対してクレジットカードでの支払いを可能にする。セキュリティー的にみても、本物のクレジットカードをオンラインで利用するより安全に(ユーザーがクレジットカードをPayPalのアカウントの資金として指定している場合)、カード情報を公開することなくクレジットカードでの支払いができる。
[原文へ ]
(翻訳:Namekawa, U)
PayPal ユーザーから、PayPayの購読サービスの大規模なトラブルについて続々報告が寄せられている 。
ユーザーからの報告によると、購読サービスは8月30日に停止して以来現在もダウン中だという。PayPalの購読支払いサービスは、ウェブホスティングやメンバー制サービスなど、月額料金を徴収するサービスプロバイダーの間で広く使われている。
PayPalデベロップメントブログの9月1日 付記事でPayPalは、この問題が9月5日か6日までには解決され、未決済の購読料支払いはすべて処理されると伝えている。
解決が遅れていることについて、PayPalを使って商売する人たちには当然大いに不満がたまっていて、PayPal社員は米国レーバー・デー連休で遊ぶのに忙くて、顧客にかまっていられないのではないかと囁いている。PayPalの規模と購読支払いサービスの普及度からみて、今回の障害で遅延した支払い額は優に数千万ドルにはなるだろう。
今回の被害にあったPayPalマーチャントや、詳しい話を知っている読者がいたらコメント欄で報告してほしい。
情報をサンクス、falko 。
[原文へ ]