Piczo
by Michael Arrington on 2009年6月5日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

1年前に本誌はソーシャルネットワークの真の価値を評価するという記事を書いた。それは、日本やイギリスや合衆国のようなオンライン広告の広告料が高い国のユーザ数が多いほうが価値が高い、という考え方だ。当時Facebookはユーザ数で世界最大のソーシャルネットワークになったばかりだったが、本誌の計算方式ではMySpaceが圧倒的に最も価値のあるソーシャルネットワークだった。

今回はソーシャルネットワークの価値評価を、現在のユーザ数とFacebookの$10B(100億ドル)という最新評価額を基準にして計算した。そうすると、昨年とはまったく違う結果になった。

Piczo、疑似APIをローンチ
by Jason Kincaid on 2008年7月26日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Piczoはティーンエージャーに人気のあるSNSだが、ユーザーが提携サイト上からPiczo向けコンテンツを簡単にアップロードできる新しいデベロッパー向けプラットフォームをローンチした。提携サイトはこれによってネットワーク上での露出を増やすことが期待できる。PiczoはMySpaceやFacebookといったレベルの巨大ネットワークではないが、ティーンエージャーの間にそれなりのファンを確保している。このプラットフォームに関連して、“PiczoPowered Pages”というSNS機能を他のサイトに簡単に持ち込むことができる機能もリリースされた。ユーザーはeHearst MagazinesグループのSNS、eSPINはすでにPiczoの機能を利用しているが、そこでPiczo Powered Pagesを試してみることができる。

今回のAPIには「Piczoに投稿」、「ページを作成」、「Piczoツールバー」という3つの新しい機能が含まれている。 「Piczoに投稿」機能では、ユーザーはMeeboWidgetboxClearspringといった提携外部サイトからPiczoにサインインしないで投稿ができる。「ページを作成」機能では、ユーザーはあらかじめ用意されたテンプレートから、提携先サイトのコンテンツを含む新しいPiczoのページを作ることができる。デベロッパーはPiczoと提携して、ページ編集ツールバーの一部に統合されることが可能になる。これによって提携サイトはPiczoサービスに緊密に連携したその一部となることができるとされる。

しかし、残念ながら、この新しいプラットフォームはFacebookやMySpaceのような本格的な開発プラットフォームにはまったく似ていない。むしろ、柔軟性に欠ける疑似APIと言ったほうがいい。Piczoが将来、機能を拡張することはあるかもしれないが、現在のところ、多くのデベロッパーがが興奮してPiczoの周囲に集まるようなことは期待できない。

とはいうものの、新しい機能はPiczoがHi5、Facebook、MySpaceなど人気のあるトップグループのSNSと競争するうえで助けになることは確かだ。ComScoreのデータによると、Piczoの人気は昨年来低落気味だ。ユーザーは2007年4月の129万から2008年6月には840万に減少した。しかし一方、同時期にアメリカのユーザーは65万5千から140万に急増している。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

ソーシャル・ネットワーク・サービスの本当の市場価値は?
6 コメント
by Michael Arrington on 2008年6月24日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

MySpaceの価値は$3B(30億ドル)なのか? それとも$20B(200億ドル)なのか? これはユーザーの価値をどう評価するかにかかっている。

われわれは世界的な巨大SNSの価値をページビューとユニーク訪問者だけで計ろうとするのをそろそろ止めるべきだと信ずる。SNSのメンバーの価値は、その居住国のユーザー1人当たりのインターネット広告費で計るのが効果的だと思う。1人当たり広告費が高ければ高いほど、SNSが広告費や商品の販売などで稼げる額も大きくなるはずだ。ということは、現在のところ、見込み収入の算定にあたって、1人当たり広告費が高い、いくつかの国が非常に重要な役割を果たすことになる。

そこでわれわれは、まず国/地域別のSNSのユーザー数とその地域でのインターネット広告費の総額のデータを収集して比較することにした。これによって、リンゴとオレンジをいきなり比較するのではなく、リンゴとリンゴを比較できるようになるはずだ。

一方で、あらゆる資産の最終的な経済的価値は、結局のところ、市場がそれに対して払おうとする価格だ。しかし、この点に関してわれわれはほとんど参考になる数字が得られない。FacebookBeboLinkedInは比較的最近、それぞれ$15B(150億ドル)$850M(8億5千万ドル)$1B (10億ドル)と評価された。(ただしBeboだけは、その価格で実際に買収されたが、FacebookとLinkedInの評価額は資金調達ラウンドの基礎となった推計に過ぎない)。MySpaceの最新の評価額は2005年にNews Corp.に買収された際の$580M(5億8千万ドル) でしかない。

これらの評価額のどれがいちばん正確なのか? 今のところ得られるデータといえば、comScoreその他のサービスから得られるページビューとユニーク訪問者の数だが、そのような統計だけを元に推測するのは非常に困難だ。たとえば、全世界ベースでのユニーク訪問者数では、Facebookは最近MySpaceを抜き、世界一となった。

世界でのユーザーの実数でいえば、最大のSNSはFacebookで、以下Myspace、Hi5、Friendster、Orkut、Beboの順となる。しかしわれわれが採用したユーザーの居住国を考慮して重みづけするモデル(下に示した)では、この順位は大きく変わってくる。このデータによるとMySpaceが群を抜いて価値のあるSNSということになる。OrkutはMySpaceの4分の1近いユーザー数だが、経済的価値20分の1しかない。

適切なSNSの順位づけ

われわれのモデルは、可能なかぎりの国/地域についてComscoreのデータを利用している。 26の有名SNSについてできるだけデータを収集し、グラフ化した。次にそれぞれの国/地域でのオンライン・ユーザー1人当たりの広告費を計算した。(元データはPriceWaterhouseCoopersの最新レポートを利用)。たとえば、アメリカでは2008年のインターネット広告費の総額は$25.2B(252億ドル)と推計されている。これをcomScoreによるアメリカの全オンライン・ユーザー数(1億9100万人)で割る。するとユーザー1人当たりの平均広告費は$132となる。統計の元数字と計算処理はこちらを参照

ちなみに、1ユーザー当たり広告費では、アメリカは世界で4位にすぎない。1位はイギリス($213)、続いてオーストラリア($148)、 デンマーク($144)の順となっている。

次に個々のSNSについて、それぞれの国/地域ごとのユニーク・ユーザー数にその国/地域の平均広告費を乗じた。つまり地域別の平均オンライン広告費によって重みづけしたSNSの価値を算出したわけである。アメリカ、日本、イギリス、オーストラリア、ドイツ、その他平均広告費が高い国に多くのユーザーがいるSNSはそれだけ高い評価額を得られることになる。

われわれはこの方法がさまざまなライバルSNSの経済的価値を適切に比較する方法だと考えている。これによればOrkutやFriendsterのように平均広告費がきわめて低い地域に何千万ものユーザーがいるSNSの価値は相対的に低くなり、逆に平均広告費が高い地域にユーザーを持つSNSの価値は高められる。

このモデルによると、MySpaceが群を抜いて高価値なSNSということになった。第2位はFacebookで、(ユーザー数ではすでにMySpaceを抜いているにもかかわらず)MySpaceの75%の価値だった。以下Bebo( MySpaceの26%)、Hi5、Amebioの順。LinkedInは第11位で、MySpaceの6%の価値だった。

評価額の幅

現在発表されている大規模SNSの現実の収入の順位はわれわれの評価モデルによる順位によく合致する。収益化の成功はユーザーの居住地域に直接の関係があることがはっきり分る。MySpaceは昨年$755M(7億5500万ドル)の収入を得ている。(今や)それより大きくなったFacebookはユーザーの多くが平均広告費の低い地域にいるため、今年の収入が$265Mと推計されている。

EMarketerの推定によると、MySpaceは2008年6月30日に終わる会計年度において$755(7億5500万ドル)の収入を得る。MySpaceはこの推定についてコメントを避けている。Googleとの広告提携による収入が約3分の1を占めるものと予想されている。今年のFacebookの収入は、広告料金による$265(2億6500万ドル)と推定される。

上で述べたように、最近のSNSの評価額として3例がある(Facebookが$15B、Beboが$850M、LinkedInが$1B)ので、われわれのモデルにこの評価額を当てはめてみよう。Facebookの評価額$15B(15億ドル)をわれわれのモデルによる重み付け評価点(valuepoint)、すなわち10.2M(1020万)で割ると、評価点あたり評価額は$1,467となる。同様に計算すると、LinkedInも似たような額で、$1,325となる。これに対してBeboは広告費の高い英国マーケットに多くのユーザーいるため、相当に割安に評価されており、$241となる。

公にされた3つの評価例を元に、他のトップ25のSNSの価値を評価してみた。ここには非常に大きなバラツキがあることが見てとれる。(たとえば、MySpaceは、どの評価例を採用するかによって、$3.3B(33億ドル)から$20B(200億ドル)までの幅がある)。しかし得られたデータはたいへん興味深い。たとえば、もしFacebookとLinkedInがBeboなみに評価されたとすると、それぞれ$2.5B(25億ドル)、$182M(1億8200万ドル)となり、最近投資家が株を取得したときのベースとなった評価額にくらべてはるかに低いことがわかる。

面白いことに、最近のポーランドのSNS、Nasza-klasaが$92M(9200万ドル)で買収されたのは、実はBeboベースの評価モデルにきわめて近い。Beboの評価をベースにわれわれのモデルで評価額を計算すると、$91M(9100万ドル)となり、実質的に同額といってよいほど近い。

ただしわれわれの分析とモデルにも、現状では、まだ大きな欠陥がある。第1に、LinkedInの場合、ユーザーは全てビジネス・プロフェッショナルなので、他のSNSとはまったく異なるジャンルと考えるべきだろう(Facebook名物の「poke」などでふざけて遊ぶユーザーはいない)。その結果、ユーザーがどの国の居住者であるにせよ、ライバルのSNSにくらべてはるかに大きな購買力が想定される。しかし、そういった問題点に留意はするものの、われわれはやはりLinkedInの評価額もデータポイントの一つとして採用することにした。

このモデルにはもっとデータが必要である。ユーザー数は4月のComscoreの発表に基づいている。われわれは近くこれを5月のデータにアップデートするつもりだ。しかしおそらく絶対的な順位には変更が出ないだろう。さらに重要な点はいくつかの大きなマーケットの情報が含まれていないことだ。たとえば、中国の2008年のインターネット広告費は、$2B(20億ドル)と推定されているが、これはわれわれのモデルに含まれていない。(主な理由は中国における各SNSユーザーの数が判明しなかったからだが)。またフィリピンも信頼できるデータが不足していたためモデルに算入されていない。(ただし、フィリピンのネット広告費の総額はわずか$3M(300万ドル)なので、いくらFriendsterが当地で強いといっても実質的な順位に影響はないはず)。最後にロシアだが、現在は「その他のヨーロッパ」に一括されている。これも別途にカウントされる必要があろう。最近、オンライン広告マーケットもユーザー数も急増しているので、ロシアのデータをアップデートすると、中位のSNSの順位に変動が出る可能性はある。

われわれが用いた広告費ベースのモデルは、やはり一つのモデルであり、ベースとなる広告費のデータも単一の情報源にたよっている。もし広告費の推計が非常に正確であれば、ユーザー数のデータはモデルにそれほど大きな影響を与えないとして安心できる。しかし逆に国別広告費のデータが誤っているようだとこのモデルは崩壊してしまう。さらに正確な国/地域別の平均広告費のデータが得られ次第モデルをアップデートするつもりだ。しかし当面、PriceWaterhouseCoopersのデータは十分役立つのではないかと考えている。

最後に、このモデルは個別の企業努力を計算に入れていない。他の面でほとんどそっくりな2つのSNSが、広告戦略の違い、あるいはもっと単純に営業マンの熱意の差で、売り上げがまったく違う結果になることは十分あり得る。もちろんこのモデルではそういった点はまったく考慮に入っていない。

最後に、先週発表されたAndrew Chenの分析についても触れておきたい。この分析ではComscoreデータの代わりにGoogle Trendsのデータが用いられているが、分析の手法はわれわれのものに似ている。しかしGoogleのデータはSNSの相対的価値を決定するのに使うには肌理がが荒すぎると思われる。またChenはインターネット広告費に関する詳細な情報が利用できなかったようだ。それでも彼の方法論には基本的に賛成だ。

私がこの記事の最後で書いたように、今やSNSの相対的価値を判断するには現在のユーザーの相対的な財政価値を考慮に入れる必要がある。単にユーザー数だけを比較しても無意味だという点に注意すべきだろう。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

チャットルームをウェブサービスに変えるMeebo
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by Erick Schonfeld on 2008年2月1日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

オンラインでIM&チャットルームを提供する「Meebo」が「Meebo Rooms」用APIの完全版を本日(米国時間1/31)リリース。これでサイトにも自動的にチャット機能が埋め込めるようになった。

「Meebo Rooms」はこれまで、サイトやブログに貼ろうと思ったら手動でコードを貼らなくてはならなかった。それでもたくさんウィジェットができて、計20万ルームで月間何百万人もの利用者を引き寄せている(Meeboの過去記事はここここ)。

同社CEO、Seth Sternbergはこう説明している。:

パートナーもやっと自サーバーに「ルームを作りたい」と言えるようになったということです。これによってサーバー対サーバーで作成プロセスが自動化される。ルームには当社から広告も出しますよ。

MeeboではこのAPI公開にあわせて、オンラインのMeebo Rooms向け広告配信ネットワーク「Meebo Network」も発表するようだ。そこから回収した広告収入はルームのホストサイトとMeeboとで分け合う。Meebo Roomsは特定の関心分野を柱に各々作られているので、広告もターゲットを絞れるし、広告ネットワーク参加サイトが利用会員のデモグラフィー情報(人口・年齢・性別などの構成)を把握していれば、それも広告ターゲティングに活用できるだろう。尚、広告が掲載となるMeebo RoomsはAPIで作ったルームだけで、手動で貼ったルームには表示されない。

rev3screenshot-meebo.png Meebo Network立ち上げ段階の参加パートナーはPiczo、Revision3、RockYou、Social Project、そしてTagged。

このうちRevision3では例えば、自サイトにMeeboルームを置いて、ファンがそこでWeb TV番組を視聴しながらチャットが楽しめるようになる。全APIと広告ネットワークにアクセスできるのは目下のところ招待状客限定。ソーシャルネットワークでは新APIを使ってあらゆるグループページにチャットルームを自動的に追加できるほか、ロックバンドや映画サイトではMeebo Roomsを置いてサイトに来るファンに開放することもできる。

このMeebo Roomsは、AOLが2006年に買収し、MySpaceのページにたくさんチャットルームを入れているホワイトレーベルの「Userplane」と比較できそうだ。ただ、この2つのチャットサービスには微妙な違いがあって、一番の違いはMeebo Roomsがウェブ上どこでも置けるという点だ。ちょうどこの下に貼ったみたいに、Meebo Roomsは誰でも埋め込みコードを拾って自ブログやMySpaceページに置くことができる。

Sternbergはこう指摘する。:

MySpaceからルームを取って、どっか別の場所に放り込むことはできませんが、当社の場合、ルームはすべてネットワークで繋がっています。ユーザーはCBSの連ドラ「Jericho」の専用ルームを拾ってきて、Wordpressの個人ブログに埋め込んだりできるんです。サイト内の孤島ではなく、当社のチャットルームはネットワークでひとつに繋がっているのです。

同時進行で会話を成立させるのはとても難しいもの。自分のMySpaceのページだけではチャットできるぐらい人が集まらない人も、Meebo Roomsならトラフィックの大半は自ページ以外の場所から流れ込んでくるので、ウェブが分散し過ぎて生まれる問題も解消できます。

Meebo Roomsの強みは、いろんなサイトから興味範囲の似た人たちを1つに掻き集めてきて、誰でも自サイトでライブの会話が楽しめるところなのだ。本当にこれはサイトの垣根を越えて人と人を繋げてくれる。そして、これをテコに広告ネットワークとして十分回していけるだけのスケール(規模)が確保できるのではないかと、Sternbergは期待している。 MeeboはSequoia CapitalとDraper Fisher Jurvetsonから$12.5M(1250万ドル)調達済み。

http://www.meebo.com/rooms

CrunchBase: Meebo Piczo revision3 RockYou Userplane

[原文へ]

(翻訳:satomi)

二番手のソーシャルネットワークから設立者やエグゼクティブたちが去るのはなぜか?
by Michael Arrington on 2007年11月13日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

一般的に、スタートアップ企業の社員が職を去るということはあまり無い。ストックオプションの一部あるいは全部を失うことになるし、スタートアップ企業ブランドに関わったという経歴の持ち主であるという履歴書上での価値をも失うからだ。そして、この説はエグゼクティブレベルの社員になると、より一層当てはまることが多い。

エグゼクティブレベルの社員がスタートアップ企業から去るというのは必ずしもニュース性があるというわけでもない。しかし、二番手として話題のソーシャルネットワークである2サービスから、ここのところ、過去数ヶ月間の間にまずPiczo、そして今回Beboからと、相次いでエグゼクティブが立ち去った。

まず、PiczoでVP of Products and Marketingを務めたJeanine LeFloreが同社を辞めた。LeFloreもPiczoのCEO Jeremy Verbaも、良好な関係を維持した上でのことだと話してくれた。現在、彼女はLiveHitという自身のスタートアップ企業を始めており、スタートは数ヶ月先のことだという。

この週末、Beboの共同設立者でVP Business Developmentを務めたJim Scheinmanが、Charles River Venturesで客員起業家となるためにBeboを去ったというプレスリリースを受け取った。Scheinmanはまた以前Friendsterの初期の社員の一人でもあった。

上記で取り上げた二人とも友人だが、どちらのケースについてもその背景に隠されたストーリーを聞くことは決してないだろうと思っている。だが、ソーシャルネットワーキング分野が、大幅な再編成に向かっているという恐れがあるでのはと私は思っている。ざっと例としてあげれば、MySpace、Facebook、(現在では)Orkutなどの大物は、自分自身の行く末を自分で決められる。しかし、より規模の小さな各サービスは、将来を悲観し、一部のエグゼクティブたちはより明るい見通しを持つその他のビジネスを探しているのかもしれない。

両サービスについての国際規模におけるComscoreデータ(ユニークビジター数):

写真:Silicon RepublicAuren Hoffman

CrunchBase:Piczobebo

[原文へ]

(翻訳:Nobuko Fujieda)

Piczo Zone―バイラルUGCで優れたユーザープロフィールを提供
by Michael Arrington on 2007年9月27日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

SNSのPiczoは「Piczo Zone」という新機能のプライベート・ベータテストを始めた。現在は少数のグループでテスト中だが、数週間以内に一般公開される見込み。

これはどういうものなのか? プロダクト・エバンジェリストのKeith Crowellによれば、ティーンエージャーがポスターや音楽で自分の部屋を飾りたてるような具合に、ユーザープロフィールページをかざりたてる手段を提供するサービスだという。ユーザーは画像を引用(あるいは自分で制作)できる他、ビデオやスタイルシートやその他なんでもプロフィールに持ち込むことができる。それぞれのアイテムに説明とタグが付加される。ユーザーの誰かが何かを作ると―たとえばバンドが演奏している写真など―他のユーザーもそれを自分のプロフィール・ページで使うことができる。こうしてPiczo Zoneに加えられたアイテムで人気のあるものはクチコミによってさらに情報が広がり、ますます人気が出ることになる。

ユーザーには好評だ―ユーザーは(どういう定義にせよ)人気のある子供たちがどんなプロフィールを作っているか見て、気に入ったら自分でもそのアイテムを使うことができる。今のところ、他のユーザーのプロフィール・ページから気に入ったアイテムを直接コピーしてくることはできないが、ソフトウェア技術者のDevonBoyleによると、この機能も近く追加されるという。

ユーザーだけでなく、広告主も気に入るだろう

しかしこの機能には別の重要な側面がある。

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Piczo、$11Mを調達
by Michael Arrington on 2007年1月18日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

サンフランシスコのソーシャルネットワーキングサイト「Piczo」が今日(米国時間1/17)、資金調達の第3ラウンドについて発表する。新たに加わったU.S. Venture PartnersとMangrove Capital Partners(Skypeへの初期のインベスター)を筆頭に$11M(1100万ドル)が出資される。既存のインベスターのSierra VenturesとCatamountも出資する。Piczoは、これまでの2ラウンドで$7M(700万ドル) を調達している。

Piczoは大型ソーシャルネットワークの1つで、月間ユニークビジター2000万人、20億ページビュー。このサービスのニッチなターゲットは10代半ばのティーンエーシャーで、メンバーの75%が13~16歳だ。Piczoはセキュリティとプライバシーにも力を入れている。サイトに立ち寄った訪問者はメンバーのプロフィールを検索したり、次々見ていくことはできず(メンバープロフィールの正確なURLを知らないと見ることはできない)、問題のある行動があった時にユーザーや親などが通報する仕組みがいくつも用意されている。Piczoで最大の単一市場はイギリスで、同サービスのユーザーの40%、ページビューの50%を占めている。

TechCrunchでは、PiczoをMySpace、Facebook、Bebo、Tagged、Friendsterなど昨年9月に比較している。こちらにも、これまでのPiczoの記事がある。

[原文へ]

Piczo、提携を発表、成長は依然順調
by Michael Arrington on 2006年12月7日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

サンフランシスコに本拠を置くティーンエージャー向けソーシャルネットワークサービスの「Piczo」は引き続き毎日3万5000の新しいユーザー登録を得ており、月間ページビューは20億に上るとしている。われわれは同社を、最初、9月に他の大手SNSとの比較の中で紹介した。

英国が依然Piczoの最大のマーケットで、40%のユーザーと50%のページビューはここから来ている(TechCrunch UK の現地での活動の紹介記事参照)。

今日(米国時間12/6太平洋時間)午前5時に、同社はYouTube、Flock、Photobucket、VideoEggなど大手インターネットサービスと配信その他で提携したことを発表する。

この中でもっとも興味ある提携は、Flockとのものだ。PiczoはPiczoブランドのFlockブラウザ(Flockは同様の提携を7月にPhotoBucketと結んでいる)を提供し、FlockとPiczoはブラウザから生じる検索関連の収入を折半する。ユーザーはカスタマイズされたこのブラウザを利用してPiczoのコンテンツの利用がより容易になる。以下はプレスリリースから。

ユーザーがPiczo EditionのFlockブラウザをダウンロードすると、友達がサイトをアップデートしたときに通知を受けることができる。またPiczoの友達相手に IMが利用できる。またユーザーはドラグ&ドロップ操作で簡単に写真やビデオなどのコンテンツをPiczoの自分のページにアップロードできる。 Flock Piczo Editionブラウザのその他の機能には、一括アップロードツールの利用、容易なログイン、ウェブ検索機能などがある。

この提携はFlockにとっても良いニュースだ。FlockはこれでPiczoの月間1050万人に上るユニーク訪問者へのアクセスを手に入れたことになる。

[原文へ]

Piczoとライバル達に関しての一考察
5 コメント
by Michael Arrington on 2006年9月26日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

サンフランシスコを拠点に置くPiczoは、今日(米国時間9/25)メディアを対象にサービスの最新状況と主要統計データを発表するとともに、カミングアウトパーティを開催する。CEOのJeremy Verbaは同様のパーティを数週間前にUKでも開催、その模様はTechCrunch UKで取り上げた

Piczoには、1日あたり3万5000人の新メンバー登録追加があり、その75%は13才から16才といったティーンエージャー。月間1000万人のユニークビジター、25億のページビューを持つ。これらは、モンスター級のライバル、MySpace (10億ページ/日あたり)に比べれば大したものではないが、ネットワーク効果のパワーがうまく利用された例である。というのも、Piczoはマーケティングに一銭も費やしていないからだ。

それに、Myspaceとは異なり、Piczoは安全第一に重点を置いている。Piczoにあるユーザーページをただブラウズすることは、ほとんど不可能にちかい。検索機能、ブラウズ機能のいずれもないのだ。ユーザーが自身のURLを他者に知らせない限り、ユーザーページを見つけることはできない。それに、ユーザー、保護者、その他の人たちによって、サイトにふさわしくないふるまいをレポートする方法が多数用意されている。Piczoは、全ての苦情を検討、メンバーの安全を守るために迅速な対処を取るよう、フルタイムスタッフを配属している。

Piczoは、2004年はじめに有料サービスとして設立。初期のユーザーフィードバックを反映して、無料サービスとして再スタート。ファウンダーのJim Conningがカナダのティーンエージャー100人に新サイトのお知らせをメール送信。それが、Piczoのマーケティングへの取り組みとしては最初で(それに今回のパーティに至るまでは)最後だった。100通のメールの結果は、サービスの大規模な普及を生んだバイラル効果。

パワフルなCEO、Jeremy Verbaを昨年終わりに迎え入れた。Verbaは、これまでにAOL Voice ServicesのGM(General Maneger)とVice President を歴任。任期中、100万人を超す加入者規模に育て上げた。加えて、CNETとE!Entertainment TelevisionのジョイントベンチャーE!Online(現在はComcastの一部である)の共同設立者でpresidentでもあった。Piczoは、Sierra VenturesとCatamountから、2005年、2006年の2回、合計US$7M(700万USドル)という豊富な資金を調達。

ソーシャルネットワーキング分野

大規模なソーシャルネットワーキングサービスについて状況がどのように展開しているのかを知る為にComscoreを調べてみるいい機会だと思った(U.S.データのみ)。MySpaceが、1日あたり10億ページビュー、1億人登録ユーザーそれに5600万ユニークビジターを月あたり記録し、王座に着いている。なにかあるとすれば、ライバル達に対してリードをさらにあけつつあるということだろう。

しかし、この分野に他の勝者がいないということではない。Facebookは、高校生、大学生をターゲットにしたマーケットで圧倒的であり、最近決定した(大学生、高校生だけでなく)誰でも登録できるシステムに変わることで、ユーザー層とページビューをほぼ確実に伸ばすことになるだろう。Bebo、Tagged、Piczo、Friendster、TagworldそれにTribeもマーケティングコストはゼロ、またはほんのわずかな資金で、かなり順調な成長率を見せている。

国際的に成長する可能性もある。BeboとPiczoの両サイトは特にUKで強い存在。もちろん、これらのサイトが英語圏以外の国々において、ローカルサイトのライバル達と競合した場合に成功を収めるかどうかというのは分からないが。この先12ヶ月内に整理統合が進み、主な独立系のソーシャルネットワーキングサイト(Facebook、 Beboなど)は、大手サイト(特に買収候補をアクティブに探しているように見えるYahoo, MicrosoftそれにViacomなど)によって買収されるだろうと予測している。

[原文へ]

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