Plaxo
Plaxo、Facebookの画面スクレイプで大しくじり
by Michael Arrington on 2008年1月4日

ソーシャル・ネットワークPlaxo Pulseが新しく追加を目論んでいた機能が、今朝(1/3)リークされた。 この機能はユーザーのFacebookの友達情報とPulseの友達情報をつき合わせて、FacebookからPulseへ友達情報をインポートするというものだった。

Plaxoが多くのジャーナリストやブロガーに依頼してこの機能をテストしていたのだが、この際、Facebookに対して自動化されたスクリプトを走らせる必要があった。ユーザーはPlaxoにFacebookへのログイン情報を教える。するとPlaxoはFacebookにログインして、友達全員のプロフィール・ページを巡回し、コンタクト情報のダウンロードを試みる。

Plaxoはこの作業の大部分をFacebook APIを利用して行う(われわれはまさにこの作業を行うスタートアップ、FriendCSVを紹介している)ことができる。しかしFacebook APIはいちばん肝心なデータのエクスポートを許可していない。それはつまりメール・アドレスだ。実際、Facebookではロボットが簡単にメールアドレスをダウンロードできないよう、表示に画像を利用している。

そこでPlaxoはAPIを使うのを諦めて、スクリーン・スクレイパーを使った。画面の文字を読み取るOCRを開発して、読み取ったデータをエクスポートすることにしたのだ。

Facebookはもちろん、これが気に入るはずがない。しかしその結果、Facebooから罰を受けたのはPlaxoではなく、テストに参加したジャーナリストやブロガーだった。Robert Scobleも昨日このスクリプトを走らせた罪でアカウントを停止された。その際、Facebookから次のような文面のメールが届いたという。「われわれのシステムの記録によると、最近あなたはFacebookで活発な活動を行い、なんらかの自動的なスクリプトを走らせたのではないかと疑われるようなスピードでページを閲覧しています。このような行為はサービス約款に明示された条項に違反するものであり、場合によっては連邦法あるいは州法に違反する可能性があります。

Plaxoは当初からこのリスクを認識していた。実は先週私もPlaxoからテストに参加するよう勧誘の手紙をもらっていた。そこには「この機能に関してFacebookが中止を要求してくるかどうか分からないので(彼らは口では大いにオープン性を支持すると言ってますが)、われわれは一般ユーザーに広く公開する前に、皆さんのようなプロにこの機能をテストしていただきたいと思っています」とあった。

なるほど、Plaxoの連中の予測は当たった。Plaxoはテストに参加したユーザーに事前になんら警告も相談もすることなく、いきなりFacebookに対してサービス約款の違反(私に言わせれば常識にも反している)となるような自動化されたスクリプトを走らせた。ユーザーのアカウントが停止されたのは当然だ。Facebookはこういった行為を野放しにしておくわけにはいかない。さもなければサーバがパンクしてしまう。

自動化されたスクリプトによる負荷の問題を別にしても、Facebookにはメールアドレスを保護する十分な理由がある。ユーザーのプライバシーだ。Robert Scobleは私のコンタクト情報がFacebookから簡単にダウンロードできても気にしないのだろうが、私は気にするかもしれない。結局それを決めるのは情報の当事者である私であるべきで、Scobleが決めるべきことではない。もしPlaxoがまたしてもユーザーのプライバシーで悶着を起こしたいなら、少なくともFacebookに事前にコンタクトすべきだったろう。それにトラブルが生じたら責任は自分でひきうけるべきで、ユーザーに転嫁して済ませるべきではあるまい。この点、RobertScobleはPlaxoの実験室のモルモットにされたしまったわけだが、私まで巻き込まれずにすんでよかったと思っている。

アップデート: Loren Feldmanも基本的に私と同意見だった。

Crunchbase Plaxo

CrunchbaseFacebook

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(翻訳:Namekawa, U)

Plaxo、買い手を探す
by Michael Arrington on 2008年1月4日

SequoiaがバックアップするPlaxo忌み嫌われたスパム・モンスターから礼儀正しい興味深いビジネスSNSへと変貌した。ある情報源によると、このPlaxoが現在買い手を探しているということだ。PlaxoはRevolution Partnersという投資銀行を雇って、売り出しの作業を担当させているという。

Plaxoの言い値がどのくらいになるのかについてはまだ情報がない。同社は去年2月に$9M(900万ドル)を調達したのを含めて、現在までに$28.3M(2830万ドル)を4回のラウンドで調達している。2006年9月現在、Plaxoには1500万のユーザーがあった。さらに最近、GoogleのOpen Socialへの参加で急成長を遂げている。

2007年の半ばにPlaxoがヨーロッパのライバルXingに買収されたという噂が出た。噂が事実でなかったのか、買収が途中で流れたのかいずれかだろう。

私はPlaxoのCEO、Ben Golubにコメントを求めるメールを送っておいた―まあ、私だったらそんな問い合わせに返事はしないだろうが。

アップデート: Plaxoのマーケティング担当副社長John McCreaから以下のようなユーザーに関する資料が送られてきた。

われわれのネットワーク・アドレスブック・サービスには現在2千万のユーザーが登録している。これに加えて外部サイトとの提携で、さらに1500万のアカウントが存在する。

ただし、われわれは現在、サービスの主力(ユーザーの活動とページビューも)を次第にPulseに移している。まだベータ・テスト中(アドレスブックのユーザーに対して本格的なプロモーションを行っていない)だが、すべての主要な統計数字の月別の集計で順調な成長が記録されている。Pulseは、11月のスタート時に25万だった月間ユニーク訪問者が現在は100万を数えている。ページビューとサイト内滞留時間については、訪問1回あたりの数字ではほぼFacebookなみ(Compete.comの調査による)だが、われわれのユーザー構成はFacebookよりむしろLinkedInに近い。(専門職、25-50歳中心など)

Crunchbase Plaxo

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(翻訳:Namekawa, U)

Plaxo、Outlook向けPulseプラグイン発表
by Duncan Riley on 2007年12月12日

Plaxoは、Microsoft OutlookでPlaxo Pulseを利用可能にする新プラグインを発表。

Plaxoでは、この新サービスを「歴史的」だと言っているが、それはとてつもない誇張だろう。しかし、同プラグインの機能性がつまらないものということではない。Outlook向け新プラグインにより、Plaxoの「Click to Connect」ボックス、それにOutlookの「Contacts Detail」から他の人のPulseストリームを見られるようになる。PlaxoのPulseサービスは、ライフストリーミングサービスを提供。そのため、連絡先情報を記録している人たちのブログ、Digg、Twitter、del.icio.us、Flickr、Yelpなどでのソーシャル・アクティビティをOutlookで知ることができるようになる。Plaxoの同期機能では、ユーザーがOutlookに情報を追加するにつれ、詳細を含め同期可能だ。

私はウィンドウズユーザーではないので、同サービスをテストするために必要となるOutlookを持っていない。しかし、PlaxoのMac OS X用同期ツールにとても満足しているユーザーの一人だ。以前に、すばらしいサービスだというエントリを書いたし、Outlook用プラグインが説明通りのものなら「利用してみたい」というユーザー層を獲得できるだろう。

Outlook用Plaxo新プラグインはここからダウンロードできる。

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(翻訳:Nobuko Fujieda)

PlaxoはOpenSocialでバカウケ
by Erick Schonfeld on 2007年11月20日

PlaxoがGoogleのOpenSocialに加わって以来、約2週間になるが、Plaxoのコネクションは20万から100万に急上昇した。Plaxoのマーケティング担当VPのJohn McCreaが作ったグラフを掲載する。(John、すばらしい「ホッケー・スティック」型のブレーク、おめでとう)

plaxo-social-graph.jpg

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(翻訳:Namekawa, U)

OpenSocialアプリ初ハック、45分で発生
by Michael Arrington on 2007年11月3日

初のOpenSocialアプリのハックに時間はかからなかった。蓋を明けてみたら、たったの45分である。

ハンドル”theharmonyguy”を名乗る自称“ただのアマチュア”のデベロッパーが「emote」というRockYouのPlaxo用OpenSocialアプリ(詳細はPlaxoブログで)を破ったと宣言した。具体的に何をやったかと言うと、ローンチから45分未満でPlaxoのVP Marketingを務めるJohn McCreaのプロフィールにエモティコンを大量に追加したようなのだ。

McCreaは全部自分で追加したエモティコンだしアカウントにもハックの形跡はない、とメールしてきた。

がしかし、試しに私のPlaxoのアカウントをハックするようtheharmonyguyに頼んでみたところ、彼はこれをものの数分で実行、4個速攻でエモティコン付きメッセージを追加してきた。「マイケル・アーリントンで目がギラギラ」とか、「マイケル・アーリントン最高」とか。上のスクリーンショットでコメント左手にアイコンが見えるが、私が追加したものは一つもない。theharmoneyguyはその後、McCreaのアカウントにも一回エモティコンを追加した。

これ(下)ではMcCreaも否定できないだろう。:


(「McCreaはマイケル・アーリントンの言うことを信じない」3分前に更新、とある)

theharmonyguyはさらに、RockYouのコードに具体的にどんな問題があるのか教えてくれた。面白いコメントのことも。:

あそこには面白いコードがある。アプリはまだ大半の人がライブで見れないようだ。(PlaxoのJohn McCreaはこれをどうしたわけか使っている)。今は“Please wait”というiframeをロードしたっきり、そのまま変わらなくなるし。

でも注目はこのコードのコメントだ。:

// TODO: no error checking – we’re bold…(エラーチェックなし。われわれは大胆なのだ…)
// TODO: figure out why this is necessary???(何故これが必要か、考えてみよう)

あと、コードはPlaxoと「デフォルト」(Orkutらしい)との間を、しょっちゅう行ったり来たりしている。OpenSocialのスクリーンショットのどこかに出ていたと思う名前が、ハードコードされていたりもした。

if (getContainerType() == “orkut”)
{
friendIds[iNumFriends] = “11285577331363942034″;
friendNames[iNumFriends] = “Raymond Chan”;
iNumFriends = iNumFriends + 1;

friendIds[iNumFriends] = “15479081059638046412″;
friendNames[iNumFriends] = “Jia Shen”;
iNumFriends = iNumFriends + 1;
}

theharmonyguyはFacebookのアプリもハックに成功したが(Superpokeアプリなど)、あちらの方がハックは難しいと言っている。:

Facebookアプリはこんなに簡単にはいかない。Facebookアプリ一番の問題点は、みんなのアプリ関連履歴にアクセスできることだ。例えば最近まで僕はどのユーザーのSuperPokeのアクションフィードにもアクセスできた。(どんなユーザーもSuperPokeできたんだけど、Facebookがその問題を修復したかどうかは分からない。最後になるが僕は、SuperPokeアクションなら全部にアクセスできる。こっちはまだ未修復だが、これはどちらかと言うと娯楽用かな) 最後に確かめた時には他にも問題継続中のアプリがあった(例:みんなのGraffiti関連の投稿を閲覧するアプリなど)

しかしFacebookのプラットフォーム構築のやり方だと、プロフィールを書き換えたり、ユーザーに成りすます行為は段違いに難しい。こうした問題は、RockYouの側に認証コードを導入することで簡単に解決するかもしれないが、Facebookと違ってプラットフォームに備わったものではない。Facebookがこれまでやってきたような進め方で物事をセットしていなかったら、僕も今以上にFBでもこういうことが可能だったろう。

そうそう、Facebookアプリはインジェクション攻撃にも弱くて、好きなFBMLを人気アプリのカンバスページに挿入できる。しかし何度も言うけど実際問題なんにもできないのだ。何故ならアプリとインタラクトするには、そのアプリの関連コードが必要なんだが、普通はこれ入手できないからね。グーグルのiframe実装がこれと同じになるかどうかは分からないけど。

もちろんエモティコン変える程度なので悪玉のハックとは言えないが、こんなにたやすくできたところを見ると、グーグルも新プラットフォームの安定性確保までにはやるべき課題が残っていそうだ。ここをおろそかにすると、やがてもっと大きな打撃がやってくるかもしれない。

Update: PlaxoのChief Platform Architec、Joseph Smarrが、ここで紹介したアプリはとりあえずサイトから取り下げたと言っている。

やあ、今このスレッドを見つけたところ。マイケル、情報ありがとう。不具合が起きている、そう見て間違いなさそうだ。良性…つまりRockYouコードが一部でガジェットの“オーナー”と“視聴者(viewer)”の区別ができていない問題という気もするが(これは正常にキープが難しいことも)、警戒するに越したことはない。このガジェットは当面ホワイトリストから外そうと思う。

こちらでは気まぐれなハッカー予備軍に引っ掻き回されぬよう、ホワイトリストの管理には絶えず目を光らせている。プラットフォーム自体まだ仮のものだ。アイロンがけが必要なへそ曲がりの一人や二人、耐える価値充分。実働のOpenSocialコードがそれだけの利益をもたらしてくれることを願ってる。

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(翻訳:satomi)

グーグルがOpenSocial専用サイト公開、Orkutのサポートも提供開始
by Duncan Riley on 2007年11月3日

グーグルのOpenSocial のサイトがライブになった(ここクリック)。

上の動画はグーグル主催「OpenSocial Campfire」(木曜夕)からの録画で、新ページのフロントに掲載となっているものだ。サイトにはOpenSocial API ドキュメンテーション完全版とFAQ、そしてグループ専用エリアがある。これに合わせてブラジルで人気のグーグル傘下SNS「Orkut」向けOpenSocialサポートのページもライブとなった(ここクリック)。

グーグルによると、OrkutのOpenSocial導入には以下のメリットがあるという。:

* ショーケースとカンバスビューの両方が構築可能に。これはフルページのカンバスビュー内でマルチページ体験ができるアプリで実現する。
* ユーザープロフィール情報、友だちリスト、更新フィードへのアクセスを許可し、みんなお互い今何をしているかが見えるように。友だち同士のコミュニケーションを促進。
* 「一度習ったら、どこでも書ける(Learn once, write everywhere)」。OpenSocialでOrkut用に書いたアプリを使って、ほかのサイト用にもソーシャルアプリが構築できるように。

OpenSocialチームのブログはこちら

OpenSocialのサポートを備えたサイトの第1陣にはPlaxoにOrkutが加わり、さらに今晩にもNingが加わる見込み。

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(翻訳:satomi)

PlaxoがOpenSocial導入、Ningは金曜夜にもライブに
by Duncan Riley on 2007年11月3日

PlaxoがグーグルOpenSocialイニシアチブ向けのサポートを公開した。

APIはまだリリース0.5なので、OpenSocialの進行に合わせて変更もありえると警告した上で、Plaxoは「ワクワクしてるみんなに、そのエネルギーを注いで一刻も早く取り掛かれるよう場を提供してやりたいんだ」と話している。

PlaxoのOpenSocialサポートは以下のような構成だ。

* ユーザーはOpenSocialのガジェットを自分のPulseのプロフィールに追加が可能。
* 各ガジェットにはPulse内にフルカンバスのページが備わっている。
* プロフィール一式、プロフィール用の連絡先情報、友だちリストのAPIもPlaxoがサポート。
* ガジェットのプレファランス(好み)保存をサポート。これは人物データ専用API経由で行う。
* ガジェットではアクティビティストリームを生成し、アクティビティ情報を発行可能。これはリッチなレンダリング専用サポートのついたPlaxo Pulseのストリームに表示となる。
* Plaxo Pulse内の普通のフィードアイテムのように、各アクティビティにはコメント機能もついている。

PlaxoはOpenSocial対応のガジェットサポートも自社の「Dynamic Profiles」という新機能に導入済みで、これによってユーザーはビジネス関係の連絡先とプライベートな友だちに分けて別々のプロフィール(写真、自己紹介、連絡先情報、興味範囲など)を見せることが可能となった。

Ningも金曜夕(米国時間)ライブに

NingがOpenSocialを一斉展開するという確かな情報も入っている。 Ningが抱える11万5000を超えるソーシャルネットワークで金曜夕方、ライブとなるようだ。beta/sandboxフォーマットでの公開となるらしい。APIが安定するまでには1回かそれ以上変更が発生する可能性もある、とネットワーク所有者には通知がいく模様。

Basecamp: PlaxoNing

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(翻訳:satomi)

Googleの野心的「OpenSocial」APIの詳細判明―木曜日にローンチへ
by Michael Arrington on 2007年10月31日

Googleに野心的なソーシャル・ネットワーク・プロジェクトが存在することは、まず9月初旬にこの記事で報じたが、さらに今週この記事でフォローした。プロジェクトの正式名称はOpenSocial (このサイトは木曜にオープンする)で、われわれの以前の予想をはるかに超える広がりをもつものと判明した―デベロッパーは自分の選んだSNS(「ホスト」と呼ばれる)用にGoogleが提供する一連の共通APIを使ってアプリケーションを開発することができるようになる。

これはまた もうひとつ ソーシャル ネットワークのプラットフォームを作る試みではない。最近、次から次へと新しいSNSプラットフォームが生まれてくるために、デベロッパーは困難な選択を強いられている。ソーシャル・ネットワークのためにアプリケーションを書き、メンテナンスするためには当然コストがかかる。単純にコストパフォーマンス上の制限から、大半のデベロッパーは一つか二つの主要なSNSだけを選び、他は無視することを余儀なくされている。

Googleが提供しようとしているのは、多くのネットワーク上で共通に作動するアプリケーシュンをデベロッパーが簡単に開発できる仕組みである。この試みを首尾よく成功させることができたら、Googleはまさに舞台の中央からネットワーク全体を支配できる。

何がローンチされるのか?

OpenSocialは、提携SNSの協力を得てGoogleが制定した以下の3組の共通APIからなる。 これを利用することによってデベロッパーはSNSの中心となる機能と情報にアクセスすることが可能になる。

  • プロフィール情報(ユーザー・データ)
  • 友達情報(ソーシャル・グラフ)
  • 活動情報(ニュースフィード、その他、実際の活動)

OpenSocialプロジェクトの参加ホストは、このAPIを利用したコールに対して適切はデータを返すことを約束している。Googleは特殊な用法を含めてあらゆる場合を想定した網羅的なAPIを提供しようとはしていない。その代わり、最もベーシックな機能を提供することだけに集中している。特殊な機能やデータを必要とする場合は、それぞれのホストが提供する固有のAPIを直接利用することになる。

Facebookプラットフォームなどとは異なり、OpenSocialは独自のマークアップ言語を持たない。(Facebookはセキュリティー上の理由から、デベロッパーにFBML〔Facebookマークアップ言語〕の利用を要求している)。OpenSocialでは、デベロッパーは通常のjavascriptとhtml(これに加えてFlashコンポネント)を利用する。(またエンベッド・コンポネントも利用可能)。このGoogleのアプローチのおかげで、デベロッパーは既存のjavascriptによるフロントエンドのコード資産をそのまま、あるいは簡単な手直しを加えただけでOpenSocialに利用できる。つまりOpenSocial標準によるアプリケーション開発は、Facebookの場合と比べてさえ、ずっと容易になる。

アプリケーションは、それぞれのホストの課す制限の下で、プロフィール・ページ、キャンバス・ページの双方で完全に機能する。これと対照的にFacebookの場合は、ほとんどの機能をキャンバス・ページでしか許可しておらず、したがってウィジェットはプロフィール・ページでは制限された一部の機能しか実現できない。

OpenSocialは、広告の表示を許可するか、デベロッパーが事前にホストにアクセスの申請をする必要があるか(Facebookは申請する必要がある)等、ホストが課すさまざま制限の内容には関与しない。こういった制限はすべてそれぞれのホストの責任で設定し、強制するものとされる。OpenSocial API自体は最大限の自由度をもって設計されている。

ローンチ時点の提携パートナー

OpenSocialのパートナーは2種類ある。ホストとデベロッパーだ。ホストというのはSNSのことで、現在、Orkut、Salesforce、LinkedIn、Ning、Hi5、Plaxo、Friendster、Viadeo、Oracleが参加している。

デベロッパーにはFlixster、iLike、RockYou、Slideなどが参加。

このプロジェクトの意味するものは?

OpenSocialの発足のタイミングはこれ以上ないというくらい絶好だった。このところ、新しいSNSプラットフォームが登場するたびに、新しいマークアップ言語に対応せねばならず、アプリケーションのコードを書くにもメンテナンスするにも時間とコストかかることに対してデベロッパー側から悲鳴が上がっていた。誰かがこの無駄を省かせるシステムの開発に乗り出してくれなくてはどうにもならない状況だったのだ。(われわれもこの記事の最後でそういう意味のことを提案している)。さらにFacebookがすべてを支配することへの恐れが、有力なパートナーをGoogleの陣営に集める結果になった。参加ホストSNSのリストは壮観だ。デベロッパーはさっそくこのAPIを利用したアプリケーションの配布に乗り出すだろう。

しかも、大急ぎで。Facebook Platformのブームでは、最初にアプリケーションを出したデベロッパーが非常にたやすくユーザーベースを確保できることが明らかになっている。これは早い者勝ちのゲームで、出遅れたプレイヤーは苦戦を強いられる。デベロッパーはOpenSocialという新たな金鉱を発見した。すぐに皆がここに殺到してゴールドラッシュが始まるに違いない。

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Plaxo、Pulseのウィジェットをローンチ
by Michael Arrington on 2007年10月24日

今年の夏にスタートしたPulseはPlaxoのSNS分野への進出の試みだ。Plaxoは長年にわたってユーザーのメールアドレスブックを含む連絡相手情報を集めてきた。次のステップとして、そのデータを中心にして作られたSNSがPusleだった。

このSNSの機能の大きな特長は、ユーザーがTwitter、Flickr、Facebook、MySpace、Digg、YouTubeなど数多くの他のSNSで最近どんな活動をしているかを報告できる場所を作ったところにある。さらにPulseのページにはユーザーの友達がこういったSNSで何をしているかも表示される。これはFacebookの「news feed 」機能とよく似ているが、Pulseの場合はサードパーティーの情報がフィードされる点が異なる。

今夜(米国時間10/23)、Plaxoは、ユーザーが自分のSNSでの活動の情報を他のウェブサイトで表示できるようにするウィジェットをローンチした。ユーザーがPulseのアカウントを取得して、自分の活動をいくつか入力すれば、ウィジェットはここから手に入る。この情報をRSSでフィードすることも可能。

この分野を最初に開拓したスタートアップ はたぶん30Boxesだろう。まだサイトが公開されていないが、今月われわれが紹介したFriendFeedというスタートアップを含めて、多くのサイトがよく似た試みをしている。

Plaxoのウィジェットを下にエンベッドしてある。

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オランダのZyb、携帯専用ソーシャルネットワークを開設
by Michael Arrington on 2007年8月22日

アドレス帳専用アプリをソーシャルネットワークに使う…その発想自体は新しくはない。ちょうど2週間前にもPlaxoが始めたばかりだし。

今回参入したのは、オランダの新会社ZYB。ここは携帯電話の連絡先リストをネットワークの中核に使っている。Plaxoと違って(過去のスパムを詫びなければならないという)心理的負担もないし、信頼していいものやら利用を躊躇するユーザーが多い(私はもう、とっくの昔に許しているが)Plaxoとは状況が異なる会社だ。

Zybは2006年半ば、携帯電話のバックアップのサービスからとりあえず始めた。ユーザーは比較的簡単にZYB のサーバーに自動的に連絡先リストとカレンダーをシンクできる。携帯を失くした時などバックアップにあると便利だ。それに実際そのウェブ・インターフェイスは連絡先・予定表の新規入力もずっと簡単にできる。しかもサービスは無料で、アクティブユーザーは現在約20万人にのぼる(大半はヨーロッパ圏)。

こ うしたサービスを通して「みんな親しい友だちや同僚、家族のことは全部か全部近く携帯電話の連絡先に追加する」ことに気づいたZYBが今度は、人と人のつながりをレバレッジできるようソーシャルネットワーク構築に乗り出した。ZYBのソーシャルネットワークでは連絡先リストに友人として誰でも登録が可能 だ。登録すると相手の連絡先リストにもこちらを追加してもらえるようリクエストが回る。ユーザーには標準のプロフィール専用ページが あって、ここに写真やコメントなど追加。自分のログイン状態のステータスはテキストやSMSでアップデート可能で、これは自分のプロフィールに表示される し、こちらの近況が知りたい友だちはこれを購読すると常時こちらのステータス更新情報をテキストメッセージで受信できる(この辺はTwitterっぽい)。

ZYBの利用はとりあえず無料だが、同社では最終的にはOutlookのシンクなど有料のプレミアムサービスの提供も予定していると言う。

欧州の携帯フォンなら設定はものの1分もあればできるが、米国の携帯フォンからだとZYBの基本サービスは使いにくい。マニュアルで連絡先を追加するのを厭わなければ(私もそうした)米在住者もサインナップして利用は可能だ。

本社所在地はコペンハーゲン。従業員約20人。大体の社員はケンブリッジの開発オフィス駐在。 同社では2006年後半、Nordic Venture Partnersから€3M(300万ユーロ)の投資を調達済み。

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Plaxo、新ソーシャルネットワーク「Pulse」で信頼回復なるか
by Michael Arrington on 2007年8月4日

Plaxoの新ソーシャルネットワーク「Pulse」(先月ここでも紹介した)は相変わらずバグだらけ。Robert ScobleMatt Marshallによると来週月曜(米国時間8/6)にはサービス開始となるそうだから、それまでにはなんとか狂ってるところを直せるといいんだが。サイトはライブになっているが、今のところ全然使いものにならない感じだ。

Plaxoはとても順調にソーシャルネットワークに変貌を遂げてきた。ユーザー層はLinkedInのビジネスプロフェッショナルとダブりが一番多いが、新しい機能とインターフェイスはFacebookそ のまんまで、特にユーザーがブログの投稿、Flickrの写真、AmazonのWishlist(欲しいものリスト)といった自分に関する情報のストリー ムが追加できるところがFacebook的。これは自分でも追加できるし、友達の情報ストリームも全部サイトで見ることができる。昨年スタートしたFacebookのNews Feedにほぼ瓜二つと見ていい。

本誌Nick Gonzalez記者がPulseでことのほか気に入っているのは、オープンプラットフォームを採用した点で、これに関してはFacebookのオープン版だとこちらで好意的に比較している。彼の意見に異論はないけれど、あのエントリを見ると一部読者からかなり悪意に満ちたコメントがついている。なんでも創業後、最初の数年はスパムが本当にひどかったので、あれを一度経験してしまうと二度とPlaxoは信用できない、というのだ。

そんなPlaxoだが、今なら人も大勢集まって、Facebookを使うようなノリでPulseを使ってくれるのだろうか? とてもそうは思えない。Facebookはソーシャルネットワーク向けにニュースフィードを発明した会社だ。後追いはそれじゃなくても常に苦戦を強いられるものなのに、こんな名誉回復のハンデをいまだに背負っているようでは余計に旗色は悪いだろう。

…と言いつつ、もう大分前にこのサービスは使わなくなっていたので、新規アカウントを作ってしまったわけだが。Plaxoのニュースフィードは、ここのアプリケーション以外でも使えるところが好感できる。公正にやってみよう。 ひょっとしてこれでFacebookから少しは気持ちが逸れるかもしれないし、とりあえず様子見ということで。

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Plaxoは、Open Facebookになれるかもしれない
by Nick Gonzalez on 2007年7月19日

Plaxoは先頃新しくバージョン3.0を出したが、これは単なるAJAXの皮をかぶせただけのものではなかった。一時は悪名高きスパマーだったPlaxoも、今や「ウェブ上のアドレス帳」を超えた存在へと成長した。新バージョンは、コンタクト情報だけでなく、Flickrやカレンダーなどの情報もシンクロナイズできるようになり、Plaxo Pulseを通じて毎日最新のフィードが追加される。Plaxoは、多くのサイトに続き、長期計画に目途がつき次第OpenIDプラットホームをサポートする計画で、アドレス帳からハブへと変わろうとしている。

Facebookは自身の「ソーシャルグラフ」(コンピュータサイエンスの術語で、ソーシャルネットワークの背後にあるデータ構造のこと)について繰り返し語っている。これは、Facebookプラットホームの中刻を成し、Facebookのアプリケーションとユーザーを関係付けるコンテクストを提供するものだ。唯一問題なのは、まだ比較的クローズドであること。アプリケーションはFacebook内側にあることも、APIを通じて外側にあることもある。いずれにしても、ユーザーを所有しているのはFacebookだ。

socialgraph.pngPlaxoはFacebookとは違って「ソーシャルネットワーク」ではなく、「ソーシャルグラフ」を形成する中核そのもの。Plaxoは1500万ユーザーのコンタクト情報をアクセスすることができ、そこには電話番号とメールアドレスだけでなく、まさにソーシャルグラフを作り上げるユーザー同志の繋がりも含まれている。

Plaxoは「ソーシャルグラフ」を独り占めにしようとしているのではない。コンタクト情報の「スイス」になるべく、新サービス(Yahoo、MSN、AOL)の相互利用に焦点を当てはじめている。OpenIDを採用することによって、ソーシャルグラフ参加の摩擦は減る。

Facebookほどワクワクさせるものではないが、Plaxoも着実に進むべき方向に行っている。Plaxo Pulseはウェブ上のバラバラのサービスを結びつけるが、これはニュースフィードのようにFacebookのコンテンツだけをまとめるものとは違う。Plaxoはまだ、プラットホームを情熱あふれる開発者たちに公開していないが、ウェブ上の既存アプリケーションにリンクを貼ることについては静かに力を入れてきている。現在、ソーシャルフィード、メール、コンタクト、ビジネス向けカレンダーアプリケーションなどとシンクロナイズするための一本化したインターフェースを提供している。これがもっと多くのアプリケーションとさらに深く統合するようになるのも遠いことではない。

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Plaxo、新バージョンをローンチ―より頻繁により幅広く同期
by Duncan Riley on 2007年6月26日

Plaxoは Plaxoの新しいバージョン、3.0を発表した。Plaxoはユーザーが利用している多数の連絡先を管理、同期をとるサービスだが、新バージョンでは同期オプションが増え、フィードスタイルで友達のプロフィールの異同をモニタするサービスも加えられた。

Plaxo 3.0がサポートする自動的な多方向の同期にはGoogle Calender、Microsoft (Outlook、OutlookExpress、Vista Mail、Hotmail)、Yahoo (Mail and Calendar)、Mac OSX (AddressBook、iCal、iPhone)、AOL (AIM、Classic AOL)、Mozilla Thunderbird、LinkedInが含まれる。新しい多機能な「スマート・アドレスブック」というウェブ・アプリケーションには、連絡先管理、カレンダー、ノート、その他多数のタブが設けられている。リニューアルされたアドレスブックにはクリックひとつでJajah経由で電話がかけられる機能やYahoo地図を呼び出す機能が加わった。

カレンダー内に天気予報や先々の重要な予定に対するカウントダウンを表示したり、Flickrから写真をエンベッドするなどの新機能は、Plaxoが買収したHipCalから得たテクノロジーだ。

Plaxoの新しいPulse機能は友達からのコンテンツを統合して表示できる。

Plaxoには1500万の登録ユーザーがあるとされる。以前のTechCrunchの記事はここに.


(初出:Download Squad)

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XingはPlaxoの買収に向けて動いている?
by Michael Arrington on 2007年6月11日

xingplaxologo.pngわれわれは現在XingのPlaxo買収の噂をあちこちから聞いている。金額は$250M(2億5千万ドル)前後の規模という。これはうなずけないこともない。最近株式を公開したXingはドイツの企業で、アメリカ市場ではあまり大きなシェアを獲得できていない。直接のライバルにLinkedInという強敵がいる。アメリカ市場に強いPlaxoと合同すれば、米国市場をこじ開けるための有力な手段になるかもしれない。

だが、噂が本当なら何か知っていてしかるべき人々は口を揃えて「合併については絶対に何も聞いていない」と断言しているものの、 全員の共通した認識は「Plaxoが動いていることは間違いない」というもの。しかしPlaxo社の評価額となると意見は分かれる。去年ユーザーは1千万人を超え、毎日5万の新規加入者がある、また収益を上げ始めている、とされる。しかしPlaxoがこういった統計を発表してから1年も経つというのが問題だ。

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SuperBowl CM(なんちゃって) by スタートアップ
by Michael Arrington on 2007年2月5日

いよいよ今日(米国時間2/4)はスーパーボウルXLI(Wikipedia意味)。世界の何億という人がジャンクフードを食べ、ビールを飲みながら年間最高のTVコマーシャルを、フットボールに時々中断されながら見る。

ゲーム中の30秒スポット枠の$2.5M(250万ドル)が払えないスタートアップ6社(Meebo、Meez、Multipy、Plaxo、RockYou、Technorati)が共同で低予算「スーパーボウル」CMを作ってYouTubeに載せている。かなりよくできているものも、そうでもないものもある。下に全部のCMを載せて、どれが一番いいか投票してもらうことにした。

ところで、去年の本物のスーパーボウルCMは、今でもGoogle Videoのvideo.google.com/superbowl.htmlにある。明日には今年のスーパーボウルCMに置き替わるだろうと思う。Yahooも、ゲームが開始されれば本物のスーパーボウルCMをYahoo Videoで流す予定だ。

私のお気に入りの「スタートアップ」CMはTechnorati、ただし、お気に入りの映画の一部を使ってズルをしている。PlaxoとMeeobが同着2位。

CMとアンケートはこの下。上から順にMeemo、Meez、Multiply、Plaxo、RockYou、Technorati。

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