Revver
by Robin Wauters on 2009年2月3日

LiveUniverse傘下のサイトの大部分がここ数日ダウンしているというブログ記事がPingdomに載ったのがきっかけで、Techmemeにもその件についてのスレッドができている。実はわれわれのところにも先週の火曜以来各種の情報提供があった。われわれはLiveUniverseのファウンダーでCEOのBrad Greenspan(MySpaceのファウンダーでもある)に確認を求めているのだが、返事がない。

韓国のPandora.TV、世界市場を目指す
by Duncan Riley on 2008年4月3日

pandoratv.jpg 韓国最大のユーザー生成ビデオサイト、Pandora.TVは、世界マーケットへの参入のため新しい言語と機能を追加した。

Pandora.TVは2004年にローンチ、現在「韓国のYouTube」と称されるほどに成長した。Alexaによると(comScoreの韓国に関するデータは入手できない)、同国としては24番目に人気のサイトで、月間2000万のユニーク訪問者、25億のページビュー、250万のホストビデオという数字を達成している。とくに注目すべきは、同社がAltosVenturesとDCMから2回のラウンドで$16M(1600万ドル)の資金を調達したことだ。これは韓国のインターネット・スタートアップ企業への海外からの投資としては最高額といわれる。

Pandora.TVは、YouTubeスタイルのビデオとLive Streamingを混ぜたようなサービスを提供する。YouTubeと同じくビデオはエンベッドでき、投票および各ページへのコメントもできる。とりわけ売りといえるのは、ビデオストレージが無制限なことだ。

今日では、Pandora.TVは本国の韓国語に加え、英語、中国語、日本語で提供される。国際展開のための新機能としては、HD画質のビデオ再生(H.264コデックサポート)、複数のビデオアップロード(ただし同時に5ファイルまで)、無制限に作れるカテゴリ、サイトにエンベッドできるウィジェット、などがサポートされた。同社はまた、複数OSのブラウザに対応したとしているが、Live Streamingサービスではストリーム閲覧のためにアプリケーションのダウンロードが必要。現在Windows版のみサポートされている。

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(翻訳:Namekawa, U)

オンラインビデオ―女性の好みは男性より保守的?
by Duncan Riley on 2008年2月15日

cat.jpgNielsenの新しいVideoCensusサービスから新しい数字が発表された。これによるとオンライン・ビデオの視聴において、女性は男性に比べてメインストリームメディアのコンンテンツを好む傾向が高いという。男性はユーザー生成タイプのコンテンツを好む傾向が高い。

Ars Technicaによれば、18歳から34歳の女性の場合、CBS.comやHuluのようなサイトからストリーム配信されるネットワーク局が制作した番組を視聴する率が同年齢の男性に比べて2倍以上高いという。これに対して18歳から34歳の男性の場合、YouTubeその他のユーザー生成ビデオを視聴する可能性が女性により2倍以上高い。この調査はストリーム配信されるコンテンツのみに関するものなので、iTunesその他からのダウンロードやBitTorrentのようなP2Pサービスを利用した視聴は含まれていない。

この調査には偏りがある(Arsの記事では、男性は女性よりもBitTorrentを好むのでこうしてダウンロードされた番組が正しくカウントされていないと指摘している)にしても、奇妙な傾向である。なぜ女性はプロが制作したコンテンツを好み、男性はユーザー・コンテンツを好むのか? 性差別主義者と疑われずにこの傾向を説明するのは可能だろうか?

Nielsenやライバルのサービスはここ数ヶ月のうちにさらに詳しい調査を行うだろうと思う。もしこれらの数字が事実であれば、メインストリーム、ユーザー生成、両タイプのサイトの運営方針に影響を与える可能性がある。それらのサイトへの広告出稿については間違いなく影響があるはずだ。

(画像:icanhascheezburger

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(翻訳:Namekawa, U)

Revver、デッドプール行きを避けようと最後のあがき?
by Mark Hendrickson on 2008年2月7日

動画共有サイトのRevverが、$300~500K(30万~50万ドル)で身売りしようとしている、とCNETが伝えている。同社の資金合計が$12.7M(1270万ドル)であることを考えると、これはわずかな金額だ

この18ヶ月で半分以上のスタッフが去り、さらに$1M(100万ドル)もの負債が生じたことで、同社は窮地に陥っているようだ。今のところ、売り出し価格がこれほどまでに低いというのに、買い手は見付かっていない。「エンターテイメント・ウェブサイトのネットワーク」LiveUniverseとMicrosoftのSoapbox(つまりMSN Video)がRevver買収を考えたものの、入札には至っていない。

Revverは破産しかかっているのだろうか? 確かにそのようだ。同社の状況について他に情報があれば、コメントで知らせて欲しい。

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(翻訳:Megumi H.)

Google/YouTube合併1周年おめでとう! ささ、詰めて詰めて…
by Mark Hendrickson on 2007年10月11日

ぼちぼち「まとめ」の潮時…と思ったら今日はGoogleが$1.65B(16億5000万ドル)でYouTube買収を決めた2006年10月9日からちょうど一周年の節目ではないか。

あれ以来”YouTube”は文字通り“オンライン動画共有”と同義語となった。Comscoreの集計によると、サイトは現在月間ユニークビジター数2億559万3000人でライバルに大差を保持している。次点のYahoo Videoは4802万6000人である。しかし、YouTubeは今後もネット動画分野の不動の勝者であり続けるべきなのだろうか? なるほど動画視聴者数は最大だ。結局それさえあればリードは不動にできた。が、なんとか食い込もうと凌ぎを削る他の会社も見くびってはなるまい。

仮にYouTubeが消費者の圧倒的多数が選ぶデスティネーションとして残るにせよ、コンテンツプロデューサーは他のサービスも真剣に検討する余地があるだろう。もっと豊富なファイルタイプをサポートしているサイト、大容量アップロード、高解像度をサポートしているサイトもあれば、規制の少ないサイト、YouTubeにはない多彩な機能を提供しているサイトもある。無論YouTubeの単なるクローンで、非常にベーシックな機能の提供で2匹目のどじょうを狙うサイトも。

そんな中から今回は以下の各サイトをチェックしてみた。blip.tvBrightcove.tvClipShackCrackleDailyMotionSony eyeVioGoogle VideoMegavideoMetacafeMotionboxRevverSpike (ifilm)Stage6VeohViddlerVimeoYahoo Video、そしてYouTube

どこも8割がた同じなので1個1個長々と紹介するのはやめて注目すべき全体トレンドと差別化のツボだけ紹介したい。どう違うか、詳細は上記比較チャートでご覧あれ。若干埋まってないところもあるけど、穴埋め手伝ってもらえそうな方は是非メールください

まず最初に動画の長さ。厳しい制限を設けているサイトはYouTube、DailyMotion、Metacafeだけで、残りのサイトでは長さではなくファイルサイズという間接的な制限を設けている。YouTubeはじめ幾つかのサイトはアップロード1回につきファイルサイズの上限は100mbだが、他は250mb、500mb、2000mbとゆるめ。 Veohはファイルサイズ上限なしだが、100mbを超えるファイルには同社のデスクトッププレーヤーを使うよう推奨している。有料会員に多少お金を払ってかまわないなら、Brightcove.tvとMotionboxもアップロードはファイルサイズいくらでもいける。

YouTubeでは.WMV、.AVI、.MOV、.MPGにフォーマットした動画ファイルのアップロードしかできないが、他のサービスではもう少し許容範囲が広い。とは言っても人生気楽にいきたいなら.MOV(Quicktime)に変換する癖をつけておいた方がよいだろう。.MOVなら、まずどのサイトでも歓迎してもらえる。

動画クオリティーと解像度となると違いはちょっと不明だ。動画のビット転送レートやトランスコーディング処理の詳細は明示していないサイトがほとんどだから。しかしながら、YouTubeもぶっ飛びなサービスも幾つかある。 Stage6というDivX-ベースのサービスと、ソニーのeyeVio(日本語版のみ)は最もすばらしい動画クオリティーを実現したサイトだ。VeohとCrackleも動画はかなりシャープ。

オルタナティブなサービス群でもプロフェッショナルな動画共有ソリューションとして出色はblip.tv。ここのサイトとプレーヤーはデザインがきれいだし、対応するファイルフォーマットの種類はおそらく最大ではないかと。ここはユーザーの動画を他のサイト多数に自動的にシンジケートしてくれる。また、アップロードした動画にはミッドロール、ポストロール、隣接(adjacent)、オーバーレイから好きなスタイルを選んで広告も挿入可能。しかもショーの統計もかなり詳しく把握できるほか、ユーザーに動画ダウンロードを許可することもできるなど、このblip.tvについてなら役立つ機能はいくらでも書けそうだ。blip.tv唯一最大の弱点はFlashプレーヤーを使って動画で先送りのポイントを見れないことだろう。

Rocketboomのような番組がblip.tvに移転を決めたのも驚くには当たらない。当編集部もTechCrunch40カンファレンスではblip.tvを使ったぐらいだ。PC Worldも全サービスの中でblip.tvが一番というこちらの意見に同調している。

blip.tvをだいぶ贔屓にしているのは確かだが、他のサービスもそれぞれ特長があるので、みなさん好みのサービスはむしろそちらかも。ClipShackはほとんどYouTubeのクローンそのまんまだが、ここにはウェブカムから直接、動画や書籍、ビデオゲーム、TV番組のレビューをサイトに追加できるコーナーがある。 Crackleはいわばタレント発掘システムで、アマチュアのプロデューサーを対象に、ソニーはじめメディア企業の幹部にアイディアを売り込むチャンス獲得の場を提供している。

Dailymotion、Metacafe、Megavideoは対応言語の種類が豊富。ソニーのeyeVioは残念ながら英語版展開の予定はないようだが、PSP、ウォークマン、iPod、ケータイに動画を直接ダウンロードできるサイトだ。MetacafeとMegavideoはどちらも、コンテンツのクリエーターに動画ビュー数に応じ報酬を支払うプログラムを設けている。Motionboxはこの中では最もプライベートなサービスだが、その動画プレーヤーにはユニークなフィルムストリップ機能(filmstrip:場面別サムネイルのような?)がついており、これを使うと動画内のセグメント位置がひと目で分かる。(ここではシンプルなオンライン動画エディターも提供している)

RevverではWordPress対応プラグインを提供しており、ビデオブロガーもコンテンツをより効率的にアップロードして管理できる。Veohは動画を他の共有サイトにアップロードすることもできるし、そのダウンロードクライアント内にウェブ上どこからでも動画を引っぱってきて視聴できる。Vimeoはベストデザインなサイト、コミュニティの一体感が魅力。Viddlerのプレイヤーは機能満載で、例えば動画の途中にコメントを残すこともできる。

エンベッドできる動画プレーヤーはこれらサービスの顔。以下にスクリーンショットを貼っておこう(クリックで拡大する)。編集部ではまだ各サイトにサンプルの動画をアップロードして動画のクオリティーを比べてる作業の途中だが、各動画リンクは比較チャートでご覧になれる。

blip.tv
Brightcove.tv
Crackle
Dailymotion
Sony eyeVio
Google Video
Megavideo
Metacafe
Motionbox
Revver
Spike (ifilm)
Stage6
Veoh
Viddler
Vimeo
Yahoo Video
YouTube

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Revver、誕生以来1年でユーザービデオに$1M支払う
by Nick Gonzalez on 2007年9月14日

revverlogomini.pngソーシャルビデオサイトのRevverの発表によると(pdf)、この1年でビデオクリップの制作者に$1M(100万ドル)を支払ったという。実は今日(米国時間9/12)がこのサービスがスタートしてから満1年になる。Revverはエンベッド可能なプレイヤーで再生されるビデオの前後に広告を挿入して収益を上げている。

Revverはまずビデオの配信者(これはビデオをエンベッドしたサイトの運営者を含む)に収入の20%を支払った後、残りをビデオコンテンツの制作者と50/50で折半する。ということから計算すると、Revverの総収入は昨年$2-2.5M(200-250万ドル)あったことになる。もちろん、一部のコンテンツ提供者に高い金を払っている場合には総収入はこれより低くなる―相当低くなる可能性もある。

Revverはインディー制作者のビデオで〔広告を挿入することによって〕収益を上げようとするビジネスモデルを最初に採用したサービスだった。(現在でもこのモデルを採用しているサービスは少ない)。Metacafeはプロデューサー報酬プログラム(producer rewards program)を採用し、現在2万のページビューに対し$100を支払っており、DailymotionYoutubeも広告収入を投稿者に分配するものとみられている。

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動画広告スタートアップ各社のソリューション徹底比較
by Nick Gonzalez on 2007年7月9日

こう書くと変に思われるかもしれないが、僕は長年、自分のバイラル動画に広告が入る日を今か今かと待ちわびてきた。eMarketerの予想では、オンラインの動画広告は2008年2倍近くまで拡大し$1.3B(13億ドル)の巨大産業に成長するらしいが、動画分野ではスケーラブルな広告プラットフォームの決定打を打ち出した企業はまだない。ただしGoogleは自社独自のシステムを密かにテスト中だし、他のスタートアップ企業も大勢この問題に取り組んでいる。

広告収入を最大限に生み出そうと努力する上で、どこの企業もぶつかるキーとなる問題は2つ。広告をどこに置いたらいいのか(プリロール/ポストロール/放送に挿入するインタスティシャル、どれか?)、これは未だにハッキリしない。広告のタイプや長さも議論は分かれる。最近の調査では広告は長めの方がブランディングに効果があることが分かっているが、普通に常識で考えると、番組の谷間に長めの広告が挿入されてもユーザーがずっと座って最後まで見ていられるかというと、これも疑問だ。

広告のフォーマットが決まると、今度は関連広告を生成する動画コンテンツを選ぶ作業があるのだが、これがまた難しい。扇動的なコンテンツに関わるリスクを好まない大手ブランドにとっても動画コンテンツ選びはとても重大な問題。そして最後に広告プラットフォームにはパブリッシャー、広告主、トレードインできる市場が必要だ。

ここでは動画広告各社の取り組みを見てみよう。:

    youtubelogomini.pngYouTubeはもちろん目が離せないチーム。動画下にテキスト広告を流してユーザーがクリックすると動画広告が通しで見れる実験を行うなど、動きは慎重。このシステムは YouTubeのトップコンテンツのプロデューサーを対象にさらに実験を行うという。巷の噂によると契約内容はなかなか上等らしい。

    revverlogomini.png Revverではパブリッシャーと広告収入を50/50で山分けしている。広告はバイラル動画の最後に流す。つまり、メインのコンテンツを見終わった後も人はまだ画面をかなり注目している、ということだが、YouTubeのように自社ネットワーク上の他の動画にトラフィックを誘導する代わりに広告を流すことで、この大切な財産を犠牲にしている、という見方もできる。Revverではコンテンツをフィルタリングし、ピッタリの広告と組み合わせる部分は自分たちの手作業で行っている。

    videoegglogomini.pngRevver同様、VideoEggもパブリッシャーが動画の在庫を配信し儲けるサポートをしている。実地参加型のアプローチなので、コンテンツの質と内容を厳しく管理する大手ブランド向き。1日2千万本を超える動画を自社のEggNetwork上で配信し、広告は他の動画の紹介と一緒に流している。

    scanscoutlogo.pngScanScoutのテクノロジーでは各動画をスキャンしてコンテンツを見て、各シーンごとに内容にマッチする広告を選んで配信している。音声分析とユーザー行動から動画の内容を判断し、それに基づくテキスト広告を動画の下に流す。

    adaptvlogomini.png 動画版アドセンス。Adap.tvでは動画のコンテンツをベースに、そのコンテキストに連動するテキスト広告を選んで組み合わせている。一見、YouTubeが目指しているところに近いような気もする。動画再生中に関連性の高いAmazonの商品とLooksmartの広告を掘り起こし、肝心な瞬間に動画の下の広告バーが埋まるようにする。タグや、その他のメタデータ、音声からテキストを起こす機能を駆使して、それが何についての動画か判断している。

    adbritelogomini.png AdBriteはInVideo platformでいち早く広告を動画にオーバーレイした企業のひとつ。AdbriteではYouTubeのような埋め込み可能な動画プレーヤーを自社で作った。仮にTechCrunchが動画を流 すとすると、埋め込み可能なこのプレーヤーを使って、Adbriteの広告や自分たちのロゴを透かしで入れるかどうかオプションで選べる。それを見て自分 のサイトに埋め込んだ人たちにはみんな同じ動画に同じ広告と透かしが入って流れ、その出先の動画に入ったクリックまで全てオリジナルのサイトに返ってくる仕組み。

    broadramplogomini.png広告の進め方はここが一番面白い。BroadRampは、自分たちが動画で見るもの全てが営業拠点になると 考えている。好みのTシャツが見えた?動画をクリックして今すぐ買おう、という調子。タグ付けや、動画からプログラムで商品リンクを生成することにはスケール的に限界があるかもしれないし、難しすぎる可能性もあるが。同社のコアビジネスはしかし今も動画コンテンツ配信システムだ。

    everyzinglogo.png旧称Podzinger。Everyzingでは音声・動画の検索を行っている。コンテンツ所有者ではないので広告を動画コンテンツに挿入することはできないが、音声からテキストで台詞を起こす機能を備えているので、動画の主題が何かを探す問題解消のサポートにはなりそう。

    blinkxlogomini.pngEveryzing と同じ動画検索エンジン。Blinkxでは動画の音声とメタデータを分析して、動画のコンテキスト(意味内容)を紐解いてくれる。同社によると視覚認識も採用している、という話だ。Blinkxでは自社テクノロジーをテコに、動画のコンテンツベースでコンテキスト連動型広告を出すadHocをローンチした。

    casttvlogomini.pngここも動画検索エンジン。現在プライベートベータのCast.TVでは動画のメタデータと周囲のリンクを分析し、もっと動画の周辺まで含めたコンテキストを把握してくれる。これがどんなにうまく機能するかは、われわれ自身感動だったが、広告を組み込む計画についてまだ具体的な話し合いはない模様。

ソーシャルビデオの分野でパブリッシャーと広告主、視聴者のニーズを満たす素晴しくスケーラブルな広告プラットフォームのソリューションを打ち出す、そんなのは考えるだけで頭が痛くなる問題だ。

最も効果的な形式を模索し、それが何かを消費者が教えてくれるまでテストにテストを重ね、その一方ではプラットフォームとして利益を生み出す動画コ ンテンツの確保も必要だし、ターゲットのコンテンツがはっきり定義された動画物件なら実績のある動画広告ネットワークでスポンサーとやっていけるし。そう考えると、こうしたプラットフォームにとって理想の市場というのは、やはりソーシャルネットワークやYouTubeでごった煮になっている素人のバイラル動画から効果的に利益を生み出すこと、ということになる。それなのにネット動画のシェアで現在王座のYouTubeは、じっくり時間をかけ社内でソリューション開発を進めているのだ。

つまりデスティネーションになるか、提携を結ぶか、合併か。それ以外の出口は残されていない。

BlinkxやEveryzingのような動画検索サイトは現在、自社の検索ページから利益を得ているけども、リンク先コンテンツに広告を埋め込んで自分たちのプラットフォームの利点を最大限活用できないでいる。こうしたサイトは動画検索こそ他よりディープでも、Google、Yahoo、AOLのような大手ウェブ相手にデスティネーションサイトとして存在するのも厳しい道程だろう。AdBriteはちょっと我が道で、InVideoプレーヤーでパブリッシャーに直接働きかけているし、Adap.tvはMetaCafeで自社プラットフォームを試験利用し提携の可能性を見極めようとしている。

広告主とパブリッシャーも大体の広告プラットフォームを試して効果的なものを使うだろうし、結局はここで挙げた2つのポイントで最も結果を出したスタートアップが勝ち残るだろう。

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YouTube、ライバルにノックアウトパンチを浴びせる
by Steve Poland on 2007年1月30日

YouTubeの共同ファウンダーChad Hurleyは、ここ数ヶ月のうちに収益を投稿者に分配する計画があることを示唆した。BBCは、これを(動画開始前に挿入される)3秒間のプレロール広告になるのではと推測しているが、Chad Hurley自身はコメント中で具体的には触れていない。

YouTubeの数百万にも上るビデオクリップは巨大な資産だ。広告主にとっては〔YouTubeに出稿できるとなれば〕ビデオ広告を制作して、 Google AdSense Video利用し始める理由ができたことになる。

おそらく3種類の関係者が収入の分配にあずかろうとするものと思われる。

  • ビデオコンテンツの所有者:オリジナルの所有者(ビデオの所有者を特定し、オーディオ/ビデオコンテンツの利用料金を請求できるよう、オーディオトラックから「指紋」を抽出して著作権者を特定するシステムがしばらく前から稼動中)
  • ビデオコンテンツの制作者:コンテンツをマッシュアップしてカスタマイズされたビデオクリップを制作した投稿者
  • パブリッシャー —:ビデオコンテンツをウェブサイト上で公開していたユーザーまたは企業

ここでいろいろ疑問が涌いてくるが、その一つはYouTubeのビデオクリップに広告が挿入された場合、YouTubeの外のサイトでビデオを〔エンベッドして〕再生した場合にも広告が表示されるのかどうかという点だ。もし私がそのビデオのパブリッシャー(エンベッドしたビデオを表示しているサイトの運営者)なら、自分のサイトで表示された広告の収益の分配を求めるだろう。しかし、もし私がMySpaceのユーザーだったら、最終的なパブリッシャーはMySpaceということになる。MySpaceにはYouTubeのビデオが満載だが、MySpaceは外部の広告をサイト内で表示することを許していない。またMySpaceは何の理由も説明せずサードパーティーのウィジェットを時折ブロックすることがある。YouTubeは多分、MySpace内に〔無断で〕ビデオ広告を表示するような危険は冒さないだろう。GoogleはすでにMySpaceと親密な関係に入っており、MySpace内にストリームされるビデオ広告の収入の分配に関する話し合いが始まるものと思われる。 またYouTubeはMySpaceから理由なく締め出されるという仕打ちを受けたことは一度もない。

YouTubeのライバルはみな広告収入の分配でYouTubeに対する特色を出そうと努力してきた。しかしダントツ首位のYouTubeが広告掲載というゲームに参入してくるとなれば、投稿者がRevver、Guba、Metacafeなどのマイナーなサイトを利用する動機はどんどん低くなってしまうだろう。Revverは2人のファウンダーを失い、GubaはCEOと2人の幹部を失うなど、ライバルたちの苦闘はすでに始まっている。


編集部注: この記事はゲスト寄稿者Steve Polandによるもの。Steveは、自身のブログTechquila Shotsでウェブのスタートアップのアイディアについてのブレーンストーミングを展開している。

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Revver、最新のイギリス喜劇
by Marshall Kirkpatrick on 2006年10月11日

ユーザビデオ共有サイトの「Revver」はイギリスのテレビ局「Fame TV」と興味ある提携に致った。 Revverのユーザーはテレビでの放映許可が与えられ、選ばれたものはFame TVで放映される。視聴者はSMS(携帯電話のショートメッセージサービス)で好きな番組に投票、Revverが得た収益はビデオパブリッシャーと50/50で折半する。これは、PodShowのSirius broadcastsや(訳注:デジタルラジオ放送 “シリウスサテライトラジオSirius Satellite Radio”のユーザーに、世界のトップポッドキャスティングを独占的に配信する提携のことを指す)ポッドキャストに力を入れているラジオ局KYOUとTivoのRocketboomRocketboom日本語字幕版)などによってこれまで弾みがついてきた提携のパターン。

Revverは、番組後の静止のフレーム広告、パブリッシャーとの収益分配、ソーシャルブックマーキングの統合やAPIなど、非常に2.0的である。ただ、残念ながらYouTubeのようにはいかず、クリティカルマスを確保するのに苦労した。Ze FrankAsk a Ninja、[YouTubeの]Lonelygirl15のような人気のシリーズを除いても、このネットワークには良いコンテンツが多いとはいえない。おそらく、収益分配というやり方のために、創造性よりも収益性を重視するアマチュアがRevverのコンテンツの大半を作りあげることになったのではないか。よくわからない。テレビと組んで良くなるのか、ならないのかも。

この提携のやり方は、トップユーザーに報酬を与えるトレンドとは基本的なところで違っている。質の点から言えば、少数精鋭のコンテンツ作者に高い金を払って集めた方が、大勢に少しづつバラまいて、大量のコンテンツの中からいいものを探すよりも効果的だろう。Blogburst (英語過去記事)はテキストコンテンツのアラカルトを目指しているようだ。

どのやり方がいちばんうまくいくかは、時が答えを出すのを待つしかないが、今のところクラシックなイギリス喜劇は、少なくとも数の上ではこれまでにない数の挑戦者(訳注:つまりはRevverから寄せられたユーザーのビデオクリップ)と対面することになりそうだ。

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ソーシャルメディアのトップユーザに報酬を。勢力は変わるのか?
by Marshall Kirkpatrick on 2006年9月11日

Jason Calacanisは、最近のDiggの炎上とNetscapeのページビューの急増によって、Netscapeにおいて自分が提唱したモデルは正しかったことが立証されたとAOLに掲載したメモに書いている。 また、最近の一連の出来事は、ソーシャルメディアサイトのトップコントリビューターにとって、ハードワークを続けサイトを活発にしていくためには、お金もそうだが認知度の向上や賞賛を得ることが必要である、ということを証明している。Mike ArringtonはCalacanisが他のサイトの常連を金で引き抜くような動きを“Netscapeに大きなレッドフラッグ(過去記事:Huge Red Flag at Netscape)”と呼んでいる。が、僕はこれには反対でソーシャルニュースや特にビデオ共有のような場での最近の伸びを見ていると、常連に報酬を与えることは堅実な戦略にみえる。僕はCalacanisが考えているほど明確に考えてはいないけれども、これ以上面白い問題はないと思っている。

ソーシャルニュースが軌道に乗るにつれて、広告主たちはMySpaceやYouTubeのようなサイトに目をつけ始め、アマチュアとプロの境界はますますぼやけてきた。民主党全国大会のプロガーがプログ変革のキーとして歴史に残ったように、メディアを変えるかもしれないような出来事がいくつもはじまっている。Yahoo!は、Flickrを買収した時、最大のウリのひとつはユーザーが無償でコミュニティーを作ってくれることだと言っていた。 Calacanissの論法によれば、これは時流に乗ったものではないことになる。この意見を支える証拠はいくつもある。うまくいっているサイトは、報酬を受けたユーザーと高品質でありきたりではない企業広告が組み合わさることで成り立っているのだ。

最近のDigg (過去の記事)とNetscape (過去の記事)に関する議論を考え合わせて、コンテンツ製作のアマチュアとプロの境界をぼやかすようなキーポイントとなる事象をリストアップしてみよう。このmeme(訳注:ミーム・文化の伝承における遺伝子のようなもの)についての項目は以下のとおり。

  • Diggのトップユーザーの中には喜んでいないユーザーもいる
  • Calacanisによれば、Netscapeが雇ったトップコントリビューターたちは、ページビューを急増させている
  • YouTubeのトップユーザーは、プロの製作者だった
  • YouTubeのユーザーはプロ化していき、プロはYouTubeで成功している。
  • MySpaceはもはや練習の場ではない。販売のプラットホームである。
  • Revverには独自のスターが存在し、彼らは収入を得ている。
  • みんなParis Hiltonが嫌いだ。

詳しい話はこうだ。

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