Second-Life
Linden LabのRosendale曰く、ブラウザベースの仮想世界はセカンドライフの敵ではない
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by Erick Schonfeld on 2008年8月1日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

最近になって3-D仮想現実世界をブラウザ上で実現するスタートアップやプロダクトが急増している。Vivaty、GoogleのLivelyプロジェクト、それにElectric Sheep Co.のWebFlockもここに含まれるし、またこの分野でいくつか潜行している企業もある。

いずれも専用ソフトウェアをダウンロードする必要のあるセカンドライフに匹敵する機能や深みを持ってはいない。しかし通常のブラウザで楽しめるのなら、最終的にはSecond Lifeに圧勝することになるので現状は関係ないという考えもある。Second Lifeを運営するLinden Labは、IBM他と仮想現実世界の相互運用の可能性を探っている。しかし彼らはほとんどウェブ上への展開を行っていない。

先週、Half Moon Bayで行われたFortuneのBrainstorm会議にてLinden Lab設立者のPhilip Rosendaleを掴まえた。そこでセカンドライフは、ブラウザ上に実装される仮想世界についてどう考えているのかを問うてみた。Rosendaleは仮想世界のオープン化と標準化が必要なことは認識しているようだ。しかし彼は、ブラウザを利用したシステムが近い将来において専用ソフトウェアを利用するものに取って代わることは考えていないとのこと。

彼は正しいのだろうか。それとも苦し紛れの発言なのだろうか?

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(翻訳:Maeda, H)

Vivatyがブラウザ上での3Dを実現。まずはAIMとFacebookから
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by Erick Schonfeld on 2008年7月9日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする


Second Lifeの登場を経て、徐々に昔ながらの普通のブラウザ上でも3Dウェブが利用できるようになってきている。ここで「普通の」というのはWindows上のInternet Explorerのことだが、Vivaty Scenesで3Dウェブが体験できる。このサービスは始まったばかりでWindows版Firefoxにも数週間で対応予定。但しMacについては現在予定にない。

本日(米国時間7/8)サービスを開始したVivaty ScenesはAIMおよびFacebookで利用することができる(現在パブリックベータ)。表示されるのは個人用仮想空間として利用する臨場感のある「部屋」で、種々パーソナルページの3D版となる。この「部屋」にテーマを設定し、家具やその他仮想グッズで装飾を施し、やってきた友人のアバターと会話を楽しむ(友人側にもアプリケーションが必要)。この「部屋」にはFlickrやFacebookから写真を持ってきたり、YouTubeから動画を持ってきてスクリーンに映すことができる。MP3の音楽を流すこともできる。

グラフィックは上に掲載したもので、Club Penguin、Habbo Hotel、あるいはCyworldのプレティーン向けのバーチャル世界といった感じを受けるかもしれない。機能的にはSecond LifeやビデオゲームのSimsの流れを汲むものだ。Vivatyに出資しているのはKleiner PerkinsとMohr Davidow。2007年8月に$9.2M(920万ドル)の追加調達を行い、それに先立つシードラウンドで20万ドルを調達している。CEOのKeith McCurdyは次のように語る。

Second Lifeのように独自アプリケーションを使うのではなく、ウェブブラウザ内で完全な3D体験を可能にしたかったのです。すべての仮想環境(私たちがシーンと呼ぶもの)はURLで指定することができます。

Vivatyのプラットフォームが使えるのなら、ゲームにも変革をもたらすかもしれない。3Dウェブと密接に連携させることも可能だ。通常のURLで対象を指定することができるので、3Dシーンのそれぞれに通常のウェブからリンクすることもできる。「部屋」の中に存在するものにもURLを割り当てることができる。この機能によってVivty Scenesはエキサイティングなものとなっている。ウェブを3D環境に拡張するものと位置づけられる。現在のところVivaty ScenesはAIMないしFacebook上でしか動作しないが、iGoogleやMy Yahoo、あるいは独立したページとして動作させることもできる。

Vivaty Sceneの動作を示すデモビデオを貼っておく。これがすべてウェブ上で動作していることを心に留めてみて欲しい。

McCurdyはかつて、Electronic ArtsのWorldwide Technology部門のVPを努めており、そこでUltima Onlineをスタートした。しかしMcCurdyによれば仮想世界を巨大オンラインビデオゲームとして扱うのは間違いだとのこと。仮想空間を開発したり広げたりするのにSecond Lifeで採用しているパーセルアプローチを深めていくべきだとする。McCurdyは次のようにも言う。

2Dのウェブページを最初から作成する際、それぞれのページのサイズを正確に計算してからページを作ることはないはずだ。ウェブの利点は予め利用するリンクの数など計算しておく必要がない点にある。

Vivatyがすべての「部屋」をホスティングする際に用いるアーキテクチャは、ウェブと同様に分散型のものだ。Vivaty Scenesは普通のJavascriptとPHPで作成され、通常のウェブサーバに置くことができる。McCurdyは再度閉鎖環境のシステムを作りたいとは考えていない。彼は既存のウェブを3D世界に展開させたいと考えている。

収益化の方法としてMcCurdyが考えているのはVivatyのユーザ間で取り引きされることになると考えているバーチャル商品の「仮想キャッシュレジスター」だ。また「部屋」の中で流すビデオ、ポスター、ビルボード、配置する仮想グッズなどに広告を掲載することも考えている。ビデオゲームに広告を掲載する手法と似てはいるが、Vivatyの場合はウェブ上のキャンペーンにリンクすることができる。

スポンサーによるシーンやウェブサイト自体も大きな収益になりそうだ。たとえばTargetはVivatyの技術を使ったTarget and Coke Zero Virtual Dorm Roomという独自のFacebookアプリケーションの提供を開始した。学生に戻った気分でそこらを遊び回ったり自分の部屋を飾り立てたりすることができる。もちろん仮想アイテムギャラリーにはTarget内で使われているものもある。

仮想世界における広告がさほどうまくいっていないのは、既存のウェブやソーシャルネットワークから切り離されているという原因もあるだろう。Vivatyはその推論が正しいことを証明したいと考えている。アプローチを間違えなければ、この手の戦略は生き残っていくものと思う。様子を見てみよう。

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(翻訳:Maeda, H)

IBMとセカンドライフが相互運用を発表。しかし、バーチャルワールド同志の橋渡しは不正解だ
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by Erick Schonfeld on 2008年7月9日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Second Lifeをはじめとするバーチャルワールドには「サイロ問題」がある。自分たちだけに閉じたバーチャルワールドである、ということ。今日(米国時間7/8)Linden Lab(Second Lifeの運用会社)とIBMは、両社のバーチャルワールドの橋渡しに成功したと発表した。Second Lifeのアバターが、OpenSimサーバーベースのメタバース(仮想空間)に「テレポート」する。

両社はこれまで、バーチャルワールド間の相互運用を可能にするためのOpen Gridプロトコルを共同開発してきた。Second Lifeブログの記事で、Hamilton Lindenがこう説明している

Open Gridプロトコルに基づく相互運用のオープン標準によって、ユーザーはある世界から別の世界へと自由に渡り歩くことができるようになる。今日インターネットでウェブからウェブへ行くのと同じように。

このビデオはアバターが、ある世界(コンピューターサーバーの集まり)から別の世界へと「テレポート」するところを示したものだ。

バーチャルワールド間の相互運用は結構なことだし、深刻化しつつある囲い込み現象を打破する第一歩であるには違いない。しかし、究極的には間違った答だ。われわれが本当に必要としているのは、バーチャルワールドとウェブの相互運用である。

さもなければ、バーチャルワールドは己の「代替世界」の中で孤立したままだ。通常のウェブからリンク(その逆も)できない限り、存在していないのと同じだ。バーチャル3Dワールドがブラウザーにやってこようとしているのは、このためだ。Vavaty(本日公開ベータを開始した)というスタートアップが、このブラウザーベースのバーチャル環境をすでに作っており、場所も物体も、通常のURLで表されている。

Second Lifeで出来ることと比べるとまだ見劣りするが、今後よくなっていくはずだ。そして、ウェブの他の部分と繋がっているということは、相互運用の問題が起こらないことも約束されている。ウェブはこれから益々3D化していくだろう。Second Lifeはウェブにやってくるのだろうか、それとも伝来のアーキテクチャー(他に選択肢がなかった時代に作られた)がそれを妨げるのだろうか。

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(翻訳:Nob Takahashi)

EA-Land(The Sims Online)、Deadpool入り
by Duncan Riley on 2008年4月30日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ea-land.jpgEA-Landは、以前は「The Sims Online」という名前だったが、来る8月1日で閉鎖される。ついこの2月に華々しく「苦境から復活した」と報じられたのだが、やはりダメだった。

The Sims Onlineは世間からはEA〔エレクロニック・アーツ〕の事業では失敗例だとみなされている。せっかく「The Sims」シリーズをヒットさせたのにオンラインでは成功させることができなかった。このサービスは(通常のSimsのお仕着せのツールを使う以外)ユーザーがまったくカスタマイズすることができず、しかもアクセスが有料だったのも不人気の原因だった。

(今となっては永久にローンチされない)リニューアル後のバージョンは、EA-Land と呼ばれ、ユーザーによる大幅なカスタマイズや土地の所有が可能になり、クライアントも無料、アクセスも無料というEA版のSecond Lifeとしてヒットが約束されているはずだった。

EAは今回の閉鎖について、単に「ゲームの寿命が尽きた」と述べるにとどまり、理由を詳しく説明していない。「新しいアイディアで新しい分野のゲームに挑戦していく」としている。

有料版のSims Onlineユーザーには$15分のバウチャーとPogoのプレミア・アカウントへの3ヶ月分のアクセスがプレゼントされる。

The Sims Online/ EA-LandはTechCrunch Deadpool入り。

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(翻訳:Namekawa, U)

中国のSecondLife、HiPiHi、一般公開始まる
by Duncan Riley on 2008年4月22日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Second Lifeの中国版、HiPiHiが無料版でベータテストを開始、一般公開の運びとなった。われわれがHiPiHiを最初に取り上げた」のは2007年8月、同社がバーチャルワールドの標準化と相互運用性の確立を呼びかけた時だ。

サイトのクローンを作る能力ではドイツ人が有名だが、中国人も負けていない。少なくともデモビデオ(上の中国語版)を見る限り、HiPiHiのルック&フィールはSecondLife風だ。HiPiHiは中国語と英語で利用でき、名前の登録はどちらの文字セットもサポート。サービスの利用と登録は無料で、Second Lifeと同じく、ユーザーは土地を賃借して自分のアイテムを置くことができる。

Second Life Heraldによれば、HiPiHiは、インテルとIBMと協力して「バーチャルワールドをメインストリーム化する確実な基盤を築くために、よりオープンで拡張性の高い、真に相互運用性のある」プラットフォーム・アーキテクチャの構築を進めているという。

現在、Windodws版のみ。サービスは英語でも利用できるが、ダウンロードページは中国語のみ。

Read this doc on Scribd: Lets HiPiHi final

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(翻訳:Namekawa, U)

EA、「Sims Online」を無料の「EA-Land」にリニューアル―Second Lifeのライバルに
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by Duncan Riley on 2008年2月26日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ea-land.jpgEAは「Sims Online」を完全にリニューアル、ユーザー生成コンテンツ(UGC)、商業活動、土地保有を含めた、無料サービスとして新たにローンチする。

EA-Land というのが、新しい無料のThe Sims Online (TSO)で、TSOの12の「シティ」がEA-Landに移動される。ゲームエリアは拡大され、「以前のどんなシティより100倍も大きくなる」という。従来のTSOのユーザーは、新しい(再生した)世界が一般公開される前にEA-Landの土地を購入でき、有料会員になったTSOユーザーは、「EA-Landサブスクライバー」となる。ちょうどLinden LabがSecond Lifeの土地に対して課金するのと同じやり方だ。

EA-Landのユーザーは、カスタムコンテンツをアップロードし、(もっと重要なことだが)こうしたカスタマイズされたアイテムをほかのプレーヤーから購入することもできる。なにやらSecond Lifeに似ている? いやもっとよいことがあるあるらしい。

私たちはコミュニティから「TSOの経済は崩壊している」という声を聞いてた。それは事実だった。億万長者のユーザーが増えすぎ、ゲームの目標はほとんどMaxisからお金を引き出すことになっていた。いま私は、EA-Landの経済問題を解決したと言えることに満足している。これには、ユーザーが簡単に土地の区画を売買できる不動産市場、maxisから購入するオブジェクトの価格が、需要と供給の関係でダイナミックに決まるような、物価が変動する市場など、多くの新しい機能を導入する必要があった。これによって店舗や起業家が生計を立てられるようになる。ユーザーがMaxisから直接、simolean〔TSOで利用されるバーチャル通貨〕を購入できるようにした。ユーザーがゲームをするだけなら(会員には毎週simoleanを供給するので)必要ないが、新しいユーザーが、私たちが安全を保証するpaypal送金を利用して、ユーザーが夢の家を早く建てるのに役立つだろう。

Second Lifeとの大きな違いが一つある。「すべてのコンテンツをEAが承認する(ので)、われわれのコンテンツは誰もが見ることができる安全なものとなる」という。EA-Landは西部開拓地のようにはならないようだ。

Second Lifeのファンは、TSO/ EA-Landはそこで何ができるかという点で、Second Lifeのほうがずっと機能が豊富だと指摘するだろう。これは事実だ。しかし、Club PenguinやHabbo Hotelのような、まったくシンプルな2Dサービスに数百万人のユーザーがいるのに対して、Second Lifeには60日間の期間に積極的に活動したユーザーが10万から20万人しかいない。こう言うのは好きではないが、「タダ」というのは常に大きなセールスポイントだ。EA-Landには、ベーシックなサービスよりすこし進んだオンライン体験を望むが、Second Lifeのような複雑で面倒なシステムはイヤだ、というユーザーのニーズに応える潜在的な力がありそうだ。

(一部、 GigaOmから)

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(翻訳:Namekawa, U)

Second Lifeのバーチャル・バンキング、禁止へ
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by Duncan Riley on 2008年1月9日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Linden LabはSecond Lifeでのバーチャル・バンキングを1月22日以降禁止すると発表した。これはSecond Lifeの住民からバーチャル・バンキングの運営者の不正によって被害を受けたという苦情が相次いだことを受けた措置。

Second Life内では、この2年ほど、バーチャル・バンキングが普及し始めていたが、その多くは現実的に成立するわけがないような有利な条件を宣伝して客を集めるネズミ講類似の商法だった。この手の怪しげなSecond Life内の銀行の倒産でいちばん有名になったのは「Ginko Financial」のケースだろう。このサービスは2007年8月に債務履行不能を宣言したとき、SecondLifeの住民はこの銀行に2億リンデンドル (75万USドル)を預金していた。

Second Lifeブログの記事中でKen Lindenは「法的にみてこれらのバーチャル金融業者の合法性には疑いが残るものの、Second Lifeとしては〔たとえ被害を受けたとしても〕住民を保護することはできない」と述べている。バーチャル・バンキングの禁止という決定があっても、バーチャル株式市場は大きな影響を受けないものとみられる。ただし、Second Life内でのみ通用するバーチャル・クレジットカードのプロバイダー、Metacardは以前バンキング・サービスもてがけていた。

Second Lifeのバーチャル銀行は、禁止が発効する前に払い戻しを受けようとする預金者が多いため苦境に立たされている。JT Financial社などには預金者が問い合わせに殺到している。下のスクリーンショットはJTFinancialビルに集まった預金者が危機について話し合っている様子。

バンキングは獣姦ギャンブルに続いてSecond Lifeの禁止リスト入りした。

jtf.jpg

Crunchbase Second Life

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(翻訳:Namekawa, U)

このクリスマス、Electric Sheep社員の3分の1は「電気羊の夢」を見られない
by Duncan Riley on 2007年12月18日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

electricsheep.jpgThe Electric Sheep CompanyはSecond Lifeのバーチャルワールド開発の第一人者と目されているが、社員の3分の1(22人)を解雇した。

同社は Second Life内にCBSの人気番組と提携して「CSI:NY」を構築したことでよく知られている。Second Lifeに進出する企業にバーチャル世界の構築サービスを提供するほか、独自のSecond Lifeブラウザ、OnRezを提供している。

Second LifeのCSI:NYの実験は一般に成功と見られている。しかしElectric Sheep Companyが、このプロジェクトを通じたタイアップ企業へのサインアップ数をあまりに非現実的なまでに高く見積もったことがたたって、失望した企業がCSI:NYの立ち上がり早々、次々に参加を取りやめる事態となってしまった。これに加えて、Massivelyの記事によると、Electric Sheep Companyの重要なクライアントだったAOL PointeとPontiacのSecond Lifeからの撤退の決定も影響したという。

Electric Sheep Companyの苦境はSecond Life全体が退潮していることの表れだろうか? それよりも、ある時点での業務の急成長に、将来も拡大が続くと考えて多くのスタッフを雇ったが、それが実現しなかったことによる失敗と見るほうが妥当ではあるまいか。そういう失敗をしたスタートアップはElectric Sheepに限らない。競争の激しいマーケットではそれが直ちに手痛い結果となる。解雇された22人の社員については、残念ながら今年のクリスマスは「電気羊の夢を見る」チャンスはなさそうだ。

アップデート:下の最初のコメントにあるとおり、Virtual World Newsに さらに詳しい記事が出ている。その中のElectric Sheep Companyへのインタビューでは、同社はMetaplace、Multiverse、Icarusなど、他のバーチャル・ワールドのプラットフォームでの開発にも進出すると述べている。

〔訳注:Electric Sheep Companyの社名はフィリップ・K・ディックのSF「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」(映画「ブレード・ランナー」の原作)から取られたもの。〕

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エストニア、Second Lifeに大使館を開設
by Duncan Riley on 2007年12月6日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

estonia.jpg東ヨーロッパのエストニアはSecond Lifeに正式に大使館を開設した。

エストニアに馴染みのない人のためにちょっと説明しておくと、同国は旧ソビエト連邦の一国だった。そして、1940年にソビエト連邦が侵略占領する以前の最初の独立から90年目の記念日を祝っている。東はロシア、南はラトビアと国境を隔て、欧州連合に2004年に加盟。また同年NATOに加盟を果たしアメリカと同盟関係となった。

エストニアがSecond Life内に大使館を開設したのは、Second Lifeと同様にとても進歩的であることによる。同大使館がめざすのは、エストニアを訪れられないプロフェッショナルな人たちの少人数からなるグループに対し議論や講義に参加できる場を提供することで、同国のプロモーションを進めるというもの。そして、さらに興味深いのは、エストニアが大使館などを設置していない国々に向けた情報のパイプのような役割を果たすというものだろう(文字通り、バーチャル大使館だ)。

大使館自体も面白いつくりだが、どのように機能するかというのは説明しにくい。ポストモダンな建物は、芸術作品やミーティングルームなどを含む多様なレベルからなる。私は大使館を訪れた際に「エストニア共和国」によって運営されていることを印象深くおぼえている。ビザなどの特定のインフォメーションについて尋ねたわけではなかったが、そのような質問をすることも可能だっただろう。

大使館を訪れるにはここ をクリック(SLURL:Secondlifeの特定の場所を指定可能なURL)

関連ニュースといえば、環境問題に熱心な人はバーチャルBaliカンファレンスに参加できる。地球温暖化防止京都会議条約後について話し合うために現在開催中の主要会議だ。同スペースはNature Publishing Groupによって設けられており、講演者はImperial College in LondonのTara LaForce、Grantham Institute for Climate ChangeのSimon Buckle、そしてTop Gearで知られるJeremy Clarksonの敵でもあり、英国で環境保護に熱心に取り組むGeorge Monbiot。興味のある人は直接NPGアイランドに( ここ)のSLURLからテレポートできる。

ニュースゾーンでは、エストニアの伝統的な「Eesti hagija」犬が出迎えてくれる。
estonia1.jpg

建物はなかなかユニークだ
estonia2.jpg

エストニアの芸術作品
estonia3.jpg

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Linden LabのChris Collinsインタビュー―安定性がカギ
by Duncan Riley on 2007年11月22日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

今日(米国時間11/21)、私はSecond Lifeの運営会社Linden LabのCEOの技術アシスタント、Chris Collinsにインタビューする機会が得られた。CollinsはWestern Australia大学の商学部を卒業後、テクノロジー系のキャリヤに入り、他のオーストラリア同郷人の多く(Vibe Capital、Mig33など)と同様、海外へ飛び出した。3年前、シリコンバレーで自身のスタートアップを始めたが、その後Second Lifeにぞっこん惚れ込み、Linden Labでビジネス・アナリストの職を得た。最近CollinsはCEOの技術アシスタントという新たな地位を得た。これは本質的には「幹部見習い」の職で、CollinsはLinden LabのCEO、Phillip Rosedaleが行くところ、あらゆる会議、会合に影のように同席している。同時にLindex Exchange、つまりLindenドルと米ドルの「為替」の管理の責任者を務めている。見習い期間( 6-9ヶ月)の後、Linden Labの幹部に加わることになる。

以下の記事は私のインタビュー・メモから起こしたもの。オリジナルのSkype通話が録音できていればよかったのだが、メモに頼らざるをえなかった。文章は多少言葉づかいを直してあるかもしれないが、内容はメモのとおりだ。

DR: これまでにバーチャルワールドのオープンソース化がさまざまに話題になっている。バーチャルワールド間の互換性、オープン規格、ウェブ・ブラウザでのアクセスなど、あらゆる話題が出ている。LindenLabはオープン化に関してどんなことを計画しているのか?

CC: まず第一に、われわれはクライアント・ソフトをオープン化した。その直接の結果として、Second Lifeへのアクセス方法に革新が起きている。すでにいくつかブラウザ・ベースのクライアントが開発中だ。 さらに最近、人気TVドラマ「CSI:NY」と連動した専用のクライアントが実現している。われわれはまたSecond LifeにアクセスするためのAPI&の公開も開始している。 たとえば登録機能だが、Second Lifeが公開する登録機能を利用して他のサイトからSLにアクセスできるようになった。たとえば、オーストラリのTelstraはBigpondにSLのページを設けている。

DR: Second Life世界そのものについてはどうか? 現在、明らかにサーバーのレンタル〔による土地の販売〕がLinden Labの主要な収入源だと思うが、将来このビジネスモデルをオープン化する計画は?

CC: 将来はわれわれはすべてをオープン化していく。Second Lifeのあらゆる局面をオープン化するつもりだ。しかしこれは大事業であり、一夜でできるものではない。

DR: サーバーの話が出たが、Second Lifeのサーバーを他の国にも設置する、特にオーストラリでTelstraが設置するという噂があるようだ。真偽のほどは?

CC: われわれわは現在約6千のサーバーを動かしているが、全部アメリカ国内にある。遠隔地のユーザーがアクセスする場合、この距離が問題になる場合があることには気づいている。他の国でもサーバーをホスティングできないか検討中だ。

DR: 安定性は依然としてSecond Lifeユーザーが懸念する問題だと思うが、最近さらに悪化しているのではないか? 理由は? LindenLabの対策は?

CC: われわれの目下の最大の関心は安定性の確保と規模の拡大への対応だ。われわれは過去6ヶ月の間に信じられないほどの成長を遂げた。LindenLabにとっては困難な挑戦だった。安定性がカギだ。われわれのSecond Lifeを支えるインフラはまったくユニークなもので、他に比べるものがない。そのため簡単な解決法が存在しないのだ。

DR: われわれはIBMやCiscoなどの企業がSecond Lifeをバーチャル記者会見、バーチャル求人、その他のイベントに利用するのを見てきたが、Second Lifeの「一区画」が一時にはたった50人から60人のユーザーしか扱えないのはやはり奇妙に思われる。Second Lifeの使い勝手のこの点に関してLinden Labはどう対処するつもりか?

CC: われわれは現在1つのサーバで同時に処理できるユーザーの数を増やそうと努力している。ただし、これは安定性、規模の拡大と密接に結びついた課題だ。先ほども言ったようにこれらの点でSecondLifeはユニークな存在で、手本とするようなモデルが存在しない。したがって簡単には解決策が見つからない。

DR: 今年Second Lifeはまずい問題でも見出しをにぎわしてきた。 ギャンブルとかエイジプレイ(バーチャル・チャイルド・ポルノ)などの問題が頭に浮かぶ。Linden Labはカジノを閉鎖したが、エイジプレイについての記事がまだ出るようだ。Linden Labの対策は?

CC: Linden LabはSecond Life内で非合法な活動を一切禁止するという方針で一貫している。この点に関してLinden Labは多数の国で当局の協力を受け、当局に協力して問題に対処している。

DR: ある人が私に言ったことがあるが、Second Lifeの最大の強みが同時に最大の弱点でもあると。その点というのはLinden LabのSecond Life内で起きる出来事にできるだけ干渉するまいとする自由放任主義的統治手法だ。わずか1週間前にも、またSecond Life内のバーチャル金融機関が攻撃され、報道によると300万リンデドルが銀行から盗まれたという。苦情の声が高まっており、ミーティングが中断されることもしばしばだという。Linden Labは介入しないのか? しないならその理由は?

CC: もちろんわれわれはそういった不法行為を容認しているわけではない。実際われわれは問題の通報のシステムを持っている。最近われわれはコミュニティー担当部門の機能を強化して、この種の苦情により良く対処できるよう改良を行った。さらにユーザー登録についてもより厳格化する方向で準備中だ。

DR: 具体的にどんなことを考えているのか聞かせてほしい。クレジットカードか、運転免許証か、なにかそういったものの利用を考えているのか?

CC: われわれのユーザーは100ヶ国以上から来ている。それぞれの国や地域によって身分証明の方法が違う。ユーザーがどこの地域に居住していようと同様に機能する身元確認のよい手法がないか、現在も探求中だ。

Crunchbase Second Life

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(翻訳:Namekawa, U)

SL WindLightでセカンドライフの雲、水、夕日がいきなりリアルに
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by Duncan Riley on 2007年11月16日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

secondlife1.jpgリンデンラボが水曜(米国時間11/14)リリースした「WindLight First Look Second Life」は、今年5月に買収したWindward Mark Interactive社のグラフィックス技術を応用した初の本格派クライアント。

Second Life(SL)に「より良い雲と風」を持ってきてくれる技術だと買収時に書いたが、今思うとそれ以上だ。新クライアントを試しに使ってみたところ本物の写真みたいな雲はもちろん、水も本当にリアル。もっとすごいのは影、時間の推移を視覚で表現したところだ。

よくあるSL批判に「ワールド内3Dレンダリングがお粗末」という声がある。SLのメタバース(日本語解説)の概念には僕は昔から賛成なんだけども、どうしても2.0バージョンを見たこともないままバーチャルワールドの1.0バージョンを見せられている感が拭いきれないでいた。それさえなければ本当に素晴らしい万国共通のバーチャルワールドとしてもっと広く受け入れられていくと思うんだが。

WindlightはSecond Lifeを1.0から1.8ぐらいまで持ってってくれる。ユーザーが作ったビルは元の場所にあるんだけど、周囲環境が良くなったお陰でいきなり前より改善しているのだ。周りのビルが映って、水面が波立つ。夕日はリアルな影を落とし下のビルに陽が当たる。

クライアントは“first look(初見)”つまりアルファリリースだから完璧には程遠い。マックプロでテストしたら早速クラッシュした。マクブクプロでは安定してたが。Second LifeのファンとオブザーバーのみなさんはここでクライアントがDLできる。

以下の写真でもエフェクトの全容は分からない。全て楽しむにはクライアントをDLして開かないとダメだが、新クライアントのビジュアル面の改善の一端はご覧いただけるだろう。

日中
sl1.jpg

夕暮れ
sl2.jpg

夜明け
sl3.jpg

CrunchBase: Second Life

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(翻訳:satomi)

バーチャル・ペドフィリアの報道―Second Lifeに悪いニュース
by Duncan Riley on 2007年11月1日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Linden LabのSecond Lifeはそれなりに過去に議論を呼び起こしてきた。FBIの捜査によって、結局バーチャル・カジノは閉鎖されたし、一部のメディアの報道によると、テロリストがSecond Lifeをテロの演習に使っているかもしれないという。7月には、「一般に不快を催させる行為」を禁止するサービス約款に基づいてバーチャル獣姦を締め出そうという動きが伝えられた

英国当局は上のSky Newsで報道されたのに続くバーチャル・ペドフィリアの取り締まりに関連して近々Second Lifeの捜査に入るかもしれない。

この報道によると、Second Life内のWonderlandと呼ばれる島で、子供の遊び場を模した舞台で子供に扮したユーザーがバーチャル売春を行なっていたという。

最近、あるカンファレンスで「Second Lifeの最大の強みが最大の弱みでもある」と私に言った人がいる。つまり「まったく何の検閲も受けない自由」のことだ。これは完全に正しい。いやしくも正気な人間ならバーチャル・ペドフィリアなどは異常行為以外の何ものでもなく、SecondLife内から排除すべきだということに同意するだろう。しかし一方でリバタリアン〔徹底した自由主義〕的なシステムがSecond Lifeの成功のカギとなる重要な要因であることも事実だ。またこんな事件が起きるとは、非常に重要な 発展段階にあって、広く一般社会に受け入れられようとしているバーチャルワールドという存在に瑕をつけるものだ。あらゆる場所でSecond Lifeの福音を広めているファンのためにも、LindenLabがこういった変質者をできるだけすばやく締め出すことが望まれる。

Crunchbase Second Life

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Twitter + Second Life = 自然発生的ウェブ会議室
by Duncan Riley on 2007年10月12日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

われわれは、これまでSecond Lifeに少々厳しい記事を書いてきた。悲しい現実だが、今年のSecond Lifeは、われわれが書くに値すると思うような週刊誌ネタを提供してきた。

最近は少し変わってきている。当初の「築けよ、さらば道は開かれん」的コーポラティズムは、もっと役に立つ中身に置き換った。IBMやCisco、Amazonのような会社も、今やSecond Lifeを企業のコラボレーションスペースとして使い、Metanomics Seriesなどのカンファレンスがバーチャルワールドのメリットについての真剣な議論をバーチャルスペースに持ち込んだ。

8月の始めには、Second Lifeで音声が使えるようになり、まだ広く普及はしていない(特に高齢者には)ものの、機能面でSecond Lifeを大きく変えた。

TPN Island最近私が発見したSecond Lifeで音声を使うメリットは、ウェブ上の自然発生的な出会いの場として使えること。土曜の夜私は、オーストラリアのRobert Scoble(いい意味で)であるMicrosoftのNick Hodgeが、Second LifeでThe Podcast NetworkのCameron ReillyとTwitter経由でチャットしているのを見つけた。すぐにSecond Lifeに入って会話に仲間入りして、3人になった。私は自分の存在をリンクと共にTwitterに流した。30分間で3人が15人になり、3時間以上いる間に参加者は延べ20人になった。Second Lifeの音声を使って、われわれはSecond Life自体のことやWeb 2.0、政治や環境についてなど、さまざまなことを議論した。

当然、Skypeの電話会議と比べることになるが、古くからのSkypeユーザーでSkypeを使ったスタートアップを立ち上げたひとりとして言わせてもらえば、Skypeの電話会議は4~5人になると使いものにならない。Second Lifeはその点、15~20人程度ではびくともしない。ビジュアル化と、人に向かって話せることによって、本格的な話し合いの場として使える。(Second Lifeは話者の位置に応じて音声を送るので、アバターが左にいれば、ヘッドホンで左から声が聞こえる)

Second Lifeに入って何かを議論するのは、BarcampやPodcamと、地元のバーやパブで友人の輪の中で話をするのとの、中間のようなものだ。Second Lifeを使う人たちは悲しそうだ、といわれているのをどこかで読んだが、これにはこう返すしかない 「married with children(既婚でこぶつき)」。妻が「America’s Next Top Model」の最新の回を(かなりマニアックなZensonic Z500のホームネットワーク経由のストリーミングで)見ていて、息子が眠っている間に、私はたくさんのいいブログmeetupやブートキャンプなどのバーチャルリクリエーションに参加し、[つまりはアメリカのホームドラマ『Married… with Children』のように家族が機能不全の]状況なのだ。が、さらにいいのはこれが自然に起こっているということ。時間がたてば、Second Lifeや他のバーチャルスペースに、有効な会議スペースとしてのメリットを感じる人が増えるだろう。これからは、リアル世界の会議室で実際に会って会議をする必要はなくなるはず。Second Lifeなら、同じ会議をコストもかからず、バーチャルで会うことができるのだから。

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IBMとLinden Lab、バーチャルワールの互換性で提携へ
by Duncan Riley on 2007年10月10日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ibm.jpgIBMとLinden Lab(Second Lifeの運営会社)は 今日、サンノゼで開かれるバーチャル・ワールドの互換性についてのカンファレンス、「VirtualWorlds Conference」で新しい提携について発表する予定。

この提携の当初の目的は、ユーザーがバーチャルワールド内でのひとつの人格(アバター)を複数のバーチャル・ワールドのプラットフォームで利用できるようにする互換性の実現にある。次の課題として、複数の世界のシームレスな接続についても検討される予定。

今年に入ってバーチャルワールド市場が成熟してくるにつれ、互換性と標準規格の実現へ向けての議論と努力が目だってきた。中国のSecond Lifeクローン、HiPiHiは8月にバーチャルワールドの標準化に向けてイニシアチブを取る意向を明らかにしている。またTechCrunch 40ではMetaplaceが自社のプラットフォームを利用したユーザー生成タイプのバーチャルワールド相互の互換性を保証する提案を行なった。

IBMはバーチャルワールド分野で非常に積極的に活動している。 Second Lifeのようなプラットフォームのユーザーとしては会議やビジネスコミュニケーションのツールとして利用をしている。またActiveWorldsチャット・サービスなど自らもバーチャルワールドの開発に取り組んでいる。イタリアのIBM社員は9月後半にSecond Life内でストライキを試みたことがある。

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Second Lifeでカンファレンスを開いたら、誰か聞いてくれるだろうか?
by Duncan Riley on 2007年9月22日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Metanomics Conferenceの第2回目が今日(米国時間9/20)、Second Life内で開催され(われわれの以前の記事はここ)、私も参加してきた。

今回のゲスト講演者はIBMの3Dワールド開発の責任者Sandra Kearneyで、コーネル大学のSage Hallで現実の聴衆を前に話した。これがライブのストリーム配信でSecondLifeとIBMの「Active World」のチャットプラットフォームの双方へ流された。

現在のSecond Lifeに関する根本的な問題のひとつは聴衆の数が制限されていることだ。島またはsim(Second Lifeのサーバー)ひとつが同時に処理できる最大数は78ユーザーに過ぎない。カンファレンスはSecondLife内の2箇所に中継されるものの、先着順なので私はセッションが始る45分も前に会場にテレポートして待った。セッションが始る30分も前にメイン会場のMetaversed Islandは満員になってしまった。TechCrunch 40とは違って、後ろのドアからもぐりこんで壁際で立ち見するというわけにはいかない。定員になると、その地域へテレポートできなくなってしまう。
metanomicsconference.jpg

会場は現実のカンファレンス会場を真似てしつらえられていた。椅子、ステージ、演台にビデオスクリーンが用意されている。

バーチャルワールドの動向をウォッチしてきたものには今回のディスカッションは興味深いものだった。バーチャルワールドの役割の進展とオープンソース化と多様なバーチャルワールド相互の互換性の問題が扱われた。TechCrunch40でプレゼンを行なったMetaplaceはまさにこの点に関して互換性を提供することを約束しているし、中国のSecond Lifeクローン、HipiHoは業界で標準化に向けてのワーキンググループを作って現在この問題に取り組んでいる。またLinden Labもしばらく前からこの方向に進む意思表示をしている。

このバーチャル・カンファレンスは本物のカンファレンスとかなり似ていた。ライブでコーネル大学から配信されたビデオの品質はなんとか見られるものだったし、リアルタイムでセッションに参加するのは録画を後で見るよりはるかに優れた体験だ。

聴衆からの最初の質問は私のものだった。私はKearneyにPaul Twomeyの最近の主張、つまり将来の世界の通商はバーチャルワールドで行なわれるようになるだろうという説について尋ねてみた。Kearneyは「顔を見ての直接対話に代わる経験は将来もありえないだろう」としてTwomeyの意見には賛成しなかった。すかし直接対話ができないところでのバーチャルワールドの役割には大いに期待がもてる、とした。

全体としてみると、バーチャルワールドでのカンファンレンスというアイディアは機能するように思った。IBMはSecond Lifeを利用しえ会議その他の活動を以前から続けているし、CiscoやAmazonなどの会社もSecond Lifeでビジネス・ミーテイングを開いている。ハイエンドのビデオ・カンファレンス・システムにとって代われるレベルではないが、はるかに経済的な代替手段だといえるだろう。

下の短いビデオクリップでカンファレンス会場のレイアウトを紹介しておいた。プレゼンテーション内の音声と私自身のナレーションを同時に録音することができず、画面では誰かがしゃべっているのだが、このクリップでは聞こえない。

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BidSL―Second Life内のeBay方式のバーチャル・ワールド・オークション
by Duncan Riley on 2007年9月10日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

picture-5.png金曜日、オハイオ州のBidSLは Second Life内でeBayスタイルのオークションを可能にするバーチャル・マシンの提供を開始した。

BidSLはSecond Lifeの住民にアイテムをオークションにかけるSL内のマシンを貸し出す。ユーザーはオークションを続ける期間や最低入札額を設定することができる。オークションにかけるのは、バーチャル(SL内の)アイテムでもリアル世界の物品でもOK。

オークション実施の料金は通常L$1-5の固定料金で、販売額に応じたコミッションを支払う必要はない。

オークションに入札するにはマシンを右クリックして自分の希望する額を支払う。他の入札者がそれを上回る額を入札すると、以前のユーザーの入札は無効となり、全額がただちに払い戻される。

BidSLはこのシステムをフランチャイズするプログラムも提供している。フランチャイズを受けると、BidSLの全ての機能が利用できるほかに、BidSLはこのシステムについてさまざまな広告プロモーションを行い、また技術サポートも提供する。フランチャイズ契約者にはオークション・マシン1ユニットとロゴ、広告用素材、それにもし必要ならBidSL用の建物も提供される。これに対してBidSLはマシンから上がる収入の5% (ないし最低L$1)の使用料金を受け取る。

私はMetaversed’s First Fridayで行なわれた公式ローンチ・イベントには参加しなかったが、この施設を実際に覗いてみる機会があった。まだスタートしたばかりなので、オークションにかけられているアイテムは少ない―雑種の一角獣とかそんなものだ。ビデオを参照。すぐに大人気を博するというようなサービスではないだろうが、ロングテールでファンを集めるということはあるかもしれない。

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バーチャルリレーで、ガン研究にリアルマネーを
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by Nick Gonzalez on 2007年8月3日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

rflsl.pngオンラインバーチャルエコノミーは一部のスタートアップの収益に大きく貢献しているだけではない。慈善事業にも役立っている。米国ガン学会は、Second Lifeでのバーチャル版「命のリレー」3年目の今年、$115K(11万5000ドル=3200万リンデンドル)を越える募金を集めたことを発表した。このリレーは2005年に一部のSecond Life住民が協会に提案したことから始まった。今年のバーチャルリレー(7/28~29)では、当初学会が設定していた目標額の$75,000を大きく上回り、2006年から$41,000増となった。

ところでバーチャルリレーとはいったいどんなものなのだろうか。リアルワールドでやるのとよく似て、バーチャルリレーもみんなが協力してトラックを回るオールナイトのリレーだ。ただし、バーチャルのイベントでは少し風変わりな演出によってリアルワールドのリレーよりも参加しやすくなっているのが特徴。リアル同様、寄付は走り出す前に募ってもよいし、トラック上で行われるいろいろなゲームを通じて集めることもできる。全世界で1700人が参加した。

relayforlife.png今年の特注トラックはアクションアドベンチャー映画にヒントを得て作られた。トラックには、墓地をはじめジェットコースターやウォータイスライドのある森や水中を走る部分もある。Flickr上の作品はこちら。(記事中の写真はこちらから)

Second Lifeの非営利活動に興味のある読者はNPSLをチェックしてほしい。

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テロリストがSecond Lifeでテロの訓練を行なっている?
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by Duncan Riley on 2007年8月1日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

news.pngいやはや、先週はFBIも関与したギャンブルの禁止からアニマル・セックスの問題までSecond Lifeに関するセンセーショナルな見出しがいくつも躍った。こんどはオーストラリアのNews Corpが「西側の国への大規模なテロ攻撃の準備にSecondLIfeが利用されているのでは?」という観測を記事にした。 もちろん、右の写真でもわかるとおり、9/11が引き合いに出されている。

この記事はSLでの過去のさまざまないやがらせ行為を「テロ攻撃」と呼んで詳しく紹介している。そしてさらに―

さらに暗い側面として、SL上にはAK47のような自動ライフルを含む各種の銃や兵器が簡単に手に入る場所が存在する。SLウェブサイトを検索するとジハドのテロリストが3名登録しているし、ジハドのエリート部隊と称するグループが2つ存在する。

恐怖をあおる要因が複雑なので、簡単に要約するのが難しいが、

SLでのこのような不気味な動きについて、テロリズムの専門家はSLでのテロ活動は現実世界へ波及する可能性があることを指摘している。ちょうどおそるべき9.11事件で、アメリカの建造物を攻撃する準備としてテロリストがフライトシミュレータを利用したのと同様、Second Lifeでのテロ攻撃の一部では、現実のターゲットへの攻撃を計画しているオーストラリア在住のジハド・テロリストがリハーサルを行なった疑いあるとオーストラリ当局は考えている。アルカイダ、ジェマー・イスラミアのようなテロ組織は従来、パキスタン、アフガニスタン、東南アジアにメンバーの軍事訓練施設を置いてきた。しかし、彼らは監視と情報収集が強化されたため、発見と訴追を免れるために訓練の一部をオンラインに移しているという。

テロリストたちは洞窟にすでにブロードバンドを引いているらしい。

「アルカイダの内幕」を書いたRohan Gunaratnaによると、この問題は情報機関関係者の間で従来から密かに議論されてきたという。現実世界では不可能なので、テロリストはSecond Lifeでテロのリハーサルを行なっている

警戒する必要はあるが、怯えることはない。

SLでも現実世界と同様、健全なコミュニティーの維持のために不審、あるいは不適切な動きをみかけたときには関係者やSL運営者に通報することが重要である。

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Second LifeがFBIの捜査の後、ギャンブルを禁止
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by Duncan Riley on 2007年7月27日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Linden LabがSecond Lifeでのすべての賭博行為を禁止したのは、FBIの手で進められているSecond Lifeでのギャンブルへの捜査が理由になっていると信じられている。

FBIの捜査は4月から始まり、仮想世界でのオンラインギャンブルの合法性を検討していた。米国政府はオンラインギャンブルのほとんどの形態を禁じている。

この記事を執筆している時点で、FBIの捜査がさらに進んで、Linden Labの役員の逮捕や個々のユーザーの訴追にまで及ぶかどうかは不明。カジノや賭博は、過去2-3年の間、Second Lifeのメタバースの中では目立っていた。Linden Labは、この決定によりカジノオーナーがバーチャルランドの所有権契約をキャンセルするために金銭的打撃を被るものとみられる。一流のカジノはLinden Labへ多額の月額賃料を支払っていた。

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Second Life、混乱と不満が大発生中
by Duncan Riley on 2007年5月24日append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

secondlife1.jpgLinden Labsは間もなく精巧に作られた雲をSecond Life提供し始めるのだろうが、異なる種類の暗雲が何かと話題の同サービスの前に現れ始めている。

Second Lifeが、クライアントサーバーをアップデートした際、水曜日6amから正午(アメリカ西海岸時間)まで6時間にわたりサーバーがダウン。ユーザーたちは快く思っていない。Gamer.Blorgeのエントリーによれば、Second Lifeにおけるアントレプレナーたちは特にこのダウンタイムに不満を抱いたという。結局のところ、もし、Second Life関連ビジネスで生計をたてようとしているなら、同サービスのダウンタイムは収支に影響するからだ。

abcbomb.pngSecond Lifeが西部開拓時代を彷彿とさせるような無法地帯だという例もある。The Sydney Morning Heraldによると、Australian Broadcasting Commission(ABC)は火曜日に「悪人たち」によって顔ともいえる部分を爆破され、まるで、1945年の広島に似たような状況となった。これが起こる前は、「ABC Island」は、ビジターたちが音楽を聞きそれに合わせて踊ったりできるエリア、トークに参加したり、ABC番組の中から選択された動画を鑑賞できたりするなど多数のエリアを提供していた。

残念なことだが、この種の攻撃は何も新しいことでは無い。自称「Second Life Liberation Army」は、これまでにSecond Life内のReebok and American Apparelストアを攻撃、2007年1月にはSecond Life内で開催されたWorld Economic Forumのステージを襲撃した。

Second Lifeに関しては、世界各国で警察による捜査が行われている。FBIは最近、Second Lifeでの違法なオンラインギャンブルについて捜査を開始。英国、ベルギーそれにオランダ警察はSecond Life内でのバーチャルレイプが違法行為にあたるかどうかを捜査している 。そして、ドイツ警察はバーチャルな「年齢詐称プレイ」と残虐さが蔓延する同サービス内における幼児性愛者について捜査中だ。

史上最大の嵐がバーチャルあるいは現実においても吹き荒れているのだろうか。だが、Entropia Universe(World of WarcraftとSecond Lifeを融合したようなバーチャルゲーム)が[代替として]存在するのを忘れないように。

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