シリコンバレーのNingとロサンゼルスの Flux はどちらもユーザーが数回のクリックで機能豊富なSNSコミュニティーを構築できる「ネットワークのネットワーク」を目指すサービスだ。
$44M(4400万ドル)の資金を集めて2005年にローンチしたNingのプラットフォーム上には現在13万のSNSが作られている。NingのファウンダーはMarc Andreessenと現CEOのGina Bianchini。(右の写真)。
一方、9月に発足したFluxはViacomとSocial Project (以前のTagworld)のジョインント・ベンチャーだ。こちらはまだ正式ローンチ前だが、 Viacomの関連事業(その中にはMTVが含まれる)とサードパーティーの多数のSNSを擁している。
ところで、この2社はこのまま行けば激突するコースに乗っている。どちらのプラットフォームも多数のSNSのユーザーを共有する―という意味は、これらのプラットフォームに登録したユーザーはワンクリックで新しいSNSに次々に加われる。Ningはいわばゼロからスクラッチでユーザーベースを築いてきた。そのため、往々にして非人間的と感じられる巨大ネットワークに対して優位に立っている。一方のFluxは新参だが、なにしろViacomの何百というブランドが背後に控えている。しかも近々サードパーティーのSNSにもオープンされれば、参加希望者にはこと欠かないだろう。
しかしNingの共同ファウンダーBianchiniはFluxについて疑念を感じているという。BianchiniはFluxのビジネスモデルについて詳細な分析を試みたレポートをわれわれに送ってきた。彼女はViacomのパートナーとの関係の歴史、訴訟好きな体質、Fluxのマーケティング資料とサービス約款の矛盾、などを衝いている。Fluxはまだ現在コメントを出していないが、無論やがて反論があるだろう。
このGina Bianchiniのレポートは全文をジャンプの後に掲載した。この件に関しては、 Fluxが正式にサービスをスタートさせ、またこのレポートの主張を十分検討したうえで反論を述べるまで、私自身は中立を守ることにしたい。しかし、これだけは言っておきたいが、敢然として「なぜ自分たちのサービスがライバルより優れているか」が主張されるのを見るのは気分がいい。往々にしてPRの文言というのは言語明瞭、意味不明瞭になりがちだ。以下に掲載したレポートの場合、そういうことはない。
続きを読む(英語版) »
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)
Viacomがソーシャルネットワーク「Tagworld」と投資提携を進めている、という噂は本当だった。報道によるとViacomからの投資は少数株に$40M(4000万ドル)。Tagworldはこれ以前にDraper Fisher Jurvetsonからも投資を調達している。両社は新ソーシャルネットワーキングサービスを共同で進めることで合意、Tagworldの親会社は「Social Project」の新名称採用となった。
明朝(米国時間9/14)にはViacom傘下のMTV、Comedy CentralといったViacomブランド各局(番組)と協賛サイト「Flux」を対象に、提携の結実である野心的なアグリゲート分散型ソーシャルネットワークがオープンに。Tagworld/Social ProjectのコファウンダーであるEvan RifkinとMika Salmi(MTVのGlobal Digital Media社長)の2人がさっそく今日の午後、新サイトをあちこち案内してくれた。以下が、これから公開となるサービスのスクリーンショット。
新サービスではTagworldとViacomの既存ブランド「Flux」が開発した技術を使い、各ブランドの持ち味をいかしたソーシャルネットワークを別々に作っていく(今回オープンになるのは一部で、年内には数百ものネットワークが公開となる予定)。Ningと同じで、ユーザーはどのネットワークでサインナップしても良く(例えば「Comedy Central」のとか)、ひとつ登録すると残りのネットワーク全部(MTVとかも)にシングルクリックで入れる。
自分のプロフィールに入会コミュニティを追加すると、そのコミュニティのコンテンツと友だちも取り込むことができる。Fluxはシングルブランドであると同時に、何百というブランド別ソーシャルネットワークの総体でもあるというわけだ。
Viacomブランド以外も巻き込んでいく
Fluxは、メディアコングロマリットViacomファミリーに属さない企業やブランドにもサービスを解放する。非Viacom系では20のサイトが、少し前から水面下でこのサービスを試験利用中だ。例えばVinyl Pulseと50Cent。 どちらもTagworldが構築したソーシャルネットワークに連動したサイトだ。まだFluxのサービス名ではブランドは共有していないが、これで正式に サービス公開となるわけだし、そうすればブランドもFluxと連名になるだろう。サードパーティーの新サイトも間もなくFluxネットワークに加盟申請できるようになるし、将来的にはAPIはじめ各種ツールも公開となるので誰でも参加が可能となるらしい。
さっき名前の挙がったNingやホワイトレーベルのソーシャルネットワーク各社と比べられてしまうのは、やはり避けようがないだろう(ホワイトレーベルの各種サービスのまとめはこことここ)。
(ホワイトレーベルの各種サービスのまとめはこことここ)。
Fluxはしかし、ネットワークが集まったネットワークだ。Ningのようなところもあるが、Fluxのネットワークは穴がたくさん開いていて、コ ンテンツ(写真、動画など)はサイトからサイトにドラッグで移動できるし、おそらく50Centのサイトから動画を拾ってMTVの彼らのプロフィールで見せるようなことも可能になる。コミュニティーはおのおの個別のブランドを維持できるし、一方でユーザーたちはブランドをグループに分けて、ひとつのプロフィールで楽しむことができるのだ。
Tagworldはどうなる?
Tagworldのサイトは今のまま残るが、同社では目下、新規登録は受け付けずFluxにかかりっ切りの模様。
[原文へ]
2005年後半にデビューしたソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のTagWorldのことが最近やけに噂になっている。
会社の経営が妙なことになっているとValleywagが騒ぎ、経営陣の紹介ページ(キャッシュはここ)が削除されたと報じた。そうかと思うと、別の誰かはTagWorldのComscoreトラフィック統計が2006年はじめから激減していることに気づいた。少なくとも同社がMySpaceをはじめとする他のサイト ほど伸びていないのは事実だが。
ところが一方では全く別の噂も流れていて、ViacomとNBCはまだ自社のSNS戦略を立案の最中なのだが(このことはNBCも公にしている)、内部の人の話によればViacomがTagWorldに近々投資かあるいは提携、もしくはその両方のビジネス契約を発表する可能性もあるらしい。となると待望のMTV版ソーシャルネットワークに対しTagWorldのエンジンがバックエンドとなる、ということだろう。TagWorldサイドに話を聞いてみたが経営状況は良好で、新バージョンを近日公開予定という以外、この件についてはノーコメントだった。
TagWorldは2006年3月にDraper Fisher Jurvetsonから$7.5M(750万ドル)を調達している。
[原文へ]
サンフランシスコを拠点に置くPiczoは、今日(米国時間9/25)メディアを対象にサービスの最新状況と主要統計データを発表するとともに、カミングアウトパーティを開催する。CEOのJeremy Verbaは同様のパーティを数週間前にUKでも開催、その模様はTechCrunch UKで取り上げた。
Piczoには、1日あたり3万5000人の新メンバー登録追加があり、その75%は13才から16才といったティーンエージャー。月間1000万人のユニークビジター、25億のページビューを持つ。これらは、モンスター級のライバル、MySpace (10億ページ/日あたり)に比べれば大したものではないが、ネットワーク効果のパワーがうまく利用された例である。というのも、Piczoはマーケティングに一銭も費やしていないからだ。
それに、Myspaceとは異なり、Piczoは安全第一に重点を置いている。Piczoにあるユーザーページをただブラウズすることは、ほとんど不可能にちかい。検索機能、ブラウズ機能のいずれもないのだ。ユーザーが自身のURLを他者に知らせない限り、ユーザーページを見つけることはできない。それに、ユーザー、保護者、その他の人たちによって、サイトにふさわしくないふるまいをレポートする方法が多数用意されている。Piczoは、全ての苦情を検討、メンバーの安全を守るために迅速な対処を取るよう、フルタイムスタッフを配属している。
Piczoは、2004年はじめに有料サービスとして設立。初期のユーザーフィードバックを反映して、無料サービスとして再スタート。ファウンダーのJim Conningがカナダのティーンエージャー100人に新サイトのお知らせをメール送信。それが、Piczoのマーケティングへの取り組みとしては最初で(それに今回のパーティに至るまでは)最後だった。100通のメールの結果は、サービスの大規模な普及を生んだバイラル効果。
パワフルなCEO、Jeremy Verbaを昨年終わりに迎え入れた。Verbaは、これまでにAOL Voice ServicesのGM(General Maneger)とVice President を歴任。任期中、100万人を超す加入者規模に育て上げた。加えて、CNETとE!Entertainment TelevisionのジョイントベンチャーE!Online(現在はComcastの一部である)の共同設立者でpresidentでもあった。Piczoは、Sierra VenturesとCatamountから、2005年、2006年の2回、合計US$7M(700万USドル)という豊富な資金を調達。
ソーシャルネットワーキング分野
大規模なソーシャルネットワーキングサービスについて状況がどのように展開しているのかを知る為にComscoreを調べてみるいい機会だと思った(U.S.データのみ)。MySpaceが、1日あたり10億ページビュー、1億人登録ユーザーそれに5600万ユニークビジターを月あたり記録し、王座に着いている。なにかあるとすれば、ライバル達に対してリードをさらにあけつつあるということだろう。
しかし、この分野に他の勝者がいないということではない。Facebookは、高校生、大学生をターゲットにしたマーケットで圧倒的であり、最近決定した(大学生、高校生だけでなく)誰でも登録できるシステムに変わることで、ユーザー層とページビューをほぼ確実に伸ばすことになるだろう。Bebo、Tagged、Piczo、Friendster、TagworldそれにTribeもマーケティングコストはゼロ、またはほんのわずかな資金で、かなり順調な成長率を見せている。
国際的に成長する可能性もある。BeboとPiczoの両サイトは特にUKで強い存在。もちろん、これらのサイトが英語圏以外の国々において、ローカルサイトのライバル達と競合した場合に成功を収めるかどうかというのは分からないが。この先12ヶ月内に整理統合が進み、主な独立系のソーシャルネットワーキングサイト(Facebook、 Beboなど)は、大手サイト(特に買収候補をアクティブに探しているように見えるYahoo, MicrosoftそれにViacomなど)によって買収されるだろうと予測している。
[原文へ]
Draper Fisher Jurvestonの出資による約200万人の会員
を抱えるソーシャルネットワーク TagWorld (本社:ロサンジェルス)は、金曜日 TagWorldWidgets.com にてフラッシュのウィジェット・プラットフォームをローンチした。TagWorld Widgets は、オープンプラットフォームであり、現在30程度あるウィジェットに加えて、自分の作ったものを投稿するよう開発者に呼びかけている。
開発者向け情報サイトはこちら。ウィジェットはどのウェブサイトでも利用可能で、TagWorldは競合するMyspace のようなソーシャルネットワーク上でもウィジェットどんどん使うことを勧めている。
このソリューションをBunchBall (プロフィールはこちら)や、その他サービスが既に提供しているものより、より興味深いものとしているイノベーションが2つある。ひとつは、ウィジェットにはカスタマイズできるプロパティー(設定項目)を持たせることができ、ウェブサイト持ち主が自由にパーソナライズできること。また、ウェブサイトに組み込まれた後に、色、フォント、スピード, etc. の要素がカスタマイズでき、それも、TagWorldサイトに戻ることなくできるということである。
ローンチ以来、私はTagWorld のことを何度も書いている。過去の記事はこちら。