ウェブベースの生産性アプリがソフトの行き着くところだとしても、新市場にはそれなりの犠牲も伴うもの。初期犠牲者の一人が「ThinkFree」。なんか大揺れに揺れてるみたいだ。
この企業が出してるOfficeのウェブ版は市場にも全く食い込めなかった。―Google Docs、Zohoなど他社のだいぶ後塵を拝している。ファウンダー兼CEOのTJ Kangは韓国のソフトウェア企業「Haansoft」に2003年過半数の株を売って辞めた。ThinkFreeのチーフ・マーケターJonathan Crowはつい先ごろ辞職した。ブログではThinkFreeとオンラインのコラボ専用ツールが「次の段階に進化しつつある」折、韓国の親会社「Haansoft」は…:
…ThinkFreeの戦略・戦術活動にますますアクティブに関わってくるようになった。これから2008年に向かう今、この転換がわれわれの開発ロードマップにどんな意味をもつか、彼らも深く思い知っているだろう。
と説明している。「オンラインの生産性アプリは金にならない。Haansoftはプラグを抜こうとしている(会社から撤退中)」という意味のことをマーケティング言葉で言うとこうなるんだろうか? そうとも限らないか。サイトはまだ平常どおり動いている。サービス購読利用者は全員1週間ほど前にプレミアのアカウントにアップグレードされたばかりだ。
たぶん韓国の親分も動向の見極めがつくまでThinkFreeのことは当面保留にしてたい、そんな風にも聞こえる。あるタレコミでは、ThinkFreeが加州サンノゼの本社を閉鎖したという。会社に何度電話してもボイスメールに転送されるばかりだ。広報に確認してみたところ、まだ会社に人はいるという。
ThinkFreeはまだデッドプールには送らないが、脈が止まらないか注意深く見張っていたい。
[原文へ]
(翻訳:satomi)
ThinkFree Premium Editionは、Microsoft Officeのようなスタイルの機能性をオンラインあるいはオフライン問わずにシームレスに提供するデスクトップクライアント。現在、クローズド・ベータ段階にある。われわれは、今回、TechCrunch読者50名に、同サービスのベータテスター招待状を無料でプレゼントする。
希望する人は、techcrunch@thinkfree.com宛にメールを。先着50名の読者は、「ThinkFree Premium」ベータトライアルについての説明、それにアクセス権を手にすることになる。
ThinkFreeプレミアムバージョンは、オンラインバージョンのThinkfreeと同じ機能をデスクトップで利用できる。 オンライン、オフラインでのドキュメントを最新版のものにするファイル同期機能、デスクトップアプリで作成されたドキュメントを自動的にアップロードしてどこからでもアクセス可能にする機能、アーカイブ機能、フルスクリーンビュー、それに、レベルの高いテクサポートなども備えている。
[原文へ]
オンライン版Office SuiteのThinkFreeはTeam and Concepts Limited(TnC)と提携し、同社のスプレッドシート「EditGrid」をThinkFreeに統合することを火曜日(米国時間6/5)に発表する。ThinkFreeはこの契約によって現行のスプレッドシートQuick Edit Calcを、さらに高機能なEditGridで置き換えることが可能になる。契約には、両社間の収益分配に関する条項も含まれる。
この提携によってThinkFreeは「リアルタイムでのコラボレーションに対応したスプレッドシートとして最高水準のもの」を提供できるようになると言われている。
EditGridでは、複数のThinkFreeユーザーが同時にスプレッドシートで作業をしながら、変更が加えられるとリアルタイムで結果が反映される。「リモートデータ」機能を使えば、外部のデータをスプレッドシートから直接アクセスして、リアルタイムで更新することができる。
Power Edit Calcは、複雑な関数を備えるなどMicrosoft Excelとの互換性が高いのが特徴。
ThinkFreeはオンライン用のOffice製品を初めて作った会社であり、ほかならぬGoogleとの激しい競争の中で、常に改善、進歩を続けてきている。TechCrunchの以前の記事はここ。
[原文へ]
火曜日(米国時間5/8)、オンラインオフィススイートのThinkFreeはさまざまな新機能をローンチ、コミュニティーによる文書共有サービスの分野に参入する。
ThinkFree Docsの新しい(まだベータだが)バージョンは オンラインソーシャルネットワーク中でMicrosoft OfficeとThinkFree文書の検索、共有、タグづけ、公開が行える。これはFlickrでユーザーが写真についてできることとほぼ同様の機能だ。
ThinkFreeの開発チームと話してみたが「とりあえず機能を追加してユーザーにコミュニティー機能というアイディアになじんでもらいたい、デザインの美しさは後回し」という考えだったと聞いた。しかし私が新しいサービスをテストしたみたところではデザイン的にも特に問題は発見できなかった。コミュニティー機能のツールは、従来の気持ちのよいインタフェースに巧みに追加されてYouTube(のビデオなし版)的な雰囲気に仕上がっている。
タグづけ機能の追加は大きい。評価の投票、エンベッドコード、コメント欄、ダウンロードのオプション、当然あるべき「この文書をDigg/ Furl/del.icio.us に投稿する」ボタンなどいっさいを備えた文書の共有機能が提供されることとなった。いろいろな意味でThinkFreeは従来Scribdが名声を博している領域に進出しつつある。ThinkFreeの新機能はたいへんScribdに似ており、しかも独自のサークルの内に閉じこもるのではなく、既存の優秀なMicrosoftOfficeの代替ソフトをベースとして提供されている。
Thinkfreeには現在275,000のユーザーがいる。以前のTechCrunchの記事はこちら(*)。



(訳注 *)原文には2つリンクがあるが、翻訳時点では最初のリンクは無効。
[原文へ]
ThinkFreeのCEO、TJ Kangが今日(米国時間3/20)、この後、Ajax WorldでAjaxアプリケーションとThinkFreeのオンラインの文書、スプレッドシート、プレゼンテーション用エディタなどの将来について語る。4月にThinkFreeは、アップロードされた文書、特にマイクロソフト〔オフィスの〕文書をより正確かつ効率的に処理できる新しいAjaxアーキテクチャーをリリースする予定だ。
ThinkFreeの新しいアーキテクチャーは他のAjaxエディタが失敗する部分、つまり大きなサイズのファイルを処理したり、アップロードされたファイルのフォーマットを正確に維持したりする点に取り組んでいる。文書エディタの能力の例として、Google DocやZoho Writerではパンクしてしまうこのようなファイルが、ThinkFreeでは扱えることがデモされている。Googleはファイルサイズが1MBでギブアップしてしまうし、Zoho Writerではフォーマットが正しく維持できなくなる。(たとえばこれ)。

Googleはファイルサイズの上限を小さく (512 KB)することによって広範囲のユーザーを確保しようとしている。というのは Ajaxを利用したエディタはブラウザの処理できるメモリサイズが限界になるからだ。ZohoはGoogleほど上限は低くないものの、ユーザーはサイズの大きな文書を処理する場合、コンテンツを追加する(特に画像)につれてメモリ消費量が増大していくことに注意を払っていなければならない。こういった問題を回避するため、ThinkFreeの新バージョンが完成した場合、メモリーは4層に分けて管理される。ThinkFreeはクライアント側にはブラウザのメモリとキャッシュにユーザーがいちばん必要としそうなデータだけを置き、それ以外のデータはサーバのメモリとハードディスク内に置かれる。
文書の見栄えの処理の困難を解決するため、ThinkFreeはアップロードされたMicrosoftファイルのフォーマットを管理する機能を設けている。Ajaxエディタはマイクロソフト文書を正確にエミュレートするためには信頼性に欠ける。CSSはレイアウトを記述するのに便利な手段だが、複数のカラムや、画像がアンカーされたテキストなどのややこしいフォーマットを扱う能力に乏しい。この問題を回避するために、ThinkFreeはアップロードされた時点での文書のフォーマットを記憶しており、オリジナルのフォーマットを損なうような編集作業を行おうとするとユーザーに警告し、ダウンロード時にはMS文書のフォーマットを再適用する。技術的な詳細についてはThinkFreeのプレゼンテーションを参照。
このリニューアルでいちばん目立つのはこの文書エディタの改良だが、ThinkFreeではプレゼンテーションのオンラインアプリのバージョンアップにも取り組んでおり、WYSIWYG Flexエディタを追加する。
ThinkFreeには現在25万の登録ユーザーがおり、そのうち10%がアプリケーションを週に1度以上利用している。ThinkFreeにはより強力なJVMによるファイルエディタもあるが、Ajax版の方がより多く利用されている。近い将来、パワーユーザーはThinkFreeのデスクトップエディタの軽量版を利用してオンライン文書との同期を管理することができるようになるとのこと。
ThinkFreeは、韓国最大の検索エンジンNaver(Kangの推定によれば韓国の検索トラフィックの67%を占める)との間で3年にわたる提携を結んでいる。これはNaverユーザーのメールに添付された文書をブラウザ内で処理するためのものだが、現在ほぼ1年を経過したところだ。
[原文へ]