RSSCloud は、フィードの新しいフォーマット仕様で、ポーリングや通知の問題を解決するものだ。フィードにcloudエレメントを追加して、フィードが更新された際に通知するクラウドサーバーのパスを記述しておく。するとクラウドサーバーが、更新されたフィードコンテンツを全購読者およびアグリゲーターに配信する。このプロセスについての解説 はRSSCloudのウェブサイトにある。
プロトコルを設計したDave Winer は、元のRSS仕様の原案を作った人物で、フィードをコンテンツを集約する方法として使ったパイオニアだ。RSSCloudを使うと、フィードを今以上に反応良く、リアルタイムに行えるようになる。ポーリングモデル(「もうできているんだっけ」)と異なり、更新内容と更新通知をクラウドサーバーとAPIを使って購読者にプッシュ通知する。
われわれはWordPressの旧版にはセキュリティー上の重大な脆弱性があるという報告 を多数聞いている。WordPress は最大のブログ・エンジンの一つだ。最新のバージョン2.8はすでに531万7360回ダウンロードされている。われわれTechCrunchを含め、多くの大規模なブログがWordPressをブログ・プラットフォームとして利用している。
しかし、WordPress専門ブログでLorelleは次のようにハッカーによる乗っ取りについて警告している 。
あなたがWordPressのユーザーなら次の2点に注意すること。ブログが乗っ取られている証拠だ。
先行者利益を馬鹿にしてはいけない。しかもそれが、Googleに買われたら鬼に金棒だ。1999年に、Pyra LabsがBloggerを立ち上げた。でも、LiveJournalはその半年前 だし、Open Diaryはその前年の10月だった。しかし2003年の2月にGoogleに買われたのPyra Labsだった。そのあとのことは、誰もが知っている。そしてほぼ10年経った今 、Bloggerは依然として最上位のブログ提供サイトだ。comScoreによると、5月には合衆国から5200万人がBloggerのブログを訪れた。これはWordpress.com上のブログを訪れた2800万人のほぼ倍だ。SixApartとその傘下(Typepad.comなど)は1400万人を吸引した。
何千万人もの人が今なおBloggerを使っているのは、それがやさしいからだ。しかし合衆国での近年の成長率ではWordpress.comが上回り、オーディエンスの前年比増加率はBloggerの14%に対しWordpressが40%だった。しかもその2800万という数値には、自分のサーバ上でWordpressを動かしているところ…たとえば本誌…のビジターは含まれていない。
YahooがOpenSocialアプリケーションに対して門戸を開放した。スタートページにMyYahoo を指定している人は、ページにMint、KaChing、WordPressなどのアプリケーションを加えることができるようになった。アプリケーションはMyYahooページ内でスモールビューで表示することはもちろん、キャンバスビューで表示することもできる(これまではYahooの提供する特定のアプリケーションしか表示することができなかった)。たとえばMintアプリケーション の場合、ファイナンス状況やアラートを表示するダッシュボードを表示させることができる。WordPressアプリケーション を利用すると、Yahooに居ながらにして自分のブログに直ちに記事を投稿できるようになる。今回、Yahooは新たに14のアプリケーションを加えている。使っている薬について調べたり(Drugs.com)、ガソリン価格を見てみたり(GasBuddy)、仮想株式ポートフォリオを運用 したり(kaChing)、食べ物とワインのマッチングを確認 してみたり(MyRecipes + Snooth)、面白い本の情報を交換したり(WeRead)、あるいは暇つぶしにFlood-It(LabPixies)で遊んだりすることなどができるようになった。そう、このFlood-Itは絶対加えておくべきだ。面白さはお墨付きだ。
ブロギングプラットホーム、Six Apartのチーフ・エバンジェリスト、Anil Dash が本日(米国時間5/17)、同社のブログ用アドオン機能群をWordPressユーザーが使うためのプラグイン を提供開始したと発表した。Dashは、WordPressのブロガー集会であるWordCamp Mid-Atlantic で、この発表を行った。Six Apartの機能の一部はこれまでもWordPressユーザーが利用できていたが、サービス一式をライバルプラットホームに提供するのはこれが初めてだ。提供機能は以下のとおり。 TypePad AntiSpam (オープンソースの無料アンチスパムサービス)、TypePad Connect (コメント用プロフィールサービス)、同サイトの広告ネットワーク であるSix Apart Media の組み込み、ブログディレクトリー のBlogs.com への登録。
Dashによると、これはSix Apartが一連の機能をWordPressユーザーに提供するとりあえずの取り組み第一弾の「ほんの一歩」だそうだ。両ブロギングプラットホームの長年のライバル関係 を考えると、これはちょっとした出来事だ。昨年この二社は、会社ブログの記事 やTwitter さらにはTechCrunchのコメント欄 を舞台に激しいバトルを演じた。
強力なブログツールWordPressの弟プロジェクトBuddyPress の、やっとバージョン1.0が公式にロンチした。これはマルチユーザ(MU)のWordPressブログの上にソーシャルな層をかぶせて、いろんなSNSサイトですでに誰にもおなじみの、ソーシャルネットワーキング機能を持たせるツールだ(MUについては後述)。
バージョン1.0の主な機能 は: 大きなプロフィール、非公開メッセージング、フレンド、グループ、”ワイヤ(wire)”、アクティビティストリーム、ブログアクセス、そして掲示板(フォーラム)だ。最初のバージョンにしては、盛りだくさんだね。しかも、なかなか立派に見える(下のスクリーンショットを見て)。それぞれどんな機能か、名前を見れば分かると思うが、ワイヤ(wire)は説明が要るね。これは要するにFacebookのWallみたいなもので、そこへ行ってメッセージを書き置きしておくんだ。
ぼくは今、アムステルダムで開かれているThe Next Web Conference 2009 の会場で、たまたまAutomattic /WordPressのMatt Mullenweg をつかまえたところだ。ぼくは早速、彼を壁際に追い詰めて、彼の会社とWordPressに関する即席インタビューを開始した。
以下は、彼の発言の抜粋だ:
Webの上位100サイトの中で、2008年にもっとも成長したのはどこだろう? 今準備中で明日(米国時間1/29)発表されるThe comScore 2008 Digital Year In Review (ユーザ登録はここ )で、comScoreは2008年における前年比成長率の高かった上位20社を挙げている。選ばれたのは、上位100の大きなサイトからだ。それが上のグラフだが、何の成長率かというとユニークビジター数だ(なお、上位10の大きなサイトのうち、eBayだけが2007年より減少している)。
成長が大きい原因のほとんどは買収だ(CBSはCnetを取得 し、Everyday HealthはRevolution Health とDrugstore.comを買収、JPMorgan Chaseは近くWashington Mutualを買収する)。また、Break MediaやGlam Mediaのようにトラフィックの相互乗り入れや業務提携による成長もある。
私は毎年、年始めにひいきのスタートアップとそのサービスのリストを公表している。今年で4年目だ―以前のリストは、こちらに。2006 、2007 、2008 。読者の皆さんにおかれては、Crunchies にお気に入りを投票していただきたい。このリストは純粋に私の個人的な好みだ。
私はこのリストに載っているサービスをだいたいにおいて毎日利用している。仕事で使っている(Wordpress、Delicious、Zohoその他)ものもあれば、楽しみのために使っている(MySpace Music、Hulu)ものもある。両方に役立つサービス(Digg、Skype、YouTubeその他)もある。いずれにせよ、私はこれらのサービスを毎日、あるいはほとんど毎日使っている。これらのサービスが一つでも欠けたら仕事の生産性が落ちるし、楽しくない。
リストには毎年少しずつ変更が加えられている。それにだんだん長くなっている。(右の表を参照)。この4年を通じてリストアップされたサービスは3つしかない。TechMeme、Skype、Wordpressだ。TechMemeはテクノロジー系ニュースのアグレゲータとして一日に何回も最新情報をチェックしている。VoIP通話とインスタント・メッセージでいちばん普通に使うのがSkypeだ。言うまでもなく、Wordpressはわれわれの運営する全てのブログで利用されている。
今年は9つのサービス(1つのガジェットを含む。私は今までガジェットをこのリストから除外していた)を新たに追加した。それらは、 Animoto、Friendfeed、Hulu、iPhone 3G、MySpace Music、Pandora(これは過去に2007年にリスト入りしていたことがある)、Docstoc/Scribd、Yammerの各サービスだ。
2008年、ソーシャルメディア部門でトップにたったサイトはどこだろう。ComScoreが数日前に11月のトラフィック統計を公表した(この統計に基づいているので12月分は反映していない)。公表されたデータはソーシャルネットワークとブログプラットフォームを混在させたもの。上のグラフ中オレンジで示しているのはBloggerで、11月に世界中から集めたビジター数は2億2200万(昨年11月比44%増加)で、未だこの分野を牛耳っている。青線はFacebookで、ユニークビジター数は2億を突破して、間もなくBloggerを抜きそうな勢いだ(116%増)(但しこの数値はFacebook自身が公表する1億4000万のアクティブ利用者数より多くなっている)。ユニークビジター数1億2600万のMySpaceはやや安定傾向にあるようだ。Wordpressが僅差の4位で1億1400万を集めている(68%増)。Windows Live Spacesは22%減少して、ユニークビジター数は8700万となっている。
ComScoreの「ソーシャルネットワーク」サイトのリストでは、ブログプラットフォームやソーシャルメディアサイトも混在している。ブログ読者数は全体的にみると健全な成長率を維持していると言えるが、Facebookが他ソーシャルネットワークからのみならず、ブログやその他ソーシャルメディアサイトからもシェアを奪い取る巨人として存在感を増している。下にcomScoreのソーシャルネットワーキング部門トップ20を掲載しておく。
Microsoftは必ずしもオープンソースプロジェクトの味方ではないから、同社がMicrosoft Web Platform Installer というものをリリースする ことは(良い意味で)意外だ。これは、一連のオープンソースプロジェクトをWindows VistaまたはWindows Server 2008にバッチでインストールするツールだ。
対象となるプロジェクトは、DotNetNuke、Drupal、Gallery、Graffiti、osCommerce、PHPBB、そしてWordpressだ。ただしInfoWorldが指摘している が、Microsoftが実際にはこれらのプロジェクトを配布するのではなくて、ただ単にこのインストーラが各デベロッパサイトから取ってくる だけだ。
このプラットホームは、ASPとPHPのアプリケーションを動かせる。構成要素は、Webサイトを作るためのVisual Web Developer、データベース管理のためのMicrosoft SQL Server、そしてWebページをサーブするサーバIIS7だ。というわけなので、こうやってオープンソースのパッケージをバンドルすることは、Microsoftが自社の私企業製品であるWebサーバやDBを、オープンソースのApacheやMySQLなどに代えて使ってもらおうとする、巧妙な戦術だ。でも、一部のオープンソース製品も利用者が増えるわけだから、意地悪な皮肉を言うのはここらでやめておこう。
[Dries Buytaertのニュースより ]
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(翻訳:hiwa)
WordPressを所有するAutomattic が、アイルランドのスタートアップ、Polldaddy を買収した。金額は不明。この買収によりWordPressに世論調査技術が注入される。ブロガーが調査好きであることを考えると理にかなった 話だ(ここTechCrunchでも多くの記事でPollDaddyを使用している)。
この高度に分散化されたブロギングスタートアップでは、この手のプラグイン取り込み戦略が進んでいるようで、その結果、現在拡張機能の形で提供されている各種機能が、WordPressのコードベースに吸収されいくことになる。Automatticは最近、TechStars 発の小さなスタートアップで高機能コメント付けプラットホームを開発するIntense Debate を買収した 。さらに遡れば、WordPressにソーシャルネットワーク機能を付加するBuddy Press というプロジェクトを3月に 、統合アバターシステム、Gravatar を昨年秋 に、それぞれ買収している。
Intense Debateと同じく、Polldaddyは自社の技術を提供しているのはWordPressサイトだけではなく、買収後も他のプラットホームのサポートを中止する予定はない 。しかし、この2社の取り組みが主としてWordPressを改善する方向に進んでいくことは予想できる。両社ともオープンソースバージョンをWordPress.org で公開しており、さらに重要なことにはホスティングバージョンをWordPress.com (Automatticが実際に利益をあげることのできるサイト)で公開している。既にPollDaddyは、440万人のブロガーが使うWordPress.comに組み込み済みだ。
この不安定な時代に、(国内外を問わず)多くのスタートアップが抱える経済問題を考えると、PollDaddy、Intense Debateの両社とも、規模も大きく資金も豊かな スタートアップに新居を見つけられて幸せだろう。PollDaddyがアイルランド拠点であるという事実がAutomatticの企業構造に大きな影響を与えることはないだろう。CEOのToni Schneider が最近のStartup2Startupイベントで話したところによると、Automatticは本社事務所を持っておらず、全従業員が自宅で作業を行い、年に数回だけ会社として集まるそうだ。
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(翻訳:Nob Takahashi)
TechStarsのデモ・デーにて本日(米国時間9/23)、WordPressを開発しているAutomattic が、優れたコメント機能を提供するIntenseDebate を買収したと発表した。買収金額は不明。
長らくWordPressには、より優れたコメントシステムが必要だと考えられていた。昨年にはDisqus やJS-KIT など、ワードプレスのコメント機能を代替・拡張するコメントシステムが登場していた。WordPressのCEOであるToni Schneider曰く、より良いコメントシステムの実装はここしばらく開発ロードマップ上に存在し、結局IntenseDebateの開発チームおよび同社の技術を買収する方向へと進むことになったとのこと。
WordPress 2.7にはIntenseDebateのコメントをスレッド化する機能などが標準で組み込まれることになるだろう。やはりIntenseDebateの機能である複数ブログのコメントを集約する機能などはプラグインで提供され、WordPress本体と密に連携するような形になるのではないかと思われる。
本件について触れたIntenseDebateのブログでは、既存利用者へのサービスは継続するものの、再度プライベートベータに戻すとのこと。またIntenseDebateとWordPressと密接に連携することにはなるが、他プラットフォームでも使えるよう、別サービスとして提供するともしている(スパム対策用のAkismetも同様の形で提供されている)。
IntenseDebateは、OpenIDのサポート、ユーザプロファイル機能や複数ブログ間でのコメント追跡の機能を実装して、昨年10月 に公開されていた。サービスの開始以来サイト訪問者は急増し、毎月最低でも25%ずつ利用者が増加していたとのことだ。
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(翻訳:Maeda, H)
古くからのレストランにも飽きると新しいお店探し がしたくなるもの。 都市部ならCitySearch やYelp で探せるし、「The Cheesecake Factory 」のような大手レストランチェーンはサイトがあるので料理のセレクションが自分の食べたいものかどうか簡単に分かるが、サイト作りもままならない小さな家族経営のレストランは途中で埋もれてしまう。―そこで生まれたソリューションが「LetsEat.at 」だ。
LetsEat.atはレストラン業界向けのオンライン無料サイト作成サービス 。サイト作りにはHTMLやコードの知識は一切不要で、利用登録するとあとはレストランオーナー自らがシンプルな管理用コンソールを使ってレストランのサイトを作成・管理することができる。 WordpressやBloggerといった他の無料サービスを使っても、これと同じことはできるが、letsEat.atはレストラン経営者のために特別に機能を用意している、そこが違いだ。
自分好みにページをカスタマイズできるのに加え、レストラン経営者はLetseat.atを使えば印刷可能なクーポンを作ったり、メニューもアップロードできるほか、メニューとRSSフィードをドッキングさせて日替わりスペシャルの配信も可能だ。数ダース分ある中からサイトのテーマを選んだら、まさに最短でサイトが公開・運用できる。
各レストランサイトはLetsEat.atのサーバーにパーキングに。ネットサーファーはアドレス名「Letseat.at/レストラン名」で閲覧できる。
LetsEat.atが直面する最大の問題は、競争が激しいことだ。この業域にはCitySearch、Yelp、Kudzuなど、利用者同士が各地域の様々なレストラン体験を教え合う評価サイトが溢れている。menupages.com やcrazymenu.com のようなサイトでは行きつけの客がサイトの有無に関わりなくレストランのメニューを簡単に探せる。それにレストランはWordpressやBlogger(その他諸々)のようなサービスを使って自力で無料でサイトが作れてしまう。そんな競争下では、最安・最短でウェブにプレゼンス(存在)を確保したいレストラン経営者に直接アクセスでもない限り、LetsEat.atのシェア獲得は大変そうだ。
また、レストランにサイトを個別に作らせるより、腹ペコの客がLetsEat.atプラットフォームのレストランを一括検索できる機能も、いずれ追加した方が良いだろう。
LetsEat.atは現在ベータ版公開中。レストランオーナーは自由にお試しできるよ。
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(翻訳:satomi)
トルコでウェブサイトを差し止められるのは簡単だ。この国では、およそどんな苦情でも下級裁判所に申し立てればウェブサイトをブロックできる 。YouTube、DailyMotion、Alibaba、Slide.comにいくつかのWordpressブログを含め、どのサイトも、トルコ政府またはムスタファ・ケマル・アタテュルクに対する侮辱表現があるとして、差し止められている。(YouTubeの場合は、アタテュルクがゲイであるという冗談ビデオが原因)。
この問題を深刻にとらえ、トルコではブログが抗義のために自ら閉鎖し始めている。閉鎖のふりを始めたのはFirat Yildizで、自身のブログ に、こんなメッセージを載せた。
Bu siteye erişim kendi kararıyla engellenmiştir
ざっと翻訳するとこんな意味だ。
このウェブサイトへのアクセスは、オーナーの自由意志によって禁止されています。
すると、別のトルコ人ブロガーSelim Yoruk がこのページ を作り、小さなプログラムによって、他のブロガーが自分のページに簡単に同じメッセージを貼り付けられるようにした。200近いトルコのブログが(一時的に)この方式で閉鎖されている。狙いは、トルコのウェブサーファーたちに対して、もし検閲が続くとインターネットがどうなってしまうのかを見せることにある。抗義は水曜日まで続けられる。
(写真提供:John Walker )
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(翻訳:Nob Takahashi)
今日(米国時間8/16)、WordPress ブログ・プラットフォームのユーザーとデベロッパーのために1日のカンファレンス、WordCamp が開かれたが、そこでファウンダーのMatt MullenwegがWordPressの驚異的な成長の数字を発表した。またAutomattic の力点はWordPressの最大の弱点を改善することに力を入れることであるのを再確認した。MullenwegのWordPressの1年を総括するキーノート講演のテーマは「WordPressは快調」ということで、WordPress.com (ブログ・ホスト・サービス)、WordPress.org (プラットフォーム)双方とも急成長したことが報告された。この1年のWordPress.comの成長は以下のとおり。
月間ページビューは15億から65億に増加 ページビューの1/3はCNN やLOLCats のような大規模サイトから 世界の月間ユニーク訪問者は1億2千万~1億6千万 2007年には200万のブログがWordPressを利用して新規作成された 3500万のブログ記事が投稿された(2千万から増加) WordPress.comの成長ぶりは、主たるライバルのTypepad と比べても著しい。Comscoreのデータをみると、アメリカ市場におけるWordPress.comのユニーク訪問者が2090万であるのに対して、Typepad.comは720万、全世界ではこれがそれぞれ9780万、1680万となっている。下にCompeteのグラフを掲載した。(こちらはアメリカ市場のみのデータ)。
WordPress.org(自己ホスティング用オープンソース・ブログ・プラットフォームを配布)について、Mullenwegは、今日、WordPressをインストールして利用中の活動中 のブログが260万あると発表した。この数字はサンプリングによる推計ではなく、Mozillaブラウザの延べダウンロード数 と同様、実データによるもの。WordPress.orgからのダウンロード数は、11回に上るバージョンアップのせいもあって、昨年夏に1100万(2006年の280万からアップ)を記録している。
では2009年の目標は? アップグレードをやりやすくことだという。Mullenwegによると、この成長は他のポピュラーな製品(彼はMicrosoft、OSX、iPhone、Facebookプラットフォームなどを例に上げた)と同様、良いプラットフォームは自動的にアップデートされるようなシステムになる必要があると述べた。Automatticは製品のアップグレード対策としてコミュニティー機能のサポートの改善、ウェブホストとの協力、WordPressへの自動アップデート機能の追加という3つの方面からアプローチしていくという。Mullenwegは、将来、WordPressのアップグレードについて、Firefoxのようにワンクリックで自動的に実行され、プラグインやテーマの互換性もチェックされるようにしていきたいと述べた。WordPress.orgのプラグインのディレクトリは(さらに最近ローンチされたテーマのディレクトリも)この目標を実現するベースとなる。その他、BuddyPress 始め、長らく待たれている 多くの近くリリース予定だが、現在の煩雑なアップデート手続きをクリーンにすることがなんといってWPユーザーにとってはいちばんありがたい改善だろう。
2009の目標としてはセキュリティーの改善も上げられている。WPのいちばん新しいリリース 、2.6.1はオプショナルなアップデートだ(つまりセキュリティー・パッチが入っていない)。これは、それまでのアップデートがすべてセキュリィー・パッチを含み、「クリティカル」に分類されていたことを考えると進歩だ。WordPressはセキュリティーが悪いということでずいぶん非難されてきた。なにしろ、無数の脆弱性によって大量のハッキング が起きたことで、セキュリティーに一番問題のあった製品に与えられる不名誉な「2008 Pwnie for Mass 0wnage 」賞を受賞しているくらいだ。
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(翻訳:Namekawa, U)
Wordpress は、ブログのプラットフォームとして人気があるため、ブログを乗っ取ろうとたくらむハッカーの主要なターゲットとなっている。その目的は、自分たちがコントロールする他のサイトの検索エンジン最適化(SEO)やトラフィック変更などだ。近頃、最近発見された Wordpressのセキュリティの脆弱性を悪用した自動化された攻撃が続発している。
これまでWordpressは、セキュリティ上の新しい弱点が見付かってから数日でアップデートをリリースすることで、セキュリティホールに対応してきた。しかし、この数日、誰にも解決できないような新たなセキュリティ上の弱点をつく攻撃が現れた。
今年1月、私は実際にそんな攻撃を受けた。製薬と大人のおもちゃに関連するページが何万と私のブログ にくっついていることに気付いたのだ。誰かがブログにアクセスして、完全に新しいページを作ってしまっていた。例えばこんな:
そのブログは当時の最新版のWordpressを使っていた。そしてその後、適切にユーザーインプットをフィルターしないというスクリプト内の単純な弱点がエントリーポイントだということを私は探り当てた。Wordpressの名誉のためにいっておくと、(特に)脆弱性をパッチし、ユーザーにアップデートを求める新バージョンがすでにリリースされている 。
というのが6ヶ月前だった。ところが5月に同じことがまた起こったのだ。今度は別の新しいセキュリティホールが原因で、これもWordpressがアップデートで対処できる数日前に起こった。問題は、ほとんどのブログオーナーがブログをターゲットにするハッカーの脅威に気付いていないということだ。というのも、ブログオーナーに何の警告もしないで攻撃することがあるからだ。Wordpressのセキュリティの脆弱性が、非常に多数の ブログに対する自動化された攻撃を引き起こした。ときとして、サイトオーナーは何が起こっているかわかっていない。
もし現在、 最新版 のWordpressを使っていないなら、すでにサイトが攻撃されてしまっている可能性が高い。
攻撃の結果、バックドアがインストールされたり(ハッカーが後日その人のブログに出入りできるということ)、全ユーザーのパスワードがダウンロードされたり、スパムページが作られたりすることが多い。その時点で、Wordpressインストールがアクセスできる同じデータベース内の全てのコンテンツとその他のもろもろを含んだ自分のブログを完全にコントロールすることはできなくなっている。
ソースコードを分析し、それを潜在的な脆弱性にテストするため、ハッカーはソフトのオープンソース性を悪用している。その後の検出、トラックダウン、攻撃者が使っているコードの脆弱性の遮断は開発者とユーザーにかかっている。新たなホールが見付かると、それが広く悪用され、それから開発者がパッチと新しいリリースを急ぐ、というのがパターンのようだ。ありがたいことに、自動化された悪用によるほとんどの被害はアップグレードで防ぐことができる。とはいえ、残った何千ものページや画像を自分で除去しなければならないケースもある(そして、たいていそんなページや画像は上手に隠されている)。
Wordpressのユーザーにとって、バックアップは必要不可欠だ。頻繁にアップデートし、自分のブログ使用をモニターすること、さらに、公式のWordpressブログ や他のブログで新しいセキュリティホールに関するニュースのをトラッキングすることも大切だ。ブログをより安全にするためサイトオーナーをアシストしてくれる多く のガイド やアプリケーション も利用可能だ。
いくつのWordpressブログが感染しているのかはわかっていない(以前にハッキングされたホストがまたハッキングされる、という二重感染のケースを見たことがある)。しかし指標として、TechCrunchと私自身がアクセスした10以上のWordpressブログでは、これらのさまざまなセキュリティホールのリクエストを毎日100以上発見することができた。ハッキングされた ブログ についての話 はますますありふれたもの になっていて、現在、いつなんどき最新のセキュリティホールが見付けられ悪用されるか、ということが懸念されている。
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(翻訳:Megumi H.)
スウェーデンのもっとも人気ある文化の輸出といえばファイル共有サイトの「Pirate Bay」だが、今回新しくBaywords という言論の自由の保障に重点を置いたブログ・ホスティング・サービスを開始した。.
Pirate Bayがこのサービスを始めたのは、ファウンダーの友達がAutomattic(WordPress.com)でホスティングされていたブログを著作権のあるコンテンツにリンクしたかどで削除されてしまった事件がきっかけだったという。
Pirate Bayチームによると―
baywords.comという新しいサービスを開始したことをご案内します。言論の自由には発言内容を安全にホストするサービスが必要であるにもかかわらず、従来、一般のホスティング・サービスのブロガーへの対応は是認できるものではありませんでした。
多くのブログが不人気な言論のために削除されています。われわれはそういうことはしません。われわれの目的は言論と思想の自由を守ることであり、あなたの言論がスウェーデンの法律に違反しないかぎり、われわれはあなたを擁護します。
新しいサービスはWordPressを利用しているが、既存の主要ブログ・ホスティング・サービスのような完備した機能(ドメインのリダイレクトなど)は備えていない。Pirate Bayチームは、こういった付加的な機能は今後追加していくとしている。現在このサービスには無料で広告も入っていないが、将来は広告を掲載していく予定という。
(TorrentFreak から)
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(翻訳:Namekawa, U)
WordPress 2.5がリリースされ、機能とインタフェース両面で大幅な改良となった。
一見して最大の変化は管理用ダッシュボードだ。より簡潔ですばやく作業ができ、ごたつかないデザインとなった。またこれでWordPressダッシュボードから簡単にウィジェットの設置ができるようになり、ユーザーは統計その他MovableTypeにあるような多様な機能を追加できる。
その他の新しい機能としては、複数のファイルの一括アップロード、クリック1回でのプラグインのアップグレード、ビルトインされたギャラリー、パスワードを解読されにくくする「ソルト」の付加、クッキーの暗号化、メディア・ライブラリー、htmlコードを書きやすいWYSIWYG編集画面、1つの記事を同時に編集した場合の矛盾の防止、フルスクリーンでの記事執筆、検索の改良、などがある。
Automatticのファウンダー、Matt Mullenweg自身によるデモ・ビデオを上に。さらに詳しい情報はWordPressブログのここに ある。
〔注:3/31朝現在、この記事のビデオは原文でもIEで表示されません。Firefox、Opera、Sleipnirなど他のブラウザを利用してください。〕
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(翻訳:Namekawa, U)
AutomatticファウンダーMatt Mullenweg(WP共同創設者)が、またまたライバルSixApartに対する罵詈雑言をエスカレートさせた。火曜(米国時間) のTwitterメッセージの応酬に続き、今度はブログに新記事を書いて 攻撃しまくっている。
目立つところだけ拾ってみよう。:
Movable Type(MT)でTypepadとかVoxが作れるわけ? たぶん無理じゃないか。特に、ブログや記事を複数以上持ってる人はそれ(Typepad)が軋る音を立てながらゆっくり止まると言っているわけだし。そうと気づいたMetblogsはWordPressに乗り換えた…。
Automattic(+他の人たち)ではGPLソフトウェアを完全サポートできる。そして、われわれがサポートする全てのものは唯一このライセンス(GPL)に準拠している。Movable Typeには8種の異なるライセンスがあり、“オープンソース”なものはサポートが一切できないときてる…。
Movable Typeは現在シックスアパートが抱える唯一のオープンソースな製品ラインだ。シックスアパートはLivejournalを捨て 、一般公開のバグ・トラッカーさえ備えていない。OS(オープンソース)化を発表したのは、もう9ヶ月以上も前の話だというのに!…
Movable Type(MT)はかつて市場のリーダーだった。自己ホスト市場における市場シェアは90%を上回った。今、彼らが“ページ”、“ダイナミック・パブリッシング”と呼んでいるものはWordPressが4年以上昔からやっている機能だ。イノベーションも、トップページのボトムで“次の投稿”をクリックするといった基本的なことが未だにできていない。
記録のため断っておくが、彼らがMTのライセンスをポジティブな方向に向けてくれたことは僕も嬉しい。これで彼らも、MT3の時みたいに自社カスタマー裏切るようなことは出来なくなった。でも、このプロジェクトがコミュニティとして認めてもらえるまでにはまだ長い道のりがあるだろう。
確かにシックスアパートの歴史を見ると、オープンソースとの関係性、自社コミュニティのケアはあまり良くない(これは僕が弁護すべき話でもないだろう)。しかし、 Automatticにしたところで最大の収益源「Akismet」はオープンソースではない(プラグインではなくサービス)し、WordPressがコメントスパムにネイティブで対処できない失敗から利を得ているサービスだ。そうと知って読むと、Mullenwegのコメントもなかなか興味深いものがある。
以上のことに、AutomatticがWordPressを自社所有物のようにコントロールしている事実を加味すると、「Mullenwegも利益の衝突がある建て前上、高尚なこと言える立場じゃないでしょう」という意見もありそうだ。言い伝えにもあるではないか、「ガラスの家に住んでいる者は石を投げてはならない 」と…。
[原文へ ]
(翻訳:satomi)