訴訟関連の文書というのは面白い情報の宝の山だ。たとえば、今日(米国時間3/18)公表されたYouTube/Viacomの訴訟の準備書面 では、2006年の$1.65B(16億5000万ドル)でのGoogleによる買収 でYouTube の共同ファウンダー、Chad Hurleyがいくら手に入れたかが明らかにされている。その金額は$334M(3億3400万ドル)(2006年11月13日のGoogleの株価の終値による計算)だ! つまり、この若き共同ファウンダー、CEOは買収の時点でYouTubeの約20%の株式を所有していたわけだ。
今日(米国時間3/18)、ViacomがYouTubeを著作権侵害で訴えた長く続く裁判に関連して、これまで秘密扱いだった法律文書のいくつかが公開された 。これらの文書の公開に関連して、YouTubeの主席法律顧問のZahavah Levineはブログ記事 (というより訴訟の準備書面のような文章だが)を公開した。
Levineはこの中で、Viacomの著作権侵害の主張に対するYouTubeの反論の主要な論点の一つに、Viacomが著作権侵害について公けに抗議する一方で、密かに自らのコンテンツをYouTubeにアップロードしていた事実があることを明らかにした。またViacomは現在係争中のYouTubeに対する$1B(10億ドル)の損害賠償訴訟 を起こす何年も前に、YouTubeに対して繰り返し買収の申し出を行っていたこと〔YouTubeが著作権を常習的に侵害していると主張しながらViacomは自らそのようなサービスを所有しようとしていたという矛盾〕を指摘した。
GoogleはYouTubeの黒字化を目指して懸命の努力を続けている。何十億というビデオに対して広告出稿が少しでも増えそうな手段ならなんでも試しているようだ。今度はYouTubeのビデオにオーバーレイして表示されるFlashビデオ広告の作成の自動化を始めた。
Google AdWordsのセルフサービスのDisplay Ad BuilderにFlashオーバーレイ広告の作成機能が加わった。これで個人や零細企業でもウェブサイトにバナー広告を出すのと同じくらい手軽にYouTubeのビデオ上に広告を掲載 することができるようになった。
今YouTube に行ってみると、ホームページのビデオが非常に趣味の良いものばかりになっているのに気づくだろう。 人によって良いと思うわないかもしれないが、IT系スタートアップ、特にシリコンバレーのスタートアップのビデオが満載されている。YouTubeは今月「一日管理人」という企画をやっていて、今日はわれわれがその役目を仰せつかった。われわれはお気に入りのビデオのリストを送った。われわれのプレイリストは一日中こちらに表示 されている。
プレイリストを作成するにあたってわれわれはスタッフにアンケートを取った。その結果JESS3 のState of the Internet〔インターネットの現状〕 やJeff Bezos のminimizing regret〔後悔しない人生を過ごすには〕 というスピーチなどが入った。中にはExcavatorトラックのCMビデオ (TCの共同編集長、Erick Schonfeldの子どもたちが大好き)といった変り種もある。
長年にわたってウェブ・デベロッパーの頭痛の種だったInternet Explorer 6は徐々に姿を消しつつある。そしてなんと、近くその葬儀が執り行われる予定だ!
コロラド州デンバーのデザイン会社、Aten Design Group はそのための専用サイトをオープンした。 IE6funeral.com を訪問すると、IE6の葬儀に参列を希望するかどうか答えることができる。葬儀はデンバーにある同社の本社で執り行われるが、現地に出向くことができない場合は、花を贈れる。参列者は喪服を着用することが望まれている。
サイトの告知によると―
Google Trends は、世界最大の検索エンジンでみんながどんなことばを探しているのか、その傾向を見るのにもってこいのツールだ。ほかにも興味深いトレンドを見せてくれる。どうやら、いくつかの大規模ソーシャルネットワークにの検索に関して、Googleで何かが起きていることは間違いない。
1月中頃のある時期に、Facebook 、YouTube 、Twitter 、Flickr 、Foursquare の各サイトのドメインを検索した件数が著しく減少した。これは「facebook.com」や「youtube.com」のように.com名の検索であって、 「facebook」や「youtube」という名前そのものではないので念のため。ともあれ、それまで上昇していたこれらドメイン名の検索トラフィックは揃って急降下した。
今年のSuper Bowlはもうしばらく前の出来事となった。しかしこの世界最大のメディアイベントからは、終了後も注目に値するニュースが流れてきている。YouTubeはサイトに登録されたSuper Bowlの際に流れたビデオの人気についてブログ記事 を掲載している。珍しくもブログ記事の中で、これら百万ドル広告がいかに注目を集めているのかという分析を行っている。
このレポートによれば、Super Bowl後の数日間で「Snickers」に対する検索頻度が18,000% に急上昇したとのことだ(もちろんBetty WhiteとAbe Vigodaをフィーチャーしたこの広告ビデオ が原因だ)。また「Doritos」に対する携帯からの検索頻度は5,000%アップとのこと(ちょっと注意しておきたいのはSnickersはYouTube全体でのデータでDoritosについては携帯からのもの限定のデータだ。YouTubeがなぜ同じ土俵での比較データを出さないのかはよくわからない)。
昨日(米国時間2/15)MicrosoftはMobile World Congressの会場で、iPhoneをけなすずうずうしいビデオ を上映して、Windows Phone 7を売り込もうとした。そして今日は返す刀で(やはりビデオで)、宿敵GoogleとOpenOffice.orgをやっつけている。
YouTubeのMicrosoft Office Videosチャネル には、Microsoftの好戦性を示すビデオがいろいろ揃っている。たとえばこれ は、Microsoft OfficeをGoogle Appsと比較し、中でもとくにGoogleの”安上がりな”メールサービスを取り上げている。Officeは“実務上の”問題を扱えるが、Google Apps(とくにGmail)にはそれができない、とビデオは訴えている。
Googleはこのところ、インターネットの接続速度向上に強い関心をみせている。昨年6月、Googleはなぜ今以上のスピードが必要なのか 詳しく説明するブログ記事を発表した。そして昨日(米国時間2/10) は1Gb/snの高速光ファイバー回線を提供する実験を計画していることを発表した。この実験では、高速な接続(ほとんどのアメリカのプロバイダは10分の1かそれ以下のスピードしか提供していない)でどういうサービスが可能になるかデモが行われるものとみられる。今日、Googleのスピード・マニアぶりはYouTubeにも現れた。
YouTubeはビデオスピードダッシュボード〔日本版では「動画速度の履歴〕 を新しくリリースした。このページにはユーザーの速度、同じISPを使う他のユーザーの速度、他のISPの速度、国や地域、世界の平均速度などさまざまなダウンロード速度が表示される。対象となる期間は過去30日。
これはなかなか役に立つ(それに面白い)機能だ。というのは、これを見たユーザーが大勢ISPに電話して「なぜ自分のビデオの接続速度は他の人たちよりこんなに遅いのか?」と文句を言い出すだろうと予想されるからだ。言うまでもないが、こうした接続速度の情報はずっと以前からさまざまなテストツールやテストサービスで提供されている。しかし一般ユーザーのほとんどはそういった情報を知らなかった。
YouTubeがいくら、月間130億本 のビデオストリーム、本数のシェアでは40%の高率を誇っていても、しかし視聴時間のシェアでは、昨年のYouTubeは全視聴時間のわずかに26%を占めただけだった。つまりYouTubeの場合は、本数は多くてもほとんど短いのばかりだから、こんな結果になるのも当然だ。しかし本当に意外なのは、上位25のいわゆる大手ビデオサイトのシェア合計よりも、それ以下の何百というマイナーなサイトの合計シェアのほうが大きいことだ(視聴時間シェアで)。つまり合衆国のネット上のビデオサイトはYouTubeなどによる寡占ではなく、その逆の零細多数分散だ。
comScoreの2009 U.S. Digital Year in Review 〔仮訳: 2009合衆国デジタル年報〕によると、昨年Web上でビデオの視聴に費やされた時間の半分以上(52%)が、上位25サイト以外のロングテールサイトだ。それは重量挙げのバーベルのように両端が大きい分布で、一方がYouTube、他方がロングテールだ。2008年12月から2009年12月にかけてビデオの視聴数は140億ストリームから330億ストリームへと倍増した。この伸びを見るかぎり、まだまだニッチのビデオサイト にはチャンス がある。
ぜひ見て欲しい。すばらしい!インターネットでここまで出来るんだ!
ビデオの説明によれば:
CAIN MOSNIのブライアンがアイデアを思いついた。世界中のミュージシャンによるバーチャルジャムセッションだ。インターネット上でクールなコーディネーションをやろうというもの。
すばらしくクールだ。
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これまでHTML5は、未来のすばらしい機能という話でもちきりだったが、有力サイトの中で、技術的なデモ以外で実際にHTML5の機能を実装したところは多くない。今日(米国時間1/20)YouTubeは一歩前進して 、ユーザに実際にHTML5によるWebの閲覧を体験させてくれる。一部のビデオを、プラグインなしで、HTML5のビデオ/オーディオ再生機能を使って視聴できるのだ。もちろんHTML5がなくてもビデオは見れるが、Flashなしでビデオを見てみたいと思っている人はそれができる。その機能は、YouTubeのTestTube というところへ行ってonにする。ただし今のところHTML5の機能を実装しているブラウザはChrome、Safari、IE上のChromeFrameだけだから、このどれかを使うこと。なおこの機能はまだ実験段階なので、使えるようになるまで1〜2時間待たされることもある。
しかも残念ながら、全部のビデオには対応していない。収益化(広告入り)してなくて、注釈のないやつのみだ(YouTubeのHTML5対応プレーヤーはオーバレイをサポートしていないのだな)。でも、まあ、あのFlashべったりのサイトにしては大快挙だ。本体のGoogleがオープンスタンダード志向だから当然かもしれないが、なにしろさっさと早くやるのは偉いね。
2009年12月、米国内でもっとも人気を集めた音楽サイトはVevo だった。VevoはGoogleとUniversal Music GroupおよびSony Musicによって立ち上げられたジョイントベンチャーだ。「ミュージックビデオ版Hulu」とも呼ばれている。米国時間1月13日に発表されたcomScoreのデータによると、Vevoの12月におけるユニークビジター数は3540万を数え、MySpace Musicの3310万を凌駕している。Vevoのスタートが12月8日 であることを考えると素晴らしい成績であると言えるだろう。
ちなみにデータをよく見てみると、Vevoへの訪問者のほとんどはVevo channel を運営しているYouTubeからのものとなっている。Vevoへの訪問者数3540万のうち、3260万(92%以上)がYouTubeからとなっている。つまりYouTubeがMySpace MusicをNo.1の座から引きずり落としているというわけだ。
メディアファイルのホスティングを行っている大手である ImageShack が本日(米国時間1/12)、iPhoneアプリケーションのImageShack Uploaderの最新版を発表した(iTunesのリンクはこちら )。この最新版では撮影したビデオや写真をImageShackのみならず、YouTubeやTwitterなどで簡単に共有できるようにもなった。
このImageShack Uploader 2.0は無料アプリケーションで、iPhoneのカメラを使って動画および写真の撮影を行う。そして撮影したものを直接ImageShackサーバにアップロードすることができるようになっている。
またリアルタイム写真共有サービスのyfrog と連携することで、写真やビデオをTwitterに直接アップロードすることもできるようになった。もちろん既に撮影したものをTwitterで公開することもできる。動画の場合にはYouTubeに直接アップロードするオプションも加わった。
デベロッパにとってWebはますます、自分が作るもののための素材の宝庫になりつつある。とくにWeb上のデータにはアプリケーションプログラミングインタフェイス(API)からアクセスすることが多く、中でもYouTube、Facebook、Twitterといった巨大サイトのAPIは充実していて利用価値が高い。しかしAPIは何万ものデベロッパに活力を与えると同時に、その手足を縛るものでもありえる。子ども向けのビデオサイトTotlol を作ったRon Ilanは、APIで生きる者はAPIで死ぬこともあるということを、悪戦苦闘のあげくに学んだ。
Totlolには、親たちが選んだYouTube上の子ども向けビデオ がある。子どもが見ても安全なYouTubeだ。このサイトはもっぱらYouTubeのAPIで構築されているが、このAPIの提供条件(terms of service(ToS), 便宜約定)が変わったためにRonは、半年前に自分のサイトの無料バージョンを閉鎖する ことになり、有料会員制に移行した。それ以降、サイトの経営はひたすら落ち目だ。
突然ながら質問。FacebookとYouTube、先にサービスを開始したのはどちらかご記憶だろうか。あるいはAppleが爆発的人気となったiPhoneを発表したのは何年だっただろうか。さらにこの十年間に起こった経済上の悲劇的事件3つを挙げられるだろうか。上に掲載したWatchMojo のビデオは、ビジネス界およびテクノロジー界の十年間を3分にまとめたものだ。
動画はビジネス界の不正や破綻の問題(エンロン、住宅バブル、Bernie Madoff)とテクノロジー界に起こった変化と革新(Google、Facebook、YouTube、Twitter、そしてiPhone)を交互に取り上げている。ビデオを見るとまるで異なる世界か、あるいは異なる時代を見ているような気にもなる。次の十年も同じような動きを見せるなら、もちろんテクノロジー界の方に身を置いていたいと思うのだ。
Googleはどうやら本気で独自の短縮URLを推し進める気のようだ。つい1週間前にGoo.gl ドメインで短縮URLサービスを始めたばかりだが、今回は傘下のYouTubeが独自の短縮URL、youtu.be の提供を開始した。
この新機能はYouTubeの公式ブログで告知されている 。これによると、新たな短縮URLはYouTubeビデオ専用だという(つまりスパム業者が自分のサイトに誘い込むために悪用するのは難しいわけだ)。またブログ記事によると、youtu.beの短縮リンクにはビデオのIDが埋め込まれているので、サードパーティのデベロッパーがサムネールを表示させたり、どういう経路で口コミが広がっていったかをモニタするのに便利だという。
ただ残念なことに、この短縮URLはいささか長い。bit.lyのリンクは通常20文字前後だが、youtu.beリンクは27文字だ。これは主にYouTube IDが埋め込まれているため短縮しても11文字になっているからだ。たった7文字と思うかもしれないが、Twitterの最大文字数140文字の5%にあたる。平文でIDが利用できることによるサードパーティのデベロッパーのメリットが長さのデメリットを上まわっているとよいのだが。
世界経済フォーラム (WEF)は、過去3年間YouTubeと提携して、現代の重要な問題について感じたことを、誰もが世界の人々向けて発信する機会を与えてきた。例えばこれは昨年のWEF/YouTubeパートナーシップ に関するわれわれの記事だ。コロンビアのボゴタに住むPablo Camachoは、提案が認められ、今年1月にスイスのダボスで行われたWEF定例会議に全費用付きで招待された。
今年もプログラムが実施される。事務局では、来月のフォーラムで取り上げるべき重要な問題に焦点を当てたビデオをアップロードして「世界にピッチ」、するよう全員に呼びかけている。作家のPaulo Coelho、ブロガーのArianna Huffingtonらをはじめとする独立した審査委員会が設けられてファイナリストを選出し、その後YouTubeのコミッティーが勝者を決定する。優勝者はダボスに招待されてフォーラムで提言する。
詳細情報はこちら 。提出の締切は2010年1月4日。
今晩(米国時間12/8)この後、「ミュージックビデオのHulu」と言われ、YouTubeとレコードレーベル数社によって立ち上げられたVevo が、いよいよライブデビューする。しかし、すでにYouTube上にはビデオコンテンツが流れている。
このページ を見ての通り、YouTubeにはEminemVEVOのアカウントがある。どうやらこれは、新サービスのクロスプロモーションの一環らしい。ビデオにVevoのロゴ(前にも見たことがある )でブランディングされているたけでなく、ページにはVevoにジャンプするためのリンクまである(現在リンクはVevoブログを指している)。こうしたYouTube/Vevoページがあちこちに散らばっていて、例えばこれはToby Keith のページ。
今年1月、Warner Music GroupはYouTubeに対して、サイトからWarnerの楽曲をすべて削除 することを余儀なくさせた。ロイヤルティー支払いに関するトラブルが原因だ。これがユーザーたちの怒り を買い、YouTubeが、Warnerの曲をBGMに使っているユーザー作成コンテンツの音を消したり削除したりし始めると、抗義ビデオを作ってアップロードした。本日(米国時間11/12)これらの楽曲が、この世界最大のビデオポータルで息を吹き返し始める。Madonna やGreen Day やBee Gees らのミュージックビデオが、約1年ぶりにYouTubeで見られるようになった。
これは大変良いニュースである。しかし、YouTubeを見慣れたユーザーにとって、この新しいビデオはどこか違和感がある。どのビデオにも大がかりなブランディングが行われていて、背景はカラフルでアーティストの作品への大きなリンクもある。Warnerのみが、これをやる権利を持っている、なぜなら交渉 の結果、他のコンテンツパートナーよりも遥かに自由にページを操ることのできる契約を結んだからだ。