ZudeoはAzeurusが立ち上げた“オール合法”の新P2Pサービスだが、今朝(米国時間2/16)、初の月間営業となった1月期のユニークビジター数が100万人の大台を突破したことを明らかにした。この発表はオンライン動画の合法配信でP2Pが有力な収入源であることを示す動かぬ証拠となりそうだ。
昨年12月にBBCとコンテンツ配信契約を結んだ時に同社に取材した際には、サービス開始時のとりあえずの目標としてはTV&映画関連大手製作スタジオ20社からコンテンツの提供を確保することだという話だった。親会社のAzureusの報告では100カ国にまたがる同社のBitTorrentプラット フォームからのダウンロードは計1億4千万件という。同社はRedpoint VenturesとBV Capitalから計$12M(1200万ドル)の調達を受けている。
今日のZudeo社の発表は、Joostの最終ローンチにも面白い材料を提供しそうだ。 両社ともオンラインで高品質な動画コンテンツと商用プロダクトの配信をやっていこうとしている。もしかしたら質の悪いUGC(ユーザー生成コンテンツ)に強力なライバル出現、となるかもしれない。
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人気のBitTorrent企業Azureusが2週間前に
スタートした新たなコンテンツ共有サイト
Zudeoは「100%合法的」がウリ。このたびBBCとの配信契約をものにした。これにより、同サービスは「理論上クールなサービス」から「オンライン動画分野でのプレーヤー」に見事に転換を果たしたことになる。今回の同意のもとBBCはRed Dwarf、Strange and Invasion Earth、Little Britain、Doctor Who、Fawlty Towers、Coupling、Keeping Up Appearances、League of Gentlemen and Idealなど多数のテレビ番組をU.S.ユーザーにライセンスする。
BBC番組の中で唯一見る価値がある
The Officeが含まれていないのは悲劇的だが、確かにこの番組はAzureusのBitTorrentクライアントで容易に入手可能だからね。
パブリシャー側から見たZudeoの利点はかなり明確で、バンド幅コストを大幅に減らすためP2Pネットワークも利用できる点だ。それにユーザーにとってはダウンロードがスピードアップできる点が大きそう。
今回の同意は、パブリシャーに競合サービスを提供する
Pandoそれに
Red Swooshにとってはトラブルを意味する。もっとも、Zudeoサイドはこれらの企業に関心はないだろうけどね。IPTVをにらんだ競争がiTunes、Venice Project、ZudeoそれにYouTubeといったライバルの間で勃発しつつある。同分野に注目だ。
Azureusは月曜日の朝、大容量ビデオファイルのインデクシングと共有のためのサービス「Zudeo」をローンチする。金曜日、同社はTechCrunchに「大手映画会社、テレビ局20社と提携して無料番組を提供していく」と述べた。ただし具体的な提携先の名前はまだ公表できないとのこと。
Azureus はP2Pアプリケーションの開発で有名。ZudeoはこのP2Pの上で作動し、ユーザー同士でコンテンツ 共有ができる。しかし企業プロバイダーがコンテンツの一部を見本とし提供したり、長時間のファイルを高精細度で配信したりするのにも利用できる。同社では DVDやHDレベルの高度なコンテンツの配信に焦点を当てているとのこと。簡単に言えば、 ZudeoはYouTube(英語版記事) (日本語版記事)のようなソーシャル共有と企業から消費者(BtoC)へのコンテンツ配信チャンネルのハイブリッドだ。
CNET Networksの会長でAzureusの取締役でもあるJarl Mohnは金曜にTechCrunchに送ってきたプレスリリースで、「メディア企業はデジタルメディアによる配信に熱心になってきた。Zudeo はコンテンツを視聴者に配信するために非常に効率的で安全なP2Pプラットフォームだ」と述べている。
Azureus では「集中化してバイラルな仕組みを作る」としている。アップロードされたそれぞれのアイテムにはユーザー投票によるランク付けがされ、“Azureus Magnet”と呼ばれるエンベッド用のコードが提供され、ユーザーが他のサイトでコンテンツを共有しやすくする予定。
Azureusは$12M(1200万ドル)をRedpoint VenturesとBV Capitalから調達した。YouTubeが当初集めた資金が約$11M(1100万ドル)だったことを考えると、ビデオ共有サイトにしてはずいぶん多額な資金といえる。AzureusのCEO、Gilles BianRosaはこの資金はマーケティングとチームづくりのために使われる予定だと述べた。
現在、Azureus には15人の従業員がいる。同社によると、現在までにクライアントのダウンロードは1億3千万回を数えている。大部分はSourceForge.net経由。週に平均50万回の新たなダウンロードがあり、1500万ユニークユーザーがあるとしている。
Azureusがコンテンツプロバイダとの提携を選択したのは、これによってもっとも利益が確保できると考えたからだとしている。
「今日からコンテンツの作成者やパブリッシャーはZudeoを利用して、容量もビデオ画質にも制限なしに、あらゆるデジタルメディアを無料で配信 し、プロモートできる。それだけでなく、わが社のソーシャルネットワークツールを利用してコンテンツを、ブログやSNSを含めたウェブ全体に広めることができる。同様に、映画、ゲーム、音楽ファンは急速に拡大中の高精細度のコンテンツのライブラリーにアクセスし、簡単に友人と共有できる」と BianRosaは述べている。
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