Google ペイパークリック型 ビデオ広告- なぜ私が「負け」に賭けるか

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Google は新しくクリック保障型(PPC)のビデオ広告サービスをローンチする。Adsense を利用してシンジケートされる。Google の通常のテキスト広告のように、広告主は広告スポットを入札し、ユーザーがビデオをクリックすれば課金される仕組み。このビデオ広告を載せる Google ブログはこちら。 悪いことに、Adsense を配信するパブリッシャーはビデオ広告の表示からは手を引くことができないようである。私の所管:広告主、パブリッシャー、ビューワーの間でヒットするサービスになるとは思えない。

まず、Google は自分達のドッグフードを食べる必要がある。独自のサイトでこのビデオ広告を載せる方向では考えていない。なぜ?おそらく、初期の段階でテストしたところ、コンシューマーは “邪魔にならないテキスト広告” ほどビデオ広告をクリックしたいと思っていないと分かったのだろう。もしくは、おそらく ”超” がつくほどすっきりとしたサイトに、このような煩わしい広告で汚したくないと思っているのかもしれない。どちらにしろ、Google検索に連動することなしでは、広告主はこのサービスに興味を持たないことは確実である。

二つ目は、誰かがビデオをクリックすると、ウェブサイトに導かれるわけではないという点。 ROI を期待するのなら、さらなるアクションが発生しなければいけない。売り上げや他追跡可能なアクションを結果とする Adsense のほうが好まれる。 ビデオではそれができない。ウェブはマルチメディアの配信を急速に簡単にはしたけれど、人々はまだテキストを好むのだ(だからブログはポッドキャストよりも人気なのだ)。

三番目は、小規模のビジネスはすでに通常のテレビ広告によるすばらしい方法を持っている。 SpotRunner は、小規模ビジネスの広告作りを支援しており、低価格で通常のテレビに広告を配信してくれる(たとえば、カリフォルニア州の中心部にESPNチャンネルで$44)。

4番目に、人々はビデオ広告をクリックしたくない。ほんとうに、全くこういった類のものは見たくないのである。もし、 HondaのすばらしいCog広告のように、ほんとうにかっこいい案があるなら、バイラル的に広まるであろうが。それを見るユーザーにお金を払う必要はない。

5番目に、広告制作は手間がかかる。昔に比べれば簡単になったけれども、テキスト広告を作成するよりも時間がかかる。Adsense の広告主の一部だけが参加するであろう。そうなると、キーワードによる広告の入札価格を顕著にさげることになる。

6番目に、これらすべての要素は低い PPC とクリックスルーレートに繋がる。Adsense パートナーはテキスト広告での収益ほど稼ぐことはできない。それに、この広告はスペースを多くとると思うのだけど(グラフィックはウェブサイトの look and feel を邪魔する性質がある)。パブリッシャー側はこんなものを採用しないだろう。

Google のボタンをクリックすることで広告主と直接連絡が取れる(家庭の電話が鳴る)”Click To Call experiement”のように、このアイデアは影の薄いものとなるだろうと確信している。

そして、私の見解が正しいにしろ間違っているにしろ、パブリッシャーにとってビデオ広告からは手を引いたうえでadsense ad を表示させる仕組みを Google は提供しなければならない。

更新:Seamus McCauley氏も、このトピックに関し聡明な意見を持っている。今ではなくなってしまった Google Printと次第に衰えた click-to-call サービスのように関しても述べている。いいブログだ。