YouTube、1日に1億のビデオを配信

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今朝(米国時間7/17)のビッグニュースは、YouTube1日あたりの配信数が1億を超えたと発表したこと。2005年はじめに設立された同社は、Sequoia Capitalから少なくとも1150万ドルの資金を調達している。YouTubeは多数あるビデオ共有サービスを提供するベンチャー企業の一つだが、どういうわけだか他社に比べ圧倒的な地位を築いてしまった。今週末の発表によると、オンラインで視聴された60%のビデオが YouTubeによって配信されているとのこと。

どうしてこんなことが起こったのだろう?Flashの組み込みで早期にMySpaceに受入れられたれたのがその一因かもしれない。あるいは、ソーシャルネットワーク機能(最近Google Videoにも追加された)が勝因のコンビネーションだったかもしれない。また、シンプルな読み通り、覚えやすく受けそうなURLで、気の利いたブランド作りが出来たこともその理由かもしれない。NBCや他の色々なコンテンツ製作者とのパートナーシップが功を奏したのかも - もっともこのことは、サイトが人気を得た”結果”のことであって”要因”ということではないのだろうが・・・。どうしてYouTubeが人気を集め、他のサービスではそれができていないのかは実に説明し難い。ただ単にYouTubeは、シンプルで、簡便で、それなりにきちんと動作するということで皆に気に入られているだけ、、、それ以上は、別にミステリーなことは何にも無いということなのかもしれない。

まだ答えが出ていない大きな問題は、YouTubeのサービスが商売として成功するかどうかということだ。YouTubeが月々1290万のユニークビジターがある(2006年3月)とされていたとき、Forbesは、回線費用だけでも月々100万ドルに近づきつつあると4月に予測した。そして3か月後の今、同サイトのアクセスは毎月2000万ユニークビジターになりつつあるとレポートされている。

各ビデオの上部に表示されるバナー広告ではとても充分な収入になるとは思えない。利用料無料でユーザーによりアップロードされたバイラルビデオで成り立っているサイトに付く有料のパートナーシップが主たる収益になるとも思えない。とすると、将来的にはもっと広告が追加される必要があるというのは当然。そのときにユーザーが、これを受け入れるのか、それとも他のビデオ共有サービスに移っていってしまうかというっもまた重要な問題である。新型のソーシャルウェブサービスが大衆に受け入れられるためには、広告にさえ抵抗を持つフリーライダー(ただ乗りユーザー)を受入れることが条件となるのだろうか?私はそうは思いたくないが、実際にはどうなるか様子を見てみるしかないだろう。何かが起きなければ、YouTubeは「Bubble2.0 (ベンチャー企業がユーザーの不足ではなく、存続可能なビジネスモデルの欠如のためにもがき苦しむ時代)」の申し子になってしまうだろう。

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