Gizmo、既存のVOIPビジネスモデルに大打撃

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オープンスタンダートをベースとしたインターネット電話サービスのGizmo Projectが今日(米国時間7/20)思い切った動きに出た。60カ国で、Gizmoユーザーによる電話代を永続的に無料にするという。何処でも、誰に対しても「完全に無料」というわけではないが、固定電話や携帯電話への電話料金が一般的な収益モデルとされていた中、この動きは既存モデルからの脱却となる。 電話を利用する両者はサインインし、サービスをアクティブにするには最近のGizmoアカウントを取得しておく必要がある。

Gizmoは、SIPphone、MP3.com、AjaxLaunchとその他様々なプロジェクトのファウンダーであるMichael Robertsonを含むチームによりほんの13ヶ月前に設立された。

Gizmoが提供するほかの機能は、よくできた「one-click録音」、「アメリカ50の都市と英国で月額3ドルで利用可能なCall-In番号」、それに「FreeConferenceCall.comとのパートナーシップ」がある。オープンスタンダートをベースにしているということは、サイロ(Wikipedia:サイロの意味)のように閉ざされたサービスでなく、他のVOIPネットワークに参加するサービス間でも電話ができるということだ。

Gizmoは、Skypeのような巨大ユーザーベースがなかっただけで、ここしばらくは間桁外れに魅力的なサービスであった。通話録音を使用してみて、もし他の人々も同サービスを利用しているならまた使ってみようと思う。eBayの買収後Skypeはすっかりと勢いを弱めたため、ユーザー数においては、Gizmoは今日 (米国時間7/20)の発表によってより優位なポジションを確立することができるだろう。

この発表はこの分野にとって、どんな意味をもたらすのか?もし通話料が無料体系へと向かっていくなら、全ては付加価値機能次第である。ビデオ機能、改善されたカンファレンス機能のサポート、SMS - VOIPが実質的な利益を見いだせるためにどのような機能を提供できるのか想像することしかできないが・・・。おそらくこういったコンシューマー向けVOIPサービスは、無料のサービスを”客寄せ商品”としつつ、企業用VOIPサービスの提供を強化していく必要があるだろう。ウェブインターフェースに広告を差し込むことで、広告支援のフリーコールを提供することは納得の案かもしれない。VOIP-out(固定電話・携帯電話へのコールの意)による収益に代わる手段が何なのかは分からないが、面白いことが起こりそうである。

この無料版VOIPの未来はまだまだ分からない。VOIPの有料電話の殆どは、おそらくGizmoや他のVOIPサービスを利用したことのない人たちの固定電話へかけられている。この事実は今日の発表による影響を小さくするものであり、マーケティングアプローチとしては”皮肉な動き”といえるかもしれない。Skypeはときどき異なる特定の国に対し、固定電話への無料サービスを提供している。Gizmoのアプローチが果たして牽引力となり、ユーザーベースの拡大へと繋がるかが見所である。

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