Guba

オンラインの著作権侵害動画探しはGubaのJohnnyにお任せ

次の記事

37 Signals、Jeff Bezosからの投資を受け入れ

大手映画スタジオ数社と最近配信契約を結んだネット動画サービス企業Gubaが、著作権のある動画クリップを自動的に検出し警告フラッグをつける新技術をラウンチした。サーチ対象には修正後の動画も含まれる。ニックネーム”Johnny”(映画”Johnny Mnemonic“にちなんで)のこの技術は同社が全米映画協会(MPAA)と共同開発した。同社では他の動画共有サイトにライセンス提供を進めていく意向。

これが本当に動くなら、オンラインの動画産業の展望に大きな影響を及ぼしそう。例えばこれまで見放題だったYouTubeのAnimal Planetも、これでオサラバとなる。

フィルターには既にTV番組と映画合わせて計100万本以上の作品が登録されている(同社)。映画スタジオと最近契約が成立したのも、このフィルターの登場に負うところが大きい。技術自体は4年の歳月をかけ実現した人工知能を独自に応用したもの。 ウェブのクロールはじめ、どんなコンテクストにも応用がきくと、同社共同創業者Tom McInerneyは語る。Jonnyの役割は著作権のある動画コンテンツを探して警告フラッグをつけるところまでで、そこから先どういう商慣行で対処するかは著作権者本人の判断に委ねられる。

Johnny導入については他の動画共有サイトと既に話し合いに入っている(同社)。この技術が出たおかげで買収も今まで以上にやり易くなるだろうと、McInerneyは語る。特にこの8年間、外部からの投資が途絶えている同社にとっては成長に弾みがつくことが期待される。

著作権を効果的かつ自動的に監視できる技術を提供するのはいいが、これに他のネット動画サービスがわざわざ好んで飛びつくだろうか?  結局こうしたサイトの大多数は、著作権のある素材を見せるからこそサイトとして成り立っているのではないか? という疑問は残る。これについてGubaのMcInerneyは、世の中が完璧ならGubaはSouth Parkの動画クリップで溢れ返るはずだけども、これからは訴訟が山のように押し寄せてくることが自分には分かっているから、同社としてはJohnnyの裏方の技術に徹する方が賢いと考えた、と語っている。

家庭用ムービーや動画ブログも、そろそろ改善の時期に差し掛かったということか。Gubaが実用に耐える技術なら、これまで仮説を元に出てきた種々の著作権問題にも技術の領域から今後は解決策が示されていくことになろう。

取材協力:Neil Kjeldsen

[原文へ]