リアルタイムで注目データを追うTouchstoneのAttention Data

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私はRSSが好きだ。IMも好きなら目立つのも好き。 (こんな仕事にありつけて本当にラッキーだ!) – なんて、Attention Dataのコンセプトに本気で感化されちゃったようだ。全部一緒にくるんでギリギリの土壇場でリボンを掛けた、それがこのTouchstone Attention Management Engine(注目情報管理エンジン)だ。いや、素晴らしい。

TouchstoneはChris SaadとAshley Angellが創業したオーストラリアのFaraday Media社が手がけた。今はプライベートの試用段階で毎月希望者数百人に招待状を送っている。 新型バッチは公開済みだが、これはWindows対応のみなので注意が必要だ。

第一次ラウンドの投資は今日これから発表になる。詳細は一切明らかにされていないが、Saadに話を聞いてみたところ今回の投資で同社の開発にも大きな弾みがつくだろうと展望を語ってくれた。彼とこうして実際に話してみて、Touchstoneが何をしている会社なのか彼の口から聞くまでは、正直言ってどうかなと疑問に思ってい た。投資調達の取材の前にも実は何ヶ月か前に同社のサイトに行ったのだが、その時は何なのかサッパリ分からず退散した。Touchstoneのようにクールなサイトには随分長い間お目にかかってない。やっと理解できたのは自分的にとても嬉しいことだ。

Tourchstoneって何よ?: 情報のソースを何本かまとめて一つに統合化できるデスクトップ専用アプリ。情報はすべて自分が管理するフィルターを一式通してくれる。何か重要な案件が引っかかれば自動的に通知。通知手段はイロイロで、自分が設定したフィルターの優先順位から重要度を判断し、それに適した方法で知らせてくれる。

何ができる?:RSSフィードやatomフィード、POPメールやGmailの着信を読み込めるようTouchstoneを設定し、あとは入ってきた情報を予め設定したキーワードでフィルターに掛けることができる。キーワードはスライダーで段階的に重要度を設定できる。で、案件の重要度に応じ通知方法もシステムに設定しておける、というわけ。
Saadは同社のフィルターはキーワードだけのものより若干複雑にできていると言う。各アイテムの重要度、ネットの人気度、何時間前のものかまで関連付けて総合的に判断してくれるのだ。長期の実証結果を見てみないと何とも言えな いが、聞いてみた限りでは賢いアプローチと言えそうだ。

使ってみたい人は是非。このデスクトップ用アプリは、手持ちのコンピュータのコンテンツをスキャンして自分のこれまでの仕事内容から候補のキーワードを推薦してくれたりもする。 これは同社がIntuitive Attention Managementと呼ぶもの。データはすべてローカルに保存され、外部に漏れる心配は一切ない。

新規イベントの告知手段は、①システムトレイのアラート(トースト)、②News Ticker式のバー、③重要度最高の案件が起こった時だけカーソルの後ろに数秒間フロートで警告が流れるカーソルトレイルの3通り。

メールボックスにすごく大事なメールが届いた、Basecampで自分に重要な新規タスクが割り振られた、気になるトピックがDiggのフロントページの議題になった、そんな時にはカーソルトレイルがすかさず教えてくれる。カーソルトレイル…元気でやってる? という感じだね。

今はフィードとメールだけで、それ以外は未対応だが、同社ではこのシステムで使える新規のインプット&アウトプット専用アダプターを開発者コンテストで募っている。Saadによれば既に50人が参加登録済みという。将来的に実現が望まれる機能については、ヒントになりそうなアイディアがココにたくさん出ている

ビジネスモデルだが、公開後もこの素晴らしいサービスは無料。その場合、内容ピッタリの広告が周りに表示される。それが嫌な人は広告抜きの有料バージョンを選べばいい。

これはMac版さえ出たら、私のワークフローのコアになりそうなタイプのツールだ。この小さいけれど夢のようなツールが実現したら、きっと今使っているデスクトップならNetNewsWireとAdiumの間にくるのではないか。情報エコシステムをスマートにパーソナライズする方向で極めた製品である。RSSは何故強いのか?この問いに全く別の角度から回答を与える事例である。Touchstoneの挑戦はまだ始まったばかりだ。

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