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CNNとAOL新ビデオサービス スタート-スタートアップにとっては危機?

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Time Warnerが持つ2つのサイトがオンラインビデオ(サービス)に本気で動き出した。CNNはストラテジーの核となるユーザー生成コンテンツ(user generated content)ビデオを収集したシステムを、今日(米国時間7/31)正式にスタートするとしている。ベーシックな部分はすでにCNN Exchangeにあがっている。システムは Blip.tvによるもの - Blip.tvにしてみれば大物獲得の契約だ。今週末のCNet記事によれば、YouTubeにあがっていた”レバノンから当地の紛争の模様を伝えるビデオ”が、Exchangeへの最大のインスピレーションとなった述べているが、本サービスがそれより以前から準備されていたと思わずにはいられない。CNN Exchangeはもちろん、(既存のビデオを再度)アップロード、共有することよりも(新たなビデオファイル)の投稿を中心とするという。一体サイト上に「投稿」ビデオが全体のどの程度を占めることになるのか興味深い。CNNは投稿されたコンテンツの非独占所有権を有し、コンテンツプロバイダー(投稿者)への支払いは予定していない模様。

New York Timesが今朝(米国時間7/31)報じたニュースによると、AOLは金曜日にビデオサービスを公開するという。AOLで提供されている多数のサービスは水曜日をもって無料になる予定。広告(コマーシャル)なしのdownloads-to-own(ダウンロードして所有)は1.99ドルから。ウェブ上のコンテンツを検索するためのAOLビデオサーチに様々な無料サービスが加わる。

CNNとAOLはTime Warner社の傘下。果たしてニ社間でビデオストラテジーにおける相互交流があるのかどうかというのが疑問。

その他質問しておきたい疑問点としては:オンライン上に現る無数のビデオ共有・ダウンロードを提供するスタートアップ企業にとって、今回のニュースは致命傷になるか?おそらくそうはならないだろう。各サービスはそれぞれユニークだし、この2大プレーヤーに比べて他のサービスは、編集コントロールの点でははるかに甘い。

結局、大手とスタートアップは従来と同様のポジション: メディア企業の編集チェックを通過するのと引き換えに多くの人々の目に触れるポジションをゲットできる、大手メディアでのサービス。または、魅力的なコンテンツを作成し、数あるチャンネルに向けバイラル的に広がることを期待できるスタートアップのサービス。

CNNは、事前のチェックなしにコンテンツをアップロードさせるようなことは多分しない。「門番としてのメディア(media-as-gatekeeper)」時代に生まれたメディア企業にとって、ブランディングの視点から考えてもそれは非常にまずいことだから。CNNが、YouTubeがやっているようになんでもかんでも受け入れ、サイトビジターにエンドレスなクリックを誘いかけるようなことをするとは考えにくい。talking dogs(YouTube上に掲載されているユーザー投稿によるペットのビデオ)なんかは、CNNには受け入れてもらえないことは言うまでもない。YouTubeマイナスtalking dogs(とその他の著作権で保護されたコンテンツ) 対 CNNプラスユーザー生成ビデオ。これらは決してイコールではない。

このような大手プレーヤーの参入よりも、オンラインビデオサービスの供給過剰のほうが、効率的な市場参入において最大の障害だと思う。これからも大手プレーヤーとスタートアップは種類の大きく異なったサイトととして、ありつづけるだろう。

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