PrefPass

PrefPass、匿名のままサイトを簡単パーソナライズ

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logoサイトは個人情報を入れるのがイヤだし、いちいち登録フォームの入力も面倒。そんなユーザーのために、これを完全にパスして各種サイトのパーソナライズが楽しめる新プロジェクトPrefPassが登場した。サイトの作り手もターゲットを絞ったコンテンツ配信ができるほか、読者の邪魔にならない広告掲載も可能。なかなかクールなアイディアだ。アカウント登録が必要なニュースサイト用にダミーのアカウント情報を貯めておけるサイトBugMeNot.comが好きな人は、このPrefPassもかなり気に入るはず。参加した人みんながトクできるwin-winなシチュエーションというわけだ。

PrefPassを開発したのはサンフランシスコ在住のAdam Marsh。まだ今はプライベートのベータ段階だけども、サイトのホームページからベータのアカウントをリクエストできる。

ユーザーは、個人ブログ、お気に入りサイトなど普段から出入りのあるサイトのURL情報をシステムに渡す。すると、これらサイトで使われているカテゴリーやタグが、また他の関連するソースからの情報も含めて、”prefs(お気に入り)”、つまりユーザーの興味ある情報、としてシステムに取り込まれる。PrefPass参加サイトを訪問しているとき、ユーザーはサイト上のボタンを押して、自分のprefs(=興味範囲)へのアクセスをサイトに許可するパスを与えることができる。パスがもらえると、サイト側は色々なレベルでのカスタマイズしたコンテンツの配信ができるようになる。サイト内のお奨めブログエントリーから、ウェブ全体からピックアップしたオススメのブログエントリー、Yahoo!のニュース検索結果の表示、もちろん、ユーザー個人の嗜好に合わせたコンテキスト広告も入っている。

screen shotサイト管理者には、サイトでPrefPassを取得したビジターの興味範囲に関する詳細レポートが届く仕組み。この画像は僕の個人ブログMarshallk.comのサイドバーの上のPrefPassのパーツの表示。僕がいちユーザーとしてTechCrunchに興味ある人間だということをPrefPassシステムに登録し、その後、MarshallK.comサイトに対しては僕のPrefPassをViewすることを許可したところ、このようなブログエントリーのレコメンデーションを僕にリストアップ表示してくれたというわけだ。

細かいこと言ったらベータ抜けるまでに改善できたらいいなあ、というポイントはいろいろあるんだけども、例えばおすすめエントリーのリスト、これはPrefPassを許可したユーザーにだけ見れるようにするといいね。今のままだとサイトに来たビジター全員にログイン無しで全最新エントリーが見れてしまうから。あと、このウィジェットの表示エントリー数も自分で決められたら嬉しい。ここの検索/RSS/javascriptがPeter CooperのFeedDigestぐらいスムーズだったら、もう言うことナシなんだけど。

システムはスマートな仕上がり。 javascriptは各サイトのCSSをきちんとハンドルしているし、サイト管理者が使うウィジェットも豊富に揃っている。基本的なアイディアとしては読み手とサイト管理者双方にメリットのある仕組みのようだ。匿名性を保ったままシステムがこちらを実在の人物だと証明してくれて、しかも実際の興味範囲まで読んでくれる、これは素晴らしいことだ。Prefpassでなら読み手も管理者に自分の興味でパーソナライズしたコンテンツ配信を無理なく許可できそうだし、むしろ、それが楽しみになるんじゃないかな。

このサービスがビジネスモデルとしてどうかはまだ分からないが、いろんな方向に発展性があることはハッキリしている。収入をどう吸い上げるかという部分がうまく片付き、システムとしてもバイラルに広まるならば、PrefPassの大成功も夢じゃないだろう。 BugMeNotはサイト管理者がちょっとイライラするシステムで、ユーザーにとっても取り立てて便利というほどのこともないが、このPrefPassはみんながトクするシステムだし広める価値は大いにありそうだ。

【日本版よりひとこと】
マーシャル
、想像通りの丸眼鏡ヒゲ男です。(st)

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