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Famsterのハムスター君、あなたのママと繋がりたい

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Famsterは機能盛りだくさんなFlashベースのソーシャルネットワークサイトだ。カリフォルニア州Whittierに本拠を置くウェブデザイン企業Ivenueが始めたサービスで、 大人向けのソーシャルネットワークとしてメインストリーム入りを狙っている。ビジネスモデルはまだ固まっていないようだし、ハムスターのマスコットなどサイトのブランドイメージ戦略にはちょっとあやしいところがあるものの、機能の充実ぶりはたいへんなものだ。サイトのデザインもたいへん良くできているので、ターゲットとしている層からはかなりのユーザーを獲得できそうだ。

ユーザーには、1GBのファイルストレージ、1GBのビデオストレージ、 Famstermailのメールアカウント1つ(容量1GB)、無制限の写真のアップロード、スクラップブックページ、ブログ1つ、簡単なRSSリーダ、カレンダー付きto-doリスト、Yahoo!マップと統合されたアドレス帳、23,000ものあらかじめ登録されたレシピに加えて自分のオリジナルのレシピを投稿できるセクション、さらに家系図づくりなどファミリーユースを狙った機能等々が提供される。

このサービスには性犯罪者の居住地などの動静を地図上に表示する機能がある。(訳注:カリフォルニア州ではMegan’s Lawという法律の下、児童を性犯罪から守るため過去に性犯罪の前科を持つ者は住所・名前などの個人情報の登録が義務付けられ、ウェブサイト上で公開されている)またFamsterは子供たちのネットワーク上での安全についての記事―「オンライン性犯罪者の危険:あなたが考えているより怖い」などといったタイトルだ―へのリンクを張っている。しかし、少なくともこのような最近の研究によれば危険はいわれているほど大きくはない。世間に広まっている不安に迎合しているように思えて、いささか疑問を感じた。それに加えてFamsterという名前もどうかと思うし、ハムスターのアイコンもうるさい。個人的には趣味が合わない。が、それはさておき。

ウェブIM、写真の取り扱いのの全般的な改良、モバイルブログ、写真とビデオの共有、SMSのサポート、カレンダーの記入事項のアラートなどの機能が準備されており、近く提供されるとのこと。

ストレージのコストが最近こんなに低下してきたのはいいことだ。先週FamsterがDiggのニュースになったときにはストレージ容量ははるかに少なくて、多くの批判を浴びていた。このサイトには広告は入らず、プレミアム(有料)アカウントもない。このサービスは準備に相当な時間をかけてきたことがうかがわれる。なかなかすごいサイトのように思える。

ユーザーが自分や家族のメンバーのビジュアルなアバターを作れるセクションもある(CyWorldのminihompiesみたいなもの)。あれこれいじれる要素があるのになぜか頬骨の形には選択肢がない。頬骨の形が同じでは結局誰も彼もなんとなく気味悪く似た顔立ちになってしまうではないか。

頬骨はともかく、このサイトはアーリーアダプターに受けそうな機能とファミリーユーザーが喜びそうな機能の奇妙なごた混ぜになっている。このサイトが最終的にターゲットにしなければならないのはファミリーユーザーだろうから、写真のページのpermalinkのような機能は必要ないのではないか? この種のサービスでは、暗闇の中の一撃というか、水面下の秘密交渉から突然浮上する企業提携や買収の成否が運命を決めることにならざるをえない。Famsterにしても[ビジネスモデルとしては]もっと大きな企業に拾い上げてもらうことを期待しているのではないだろうか。ファミリー向けの親しみやすいソーシャルネットワークを保有することを考慮している巨大メディアビジネスにとっても、Famsterを買収するのは悪くないアイディアだろう。Famsterのハムスターがある日、Good Housekeeping誌の傘下に現れるなんてことがあるかも。

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