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Pixsy、画像のメタサーチで収益化を目指す

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logoビデオ検索エンジンのPixsyは、今月初め、Time誌のクールなウェブサイトトップ50(Top 50 Coolest Websites)に選ばれ“利口もの(Clever)”と称されている。今夜(米国時間8/23)Pixsyと彼らのテクノロジーについて話をしてみたが、すばらしく巧妙なアイディアがあるようだ。Pixsyは現在のペースで増えつづければ、来年の第1四半期には50億の索引づけされたサムネール画像を蓄積することになるとされる。Pixsyはこれをもとに大きな収益を上げられそう。画像はYouTubeからNew York Timesにまであらゆるところから来る。アイディアというのは企業にこの巨大な索引付きサムネールをライセンスしようというもの。自社のニュースその他のページの検索に特色を出したいと考えている中規模から大規模なメディア企業に対し、AjaxのUIを利用したバーティカルサーチを提供する。Pixsyは現在500万から1000万件のイメージを索引づけしているが、この件数は指数関数的に拡大中だという。去年、Yahoo!は15億件、Googleは20臆件の索引づけしたイメージを蓄積していると書かれている

Pixsyは来週、StarHabitというデモサイトをスタートさせ、その後すぐにブロガーをターゲットとしていく。この点ついては後で詳しく説明する。

EOのChase Norinは(以前は広告会社のValueClickにいた)私のインタビューに答えて、Pixsyでは顔の認識、字幕の読み取り、音声認識によるテキスト化などの技術を組み合わせて画像の索引づけに利用していると述べた。画像データはRSSによって取り込まれる。Pixsyのメインページに加えて、同じドメイン内のMorpheus Visual Searchも面白い。

知的所有権上の問題はないのかと尋ねると、Norinは2002年のKelly v. Arriba Softの判例を上げてサムネールは「正当な引用」と認められていると答えた。Pixsyは自分たちもカスタマーも検索結果の画像の周囲にどんなオンライン広告であれ好きなだけ並べることができると考えている。GoogleもYahoo!も現在は画像検索のサムネール表示画面には広告を配置していない。Ask.comはページの一番下にいくらか広告を載せている。Norinは「検索によってより多くの訪問者が元のサイトを訪れるようになるはずだから、ウェブサイトのパブリッシャーはPixsyを歓迎するはず」 と述べた。これはそうだろうと思う。

Pixsyは来週前半にも同社のテクノロジーのショーケースとなる「StarHabit」というサービスを開始する。このようなバーティカルサーチが重要かつ利益の上がる部分となることが実証されるのを希望している。Starhabitはセレブの写真とビデオを専門に検索する。

logoまたさらに間もなく、ブロガーのような小規模なパブリッシャーやソーシャルネットワークのユーザーに対して、ページ内に設置できるカスタム版のPixsy検索ボックスが提供されるようになる予定。検索結果の画面に表示された広告からの収入の一部(割合は明らかにされていない)がパブリッシャーに分配される。ブロガーはこの試みに乗ってくるだろうか? 私は懐疑的だ。UIの使い勝手が特別によく出来ていれば別かもしれない。そういうこともあるかもしれないが、ブロガーのような小規模パブリッシャーは、検索ボックスを通じて訪問者がPixsyサイトへ流出してしまうという犠牲を払うかどうか僕には分からない。

むしろ本当に可能性があるのはサムネールを大企業、大手メディアにライセンスすることではないだろうか。テキストコンテンツを多数統合して配信しているカスタマーはそれにリアルタイムで適切な画像その他ビジュアルデータを統合することに大いに興味を示すだろうと思う。 Pixsyの技術を単なるオンライン広告ベースで使うのではなく、本当にクリエイティブな利用法が発見されるといいと思う。小規模パブリッシャーに対するUIがよくできていて、大手パブリッシャーに対するライセンスの料金設定が高すぎないことを祈る。そうであればPixsyは誰にとってもすばらしいエクスペリアンスを提供できるだろう。

Pixsyが引用した数字によれば画像検索は今日ウェブ検索でもっとも急速に成長している分野であり、Pixsyはこの分野を収益化するのに絶好のポジションにいるのではないか。

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