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SystemOne: 書きながら同時に情報収集!

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Zune、MySpace的なソーシャルなつながりを提供

SystemOneは大企業向けコラボレーション支援の新サービスを今月DEMO(訳注:年に2回開催される新商品やテクノロジーのロウンチ発表を中心としたカンファレンス)で発表する。早速見てみたが、これはよさそうだ。中小規模ビジネス向けにも今年中か来年早々に提供予定で、一般消費者向けは来年中頃とのこと。この実体はwikiで、ユーザが文章を書くとリアルタイムで解析して、wiki内の他のページや、一般のweb、自分がアップロードしたRSSフィードのOPMLファイル、Eメールなど、システムがアクセスできるあらゆるファイルから関連した検索結果を探してきてくれる。

タイプするにつれて検索結果数が変化していくところが見える。書いたテキストは構文解析された上で、その文章の真の主題が何であるかが決められる。 検索結果の数字をクリックするとAjaxで作られたドロップダウンボックスに結果が表示される。結果の文字列はコピーしてテキストに貼り付けたり、参照先の情報へリンクすることができる。

wiki内部や外部のwebからのインバウンドリンクを表示し、文書の解析が進むにつれ、同じテーマについて書いている他のユーザを紹介してくれるJavaアプレットもある。ある文書が何回、いつ読まれたかはグラフで表示される。

つまり、共同で作業している文書はいつでもリアルタイムで解析されていて、個人や全世界から集められるあらゆる関連情報がいつでも身の周りにあるということになる。当社の独自の製品説明を見たければ、実によく出来たバズワードフリーのスクリーンキャストを見てもらいたい。

ユーザー・インターフェースはこのコンセプトと並んで美しい。理解しやすく使いやすいし、テクノロジーに明るくないユーザーにも取っつきやすい。プライバシーや編集管理の設定も容易で、将来は管理者が特定のグループやユーザー毎にアクセス権限を与えられるようになる。テキストの一部や他の部品をドラッグしてページ内を動かすことができるなど、非常によいWYSIWYGエディターだ。ファイルやイメージなどの部品は、ダッシュボードから文書内にドラッグアンドドロップできる。動きはだいたいいつもスムーズ。自分のwikiページを、内部のブログに変えてパスワードで保護することもできる。

このシステムの本当の力は「セマンテック(構文)分析」と「関連付け」にある。最初にテストした時から非常にいい感じだ。僕の個人ファイルや共有ファイルなどの文書を検索するためにシステムとつなぐサーバーはなかったのだけどね。IMAPかPOP3を使えるメールアカウントと接続して、関連するメールを表示することもできる。文書の主たるテーマが何であるかをシステムが見つける能力は、僕がこれまで使ってみた限りしっかりしている。

SystemOneの戦略責任者のBruno Haidが僕に話してくれたところによれば、SystemOneと同じことをやりたがっている人は他にもたくさんいるけれども、構文と関連の解析をスケーリングするのは本当に大変なのだそうだ。Haidは、自分たちはそのやり方を見つけたと信じていて、ヨーロッパの大企業の数社で行ったパイロットテストは成功したと言っている。

このサービスのエンタープライズ版はDEMOで発表される予定で、実運用はSystemOneのサーバー上でも、顧客のサイトに置いた設定済のサーバー上でもよい。基本料金は、月額1アカウントあたり80ユーロだが、Haidによればスケーラビリティが高くなるにつれ安くなるだろうとのこと。

オンラインコラボレーションの文書作成システムはみんな大好きなのだけれども、企業で使うためにはセキュリティが大きな障壁だ。SystemOneを自社のサイ トで使うというオプションがあることは、この問題にとって重要な解決方法だ。小さなことだが機能に関して回答が必要な重要な質問がいくつか残っている。「ユーザーはページ全体ではなく、ページ内の特定の部分に関連する情報を見ることができるのか」とか「組織の中のどのOPMLリストを検索したいのか、自分のだけなのか全員のなのか」など。このあたりのことは、時間がたてばはっきりしてくるだろ。SystemOneの基本コンセプトは実にすばらしい。市場に出る時にはやり遂げてくれていることを期待しよう。

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