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VOIP―ディテールで興ざめ

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普通の電話から安く通話ができるVOIPサービスがいろいろ出ている。 ただどれもマスマーケットにアピールできるようなサービスではない。

VOIPはVOIP電話機ないしソフトウェア(Skype、Vonage,etc.)から利用すればすばらしいサービだ。これらのVOIPネットワークは他のVOIP電話への通話はもちろん、通常の電話網にも接続し普通の電話とも比較的安い料金で通話できる。ずいぶん昔から私は普通の電話を止めてVonageを使っているし、最近では多くの人が普通の電話からVOIPに乗り換えている。

しかし一群の新しい会社が普通のPOTS (plain old telephone service) 電話(多くは携帯電話)から、別のPOTS電話に対して無料または安価にVOIP通話を提供するサービスを開始している。これはうまくやれば巨大なマーケットを狙える分野だ。問題は、ただ、誰もまだうまくやっていないという点。マスマーケットでは、使い勝手がとっても簡単シンブルなるまでは、こういうサービスを誰も使ってくれない。

これらの会社ではVOIPの導入にあたって次の2つのアプローチのいずれかを取っている。ひとつは、発信元の電話番号と通話先の電話番号の両方をユーザーに尋ね、サービス側で両者を呼び出し、それから両者を接続するというもの。2番目の方法は通話先に通常の電話網の番号に代わる独自の番号を割り振るもの。この番号はVOIPが管理し、いちばん料金がかさむ部分で通常の電話網をバイパスさせる。

どちらの方法もその場ですばやく電話をかけることができない。どちらの方法でも発信にはいくつもの手順を踏まなければならず、しかもたいていの場合ウェブサイトを経由する。(つまりユーザーはコンピュータの前にいるか、携帯のブラウザからサイトにアクセスしなければならない)。

ここにわれわれが調査した例をいくつか紹介する。

Jajah:まずウェブサイトに行って自分の番号と相手の番号を告げると、双方の電話が呼び出されて通話が始まる。電話料金 は非常に安く、無料の場合もある。しかし使うためにはコンピュータの前にいなければならい。また無料ではない通話をする際にはあらかじめJajahと料金支払いに関して契約しなくてはならない。ただ、今週、なにか重大発表があるということなので、要注目。

Rebtel: Rebtelについての最初の記事はここに。Rebtelは最近なんと$20M(2000万ドル)ものベンチャー資金調達を発表したばかり。Rebtelはおそろしく込み入った通話方法をとっている。基本料金は毎週$1(1ドル)。サービス側でユーザーの希望する通話先(友達)ごとに特別の市内通話番号を割り当てる。発信者は通常の電話番号の代わりにこの割振られた番号にまずかける。受信者は電話を一旦受けるがすぐに切り、このときにかかってきていた番号(発信者番号)に電話をかけなおす。この場合は通話は無料になる。この説明でよくわからないという方は、こちらの手順を参照。 発信者は受信者に電話をかけおすよう頼まず、そのまま通話することもできる。この場合は料金が発生する(料率は通常の通話に比べれば安い)。

Hullo: 記事はここ。Jajahにたいへんよく似たサービスだが、機能は少し優れている。

ConnectMeAnywhere:これについてはSam SethiがTechCrunch UKに記事を書いている。Rebtel同様、ConnectMeAnywhereは希望通話先に市内通話番号を割り当てる。通常の電話番号の代わりにこの番号を用いて通話する。Rebtelと異なり、相手がかけ直してきた場合の無料サービスはない。その代わりCMAが請求する料金は電話会社より安い。料金表はここ

こういった種類のサービスではマスマーケットのユーザーの行動を変えるまでの魅力はない。コンピュータの前になければならないとか、別の番号にかけなければならないということでは、普通の人にとっては面倒すぎる。その上、電話の受け手に電話を切ってかけ直させることを強制するような方法はまったく魅力的ではない。さらに通常の電話網の料金は急速に下がりつづけている。つまり使いにくいVOIPに乗り換えるモチベーションも下がっているということだ。

われわれはもちろん新しいサービスが開始されたら報告していく。たぶん誰かがもっとうまい解決法を提案してくるだろう。それまでは、私は現在出てきているのどのサービスにも賭ける気にはなれない。

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