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CastTVは動画サーチに革命をもたらすかもしれない

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Edwin OngとAlex Vikatiはスタンフォード大で知り合って結婚したカップル。やがて夫婦でチームを組んで1999年に立ち上げたのがFilefishという会社。2000年にはベンチャーファンドで$4.6M(460万ドル)を調達し、会社は2003年オラクルが買収した。
2人が始めた二度目のベンチャーがCastTVで、これは動画サーチ1本に絞った野心的な試みだ。目のつけどころは悪くない。こないだココでも書いたように、多機能メディア検索はとても一筋縄ではいかない厄介な問題を抱えた分野だからね。

動画サーチで目覚しい成功を収めた企業と言えばTruveo。2005年にラウンチしたこの会社は、2006年はじめにAOLが推定$50M(5000万ドル)かそれ以上で買収した。 Truveoの動画コンテンツ検索はとても手法がユニークだ。まず第1点。Truveoはインデックスしたウェブページ内で動画の所在を検知する、とても賢いやり方で動画検索という難業を手際よく行っている。第2点。Truveoは動画ファイル自体に挿入したメタデータだけでなく動画リンク周辺のテキストも見て、動画の内容をインテリジェントに判断してくれる。

CastTV はこのTruveoの成功から多くを学び、これを自社サービス構築の基礎に活用した。検索自体は私たちがこれまで見たどんな動画サーチより優れている。ユーザーインターフェイス(UI)には非常にスマートなフィルターを採用(詳細は下記に後回し)しており、探し物は簡単に見つかる。とにかく速い。

EdwinとAlexはサービスの背後にある技術の全容までは明かしてくれなかったが、トリックの一端は同社の場合、サイト内のリンク複数から動画をトラックしながらメタデータも同時に収集可能だという点。また、動画ファイルのコードをパース(解析)してコンテンツの追加機能を収集している。動画に(YouTubeタグのような)タグがついていればタグもインデックス。そして最後の仕上げのステップでは、 これがもっと面白いんだが、動画関連情報を集められるだけ集めてしまったら今度はさらに追加すべき情報はないかどうか一般のウェブページも検索にかけて、そこで近似のデータが見つかればそれもコンテンツのメタデータに追加していく。他の動画検索用ツールと違って CastTVではiTunesその他有料サービスの映画&TV番組もインデックスの対象だ。

それもこれも検索の動作がまずかったら意味ないことだけど、実際動かしてみるとヤフーやグーグル、Truveoサーチで単に見つからなかった映画やTV番組のフルバージョンがザクザク出てくる。人気番組「24」の無料放映分はMyspaceのBurger Kingのページで発見。映画「Pirates of the Caribbean 2」のフルバージョンの検索結果は価格比較(CinemaNowは$14.99、iTunesは$9.99)と対応フォーマット(WMVと Quicktimeで出回っている)のおまけつきだ。 映画のトレーラー、映画本体、TV番組クリップ、ユーザー制作作品など全部試してみたが、どれも軒並みサーチ結果は想像以上、とにかくスゴイ。

検索結果は番組(関係ない動画はここで弾ける)、ホスト(iTunesやCBS Innertubeなど、好みのサービスプロバイダに絞ったりできる)、日付け、関連度、価格などで分類することができる。

CastTVは今秋中の一般公開を目指しており、私の見解ではその後すぐに買収されるだろう。公開時期に関する詳細がメールで欲しい人は同社のホームページで現在サインアップも受け付け中。ファウンダーAlex Vikatiのデモを見たい人は来週シリコンバレーで開かれるJeff ClavierのSearch SIGイベントに参加しよう。ホットな動画関連のスタートアップ企業に紛れて彼女も会場にいるはずだよ。
それ以外のスクリーンショットは以下の通り。



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