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Amie Street、革新的な音楽モデルがついにベータ公開

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Amie Streetはベータ版公開を今朝(米国時間10/4)発表したDRMなしのミュージック・マーケットプレイス。アルファ版ローンチ、需要によって決定される興味深い価格モデルについて僕たちは7月に取り上げた。楽曲はアーティストによってアップロードされ、時間経過と共に変動する需要を反映し、価格も変更される。ユーザーはシステムに投入した1ドルごとにレコメンデーションコインを入手、おすすめした楽曲が値上がりすれば無料クレジットがもらえる。アーティストは売り上げ中の70%を受け取る。同社はエンジェル投資によって資金調達。その中にはエンジェル投資家の代表格としてMP3.comの名声で注目されるRobin Richardsも見られる。

Amie Streetは、一般向け正式公開、それにサイトリニューアルという節目を今日迎えた。デザインはまだ少し洗練さに欠けているが、新機能追加、それにMac対応のインターフェースなどの改善が見られる。新サイトでは、アドバンス検索機能、プレイリストのサンプルトラックを聴くことが可能なポップアップミュージックプレイヤー、それにアーティスト・ストアでのリアルタイムチャットができる「Meebome」アカウントなどを提供。僕たちが7月に記事に取り上げて以来、ユーザー層はおよそ4000人まで増加。数百にのぼるアーティストが参加して、約2100の楽曲をアルファサイトで売り上げた。

Sarah McLachlanの楽曲をリリースしているレーベルであるNettwerkからの「State Radio」は、Amie Streetで楽曲を販売している。(サイト上の)大半の楽曲はインディー系バンドによるものだが、価格帯の主流は2セントから10セントという安さ。それに視聴できる楽曲の長さもかなりのもの。(これなら)リスク嫌いの人たちでも好きな楽曲を探すことができるだろう。正直なところ、僕はまだサイトを眺めているところだ。だが、(ビジネス)モデルはとても良いと思う。同サイト上でもっとも大きな成功を収めたのは、オンラインでの売り上げを伸ばすために、リアルの世界でのネットワークを巧みに利用した高校生のグループだ。そのような高校生グループの一つ、マイアミの「Spinlight City」は現在最高値70セントを付けた楽曲を公開している。曲の取引相場は最大98セント。

DRMから解放され、価格構造を変えようと試みている企業はAmie Streetのみではない。次にあげる企業もチェックしてみてほしい。クラウドソーシングによる音楽制作を行うSellaband、DRM重視の無料リスニングサイトSpiralFrog、DRMありの77セント楽曲それにDRMなしの88セント楽曲提供のPayPlay.fm、それに機能満載(加えて新たに資金調達した)ミュージックブラウザーSongbird。音楽流通は根本的再編が明かに必要とされている。DRMは高まる批判に直面している。高すぎる価格、それに、オンラインでの音楽配布が簡単になることで、僕たちが音楽に支払う金額のうち、主要音楽レーベルが(アーティストの代わりに)過大な金額を受け取っていることが明白になりつつある。Amie Streetが一般向けにベータ版を公開したことをとても嬉しく思う。そして、革新的なビジネスモデルを持つ同サイトまたは他のサイトがユーザーを引きつけることに成功してほしいと思う。

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