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Blue Dot、パートナープログラムを開始。DOSにその名を残すMZ氏を顧問に迎える

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昨夜(米国時間10/5は)はVenture All Starsというイベントに参加するためにシアトルに出張、現地のスタートアップの最新情報収集につとめた。Robert Scoble も来ていたからそのうちScobleshowでビデオインタビューのもようが見られるかも。今回の訪問でいちばん興味をそそられたのはシアトルの新しいスタートアップBlue Dotだった。 このソーシャルブックマークとネットワークのサービスのプロフィール を最初に紹介したのはGnomedexでBlue Dotがデビューしたときだった。Blue Dot は使い勝手がよく、スマートな機能を揃えているが、今回の新たな動きもその例に漏れないことがわかった。

Blue Dotでおそらく最近いちばん興味を引く話題は新たな出資者として Mark Zbikowski を顧問委員会に迎えたことだろう。Zbikowski はマイクロソフトに25年勤続の記録を持つ(Gates と Balmer を含めて)数人のうちの1人だ。彼はまた DOS 実行ファイル (.EXE)のフォーマットの設計者でもある。Zbikowski のイニシャル MZ は現在でもすべての.EXE ファイルのヘッダーに埋め込まれている。 Blue Dot を支援する大物投資家にはZbikowskiの他に、Starbucks の元シニア VP、Don Valencia、 Microsoft の元Senior VP、Richard Fadeがいる。投資家にはこれほどエリートハッカーが多いのに、Blue Dota社の組織は中央集権的ではなく、社員に上下関係があまりないのがおもしろい。

Blue Dot はパートナープログラムと呼ばれるサービスを開始した。パートナーとなったパブリッシャーのウェブサイトでは、各エントリーの末尾にDot This (この記事をDotに追加)というリンクが提供される。このサービス自体は特に珍しいものではないが、プログラムの実装方法が、今まで皆が気付かなかった手法を利用していて面白い。Blue Dot の手法は、今までのソーシャルブックマークサービスの中で、初めてのユーザーにとっていちばんスムーズに利用でき、コミュニティーに参加しやすいものだと思う。

カギとなるのは、パートナーサイトからのBlue Dot 利用にはユーザー登録を必要とせず、即座に使えるという点だ。パートナーサイトを閲覧している利用者が記事をBlue Dot へ登録するリンクをクリックすると、ポップアップが現れる。ユーザーはこのポップアップに記事を紹介したい友人のメールアドレスを入力、送信すると、[Blue Dotサーバ上に]自動的にひとつのアカウントが作成され、ユーザーのブラウザクッキーが設定される。送信されたメールには記事へのリンクの他にBlue Dotの機能紹介と、送信者がつけたコメントを読むためのBlue Dotへのリンクが添付される。

その間送信者側ではパートナーサイト中でポップアップ窓が開いたままになっており、窓のトップバーにマウスを載せるとBlue Dotの詳しい機能紹介が表示される。

結果的に、 Blue Dot iはアカウントの登録なしにいきなり使えるソーシャルブックマークサイトでもっとも使いやすいサービスを実現している。 普通はウェブページ内に設けられた[del.icio.usなどへの]ソーシャルブックマークへの登録ボタンは、閲覧者自身がすでにそのサービスに登録していないと効果がないので、Blue Dotの方式には当初面食らった。「Dot This (Dotへ登録)」ボタンをウェブサイトに設置するコードはここに

必ずしもBlue Dotだけのユニークな機能ではないが、Blue Dotがきわめて巧みに実装した機能は他にもいろいろある。ユーザーはBlue Dot ページの色を変えたり、Del.icio.us のブックマークをアーカイブとしてインポートしたり、自分のブログのエントリーをすべて自動的にオフサイトでDotに登録したりできる。

さらにいくつもの新しい機能や提携が準備されており、うまくいけばメジャーなウェブサイトにBlue Dotが組み込まれることになるだろう。このサービスは間違いなく要注目だ。Microsoft からスピンオフしたソーシャルネットワークサービス Wallop(英語記事) (日本語記事) ははるかに「資金力」があるが、Blue Dot のサービスの方が「説得力」がある。見た目は地味かもしれないが、ずっと役に立つように思える。

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