FoxはGoogle/YouTube契約の一因か

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YouTubeによって本日(米国時間10/9)発表されたおびただしい数のコンテンツ関連契約で注目されるのが、Fox関係の契約が欠けていることだ。というのも、そもそもFoxが関係する契約が存在しないからだ。

MySpaceを所有するFoxの内部情報筋によると、「Googleが$1B(10億ドル)規模の広告契約関係をMySpaceと持っていることを考えると、GoogleがYouTubeを積極的に買収しようとしているのに(Foxは)驚いている」らしい。MySpaceはYouTubeをライバル視しているし、Myspace Videoが急速にYouTubeを追い上げている事実を最近のHitwiseのデータは示している。

Foxはこの契約に関してとてもユニークな立場にある。News CorpのCOO(chief operating office)のPeter Cherninは「YouTubeのトラフィックの60-70%はMySpaceからによる」と最近投資家達に対して述べている。[YouTubeの]Googleとの直接的な統合は確かにMyspaceからのトラフィックの一部を賄うものにはなるが、もしMyspaceがYouTubeへのアクセスをシャットダウンすると、それはかなりの打撃となるだろう。それに、YouTube上にある著作権を持つコンテンツの多くはFoxが所有しているものだ。

Googleは不安定な立場にある。FoxはGoogleとの合意諸条件に従って、検索ビジネスをYahooまたはMicrosoftに持ち込むことも可能。YahooもMicrosoftもこのような契約には大乗り気だろう。また、YouTubeを著作権訴訟に埋没させることも可能。ごく控えめに言ってもYouTubeはFoxのコンテンツをサイトから取り下げることを迫られるだろう。それに、最終手段としては、MySpaceはスイッチを切ってYouTubeの現在のトラフィックの大半を遮断することもできる。

それに、 Fox、Universal、Viacom、NBC、その他の大手著作権所有者が協力して、YouTubeの新ライバル形成を検討していないのかどうかとも私は思っている。YouTube/Googleと、収益共有に関する合意を得るよりも、自社のコンテンツを元にAdobeのFlash技術を利用してYouTubeクローンを制作し、そこで自コンテンツを提供する、ということも可能だ。そうなると、YouTubeは停滞し身動きが取れなくなったも同然の状態になるだろう(ある推測によれば、YouTubeのトラフィックの80%までが著作権侵害のコンテンツによるものと示唆する)。YouTubeの現在の「Most Viewed(もっとも人気のあるコンテンツ)」をさっと見ただけでも、多数の著作権を持つコンテンツが確かに表示されている。

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