Helium、一般ユーザーによる話題の記事をクリックで比較

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マサチューセッツに拠点を置く「Helium」は昨日(米国時間10/10)、ユーザー生成コンテンツ(記事)データベースを公開。オリジナル記事へのユーザー評価と収益共有のサイトだ。いったん利用し始めると、利用前に思ったより説得力があるというのが分かった。サイト利用はとても楽しいものだ。

Heliumは、近々予定されている “TechCrunch New York Party” のスポンサーだということを、まずおことわりしておきたい。しかし、コンテンツの品質について、Diggにおいて厳しい批判に昨日さらされた後、僕はHeliumを記事に取り上げるつもりは正直なところ無かった。だが、自分で実際に利用し始めてから、当初思ったよりも見込みがあると判断するに至った。現在、明かに英語を第二言語として理解する人たちによって書かれた短くて、役に立たないコンテンツがサイト内で圧倒的多数を占める。しかし、この点に関しては、特にグループ評価システムが(うまく)対応可能だろう。上質のコンテンツはすでにトップへと順位を上げつつある。

Heliumはエキスパートによる評価ではない、もし、エキスパートによる評価を知りたければ主流メディアかCitizendiumをおすすめする。それにWikipediaのように人々のコラボレーションによって書かれたものではない。Squidooのように(いい意味で)常軌を逸したものでもない。Heliumは、ある意味、ユニークで人の心をつかんで離さない協同編集だ。

利用方法はこんな感じ。25のカテゴリー、それに多数のサブカテゴリーの中からのテーマを選び、指定タイトルを元に記事を書き始める。ある記事を完成させた後、ユーザーがさきほど書いた記事と同じテーマについて(他ユーザーにより)書かれた記事を評価するページへと誘導される。他ユーザーによって書かれた同テーマの記事が隣り合わせに表示され(執筆者のユーザーネームは表示されないようになっている)、どちらがより良い記事かと質問される。一度に付き二記事の範囲で、連続していくつでも記事は比較可能(「記事Aは某記事に比べてかなり良い、あるいは記事Bよりわずかに優れている」)。ベスト記事はカテゴリーのトップページに表示され、読者評価に従ってランク付けされた記事が順に続く。

ユーザーは自身の記事についてのランクをチェックできる。僕の記事「”The best providers for internet phone calls”(インターネット電話のベスト・プロバイダー)」は今のところ同テーマについて書かれた21記事中11位。コンテンツ周囲に配置された広告収入がコンテンツ制作者とどのようにシェアされるのかは、はっきりしない。しかし、収益状況はチェック可能だし、25ドルに達した時点でPayPal利用での支払いをリクエストできる。それに、どのテーマでもトップ記事のRSS購読が可能。

記事投稿者はそれぞれ自己紹介用のスペースを持つ。これまでに投稿した全記事リスト、それに記事のランキングと続く。もし広告に重きを置けば、よく出来たサイトだ。

Heliumはウェブ上で見かけられる多種多様なトレンドを取り入れている。ワンクリックランキングのアグリゲートはGoogle Image Labelerを思い起こさせるし、トップコンテンツ制作者への報酬支払いは、明かに多数の人々が関心を持っている。Q&Aサイトは急速に増加している。しかし、構造化されたテーマを持つHeliumはまたちがった魅力がある。

真の将来性があるサイトだと思う。一連の記事をクリックして見て回り、またクリックしてランク付けするのも楽しいものだ。もし、広告収入の分配が満足のいくものなら、ある人たちは、“さくらユーザー”の中心地のようなサイト(PayPerPost)からあっさり乗りかえるのではないだろうか。Heliumサイトは、フィードバック、コミュニティ、それに書き手が報酬を受け取ることの誠実さを備えている。

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