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Diggのトップユーザー、冷遇されたと不満に

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Digg は月間2000万人(英語)(日本語)の 訪問者と、引き続き成長を続けており、メインストリームメディアの注目も集めている。しかしDiggのトラフィックが増えるに従い、記事をトップページに 掲載させようとするスパム行為も激しさを増している。Digg はさまざまは武器を活用して不正行為と戦っている。(不正行為を働いたアカウントを削除する、掲載順位を決める中心的アルゴリズムを変更する、など)。しかしこの努力が一方でもっとも活動的なユーザーを遠ざける結果となっている。これらのユーザーは、DIggが最近行った変更はスパマー以上に自分たちに被害をもたらしていると不満を述べている。

Diggのアルゴリズムのいちばん最近の変更 は、グループとして一体となって投票活動を行い、記事をトップページに押し上げてようとするユーザーを事実上排除するものだった。あるユーザーによれば、 この変更の結果、トップページの記事の投稿者に占めるトップユーザーの割合が大きく落ち込んだという。このユーザーは、“Digg のスタッフは頻繁な投稿者を排除しているようにしか思えない”と述べた

今夜(米国時間11/3)、私がインタビューしたあるユーザーは、彼を含むDiggのもっともアクティブなユーザー10人ほどとパスワードで保護されたIRC ルームを作ってこの変更について議論したという。そこでの意見は、全 般的に見て、われわれはもはやDiggで必要とされていないと結論せざるを得ない。われわれは時間と手間をかけて記事を投稿し、このサイトを生き生きした ものさせようとしてきたが、この努力は運営側によって感謝されていない。何人かは[Diggを去って] newsvineに、他の何人かは netscape その他に移ることにした。私自身は newsvine…に参加した。Techcrunchの記事に固有名詞を出さないでもらいたい。なぜならDiggは何の理由もなしにユーザーのアカウント を削除しているからだ、というものだった。

Digg はこのユーザー離反にもちろん気付いており、押し止めようと対策を取っている。変更について解説したブログ記事のアップデート中で、ファウンダーの Kevin Rose はこの変更は特定のユーザーを悪者にする意図はないことを強調して次ぎのように述べている。“この記事には、絶対に特定の個人やユーザーを非難する意図はない。これはできるかぎりDiggの不正使用を防ぎ、今までどおり有用なサイトにしておくために必要ないくつかの点について注意を促すためのオープンな議論にすぎない。”

Digg はまたシステムを不正使用している疑いのあるユーザーのアカウンを大量に削除している。最近、トップ20ユーザーの1人であるWebtechのアカウントが不正使用が行われたとは思えないにもかかわらず、この粛清の一貫として削除された。 (このアカウントはすぐに復活されたが)。他にも多数のトップユーザーのアカウントが削除されている。

Digg というシステムの美点は常に単純さだった。しかし一人一票の古き良き時代はとうに終わりを告げたらしい。代わりに、現在は非常に複雑かつ常時改良され続け るアルゴリズムが設定され、あるユーザーの票の重みを他のユーザーの票に比較した軽くするなどの処理を行っている。ユーザーが自分たちの参加が意義のある ものだと感じていなければDiggの繁栄はない。もしDiggのヘビーユーザーが、自分たちの投稿する記事が最終的にトップページに載る回数が多いという だけの理由で票の重みを減らされていると知れば、参加のためのモチベーションは低下するかもしれない。

どんなコミュニティーでもそうだろうが、特にDiggでは透明性の確保が重要だ。運営側は公式 Digg ブログを 通じて、Diggの発展に関してユーザーコミュニティーに対し常にオープンにコミュニケーションを図ってきた。しかし、記事がどのようにしてトップページ に掲載されるのかについては正確なところを発表していない。この点についてDigg側ではさらなる不正行為の標的になることを防ぐためだとしているが、これ は納得できる理由だ。しかし、これは一部のユーザーに冷遇されているという不満を抱かせるという副作用もある。

Digg は、人間の編集者がまったく介在せず(重み付けはされているが)投票によって記事の価値を決める民主的なプロセスによって[掲載記事が決定される新しい ニュースメディアを作り出すという、現在も進行中の実験である。これはたいへん重要な試みなので、いつもさまざまな方面から精査されることになる。活発な Diggユーザーをハッピーにすることも重要だが、最終的により重要なのはDiggの記事内容の質である。これだけは言える―ここ数日でDiggのトップ 記事の多様性と質は驚くほど向上した。どんな嵐もいずれ通り過ぎる。この騒ぎもやがて収まるだろう。Digg は間違いなく今後も繁栄を続けるものと思われる。

TechCrunch の Digg についての過去記事はここに(英語)日本語)。

アップデート:Diggのトップユーザー二人がKevin Roseに公開質問状(open letter)を書いた。