Adbrite

FuckedCompanyから独立したAdbrite、2.0版へ

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2002年にPhilip Kaplan の悪名高いサイト FuckedCompany は大人気になった。そこで彼はこのトラフィックから収益を上げるために広告プラットフォームを探し始めた。 しかし適当なプラットフォームが見つからなかったので、共同ファウンダーのGidon Wiseと2人で独自のプラットフォームを作ってしまった。

この広告プラットフォームはやがて FC から独立して Adbriteに なった。現在これはアメリカで11位の広告ネットワークになっており、Comscoreの9月のレポートによれば、広告を配信しているサイトのユニーク訪 問者の合計は6150万に上っている。(Comscoreによるとadvertising.comの1億4600万人が最大。ただしこの調査には Google Adsenseが入っていない)。

AdbriteがFuckedCompany以外の外部サイトの広告を取り始めたのは2003で、2004年の9月に$4M(400万ドル) のベンチャー資金をSequoia から調達している。(同時にMark Kvamme をAdbrite の取締役に迎え入れた)。2006年2月、Adbrite は再度$8M(800万ドル)をSequoia とArtis Capitalから調達、Philip Kaplan はCEOを退き、元Shopping.com のベテラン Iggy Fanlo と交代した。

今日ではAdbrite はアメリカで最大の広告ネットワークのひとつであり、[月間で]28,000 サイトから7億5000万ページビューを得ており、毎日400の新しい広告主を獲得している。Adbrite は総収入の30%を取り、残りを広告掲載サイトに配分している。

Adbrite 2.0

今日まで、広告主は単純なテキスト広告だけをAdbriteネットワークに配信することができた。 広告掲載サイトは、特定のサイトを指定するか、ネットワーク内のサイトのページ上に現れるキーワードで指定することができた。

新しいAdbrite 2.0 は、はるかに進歩したサービスとなった。テキスト広告に加えて、バナー広告その他のグラフィカルな広告や、ユーザーがあるサイトを訪問した際、最初に全ページに表示される“インタースティシャル”広告[特定のページが表示される前に露出されることからすきま広告とも呼ばれる]も購入することができる。

広告主はキーワードと特定サイトの指定以外にも掲載方法を指定できるようになった。Adbrite ではネットワーク内のサイトの訪問者のクッキーとIP逆引きから人口統計データを利用する。このデータは米国の国勢調査に基づくもので、訪問者のZIP コードからエスニックな分類や収入レベルが推定できる。Adbrite はユーザーが訪問したそれぞれのサイトのComscore データから年齢、性別の推定もある程度できる。ユーザーがネットワーク内の充分な数のサイトを訪問すれば、Adbriteはその訪問者の年齢、性別、エス ニックな背景、収入レベルをたいへん正確に推定できる。広告主はこれらのデータに基づいて特定のユーザーに広告のターゲットを絞り込むことができる。 Adbrite によれば、将来ユーザーに関するさらに詳しい情報が得られるようするとのこと。ユーザーが訪問したサイトのデータを元に、最近子供が生まれた、自動車の購 入を考えている、などが推定できるようになる。

Philip Kaplanは今日の電話インタビューで、「こういった詳しいユーザー追跡情報により、Adbrite はより高い広告料金を請求することができるようになる。それにより広告掲載サイトへ分配する金額も増える」と語った。

広告掲載サイト側での選択肢を広げるツールもリリースされている。キーになる機能はこうだ。サイト運営者は通常Adbrite以外の広告配信ネットワーク からの広告を掲載しておき、Adbrite からの広告の方が有利なときに限ってAdbriteに乗り換えることができる。つまり普段はGoogle からの広告を掲載しておき、あらかじめサイト運営者が設定したCPM価格以上の広告収入が得られる場合に限ってAdbriteからの広告配信に切り替える ことができる。

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