Riya
Like.com

RiyaのLike.comは最初のホンモノのイメージ検索

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LaunchPad 13、Web 2.0 サミットにて

シリコンバレーのスタートアップ Riya は現在人間の顔の認識に焦点を合わせた画像技術を開発しているが、同社は今朝(米国時間11/8)、製品戦略の新しい方向を発表した。Riya は現状のまま開発を続けるが、同時に同社のコアテクノロジーを利用した新しいイメージ検索エンジンLike.com をスタートさせる(われわれの Riya に関する過去記事はここに英語版日本語版)。

Like.com はイメージ検索だ。ウェブ上には現在すでにたくさんのイメージ検索エンジンが存在する。しかしそれらは検索をテキストで入力し、そのテキストを画像ファイ ルに添付されたメタデータのテキストと比較することによって検索するものばかりだ。こういう方法で得られるデータは信頼性が低いことで悪名高い。そこで Google などは人手に頼った労働によってサーバに蓄積された画像に内容にふさわしいキーワードを付加する試みをしている。Pixsy のような画像検索専門のエンジンでも画像に付与されたメタデータは少ない。どの検索エンジンも検索はテキストでしか受け付けない。

Like.com のエンジンではテキストとイメージを検索入力として受け付けるという今まで誰もやっていないことが可能になった。検索入力にイメージを受け取った場合、こ のエンジンはそのイメージの特徴を抽出し、他の画像と比較して検索する。 “visual signature”(シグネチュア)と呼ばれる抽出された特徴は、元の画像を数学的に処理して得られる 10,000 種類の指数である。この指数同士が十分な数一致した場合、Like.com はこれらが似た画像だと判断する。

これが実際どういうことを意味するかというと、たとえばウェブでなにか画像を見たとする。たとえば左の写真で、パリス・ヒルトンの着けている腕時計の画像をイメージ検索に入力したとする。するとLike.com はそれによく似た時計のイメージを検索結果として返してくる。

もしテキスト検索で「つま先の尖った茶色のブーツ」と入力すると、 Like.com はこのテキストからそれに対応する画像シグネチュアの指数を生成し、似たイメージを検索する。検索結果については下に掲載したスクリーンショットを参照。

サービスは今日(米国時間11/8)スタートしたばかりで、現在のところ検索できるのは靴、ジュエリー、ハンドバッグ、衣類に限られる。Like.com では検索カテゴリーを将来拡大していくとしているが、これらの当初のカテゴリーだけでも現実世界での消費者が好みによって選択購入する支出の非常に大きな 部分を占める。それぞれの検索結果に Like.com はその商品の購入先へのリンクを挿入する。Like.comは実際にその商品が売れた場合に[アフィリエイト]収入を得ることを希望している。

来月かそこらには Like.com はイメージアップローダあるいはイメージ処理ツールバーというキーとなる機能をローンチする予定だ。アップローダでイメージを Like.com に送って類似のイメージを検索する。あるいは、もっと簡単に、ツールバーを利用してウェブ上で発見した任意のイメージを検索入力として指定する。どちらの 場合でも Like.com はそのイメージに類似したイメージを検索結果として返す。

PodtechのRobert Scoble がRiya のCEO・Munjal Shah ローンチに先立ってビデオインタビューしている。インタビューはここで、サービスのデモはここで見られる。

ちなみに、Munjal はスタートアップ企業のCEOとしての彼の経験を15本のブログ記事のシリーズで書いている。これは新しい起業家にとってたいへん有用な情報源だ。このシリーズの記事の分量から考えて、 Munjal が将来これを本にして出版するとしても驚かない。


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