HitTail

HitTail、ロングテールを詩神として

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Yahoo MailとIMをひとつにしたAjaxインターフェース間もなく登場

検索からのトラフィックを得ることに興味のあるブロガーたちにはニューヨークに拠点を置くHitTailを チェックしてみることをオススメする。一見とてもシンプルなこのツールは、すでにユーザーのサイトにトラフィックをもたらした検索語に基づいて、ブロガーたちにブログ記事本文中やタイトル、それにブログに書くテーマに利用すべき言葉 を提案してくれるというもの。これはロングテールのセオリーに基づいている。この場合、サイトにトラフィックを呼び込む最も有名なソースは、小規模なソースを全てあわせた数よりも小さいということだ。自分のブログのサーチトラフィックに存在するロングテールを簡単に見ることほど楽しめることはない。本サービスの長期的な効果やユーザーエクスペリエンスについては知らないが、一見の価値はある。結局、高品質のコンテンツを書くこと、ユニークな価値を提供すること、それにブロゴスフィアで話題の会話に参加することなどがトラフィックを獲得する上で最も重要なことだろう。検索も大切ではあるけれど。
HitTailは、基本的には、ログファイルのマイニングを簡単にしたものである。それは、検索から呼び込むユーザーサイトへのトラフィックというロングテールにおいて、最も価値のあるものは何かを決定するアルゴリズムにより可能となっている。検索クエリーは4つの要因に基づいて有用だと考えられる。“検索中における言葉の数”、“ユーザーサイトを訪問するまでに検索結果(表示ページ)中何ページ目まで閲覧したか”、それに同社が明かにしないあと二つの要因だ。
HitTailは、ニューヨーク拠点の有名なPR会社Connors Communicationからの無料サービスのスピンオフ(ディスクロージャ:HitTailはまもなくニューヨークで開催されるTechCrunchパーティーのスポンサー)。初期のベータ期間後、HitTailチームはトラフィックの多いサイトに対し、有料機能やサービスを提供できることを期待している。

ユーザーへの提案を管理するインターフェースはとてもうまくできている。同社は、本日(米国時間11/9)よりユーザーサイトの検索のロングテールが時間経過と共にどのように成長したかを追跡する役立つツールを提供。“Your HitTail” と呼ばれるこのツールは、トップ10の検索語から検索トラフィックのパーセンテージ、ロングテール的な検索ワードによるサイトトラフィック、ユーザーサイトへビジターを誘導した検索語のトータル数を表示するAjaxグラフである。同一ビジターが同じ検索語を利用してサイトを訪れた場合は、1回として数えられる。HitTailからの提案を利用したおかげで、数ヶ月間で検索からのトラフィックの総計と、トッ プ10検索語以外の検索ワードからのトラフィックの伸びを見る、というのがアイディアだ。

アルゴリズムはまだベータ利用での反響を基に微調整を行っているところだが、ベーシックなアイディアは気に入っている。ユーザーは何をどう書くかを決める 際「検索の奴隷」と化してしまうだろうか? 一部のユーザーはそうなってしまうかもしれないが、その他のユーザーは提案は提案としてだけ受け止めるだろう。もしビジターが複数の検索クエリーを使って、あるいは検索結果に上位に表示されずしてサイトに辿り着いた場合、これはサイト運営者にとって真剣に受け止めるべき重要な出来事だ、と HitTailのクリエイターMike Levinは言う。理にかなっていることだと思うし、特に開設間もないサイトにとってはそうだろう。

ツールの具体的な効果を見るまでに1ヶ月以上要し、大半のスプログはそれほど長期に渡っては存在しないので、同ツールはスプログにとっては全く役に立たないだろう、とLevinは話してくれた。また、ツールは風変わりな検索語にもっとも効果的だとも彼は言う。競争率の高い検索語にはより強力なサーチエンジン最適化が検索結果改善の為に必要だ。しかし、それほど競争率が高くない検索語については、単にブログ記事のタイトルにその言葉を入れるだけでも効果は高い。

Levinは、HitTailはライターにとってすでにおおむね上手く機能しているものの中から、検索語や主題がよりよく機能するよう重点的に取り組むことを支援するものだと述べた。賢明なアイディアだし、多数のブロガーが本サービスからの提案を楽しんで利用し、少なくとも検討材料にするだろうと思う。

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