AIM 6.0、最先端のサービスへ

次の記事

StumbleUpon、$50Mで(たぶん)売りに出る

AOLのものすごく人気のあるIM プログラム AIMは、 今夜(米国時間11/14)バージョン6.0 がリリースされた。 ある分野でグローバルな巨人なら、別に最新、最高の製品でマーケットをリードする必要はない(Googleは別だが)。スタートアップからのベストな製品 ―どうせシェアは小さい―の後追いをしていればよい。これはAIMに特によく当てはまる。AIMは多分、究極の市場独占製品だ。4480万の月間ユニーク 訪問者というのはYahoo! と MSN を合わせたより500万も多い。市場シェアの優位プラス革新的だが小規模なライバルの後追いというのは、ある程度素早く対応し続けるかぎり、悪い戦略ではない。アップデート:こんな夜遅くのポストだが、ちゃんと読まれていた。コメント欄でいろいろ指摘を受けてしまったが、なるほどアメリカ以外の世界では AIM以外にさまざまなIMプログラムが使われている。 :) ご愛読に感謝。われわれはアメリカだけでなく世界のマーケットをカバーすべく努力しております。

AIM 6.0 は実験プロジェクトAIM Tritonの上に作られた製品だ。ということはAOL musicへのリンクなど数多くの付加機能が含まれることになる。これを歓迎するユーザーもいるだろうが、スクリーンショットで見るかぎり僕は使いたいとは思わない。デスクトップIM はオープンソースか、せいぜい控え目な広告入りであるべきだ。今度のアップグレードが好きになれず、しかしAIMは使い続けたいユーザーはoldversion.comをチェックしてみるとよい。

AIM はWindows 用だが、今回新しいAPIが加わって、新しい可能性が見えてきた。プラットフォームを超えた運用が必要なヘビーユーザーには現実的な選択肢としてAdiumTrillianぐらいしかなかった。 しかしIMのライトユーザーには、今回のアップグレードですっかり新しい体験をすることになるだろう。Windows専用だが、他のプラットフォームの IMともチャットできて、広告はいっぱい入っているが、携帯との統合のように本当に役に立つ機能もあり、というIMを探しているなら、AIM がちょうどぴったり。新バージョンの機能のハイライトは以下のとおり。

会話のログ:AIM に会話の記録機能が追加されたのが一番重要な改良だ。ログを停止する選択もできる。僕が使っているAdium と Skype には以前からこの機能がある。

オフライン・メッセージ送信:オンラインになっていない相手にもメッセージが送れる。ユーザーはログインしたときにメッセージを受け取る。これも重要な機能だが、これからはログインしたときに受け取るメッセージのタイムスタンプを確認するとよい。急いで返事をしなければならない用件ではなくなっているかもしれない。Skype にはこの機能がある。

ソーシャルネットワークからのRSS の組み込み:YouTube, Digg, Flickr, Xangaその他のアカウントを更新するつど、友達に自動的にメッセージが送られる。ページビューを大幅に増やすために非常に有効な機能だ。 Multiply/Facebook/Vox スタイル、あるいはZaptxt的(訳注:ウェブサイト・ブログなどの更新を携帯電話SMSで通知してくれるサービス)なニュースフィードといってよい最新技術だ。 ひとつだけ問題は許可とプライバシーがどう扱われているかだ。

ユーザーの状態表示などが含まれる AIM Page:これも良い。 MySpace のpresence indicatorや MeeboMe のウィジェットなど、ソーシャルネットワークと IM は、サイトメールと同様相性がよい。たいへん良い機能だ。

携帯用のMobile Dashboardにはさまざまな機能が含まれる。クリック1回でアクセスできる友人リスト、着信アラート、メモ、IM の転送など。デスクトップIMをログオフするとIMを自動的にユーザーの携帯へ転送する。これには良い点も悪い点もありそうだ。非常に複雑な機能なので、 別に詳しくレビューする必要があるだろう。

友人リストは100万人まで。ということは事実上無制限ということで、これも良いニュースだ。友人に加えられる人数に制限を設けていたのは馬鹿らしいが、コンタクト先を全部「友人」と定義するのも馬鹿らしい―おっとこれはまた別の話。

Amp’d Mobile は向こう2ヶ月 Mobile AIM を無料で提供する。Amp’d and Helio はサードパーティーのサービスをどれだけ獲得できるかを巡って激戦をくりひろげている。大歓迎。

これらの点を総合して、今回のバージョンアップはAIMの大幅なリニューアルになった。AIM はIMの世界的リーダーなので、これで多くのユーザーのIMの使い勝手が大きく改善されることになる。ただし、Windows以外のプラットフォームでの相互運用性が依然確保されていないので、こういった改善にもかなり限界はある。僕自身はやはりAdiumとSkype IMを使い続けるだろう。しかしこれで多くの若いユーザー層が新しい機能を使うことができるようになったのは良いことだ。追加された多くの機能がユーザー の強い反発を招かないかぎり―そういうことはありそうにないが―今回のリニューアルはAOLにとって良いニュースとなるだろう。

[原文へ]