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PhoneZoo: 版権つきリングトーンを無料ですばやく共有

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PhoneZoo は、ユーザーがアップロードした音声ファイルから一部を抜き出して携帯電話のリングトーン(着メロ)に使えるサービス。他のユーザーとも共有が可能だ。初期出資者はTim Draperほか。このサービスで特記すべき点は2つ。第1にこういった類の他の軽量型サービスと違って、PhoneZooは実際に使えるサービスであること。 そして2点目は同社の著作権つき楽曲の扱い方だ。

PhoneZooは、使いやすさで見るとかなりポイントが高いサービス。ユーザーは自分でトーンの長さを指定できるほか、使いたいパートは楽曲ファイルのセグメント上にマーカーをドラッグして簡単に抜き出せる。共有用にメタデータを提供し当該ファイルの著作権ステータスを確認すると、あとはワンクリック で着メロのダウンロード用リンクを手持ちの通話機に送信、本当に簡単だ。

著作権の部分をどうしてるかだが、PhoneZooでは共有できる着メロのタイプを2種類に分けている。誰でも使えるパブリックドメインの楽曲ファイルは誰でもダウンロードが可能だ。一方、版権つき楽曲からメロディーを利用する場合には、みんなで試聴して感想を話し合ったり検索したりするところまでは可能なんだけど、楽曲を通しでコピーしたフルバージョンをユーザーがアップロードするまでダウンロードはできない。こうしてPhoneZooが著作権侵害の責任を肩代わりしているというわけ。これは面白い仕組みだろう。

著作権つきの楽曲をアップロードすると着メロ生成ツールが起動し、自分が誰かに送ってもらいたい着メロとして指定したファイル形式と同じ長さ・タイトル・ パートを教えてくれる。必要ならここで変更を加えればいい。例えば、誰かが切り取ったのと同じパートが自分もほしいんだけども、ほんのあと2秒ぐらい長さを伸ばして次の2拍まで入れたい、こんな指定もOKだ。これなら誰が使っても楽しめそう。
利用はもちろん全部オプトインで、著作権保護を徹底するようなものは特にない。例えば版権物探知ソフトもないし、その辺はあまり大きな声では言えないシステムのようだが、ともあれシンプルで使える、ということか。

ソーシャルな要素は強みになるかどうか判断が難しい。むしろ面白いのは同社が今作っているウィジェットの方で、ユーザーがSNSで最近聞いた着メロやお気に入りの着メロを表示できるというもの。そちらは多くの人にアピールしそうだ。

PhoneZooは昨日ローンチしたこともあって、いろんな媒体が取り上げた。MobileCrunch のOliverはこのサービスが有効かどうか判断するには、まだ多くの疑問が未解決のまま残されている、という。 TextuallyのEmily Turrettiniは「すばらしい」と絶賛、TechDirtのCarloは、PhoneZooが法廷バトルに一直線に突き進んでいる、とした。

着メロ共有はみんなが飛びつくサービスなのか? 版権楽曲のアップロード要件の説明は理にかなったものなのか?
こうしたことは、いずれ時間が経てばハッキリするだろう。